JP4977098B2 - 浴室ユニットと窓との接続部における止水構造 - Google Patents

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本発明は、浴室ユニットと窓との接続部における止水構造に関するものである。
従来から、浴室ユニットと窓との接続に当たっては、特許文献1に示されるように、浴室ユニットの壁パネルと、窓枠とを角筒状をした接続枠で接続するようにしていた。
上記特許文献1に示される従来例にあっては、窓枠に接続枠を接続するに当たっては、窓枠の浴室ユニット側の端部に断面コ字状をした固定部材を取付け、この断面コ字状をした固定部材に接続枠の一端部を嵌め込んで取付けると共に、接続枠の固定部材への嵌め込み部分にシール材でシールし、更に、接続枠の他端部のフランジ部を浴室ユニットの壁パネルの内面に重複して取付けるようになっている。
ところが、上記の従来例にあっては、浴室ユニットと窓枠との間を、浴室ユニットの構成部材である壁パネルとは別の接続部材で接続するので、接続部材部分と浴室ユニットとの一体感に乏しいという問題があり、しかも、接続枠の固定部材への嵌め込み部分はシール材でシールしてあって、止水がなされているが、この接続枠の固定部材への嵌め込み部分におけるシール材によるシールが破れた場合、接続枠の固定部材への嵌め込み部分に水が浸入すると、浴室ユニットを設置している建物内に水が浸入するという問題がある。
実開平06−016682号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、窓枠に至る部分まで浴室ユニットの壁パネルが連続している構造にできて、浴室ユニットの空間的な広がりを実現でき、壁パネルの端部と化粧カバーとの間から水が浸入しても、浴室ユニットの床パンにスムーズに排水できて、浴室ユニットを設置している建物内に水が浸入するのが防止できる浴室ユニットと窓との接続部における止水構造を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る浴室ユニットと窓との接続部における止水構造は、窓枠1の下枠材2と浴室ユニット3の床パン4間に水受け台5を配置すると共に、水受け台5と下枠材2及び床パン4との接続部分をシール手段25でシールし、水受け台5の外周端部のうち床パン4との接続部分を除く部分に上方に向けて水返し用縦片6を突設し、上記窓枠1の下枠材2と接続する水返し用縦片6と、これに隣接する他の水返し用縦片6とのなす内隅部に型材よりなる化粧カバー受け材7を窓枠1の縦枠8に沿うように立設し、上記化粧カバー受け材7に水返し部9を備えた壁パネル受け部10と、壁パネル受け部10に隣接した化粧カバー取付け部11とを備え、水返し用縦片6のうち上記下枠材2に接続する水返し用縦片6を除く部分の内側に沿って壁パネル12を立設すると共に、壁パネル12の端部を化粧カバー受け材7の壁パネル受け部10内に位置させ、化粧カバー取付け部11に化粧カバー14の背面側に設けた被取付け部15を取付けると共に、化粧カバー14の表面側の端部に設けた弾性を有する覆い片16を壁パネル12の表面端部に弾性的に押接して成ることを特徴とするものである。
このような構成とすることで、浴室ユニット3と窓枠1との間の部分に壁パネル12が配置されることで、浴室ユニット3の壁パネル12が窓枠1に至る部分まで連続した構造となる。また、壁パネル12の表面側の端部を化粧カバー14の覆い片16で覆うことで、壁パネル12の端部を綺麗に仕舞うことができる。しかも、化粧カバー14の覆い片16によって壁パネル12の表面側の端部を覆っている部分のシールが破れて、この部分から水が浸入しても、浸入した水は化粧カバー受け材7の水返し部9によりそれ以上の浸入を防止されてそのまま壁パネル受け部10に沿って下方に流れて水受け台5に至るが、該水受け台5の外周端部のうち床パン4との接続部分を除く部分に上方に向けて水返し用縦片6を突設し、水受け台5と下枠材2及び床パン4との接続部分をシール手段25でシールしてあるので、水受け台5に流れた水は水返し用縦片6により外側に流出するのが阻止されて床パン4側にスムーズに排水することができる。また、水受け台5と壁パネル12の下端との間から水が浸入しても水返し用縦片6により外側に流出するのが阻止され、水漏れが防止できる。
また、壁パネル12を載置するための横片18を突出すると共に、横片18の先端から上方に水返し用起立片19を突設し、水返し用起立片19の窓枠1に対向する部分を切除して切除部20を形成し、窓枠1の下枠材2の浴室ユニット3側の端部に下方に垂下した垂下片21と垂下片21の下端部から浴室ユニット3側に突出した下横片22とを設け、上記下横片22に水受け台5の窓枠1側の端部を載設し、該水受け台5の床パン4側の端部を、切除部20を形成した部分における横片18に当接又は載設して両者をシール手段25によりシールすると共に、水返し用起立片19の切除部20の両側に位置する部位と水返し用縦片6の端部との接続部をシール手段25でシールし、窓枠1の室内側の下枠材2の上記垂下片21と対向する水返し用縦片6を垂下片21に重ねて両者をシール手段25によりシールすることが好ましい。
このような構成とすることで、水返し用起立片19と水返し用縦片6が連続した水返しとなり、壁パネル12の下端部を床パン4の下横片22、水受け台5に載置したものにおいて、壁パネル12の下端面に沿って水が浸入しても上記連続した構造の水返しにより床パン4部分、水受け台5部分を越えて外に水漏れしない。
本発明は、上記のように構成したので、窓枠に至る部分まで浴室ユニットの壁パネルが連続している構造にできて、浴室ユニットの空間的な広がりを実現できる。しかも、壁パネルの端部と化粧カバーとの間から水が浸入しても、水受け台で受けて浴室ユニットの床パンにスムーズに排水できて、浴室ユニットを設置している建物内に水が浸入するのが防止できる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
床パン4の外周部には図2に示すように、上方に向けて立上片17を突設してあり、この立上片17の上端部から外側方に壁パネル12を載置するための横片18を突出してあり、更に、横片18の先端から上方に水返し用起立片19が突設してある。
上記床パン4の外周部の水返し用起立片19は、建物躯体に設けた窓枠1に対向する部位が窓枠1の下枠材2の長さと略同じ長さ切除してあって、この水返し用起立片19の一部を切除した部分が切除部20となっている。
窓枠1の下枠材2の浴室ユニット3側の端部には下方に垂下した垂下片21と垂下片21の下端部から浴室ユニット3側に突出した下横片22とを設けてある。
上記床パン4の切除部20と窓枠1の下枠材2との間には水受け台5が配設される。水受け台5は図2に示すように、平板状をした水受け台5の外周端部のうち床パン4との接続部分(上記切除部20に対応する部分)を除く部分に上方に向けて水返し用縦片6を突設してある。
水受け台5の窓枠1側の端部を、図3に示すように、上記窓枠1の下枠材2に設けた下横片22に載設してシリコーンなどで接着又は両面粘着テープで接着し、水受け台5の床パン4側の端部を切除部20を形成した部分における横片18に当接又は載設して両者をブチルテープのようなシール手段25によりシールする。ここで、上記のように水受け台5の床パン4側の端部を横片18に当接又は載設することで、水受け台5と横片18とが略面一となる。
また、水返し用縦片6のうち窓枠1の室内側の下枠材2の上記垂下片21と対向する水返し用縦片6を垂下片21に重ねて両者をシリコーンのようなシール手段25によりシールする。更に、上記垂下片21と重ねた水返し用縦片6に隣接した水返し用縦片6の端部と水返し用起立片19の切除部20の両側に位置する部位との接続部分をシール手段25によりシールする。
次に、水返し用縦片6のうち上記のように窓枠1の下枠材2と接続しない水返し用縦片6に沿って、水受け台5の上面端部には後述のように壁パネル12が載設されるので、この部分に図4に示すように、のようにソフトパッキン27を敷設してパネル載置面28を形成し、更に、窓枠1の下枠材2と接続する水返し用縦片6と、これに隣接する他の水返し用縦片6とのなす内隅部に型材よりなる化粧カバー受け材7を窓枠1の縦枠8に沿うように立設する。
化粧カバー受け材7は、壁パネル受け部10と、化粧カバー取付け部11と、固定部26とを備えたもので、断面L字状をした壁パネル受け部10に隣接して断面U字状の化粧カバー取付け部11を一体に設け、更に、化粧カバー取付け部11の隣に断面U字状をした固定部26を一体に設けて構成してある。
断面L字状をした壁パネル受け部10は、壁パネル12の背面端部を受ける背面受け部10aと壁パネル12の端面を受ける(又は壁パネル12の端面が近接対向する)端面受け部10bとがL字状に連設したもので、背面受け部10aの先端(端面受け部10bから離れる方の端部)には水返し部9が設けてある。
化粧カバー取付け部11は溝巾の狭い断面U字状をしており、溝内面に鋸歯状凹凸を形成してある。
断面U字状の固定部26は溝巾が広く、溝奥片を木ねじ、釘等の固着具29により窓枠1の縦枠8に固着する。この場合、固着具29により縦枠8とその下地である窓下地枠30に固着する。
床パン4の横片18(切除部20と対応した部位を除く)上に壁パネル12を立設して浴室ユニットの壁を組み立て構成するのであるが、この際、壁パネル受け部10にも、図5に示すように、水返し用縦片6のうち上記下枠材2に接続する水返し用縦片6を除く部分の内側に沿って壁パネル12を立設し、該壁パネル12を上記床パン4の横片18に立設した壁パネル12と連結して連続させる。また、上記のように水返し用縦片6の内側に沿って立設した壁パネル12の窓枠1側の端部を、化粧カバー受け材7の壁パネル受け部10内に位置させる。
上記水返し用縦片6の内側に沿って立設した壁パネル12の下部と水受け台5とのなすコーナ部分に図5に示すようにL状をした連結金具31を配置して、該連結金具31を壁パネル12及び水受け台5にそれぞれ固着具により固着することで、連結金具31により壁パネル12の下部と水受け台5とを連結する。
次に、図6に示すように、水受け台5の上に窓カウンター32を載設し、水受け台5と壁パネル12との間、水受け台5と下枠材2の垂下片21との間をシリコーンのようなシール手段25によりシールする。
次に、図1のように化粧カバー受け材7の化粧カバー取付け部11に化粧カバー14の背面側に突出して設けた被取付け部15を取付ける。
化粧カバー14は、断面略T字状をしており、背面の略中央部から突出した被取付け部15は側面に鋸歯状凹凸部を備えており、また、化粧カバー14の表面側の端部には弾性を有する覆い片16を有している。
そして、化粧カバー14の被取付け部15を化粧カバー取付け部11に嵌め込んで、鋸歯状凹凸部同士を噛み合わせることで取付けるものであり、このようにして被取付け部15を化粧カバー取付け部11に取付けた状態で、化粧カバー14で壁パネル12の表面端部と化粧カバー受け材7の固定部26とを覆い、更に、弾性を有する覆い片16が壁パネル12の表面端部に弾性的に押接する。
床パン4の外周端部に立設した壁パネル12とこれに連結した水受け台5の水返し用縦片6の内側に沿って立設した壁パネル12により浴室ユニット3の壁を構成するのであるが、この壁の上端には該壁で覆われた部分を覆うように天井パネル(図示せず)を配置して、該天井パネルは上記壁パネル12の上端に連結される。
図中33は窓枠1に内装する窓戸、又は障子である。
上記のように浴室ユニット3と窓とを接続した本発明は、単なる窓枠1と浴室ユニット3とを接続体で接続したものと異なり、浴室ユニット3と窓枠1との間の部分に壁パネル12が配置されるため、浴室ユニット3の壁パネル12が窓枠1に至る部分まで連続した構造となり、浴室ユニット3が床パン4に対応する部分だけでなく、水受け台5部分を含めて壁パネル12が連続する広い浴室空間を現出することができる。
ところで、本発明においては、壁パネル12の窓枠1側の端部において、壁パネル12の表面側の端部を化粧カバー14の覆い片16で覆うものであるから、壁パネル12を水受け台5部分にも立設して窓枠1側まで至らせるものであるにもかかわらず、化粧カバー14により壁パネル12の端部を綺麗に仕舞うことができる。
また、化粧カバー14の覆い片16を壁パネル12の表面側の弾性的に押接しているので、この部分からの水の浸入を防止することができる。しかも、万一、覆い片16が壁パネル12の表面側の弾性的に押接している部分のシールが破れて、この部分から水が浸入したとしても、浸入した水は化粧カバー受け材7の水返し部9によりそれ以上の浸入を防止されてそのまま壁パネル受け部10に沿って下方に流れて水受け台5に至る。水受け台5の外周端部のうち床パン4との接続部分を除く部分に上方に向けて水返し用縦片6を突設し、水受け台5と下枠材2及び床パン4との接続部分をシール手段25でシールしてあるので、水受け台5に流れた水は水返し用縦片6により外側に流出するのが阻止されて、水受け台5と窓カウンター32との間から床パン4側にスムーズに排水される。
また、水受け台5と壁パネル12の下端との間から水が浸入しても水返し用縦片6により外側に流出するのが阻止されて、水受け台5と窓カウンター32との間から床パン4側に排水される。
本発明の平面断面図である。 同上の施工順序を示す説明図である。 同上の施工順序を示す説明図である。 同上の施工順序を示す説明図である。 同上の施工順序を示す説明図である。 同上の施工順序を示す説明図である。
符号の説明
1 窓枠
2 下枠材
3 浴室ユニット
4 床パン
5 水受け台
6 水返し用縦片
7 化粧カバー受け材
8 縦枠
9 水返し部
10 壁パネル受け部
11 化粧カバー取付け部
12 壁パネル
14 化粧カバー
15 被取付け部
16 覆い片
17 立上片
18 横片
19 水返し用起立片
20 切除部
21 垂下片
22 下横片
23 切除部

Claims (2)

  1. 窓枠の下枠材と浴室ユニットの床パン間に水受け台を配置すると共に、水受け台と下枠材及び床パンとの接続部分をシール手段でシールし、水受け台の外周端部のうち床パンとの接続部分を除く部分に上方に向けて水返し用縦片を突設し、上記窓枠の下枠材と接続する水返し用縦片と、これに隣接する他の水返し用縦片とのなす内隅部に型材よりなる化粧カバー受け材を窓枠の縦枠に沿うように立設し、上記化粧カバー受け材に水返し部を備えた壁パネル受け部と、壁パネル受け部に隣接した化粧カバー取付け部とを備え、水返し用縦片のうち上記下枠材に接続する水返し用縦片を除く部分の内側に沿って壁パネルを立設すると共に、壁パネルの端部を化粧カバー受け材の壁パネル受け部内に位置させ、化粧カバー取付け部に化粧カバーの背面側に設けた被取付け部を取付けると共に、化粧カバーの表面側の端部に設けた弾性を有する覆い片を壁パネルの表面端部に弾性的に押接して成ることを特徴とする浴室ユニットと窓との接続部における止水構造。
  2. 浴室ユニットの床パンの外周部に上方に向けて突出した立上片の上端部から外側方に壁パネルを載置するための横片を突出すると共に、横片の先端から上方に水返し用起立片を突設し、水返し用起立片の窓枠に対向する部分を切除して切除部を形成し、窓枠の下枠材の浴室ユニット側の端部に下方に垂下した垂下片と垂下片の下端部から浴室ユニット側に突出した下横片とを設け、上記下横片に水受け台の窓枠側の端部を載設し、該水受け台の床パン側の端部を、切除部を形成した部分における横片に当接又は載設して両者をシール手段によりシールすると共に、水返し用起立片の切除部の両側に位置する部位と水返し用縦片の端部との接続部をシール手段でシールし、窓枠の室内側の下枠材の上記垂下片と対向する水返し用縦片を垂下片に重ねて両者をシール手段によりシールして成ることを特徴とする請求項1記載の浴室ユニットと窓との接続部における止水構造。
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