JP6630983B2 - 床被覆構造 - Google Patents

床被覆構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6630983B2
JP6630983B2 JP2015114414A JP2015114414A JP6630983B2 JP 6630983 B2 JP6630983 B2 JP 6630983B2 JP 2015114414 A JP2015114414 A JP 2015114414A JP 2015114414 A JP2015114414 A JP 2015114414A JP 6630983 B2 JP6630983 B2 JP 6630983B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
water
long member
floor
concrete floor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015114414A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017002480A (ja
Inventor
順一 宍戸
順一 宍戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CI Takiron Corp
Original Assignee
CI Takiron Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CI Takiron Corp filed Critical CI Takiron Corp
Priority to JP2015114414A priority Critical patent/JP6630983B2/ja
Publication of JP2017002480A publication Critical patent/JP2017002480A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6630983B2 publication Critical patent/JP6630983B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Floor Finish (AREA)

Description

本発明は、集合住宅、ビル、戸建住宅等における、排水溝付きの廊下、下り階段に臨む踊り場や廊下、グランドレベルより一段高い土間などの、端部に段差があるコンクリート床を合成樹脂製被覆材で被覆した床被覆構造に関し、更に詳しくは、合成樹脂製被覆材に膨れが生じないように改良した床被覆構造に関する。
集合住宅のコンクリート床(特に地上階のコンクリート床)や戸建住宅の土間のコンクリート床には、雨水や地下水などが浸透しやすく、浸透した水は床面から水蒸気として放出されるため、非通気性の合成樹脂製被覆材でコンクリート床を被覆すると、合成樹脂製被覆材と床面との間に水蒸気が溜まって、合成樹脂製被覆材に膨れが生じるという問題がある。
このような合成樹脂製被覆材の膨れを防止する技術として、例えば、シート防水工法において、コンクリート下地に接着剤を介さずに合成樹脂製の防水シートを張設し、コンクリート下地の立上り部に沿って立ち上げた防水シートの立上り部に脱気口を開口して、この脱気口を微細な通気孔が多数設けられた脱気用シート片で覆うと共に、複数の通気穴部を有する押え板で脱気用シート片を固定し、その上から脱気シートで被覆することによって、コンクリート下地から放出される水蒸気その他の揮発成分を脱気して防水シートに膨れが生じるのを防止する工法が知られている(特許文献1)。
特開平6−212750号公報
上記特許文献1の工法は、コンクリート下地から揮発する水蒸気その他の揮発成分が、防水シートの立上り部の脱気口から外部へ放出されるので、揮発成分がコンクリート下地と防水シートの間に溜まって防水シートに膨れが生じるのを防止することができる。
しかしながら、特許文献1の工法のように、防水シートの立上り部に脱気口が形成されていると、例えばコンクリート下地の表面から滲出する水や、温度低下により水蒸気から液化した水が、脱気口から排出されないでコンクリート下地と防水シートの間に溜まるため、それによって防水シートに膨れが生じるという問題があった。
また、特許文献1の工法のように、防水シートの立上り部に脱気口が形成されていると、脱気口から雨水などが侵入する虞れがあるため、脱気口を微細な通気孔が多数設けられた脱気用シート片で覆うと共に、複数の通気穴部を有する押え板で脱気用シート片を固定し、その上から脱気シートで被覆して、水の侵入を防止することが必要になり、しかも、十分な水蒸気の排出量を確保するために、複数の脱気口を設けて上記の複雑な作業工程を繰り返し行わなければならないという問題があった。また、複数の脱気口が目立って建物の美観を損ねるという問題もあった。
本発明は上記の問題に対処すべくなされたものであって、その解決しようとする課題は、端部に段差があるコンクリート床から放出された水蒸気や水が、コンクリート床を被覆する合成樹脂製被覆材との間に溜まらないように外部に排出されるため、合成樹脂製被覆材に膨れが生じるのを防止することができ、また、一つの作業工程で水蒸気や水の十分な排出量を確保できる排出口が簡単に形成されるため施工性に優れており、しかも、排出口が全く目立たないので建物の美観を損ねる心配もない、床被覆構造を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る床被覆構造は、段差のあるコンクリート床を通気通水層を介して合成樹脂製被覆材で被覆した床被覆構造であって、コンクリート床の段差側端部は、通気通水層を介して、立上り部とその上端から連なる水平部とを備えた断面逆L字形の長尺部材の水平部で被覆されており、コンクリート床の段差面は、排出通路を介して段差面に沿わせた長尺部材の立上り部で被覆されており、合成樹脂製被覆材の段差側端縁と長尺部材の水平部の端縁とが水密的に接合されており前記通気通水層と前記排水通路が、通水可能に面していることを特徴とするものである。
本発明の床被覆構造においては、前記長尺部材の水平部の側端に薄片が設けられ、この薄片が合成樹脂製被覆材と通気通水層との間に挟着されていることが望ましい。
そして、前記長尺部材の水平部の側端縁に凹溝が設けられ、この凹溝と合成樹脂製被覆材との間に合成樹脂が充填されていることが望ましい。
また、前記長尺部材の立上り部とコンクリート床の段差面とが両面粘着テープで接合されていることが望ましい。
本発明の床被覆構造では、コンクリート床の段差面に沿わせた長尺部材の立上り部とコンクリート床の段差面との隙間が排出通路となり、この排出通路の下端(長尺部材の立上り部の下端とコンクリート床の段差面との隙間)が下向きに開口する排出口となる。従って、コンクリート床から放出された水蒸気や水は通気通水層に浸透して層内を移動し、排出通路を通って下向きの排出口から排出されるので、コンクリート床と合成樹脂製被覆材との間に水蒸気や水が溜まらなくなり、水蒸気や水の圧力による合成樹脂製被覆材の膨れを防止することができる。また、雨水が降り掛かる、所謂、雨掛かりのコンクリート床の場合でも、雨水が下向きの排出口から排出通路を逆流してコンクリート床と合成樹脂製被覆材との間に侵入し、膨れの原因となることはない。
また、本発明の床被覆構造では、合成樹脂製被覆材の段差側端縁と長尺部材の水平部の端縁とが水密的に接合されているので、この接合部から雨水や用水が合成樹脂製被覆材の裏側に侵入して膨れの原因となることもない。
さらに、長尺部材の立上り部の下端とコンクリート床の段差面との間に形成される下向きの排出口は、立上り部の下端の全長に亘るスリット状の開口面積が大きい排出口であって、水蒸気や水の十分な排出量を確保できるものであるため、排出量の不足による合成樹脂製被覆材の膨れを確実に防止することができる。
そして、この排出口とその上側の排出通路は、コンクリート床の段差面に断面逆L字形の長尺部材の立上り部を沿わせた状態で、コンクリート床の段差側端部を通気通水層を介して長尺部材の水平部で被覆するという一つの工程(長尺部材によるコンクリート床の段差側端部の被覆工程)で簡単に形成できるため、作業効率が高くて施工性に優れており、しかも、この排出口は外部から目視し難く全く目立たないので、建物の美観を損ねることもない。
本発明の床被覆構造において、長尺部材の水平部の側端に薄片が設けられ、この薄片が合成樹脂製被覆材と通気通水層との間に挟着されているものは、長尺部材の固定性が向上し、合成樹脂製被覆材の段差側端縁と長尺部材の水平部の端縁との水密的も向上するという利点がある。
また、長尺部材の水平部の側端縁に凹溝が設けられ、この凹溝と合成樹脂製被覆材との間に、合成樹脂製溶接棒を用いた溶接や合成樹脂の接着剤やシーリング材を用いた接着接合、溶剤(溶剤のみ、または合成樹脂を溶解した溶剤)を用いた溶着によって合成樹脂が充填されているものは、合成樹脂製被覆材の段差側端縁と長尺部材の水平部の端縁との接合作業性が向上することに加えて、接合部の水密性や長尺部材の固定性が向上するという利点がある。
更に、断面逆L字形の長尺部材の立上り部とコンクリート床の段差面とが両面粘着テープで接合されたものは、長尺部材の立上り部が捲れあがるなどの不具合を防止でき、しかも、この両面粘着テープがスペーサの役目をして、長尺部材の立上り部と段差面との隙間を確保することができる。
本発明の一実施形態に係る床被覆構造の部分斜視図である。 同床被覆構造の部分断面図である。 同床被覆構造の変形態様を示す部分断面図である。 同床被覆構造の他の変形態様を示す部分断面図である。 本発明の床被覆構造に用いる断面逆L字形の長尺部材の斜視図である。 断面逆L字形の長尺部材の他の例を示す断面図である。 断面逆L字形の長尺部材の更に他の例を示す断面図である。 断面逆L字形の長尺部材の更に他の例を示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る床被覆構造の部分断面図である。 同実施形態に用いる断面逆L字形の長尺部材を裏返して示す部分斜視図である。 本発明の更に他の実施形態に係る床被覆構造の部分断面図である。 本発明の更に他の実施形態に係る床被覆構造の平面図である。 図12のA−A線断面図である。
以下、図面に基づいて本発明の床被覆構造の実施形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る床被覆構造の部分斜視図、図2は同床被覆構造の部分断面図、図3は同床被覆構造の変形態様を示す部分断面図、図4は同床被覆構造の他の変形態様を示す部分断面図、図5は本発明の床被覆構造に用いる断面逆L字形の長尺部材の斜視図である。
図1,図2に示す実施形態の床被覆構造は、集合住宅やビルなどにおける共用部の廊下(側端に排水溝が形成された廊下)のコンクリート床の被覆構造を例示したものであって、この廊下のコンクリート床1は側端に段差を有し、その段差面1aを介して一段低い排水溝2に連なっている。段差面1aの高さは所々様々であるが、この実施形態のように排水溝2に連なる廊下のコンクリート床1の場合は、段差面1aの高さは一般に1〜10cm程度である。
コンクリート床1の上面1bには通気通水層3が敷設され、接着剤(不図示)で上面1bに接着されている。接着剤は、櫛目ゴテを用いて多数の接着剤の凸条が相互間隔をあけて形成されるようにコンクリート床1の上面1bに塗布することにより、コンクリート床1の上面1bから放出される水蒸気や水が、接着剤の凸条の相互間から通気通水層3に浸透し易くなるようにすることが望ましい。
この実施形態では、第2図に示すように、通気通水層3をコンクリート床1の段差側の側端から内側に5〜25mm程度控えて敷設、接着しているが、図3に示すように、通気通水層3をコンクリート床1の段差側の側端まで敷設、接着してもよいし、図4に示すように、通気通水層3の端部を更に下方に屈曲してコンクリート床1の段差面1aの上縁まで敷設、接着してもよい。
通気通水層3の上面には、図2に示すように、合成樹脂製被覆材4がコンクリート床1の段差側端部を除いて敷設され、接着剤(不図示)で通気通水層3に接着されている。通気通水層3と合成樹脂製被覆材4のそれぞれの他側端(段差側と反対側の側端)は、図2に示すように、コンクリート床1の他側端から内側に5〜25mm程度控えられ、シーリング材5によって封止されている。なお、図示はしていないが、通気通水層3と合成樹脂製被覆材4の前後両端も、同様にシーリング材5で封止されている。
コンクリート床1の段差側端部は、図1,図2に示すように、通気通水層3を介して、断面逆L字形の長尺部材6、即ち、図5に示す如き立上り部6aとその上端から連なる水平部6bとを備えた断面逆L字形の長尺部材6の該水平部6bによって被覆され、この水平部6bは接着剤(不図示)で通気通水層3に接着されて固定されている。そして、コンクリート床1の段差面1aは、該段差面1aに近接して沿わせた長尺部材6の立上り部6aによって被覆され、この立上り部6aとコンクリート床1の段差面1aとの隙間が排出通路7aとなり、該排出通路7aの下端(立上り部6aの下端とコンクリート床1の段差面1aとの隙間)が下向きに開口する排出口7bとなっている。従って、この排出口7bは、長尺部材6の立上り部6aの全長に亘るスリット状の開口面積が大きい排出口であり、水蒸気や水の十分な排出量を確保できるものとなっている。
コンクリート床1の段差面1aと、該段差面1aに近接して沿わせた長尺部材6の立上り部6aとの間隔は、1〜10mm程度であることが望ましいが、水蒸気や水がこれらの圧力で排出通路7aを下方に移動して排出口7bから排出可能である限り、立上り部6aが段差面1aに実質的に当接していてもよい。
合成樹脂製被覆材4の段差側端縁と長尺部材6の水平部6bの端縁は、溶接された合成樹脂8によって水密的に接合されており、その接合部分は面一になっているか、又は、合成樹脂被覆材4の上面よりも長尺部材6の水平部6bの上面の方が少し低くなっている。
なお、合成樹脂製被覆材4の段差側端縁と長尺部材6の水平部6bの側端との接合は、溶接用の合成樹脂8に代えて、シーリング材や、ドープセメント(熱可塑性樹脂を溶解した溶剤)や、シーム液(熱可塑性樹脂の溶剤)などで水密的に行ってもよい。
コンクリート床1の上面1bに敷設、接着される通気通水層3としては、コンクリート床1の上面1bから放出される水蒸気や水を吸収し、その厚み内部で水蒸気や水を平面的に移動させることができる合成樹脂繊維の不織布、連続発泡樹脂シート、合成樹脂ネットなどがいずれも使用可能であり、その中でも、比較的安価で取扱い性に優れた合成樹脂繊維の不織布が好ましく使用される。特に、実測厚みが0.5〜3mm、実測目付け量が200〜300g/mであるポリエステル樹脂繊維の不織布やポリプロピレン樹脂繊維の不織布は、通気通水性に優れ、ウレタン樹脂系一成分型あるいはエポキシ樹脂系二成分型の床用接着剤による接着性が良好であり、貼着可能な時間が長く取扱い性(施工性)が良いので、極めて好ましく使用される。
また、通気通水層3の上に敷設、接着される合成樹脂製被覆材4としては、軟質もしくは半硬質の塩化ビニル樹脂やオレフィン系樹脂などの熱可塑性合成樹脂からなる長尺の単層シート又は複層シートが使用され、その表面に防滑用の凹凸を形成したものや、装飾用の模様を形成したものも好ましく使用される。この合成樹脂製被覆材4の厚みは限定されないが、1〜6mm程度であることが好ましい。
コンクリート床1の段差側端部に設けられる長尺部材6は、図2,図5に示すように、立上り部6aとその上端から直角ないし略直角に連なる水平部6bとを備えた断面逆L字形の部材であって、金属製や合成樹脂製のものが使用される。その中でも、樹脂溶接等によって合成樹脂製被覆材4との水密的な接合が可能であり、かつ、立上り部6aと水平部6bとの夾角(屈曲角)の調節や、コンクリート床1の不陸の調整、段差面1aのうねりの調整などを比較的容易に行える、柔軟性を有する塩化ビニル樹脂やオレフィン系樹脂などの熱可塑性合成樹脂製の長尺部材6が好ましく使用される。
なお、この長尺部材6は、最初から図5に示すように直角ないし略直角に屈曲しているものが好ましいが、施工現場で合成樹脂や金属の帯状体を直角ないし略直角に折り曲げて立上り部6aと水平部6bを形成したものでもよい。
長尺部材6のサイズは限定されないが、作業性や運搬性を考慮すると、長尺部材6の長さLは1〜2m程度であることが好ましい。但し、施工現場で帯状体を折り曲げて長尺部材6を作製する場合は、帯状体の長さを5〜10m程度とし、持ち運びや作業効率を考慮して、帯状体を巻物にしておくのがよい。
また、水平部6bの幅W(内寸)は50〜150mm程度とし、立上り部6aの高さH(内寸)はコンクリート床1の段差面1aの高さを考慮して5〜100mm程度とすることが好ましい。なお、床面から続く段差面1aの上端部(床面のコーナー)に面取りやアールが施されている場合、立上り部6aは面取りやアールの領域をカバーするような高さで設けられることが好ましい。
長尺部材6の厚み(立上り部6aと水平部6bの厚み)は1〜5mm程度であり、この厚みの範囲内で、合成樹脂製被覆材4の厚みと同一又は少し薄い厚みを有する長尺部材6を使用することが望ましい。合成樹脂製被覆材4と同一の厚みを有する長尺部材6を使用する場合は、合成樹脂被覆材4の段差側端縁と長尺部材6の水平部6bの側端縁との接合部分が実質的に面一となるので、接合部分で躓いたり引っ掛かったりすることがなく、また、合成樹脂製被覆材4の厚みよりも少し薄い厚みを有する長尺部材6を用いる場合は、長尺部材6の水平部6bの上面の高さが合成樹脂製被覆材4の上面の高さよりも少し低くなるので、合成樹脂製被覆材4の上面が水で濡れたときに長尺部材6を越えて排水溝2に流入し易くなり、排水性が向上すると共に、塵埃の掃出し性も向上する利点がある。
なお、合成樹脂製被覆材4の表面に防滑用の凹凸が形成されている場合は、その凹部の厚みよりも少し薄い厚みを有する長尺部材6を用いて排水性を向上させることが望ましい。また、この長尺部材6は立上り部6aも水平部6bも同じ厚みであるが、立上り部6aと水平部6bの厚みが異なる場合は、水平部6bの厚みが合成樹脂製被覆材4の厚みよりも少し薄い長尺部材を用いて排水性や掃出し性を向上させることが望ましい。
長尺部材6の立上り部6aや水平部6bの表面には、合成樹脂製被覆材4と異なる色調の領域を設けてもよく、そのような領域を設けると、コンクリート床1の段差の存在を明確に視認できるので、段差を踏み外して排水溝2に落ちる心配がなくなり、また、後述する実施形態のように、下りの階段に連なる踊り場のコンクリート床の段差に長尺部材を設ける場合には、段差を踏み外して下りの階段に転落する危険を未然に防止することができる。
更に、長尺部材6の立上り部6aや水平部6bには、りん光を発する蓄光材を含んだ領域を設けてもよく、そのような領域を設けると、りん光によって暗闇でもコンクリート床1の段差の存在を明確に視認できるので、上記の効果がより顕著に発揮されて安全性が更に向上する利点がある。
また、スリップによる転倒事故を防止できるように、長尺部材6の水平部6bの表面に防滑用の凹凸を設けてもよい。
通気通水層3,3aをコンクリート床1の上面1bに接着し、合成樹脂製被覆材4や長尺部材6を通気通水層3,3aに接着する接着剤としては、例えばウレタン樹脂系一成分型やエポキシ樹脂系二成分型の耐水性床用接着剤が好ましく使用され、その他、アクリル系、変性シリコーン系、ゴム系などの床用接着剤も使用される。
また、合成樹脂製被覆材4の側端(段差側と反対側の側端)と前後両端を封止するシーリング材5としては、ウレタン系、エポキシ系、変性シリコーン系、シリコン系、ポリサルファイド系、アクリル系、SBR系、ブチルゴム系などのシーリング材が使用される。これらの中でもウレタン系のシーリング材は、後述の図11に示す実施形態のように、長尺部材6の立上り部6aの下端面に打設する場合でも、打設直後に垂れ難く、汎用的であり、扱い易いという観点から、特に好ましく使用される。このシーリング材5は、図2,図11に示すように、断面形状が直角三角形の三角シールとなるように打設、封止することが好ましい。
この実施形態の床被覆構造は、以下の要領で簡単かつ効率良く施工される。
先ず、櫛目ゴテを用いて、前記の床用接着剤を廊下のコンクリート床1の上面1bに塗布し、その上に前記の通気通水層3を敷設して接着、固定する。
次いで、通気通水層3の上面に前記の床用接着剤を塗布し(櫛目ゴテで塗布してもよいし、ベタ塗りしてもよい)、断面逆L字形の前記長尺部材6の立上り部6aをコンクリート床1の段差面1aに近接して沿わせながら、長尺部材6の水平部6bをコンクリート床1の段差側端部の通気通水層3の上に重ねて接着、固定する。
そして、段差側端部を除いて通気通水層3の上に前記の合成樹脂製被覆材4を敷設して接着、固定し、合成樹脂製被覆材4の段差側端縁と長尺部材6の水平部6bの端縁を樹脂溶接(合成樹脂8による溶接)等の手段で水密的に接合する。
最後に、合成樹脂製被覆材4の段差側と反対側の側端、及び、前後両端を前記のシーリング材5で封止し、床被覆構造を完成する。
以上のような構成の床被覆構造では、コンクリート床1の上面1bから放出された水蒸気や水が通気通水層3に浸透して層内を移動し、コンクリート床1の段差面1aと長尺部材6の立上り部6aとの間の排出通路7aを通って下向きの排出口7bから排出される。そして、排出通路7aや下向きの排出口7bは、立上り部6aの全長に亘るスリット状の開口面積が大きいものであるから、水蒸気や水の十分な排出量を確保することができる。従って、水蒸気や水が十分に排出されてコンクリート床1の上面1bと合成樹脂製被覆材4との間に溜まらないので、水蒸気や水の圧力による合成樹脂製被覆材4の膨れを確実に防止することができる。
また、排出口7bは下向きであるから、雨水が降り掛かる、所謂、雨掛かりのコンクリート床1の場合でも、雨水が排出口7bから排出通路7aを逆流してコンクリート床1と合成樹脂製被覆材4との間に侵入し、膨れの原因となることはない。そして、合成樹脂製被覆材4の段差側端縁と長尺部材6の水平部6bの端縁が水密的に接合されているので、この接合部から雨水や用水が合成樹脂製被覆材4の裏側に侵入して膨れの原因となることもない。
さらに、排出口7bとその上側の排出通路7aは、コンクリート床1の段差面1aに断面逆L字形の長尺部材6の立上り部6aを沿わせた状態で、コンクリート床1の段差側端部を通気通水層3を介して長尺部材6の水平部6bで被覆するという一つの工程(長尺部材6によるコンクリート床の段差側端部の被覆工程)によって簡単に形成できるため、作業効率が高く施工性に優れており、しかも、長尺部材6の立上り部6aの下端とコンクリート床1の段差面1aとの間に形成された下向きに開口する排出口7bは、外部から目視し難く、全く目立たないので、建物の美観を損ねることもない。
本発明の床被覆構造においては、前記の長尺部材6に代えて、図6,図7,図8に示すような長尺部材61,62,63を用いて、コンクリート床1の段差側端部を被覆してもよい。
図6に示す断面逆L字形の長尺部材61は、帯状の通気通水層3aを水平部6bの裏面に全長に亘って接着剤(不図示)で予め接着したものである。このような長尺部材61は、帯状の通気通水層3aをコンクリート床1の段差側端部の上面1bに接着することで、通気通水層3を敷設、接着する前に、長尺部材61をコンクリート床1の段差側端部に取付け可能である。帯状の通気通水層3aは、図示のように水平部6bよりも少し広幅のものを用いて、通気通水層3aの側端部が水平部6bの側端から突き出すように接着し、水平部6bの側端と合成樹脂製被覆材4の段差側端との接合部と、通気通水層3aと通気通水層3との突合わせ端が、上下に重ならないようにすることが接合強度や水密性の観点から望ましい。
図7に示す長尺部材62は、水平部6bの全長に亘って薄片6cを水平部6bの側端の下部から延設すると共に、水平部6bと薄片6cの裏面に帯状の通気通水層3aを接着し、立上り部6aの裏面に複数の凸部(スペーサ)6dを立上り部6aの長さ方向に間隔をあけて形成したものである。
このような長尺部材62は、帯状の通気通水層3aをコンクリート床1の段差側端部の上面1bに接着固定することで、通気通水層3を敷設、接着する前に、長尺部材62をコンクリート床1の段差側端部に取付け可能であり、さらに薄片6cを合成樹脂製被覆材4の段差側端縁と帯状の通気通水層3aの間に挟んで、水平部6bの側端と合成樹脂製被覆材4の側端を突合わせた接合部からドープセメントやシーム液を注入し、薄片6cの上面と合成樹脂製被覆材4の端縁の裏面を溶着一体化することで、長尺部材62の固定強度と接合部の水密性を高めることができる。そして、立上り部6aの裏面の凸部6dをコンクリート床の段差面1aに当接させることで、立上り部6aと段差面1aとの間隔を一定に保つことができる。なお、排出通路7aを下方に移動する水蒸気や水は、複数の凸部6dの相互間を通って排出口7bから排出されるので、水蒸気や水の排出が妨げられる心配はない。
薄片6cの厚みは0.5〜1.5mm程度、薄片6cの幅寸法(延設寸法)は10〜150mm程度とすることが好ましく、このようにすると、長尺部材62の水平部6bの側端と合成樹脂製被覆材4の段差側端との接合部に大きい段差が形成されなくなり、しかも、薄片6cの上面と合成樹脂製被覆材4の端縁の裏面との溶着面積が大きいので、長尺部材6の固定強度と接合部の水密性を十分高めることができる。
また、凸部6dの高さは1〜10mm程度とすることが好ましく、このような高さにすると、立上り部6aと段差面1aとの間隔が前述のように1〜10mm程度となるので、水蒸気や水の十分な排出量を確保することができる。
図8に示す長尺部材63は、水平部6bの全長に亘って薄片6cを水平部6bの側端の下部から延設し、水平部6aの側端の上部に凹溝6e(合成樹脂製被覆材4側の溝側壁を欠いた凹溝)を水平部6aの全長に亘って形成すると共に、屈曲コーナー部6fの裏側に45°で傾斜する複数の傾斜当たり部6gを長尺部材63の長さ方向に間隔をあけて形成し、立上り部6aの下端縁の表面を凸湾曲面6hとしたものである。
このような長尺部材63は、傾斜当たり部6gをコンクリート床1の段差側端の角部又は通気通水層3の段差側端に当てることで、排水通路7aとなる立上り部6aと段差面1aとの隙間を一定に保つことができる。そして、薄片6cを合成樹脂製被覆材4の端縁と通気通水層3の間に挟み、接合部からドープセメントやシーム液を注入して薄片6cの上面と合成樹脂製被覆材4の裏面を溶着一体化すると共に、凹溝6eに合成樹脂やドープセメントなどを充填して長尺部材63の水平部6bの側端と合成樹脂製被覆材4の段差側端を接合することにより、長尺部材63の固定強度と接合部の水密性を更に高めることができる。また、立上り部6aの下端縁の表面が凸湾曲面6hであるので、立上り部6aの下端縁は捲れ難い。
図9は本発明の他の実施形態に係る床被覆構造の部分断面図、図10は同実施形態に用いる断面逆L字形の長尺部材を裏返して示す部分斜視図である。
図9に示す実施形態の床被覆構造は、断面逆L字形の長尺部材6の立上り部6aをコンクリート床1の段差面1aに近接して沿わせると共に、両面粘着テープ9で立上り部6aを段差面1aに貼着することによって、両面粘着テープ9の厚みに相当する隙間を立上り部6aと段差面1aとの間に設け、排出通路7bとその下端の下向きに開口する排出口7bを形成している。
両面粘着テープ9は、予め、短いテープ片に切断し、図10に示すように、長尺部材6の立上り部6aの裏面に複数のテープ片9aを立上り部6aの長さ方向に間隔をあけて貼付けておくことが好ましい。このようにすると、長尺部材6をコンクリート床1の段差側端部に被覆、固定するときに、立上り部6aを段差面1aに押し付けるだけで、簡単かつ効率良く立上り部6aを段差面1aに貼着することができる。そして、排出通路7aを下方に移動する水蒸気や水は、テープ片9aの相互間を通り、排出口7b(立上り部6aの下端と段差面1aとの間において立上り部6aの長さ方向に不連続に形成された排出口)から排出されるので、水蒸気や水の排出が妨げられる心配もない。
両面粘着テープ4としては、例えば、ポリエチレンフォームなどの合成樹脂製帯状発泡体(厚み1.0〜5.5mm程度、幅寸法10〜25mm程度のもの)を基材として、その両面にアクリル系粘着剤などの粘着剤を塗布したものが好ましく使用される。
また、合成樹脂の連続発泡体、樹脂繊維やガラス繊維の不織布などの通気通水性の基材の両面に粘着剤を塗布した通気通水性の両面粘着テープも使用される。このような通気通水性の両面粘着テープは長尺部材6の立上り部6aの裏面に横一文字に貼付けてもよく、そのようにしても、水蒸気や水が通気通水性の基材を通って排出口7bから排出されるので、水蒸気や水の排出が妨げられる心配はない。
図9に示す実施形態の床被覆構造のその他の構成は、図1,図2に示す実施形態の床被覆構造のそれと同様であるので、図9において同一部材に同一符合を付すことにより、重複する説明を省略する。
図9に示す実施形態の床被覆構造は、図1,図2に示す実施形態の床被覆構造が奏する前記作用効果に加えて、両面粘着テープ9(テープ片9a)によって長尺部材6の立上り部6aが捲れあがるなどの不具合を防止でき、また、この両面粘着テープ9(テープ片9a)がスペーサの役目をして、長尺部材6の立上り部6aとコンクリート床1の段差面1aとの隙間を確保できるといった作用効果を奏する。
図11は本発明の更に他の実施形態に係る床被覆構造の部分断面図である。
この図11に示す実施形態の床被覆構造は、前記のシーリング材5によって、長尺部材6の立上り部6aの下端をその長さ方向に不連続に三角シールし、三角シールされていない部分の立上り部6aの下端と段差面1aとの隙間を下向きの排出口(図11には表れていない)としたものである。
その他の構成は図1,図2に示す実施形態の床被覆構造のそれと同様であるので、図11において同一部材に同一符合を付すことにより、重複する説明を省略する。
図11に示す実施形態の床被覆構造は、図1,図2に示す実施形態の床被覆構造が奏する前記作用効果に加えて、三角シールしたシーリング材5によって長尺部材6の立上り部6aの下端が固定されるため、立上り部6aが捲れあがる不具合を防止することができると共に、立上り部6aと段差面1aとの隙間を一定に保つことができるといった作用効果を奏する。
図12は本発明の更に他の実施形態に係る床被覆構造の平面図、図13は図12のA−A線断面図である。
図12,図13に示す実施形態の床被覆構造は、下りの階段20に連なる段差(段差面1a)を備えた踊り場のコンクリート床1の被覆構造を示したもので、下りの階段20に連なるコンクリート床1の段差(段差面1a)の高さは、通常20〜30cm程度である。
この踊り場のコンクリート床1の上面(1b)には、前記通気通水層3が敷設され、櫛目ゴテで塗布された前記接着剤(不図示)で接着されている。そして、コンクリート床1の段差側端部の上面1bは、通気通水層3を介して、断面逆L字形の前記長尺部材6の水平部6bで被覆されており、この水平部6bは前記接着剤(不図示)で通気通水層3の段差側端部に接着、固定されている。コンクリート床1の段差面1aは、該段差面1aに近接して沿わせた長尺部材6の立上り部6aで被覆されており、立上り部6aと段差面1aとの隙間が水蒸気や水の排水通路7aになると共に、該排水通路7aの下端(立上り部6aの下端と段差面1aとの隙間)が下向きの排出口7bとなっている。
通気通水層3の上には、長尺部材6の水平部6bを接着、固定した段差側端部を除いて、前記合成樹脂製被覆材4が敷設され、前記接着剤(不図示)で接着、固定されている。そして、この合成樹脂被覆材4の段差側端縁と長尺部材6の水平部6bの端縁が溶接用の前記合成樹脂8で水密的に接合されており、更に、合成樹脂製被覆材4の周囲は、長尺部材6の水平部6bとの接合部分を除いて、前記シーリング材5で封止されている。
なお、図示はしていないが、階段20の表面は合成樹脂製の階段用床材で被覆することが望ましい。
上記のように構成された踊り場の床被覆構造においても、コンクリート床1から放出された水蒸気や水が通気通水層3と排出通路7aを通って排出口7bから排出され、コンクリート床1と合成樹脂製被覆材4との間に水蒸気や水が溜まらなくなるので、水蒸気や水の圧力による合成樹脂製被覆材4の膨れを防止することができる。そして、雨掛かりの踊り場のコンクリート床1の場合でも、雨水が下向きの排出口7bからコンクリート床1と合成樹脂製被覆材4との間に侵入して合成樹脂製被覆材4の膨れの原因となったり、合成樹脂製被覆材4の段差側端縁と長尺部材6の水平部6aの端縁との水密的な接合部から雨水が合成樹脂製被覆材4の裏側に侵入して合成樹脂製被覆材4の膨れの原因となったりすることはない。また、下向きの排出口7bは、長尺部材6の立上り部6aの下端の全長に亘るスリット状の開口面積が大きい排出口であるため、水蒸気や水の十分な排出量を確保することができ、しかも、このような下向きの排出口7bは全く目立たないので建物の美観を損ねることがない。また、この床被覆構造は、コンクリート床1の段差面1aに長尺部材6の立上り部6aを沿わせた状態で、コンクリート床1の段差側端部を通気通水層3を介して長尺部材6の水平部6bで被覆、固定するという一つの工程によって、排出口7bとその上側の排出通路6aを簡単に形成できるので施工性に優れる。
なお、下りの階段20に連なる段差(段差面)を備えた廊下のコンクリート床や、グランドレベルより一段高い土間のコンクリート床の場合も、上記と同様の床被覆構造とすることによって、合成樹脂製被覆材4の膨れを防止できることは言うまでもない。
1 コンクリート床
1a 段差面
2 排水溝
3 通気通水層
4 合成樹脂製被覆材
5 シーリング材
6 断面逆L字形の長尺部材
6a 長尺部材の立上り部
6b 長尺部材の水平部
6c 薄片
6d 凸部(スペーサ)
6e 凹溝
6g 傾斜当たり部
7a 排出通路
7b 排出口
8 合成樹脂
9 両面粘着テープ
9a テープ片
20 下りの階段

Claims (3)

  1. 段差のあるコンクリート床を、通気通水層を介して合成樹脂製被覆材で被覆した床被覆構造であって、
    コンクリート床の段差側端部は、通気通水層を介して、立上り部とその上端から連なる水平部とを備えた断面逆L字形の長尺部材の水平部で被覆されており、
    コンクリート床の段差面は、排出通路を介して段差面に沿わせた長尺部材の立上り部で被覆されており、
    合成樹脂製被覆材の段差側端縁と長尺部材の水平部の端縁とが水密的に接合されており、
    前記通気通水層と前記排水通路が、通水可能に面しており、
    前記長尺部材の水平部の側端縁に凹溝が設けられ、この凹溝と合成樹脂製被覆材との間に合成樹脂が充填されていることを特徴とする床被覆構造。
  2. 前記長尺部材の水平部の側端に薄片が設けられ、この薄片が合成樹脂製被覆材と通気通水層との間に挟着されていることを特徴とする、請求項1に記載の床被覆構造。
  3. 前記長尺部材の立上り部とコンクリート床の段差面とが両面粘着テープで接合されていることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の床被覆構造。
JP2015114414A 2015-06-05 2015-06-05 床被覆構造 Active JP6630983B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015114414A JP6630983B2 (ja) 2015-06-05 2015-06-05 床被覆構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015114414A JP6630983B2 (ja) 2015-06-05 2015-06-05 床被覆構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017002480A JP2017002480A (ja) 2017-01-05
JP6630983B2 true JP6630983B2 (ja) 2020-01-15

Family

ID=57751671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015114414A Active JP6630983B2 (ja) 2015-06-05 2015-06-05 床被覆構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6630983B2 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1172167A (en) * 1966-05-03 1969-11-26 Celotex Corp Roofing Material and Method of Forming a Roof
JPH0765387B2 (ja) * 1986-05-22 1995-07-19 株式会社ダイフレックス 絶縁脱気防水工法
JPH0227048A (ja) * 1988-07-18 1990-01-29 Kanebo Ltd 防水工法
JP2851009B2 (ja) * 1990-04-12 1999-01-27 直樹 須賀 防水シートのコーナー取付け構造
IT1288587B1 (it) * 1996-03-08 1998-09-23 Volteco S P A Procedimento per l'ottenimento di coperture piane
JPH09310416A (ja) * 1996-05-20 1997-12-02 Riboole:Kk 裏目地防水工法
JP3413347B2 (ja) * 1997-06-11 2003-06-03 筒中シート防水株式会社 入隅部のシート防水構造
JP4542238B2 (ja) * 2000-07-06 2010-09-08 宗勉 城田 屋根葺材および屋根葺材の施工方法
JP2012237098A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Sekisui Chem Co Ltd パラペットを有する屋上の改修防水構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017002480A (ja) 2017-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7022631B2 (en) Sealing tape
ES2901441T3 (es) Procedimiento para el saneamiento y para la reconstrucción de cuartos húmedos
JP2017025632A (ja) 段差被覆構造とそれに用いる段差被覆材
US7516592B1 (en) Foundation crack sealer and method of use
US20070193201A1 (en) Shower recess and method of construction
US11421393B2 (en) Vapor mitigation apparatus and method
JP6630983B2 (ja) 床被覆構造
JP5588734B2 (ja) ドレイン排水溝部材とそれを用いた床被覆構造
JP2003343023A (ja) 上下の縦張り中空押出成形セメント板間の横目地防水構造
JP6439191B2 (ja) 階段被覆構造
JP2008223239A (ja) バルコニー構造及びバルコニーの排水仕切部材並びにその排水仕切部材を用いたバルコニー構造
JP6268401B2 (ja) 合成樹脂製被覆材を用いた床被覆構造
JP5751850B2 (ja) 床構造
JP2010106595A (ja) 床被覆材の継目構造及び継目施工法
JP3075613B2 (ja) 水切り材
JP4369587B2 (ja) 屋外廊下床のドレイン排水溝の構造
JPH0327140Y2 (ja)
KR20200103335A (ko) 욕실용 방수시스템
KR101575604B1 (ko) 옥상용 얼룩방지 우수배수장치
KR101243764B1 (ko) 다목적 메탈바를 이용한 방수시트의 물 확산방지 시공방법
JP2015101926A (ja) ドレイン床構造
JP2576392Y2 (ja) 防水床パネル
JP2008190163A (ja) 棟施工装置
JPH0241619B2 (ja)
AU775361B2 (en) Shower recess and method of construction

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20151212

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190528

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6630983

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250