JP3075613B2 - 水切り材 - Google Patents
水切り材Info
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Description
工した際の縦継ぎ用の水切り材に関するものである。
に示すような表面材E1 、裏面材E2 間に合成樹脂発泡
体等よりなる芯材E3を形成した縦張り用の乾式壁材E
を、図6(b)に示すような水切り材aを用いて壁下地
材αに固定具βによって縦方向の継ぎとするものであっ
た。
切り材aによる縦継ぎ目地は、図6(c)に(b)のイ
−イ線断面図で示すように、乾式壁材Eの連結部の目地
により空隙γが形成され、この空隙γにより壁下地材α
側へ風雨が浸入し、壁下地材αが腐食等する不利があっ
た。このため、この空隙γをコーキング材Fにより閉塞
することもできるが、乾式壁材Eの幅は例えば300〜
500mm位が普通であり、その目地毎にコーキング材
Fで処理するのは作業上、大きなネックとなっていた。
また、乾式壁材Eの化粧面に溝があるような場合には特
に問題であった。さらに、コーキング材Fの植設量にし
ては確実性がなく、かつ、美観性上、耐候性上にも問題
があった。
を除去するため、断面略L字状で、一端に嵌合構造を形
成した敷目板とカバーとからなり、敷目板の固定部上に
カバーの化粧面部が存在しないようにして嵌合一体化
し、さらに、弾力があり突起状の雨返片を多数有するパ
ッキング体を敷目板の固定部上とカバーの化粧面部裏面
に接着介在したことにより、別途コーキング材を用いな
くても壁体の縦継ぎ部の防水性、美観性、施工性の向
上、壁下地材の腐食防止を図った水切り材を提供するも
のである。
について詳細に説明する。図1は上記水切り材の装着状
態を示す断面図であり、Aは水切り材、Bは敷目板、C
はカバー、Dはパッキング体、Eは乾式壁材、αは壁下
地材、βは固定具である。
(a)に示すような敷目板Bと図2(b)に示すような
カバーCを一体化し、図1に示すように乾式壁材Eの木
口端部を被覆すると共に連結するものであり、例えば金
属板、合成樹脂板、発泡性プラスチック、あるいはこれ
らの組合わせからなり、ロール成形、折り曲げ加工、プ
レス加工、あるいは押し出し加工、引き抜き加工、射出
成形、さらにはこれらの組み合わせにより形成し、主に
防水下地材、連結材、隔離材、ガイド、胴縁への取付部
および係止部として機能するものである。
面状の固定部1と、固定部1の上端を外方に突出した防
水舌片2と、固定部1の下端の突出片3近傍を外方に角
度θ(θ>90°)で2本突出した上突出片5と下突出
片6と、上突出片5と下突出片6とからなる嵌合溝7
と、嵌合溝7内に突出した嵌合片8とからなる嵌合部4
とから断面略L字状に形成したものである。また、上突
出片5は下突出片6より外方に突出し、上突出片5を水
切り面として機能させると共に、後記するカバーCを係
合する際の挿入ガイドとして機能させるものである。
状の化粧面部9と、化粧面部9の下端を内方に傾斜して
屈曲した傾斜化粧面10と、化粧面部9の上端を外方に
屈曲した突出片12と、突出片12の先端近傍を切り込
み屈曲した複数個の係合片13とからなる係合部11と
から断面略L字状に形成したものであり、敷目板Bの上
突出片5の先端よりも化粧面部9が外方に突出しないよ
うにして敷目板Bと一体化するものである。なお図では
傾斜化粧面10の下端を内方に化粧面部9と略平行に屈
曲した支持片9aを形成している。
式壁材Eの上端の木口を被覆し、木口が外部に露出する
のを防止し、美観性の向上を図ると共に、上段と下段の
乾式壁材Eの縦継ぎ目地からの雨水の壁下地材α側への
浸入防止を図ると共に、下段の乾式壁材Eの上端を固定
具βで打設しても、固定具βが外部より見えないように
するためのものである。
の嵌合溝7に挿入すると、係合片13と嵌合片8が係合
一体化し、敷目板Bと一体化するためのものである。ま
た、敷目板Bの嵌合片8を階段状とし、係合部11の係
合片13を一定間隔で形成しているため、係合深さはフ
レキシブルであり、いろんな厚さの乾式壁材Eに対応で
きるものである。
(b)に示すように、敷目板Bの固定部1上およびカバ
ーCの化粧面部9の裏面、すなわち支持片9a上に接着
介在するものであり、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリウレタン、ベー
クライト、シリコン、EPDM、発泡ゴム等の合成樹脂
やプラスチック体等の弾性体からなるものである。
と、敷設片14の表面から垂直もしくは下方に向かって
傾斜するように突出させた突起状の雨返片15を複数個
形成した長尺体からなるものである。また、その敷目板
BとカバーCへの固定は、種々の接着剤を介して、もし
くは熱溶解により融着し、自己接着力を用いて一体化す
るものである。
片15は図1に示すように、上段の乾式壁材Eの裏面と
密着し、何重もの防水効果を図ると共に、毛細管現象を
防止し、下地内部への雨水等の侵入を完全にシャットア
ウトし、防水性の向上と下地の腐食防止に務めるもので
ある。また、カバーCに接着したパッキング体Dも、下
段の乾式壁材Eの表面と密着し、同様な作用と効果を発
揮するものである。また、このパッキング体Dの敷設片
14を硬質の樹脂、雨返片15を軟質の樹脂から形成す
ることで、乾式壁材Eとの密着性をさらに強化し防水性
を向上させることもできる。
簡単に説明すると、主柱、間柱、胴縁、防水シート等よ
りなる壁下地材α上に、下段の乾式壁材Eを複数枚固定
する。下段の乾式壁材Eの施工が全て完了したら、敷目
板Bを下段の乾式壁材Eの上端の木口面に、下突出片6
を当接するようにして固定部1を壁下地材αに固定具β
で固定する。敷目板Bの施工が完了したら、カバーCの
突出片12を敷目板Bの嵌合溝7に挿入することにより
嵌合片8と係合片13を係合一体化し、カバーCを敷目
板Bに取り付け、上段の乾式壁材Dを敷目板の固定部
1、上突出片5上に施工するものである。
一実施例にすぎず、図3〜図5に示すように形成するこ
とができる。すなわち、図3(a)は敷目板Bを金属板
のロール成形品、カバーCを押出品とし、パッキング体
DをカバーCの化粧面部9の裏面に直接、接着固定した
水切り材Aである。図3(b)は両方とも金属板のロー
ル成形品とし、パッキング体Dを敷目板Bの上突出片5
上にも接着固定した水切り材Aである。
は両方とも押出品から形成したものであり、図3(c)
はパッキン体Dを固定部1の上、下2ケ所に固定した水
切り材A、図3(d)はカバーCの突出片12を2本に
した水切り材A、図4(a)は敷目板Bの嵌合溝7内の
略中央部に突出したガイド片16を形成すると共に、カ
バーCにこれに嵌挿する2本の突出片12を形成した水
切り材A、図4(b)は敷目板Bの嵌合溝7内に嵌合片
8を有する合成樹脂、プラスチック等からなる嵌合体1
7を介在した水切り材Aである。
体Bの雨返し片15の変形例であり、一部拡大した説明
図である。すなわち、図5(a)、(b)はヒレ状に形
成した雨返片15であり、図5(c)は先端を断面円状
に形成した雨返片15、図5(d)はそれぞれの雨返片
15の長さを変えたもの、図5(e)は雨返片15間に
凹条18を形成し毛細管現象を防止した雨返片15、図
5(f)は凹凸状、図5(g)は波状、図5(h)は突
起状、図5(i)は三角形状に形成した雨返片15の例
である。もちろん、これらの敷目板B、カバーC、パッ
キング体Dを各々組み合わせた水切り材Aとすることも
できる。
り材によれば、敷目板とカバーに介在したパッキン体
が乾式壁材と密着し雨返片が何重もの防水を図るので、
下地内部に雨水等が侵入することがなく、下地を腐食す
ることがない。下段の乾式壁材の上端を固定具により
固定しても外部から固定具が見えない。土台用の水切
りとしても使える。美観性が良い。等の特徴、効果が
ある。
ある。
ング体の例を示す説明図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 垂直平面状の固定部と、該固定部の下端
を外方へ固定部に対して鈍角で、かつ断面略U字状で内
面に嵌合片を有する嵌合部を突出して断面略L字状に形
成した長尺状の敷目板と、水平面状の突出片と、該突出
片の一端縁を下方に屈曲した化粧面部とから断面略L字
状とし、かつ、突出片の先端近傍には前記嵌合部の嵌合
片に嵌合する係合片を突出して形成したカバーの2部材
よりなり、敷目板の嵌合部にカバーの突出片を挿入する
と共に嵌合片に係合片を嵌合し、さらに、カバーの化粧
面部が敷目板の固定部上に存在しないように形成し一体
化すると共に、長尺状で垂直な敷設片と該敷設片の表面
に弾性を有する突起状の雨返片を複数個形成したパッキ
ング体を前記敷目板の固定部上およびカバーの化粧面部
裏面側に接着介在したことを特徴とする水切り材。
Priority Applications (1)
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JP31186791A JP3075613B2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 水切り材 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP31186791A JP3075613B2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 水切り材 |
Publications (2)
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ID=18022374
Family Applications (1)
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JP31186791A Expired - Fee Related JP3075613B2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 水切り材 |
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-
1991
- 1991-10-29 JP JP31186791A patent/JP3075613B2/ja not_active Expired - Fee Related
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