JP2001227122A - 屋外廊下床のドレイン排水溝の構造 - Google Patents
屋外廊下床のドレイン排水溝の構造Info
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Abstract
ン排水溝材を用いることなく、一枚の耐水部材と床材端
部により凹溝を形成してドレイン排水溝材をその場で形
成することができる構造の提供。 【解決手段】 屋外廊下床のドレイン排水溝であって、
部屋側から、外壁に沿って設けられている雨水排水側溝
に向って躯体5上に耐水部材1を設け、該耐水部材面が
ドレイン排水溝の底部を形成するように一定の間隔をあ
けて該耐水部材1の一部と躯体5を覆うように床材2、
2を溶着剤11を用いて接着し、必要に応じて該耐水部
材1と床材2、2とで形成される凹部を排水溝としたこ
とを特徴とする屋外廊下床のドレイン排水溝の構造。
Description
ンダなどの屋外廊下部分の床に設けるドレイン排水溝の
構造に関する。
に、クーラーの室外機を設置し、この室外機からの排水
を外壁に沿って設けられている雨水排水側溝に流すため
に、排水溝を設けることについていろいろの提案がなさ
れている。
号公報によれば、V字あるいはU字の溝を設けた排水溝
型材を、その形状にあわせた状態に、躯体を掘削しては
め込む技術が提案されているが、躯体の掘削には手間が
かかりかつ騒音を発生するという問題がある。
コンクリート下地に床シートを貼着する屋外廊下の床に
おいて、その床シートと同等ないしほぼ同等の厚さを有
する帯状貼着板の表面に、幅方向の中央に材長方向に浅
溝のドレイン排水路を形成したドレイン排水溝材を、前
記コンクリート下地の適所に前記床シートの一部に代え
て貼着するとともに、隣接する該ドレイン排水溝材と前
記床シートとの縁部相互を溶着一体化させたドレイン排
水溝付き屋外廊下の床が開示されている。この技術は、
明らかに特定構造のドレイン排水溝材を利用するもので
ある。
技術にみられるような特定構造のドレイン排水溝材を用
いることなく、一枚の耐水部材と床材端部により凹溝を
形成してドレイン排水溝材をその場で形成することがで
きる構造を提案する点にある。
下床のドレイン排水溝であって、部屋側から、外壁に沿
って設けられている雨水排水側溝に向って躯体上に耐水
部材を設け、該耐水部材面がドレイン排水溝の底部を形
成するように一定の間隔をあけて該耐水部材の一部と躯
体を覆うように床材を接着し、該耐水部材と床材とで形
成される凹部を排水溝としたことを特徴とする屋外廊下
床のドレイン排水溝の構造に関する。
を覆うようにシーリング剤または溶接材で被覆してなる
請求項1記載の屋外廊下床のドレイン排水溝の構造に関
する。
成樹脂、不錆性金属、合成樹脂とその補強材(例えばガ
ラス繊維の織布または不織布など)との積層体、合成樹
脂と金属との積層体(例えば塩ビ鋼板など)などを挙げ
ることができる。前記合成樹脂として好ましいものは、
コストおよび加工性の点から塩化ビニル系樹脂、ポリエ
チレンなどのポリオレフィン系樹脂、エチレン−酢酸ビ
ニル系共重合体などの熱可塑性樹脂、SBS、NBSな
どの各種合成ゴムあるいはこれらの混合物を挙げること
ができる。前記耐水部材はテープ状あるいは板状の形で
適用する。前記耐水部材は置敷き方式でもよいが、躯体
に接着することが好ましい。場合によっては液状の樹脂
組成物を躯体に塗布、硬化させた形で耐水部材とするこ
ともできる。
ことが好ましい。その理由は、床材と耐水部材との接着
部の幅は広い方が水密性がよくなるためである。また、
その厚さは通常0.3〜3.5mm、好ましくは0.5
〜2.0mmである。
ているものなら格別の制限はない。代表的なものとして
は、塩化ビニル系樹脂、ポリエチレンのようなポリオレ
フィン系樹脂(ポリオレフィン系樹脂を用いた床材料と
しては、本出願人の出願にかかる特願平10−2380
25号、同11−332363号、などが好まし
い。)、酢酸ビニル−オレフィン共重合体、スチレン−
ブタジエン共重合体(ブロック共重合体を含む)などの
熱可塑性樹脂や合成ゴムを挙げることができる。
いる接着剤は、これら耐水部材と躯体あるいは床材と躯
体にそれぞれ充分の親和性を有するとともに耐水性を有
するもの、好ましくはさらに耐光性、耐候性を有するも
のを選択することが好ましい。このような観点で選択使
用されているこの分野で用いられている接着剤はすべて
使用できる。具体的な接着剤としては、エポキシ樹脂、
ウレタン樹脂など耐水部材や床材と躯体の両者に親和性
の高いものを選択して使用する。
親和性を有するものを選択して使用する。勿論このシー
リング剤も耐水性、耐光性、耐候性を有するものである
ことが好ましい。具体的なシーリング剤としては、エポ
キシ系、ウレタン系あるいはシリコーン系のものなどを
挙げることができる。また、シーリング剤にかえて、耐
水部材と床材とを溶接できる溶接棒を用いて熱溶着する
こともできる。
部材1と床材2とを溶着剤11(溶剤単独あるいは樹脂
を含有する溶剤である場合を含む)で接着するが、熱溶
着することにより、両者を一体化させ、水密性を完全な
ものとすることもできる。床材や耐水性部材がともに塩
化ビニル系樹脂の場合には、溶剤としてテトラヒドロフ
ランあるいはシクロヘキサノンなどを用いて、あるいは
これに塩化ビニル系樹脂を溶解したものを用いて両者を
接着することができる。また、使用している床材や耐水
部材に対して接着性を有する接着剤を選択して両者を接
着することができる。代表的な接着剤としては、エポキ
シ系接着剤、ウレタン系接着剤、酢酸ビニル系接着剤な
どを挙げることができ、また場合によってはホットメル
ト系接着剤も使用することができる。
するが、本発明はこれにより何等限定されるものではな
い。
より上方にも連続して人が落ちない程度の高さを有する
壁(図3参照)を形成しているが、雨水排水側溝を図示
するため、躯体の床部分で切断した状態で図示してお
り、雨水排水側溝の側壁でもある。〕、外壁に沿って平
行に設けられた側壁10(雨水排水側溝の側壁でもあ
る)および外壁に沿って平行に設けられている雨水排水
側溝の底部8で構成された屋外廊下床の側溝にクーラー
などのドレイン排水を流すためのドレイン排水溝であ
り、3はシーリング剤である。
には、まず、幅50mm、厚さ1mmの塩化ビニル系樹
脂シートよりなる耐水部材1をエポキシ系接着剤4(商
品名タジマEP−20)を用いてコンクリート躯体5上
に貼着し、その中心部を20mm残して、図1〜3に示
すように塩化ビニル系樹脂床材(厚さ2.5mm)を同
じ接着剤4(商品名 タジマEP−20)を用いて、耐
水部材1とコンクリート躯体5上に貼着し、水密性を確
保するため耐水部材と塩化ビニル系樹脂床材とを溶着剤
11で溶着する。さらに、必要に応じて耐水部材1と塩
化ビニル系樹脂床材2の接合部を一層完全にシールする
ためシーリング剤3を耐水部材と床材端部に塗布する。
冷暖房機などのドレインを排出する排水ホース6は、ド
レイン排水溝の窓下側にホース固定部材7を用いて固定
する。
号や特開平10−46762号公報の技術に示されてい
るようなドレイン排水溝専用部材を必要とすることな
く、また工事中に騒音を発生することもなく、安価かつ
簡単に施工が完了する。また、床材の厚みを有効に溝と
して利用できるので、余分な凸部の形成を必要とせず、
つまづくことがなく安全であり、美感の上でも優れてい
る。
バルコニーの一部を示す斜視図である。
底部 9 外壁部分(雨水排水側溝の底部などを示すために、
これより上方部分は切り取った形で図示している) 10 外壁に沿って平行に設けられた側壁であって雨水
排水側溝の内側の側壁を構成するもの 11 溶着剤または接着剤
Claims (2)
- 【請求項1】 屋外廊下床のドレイン排水溝であって、
部屋側から、外壁に沿って設けられている雨水排水側溝
に向って躯体上に耐水部材を設け、該耐水部材面がドレ
イン排水溝の底部を形成するように一定の間隔をあけて
該耐水部材の一部と躯体を覆うように床材を接着し、該
耐水部材と床材とで形成される凹部を排水溝としたこと
を特徴とする屋外廊下床のドレイン排水溝の構造。 - 【請求項2】 該耐水部材と床材端面とを覆うようにシ
ーリング剤または溶接材で被覆してなる請求項1記載の
屋外廊下床のドレイン排水溝の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000036580A JP4369587B2 (ja) | 2000-02-15 | 2000-02-15 | 屋外廊下床のドレイン排水溝の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000036580A JP4369587B2 (ja) | 2000-02-15 | 2000-02-15 | 屋外廊下床のドレイン排水溝の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001227122A true JP2001227122A (ja) | 2001-08-24 |
JP4369587B2 JP4369587B2 (ja) | 2009-11-25 |
Family
ID=18560610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000036580A Expired - Lifetime JP4369587B2 (ja) | 2000-02-15 | 2000-02-15 | 屋外廊下床のドレイン排水溝の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4369587B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010106595A (ja) * | 2008-10-31 | 2010-05-13 | Takiron Co Ltd | 床被覆材の継目構造及び継目施工法 |
JP2011236646A (ja) * | 2010-05-11 | 2011-11-24 | Takiron Co Ltd | ドレイン排水溝部材とそれを用いた床被覆構造 |
WO2014139294A1 (zh) * | 2013-03-15 | 2014-09-18 | Deng Ciyi | 搭接胶地板 |
-
2000
- 2000-02-15 JP JP2000036580A patent/JP4369587B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010106595A (ja) * | 2008-10-31 | 2010-05-13 | Takiron Co Ltd | 床被覆材の継目構造及び継目施工法 |
JP2011236646A (ja) * | 2010-05-11 | 2011-11-24 | Takiron Co Ltd | ドレイン排水溝部材とそれを用いた床被覆構造 |
WO2014139294A1 (zh) * | 2013-03-15 | 2014-09-18 | Deng Ciyi | 搭接胶地板 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4369587B2 (ja) | 2009-11-25 |
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