JP3376433B2 - 端部構造 - Google Patents

端部構造

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JP3376433B2
JP3376433B2 JP07956694A JP7956694A JP3376433B2 JP 3376433 B2 JP3376433 B2 JP 3376433B2 JP 07956694 A JP07956694 A JP 07956694A JP 7956694 A JP7956694 A JP 7956694A JP 3376433 B2 JP3376433 B2 JP 3376433B2
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寿衛 小関
浩之 梅津
英喜 滝口
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株式会社アイジー技術研究所
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は乾式壁材間、土台部分、
窓上部分等の防水性を強化する端部構造に関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種端部構造としては実公昭
61−1209号公報、実公昭60−12809号公
報、実開平4−31612号公報、および実開平3
−29607号公報、等が知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構造では連結部にコーキング材を充填し、かつ外壁材を
施工した後に目地部役物を介在させ、次にコーキング材
を充填したものであった。そのため外壁材を縦張りする
ことによって外壁を構成した際に(イ)外壁材間の縦目
地から漏水した水は外壁材下端部、所謂、横目地部に貯
留し、躯体内部等へ浸水すると共に周囲を腐食する等の
欠点があった。また、(ロ)金属板と合成樹脂発泡体よ
りなる芯材と面材とでサンドイッチした複合板では外壁
材表面に表面材の下端部が露出し、錆、あるいは芯材が
吸水する等の不利があった。 【0004】さらに、(ハ)コーキング材はこの目地等
を完全に閉塞するため大量に、しかも完全に充填する必
要があり、工期の増大とコストアップを招く主因となっ
ていた。また、(ニ)役物の1面を上方の外壁材の表面
に、他の1面を下方の外壁材の表面に、その間を傾斜面
で連結して雨水が内部に漏水しない構造としたため、上
方の外壁材端部が外気に露出しており端部の錆、腐食、
劣化を招き、かつ強い風雨により逆流して外壁材の裏面
へ浸水することもあった。また、合成樹脂発泡体を芯材
とするサンドイッチ板では、合成樹脂発泡体が経時的変
化により凸状に変形してしまう場合があり、この変形が
外観を非常に損ね、また、施工性にも悪影響を及ぼすも
のであり、このため凸状部分を釘等の固定具により固定
することも考えられるが、外部に固定具が露出してしま
い、外観を非常に損ねるものであった。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、あらかじめ壁下地に固定した下部の乾
式壁材の端部を固定している釘等の固定具を、敷目板の
化粧片が被覆するように敷目板を水平方向に配設すると
共にその固定片を固定具を介して固定し、底辺に端部が
当接するように上部の乾式壁材の端部を差し込み、支持
片から釘等の固定具を介して乾式壁材の端部を直接固定
し、この固定具を被覆するように化粧カバーの係合片を
係止片に嵌合して形成する端部構造としたので、上下に
配設される乾式壁材の端部を確実に固定するとこができ
ると共に、万が一雨水が底辺内に浸入しても貫通孔より
外部へ速やかに排出することができ、防水性に優れた端
部構造を提案するものである。 【0006】 【実施例】以下に図面を用いて本発明に係る端部構造の
一実施例について詳細に説明する。すなわち、図1は上
記構造の代表例を示す説明図であり、敷目板A、化粧カ
バーB、乾式壁材C、壁下地α、固定具βからなるもの
である。 【0007】さらに説明すると、壁下地αとは主柱、間
柱、胴縁等の躯体、あるいは鉄骨下地よりなる躯体から
なり、乾式壁材Cを釘、スクリュービス等の固定具βを
介して固定し、外壁を構成する下地として機能するもの
である。 【0008】また、敷目板Aは図2に示すように、弾性
力に優れ安定した係合力を兼ね備えた合成樹脂材の押出
品の1種からなる長尺体で、かつ断面を略L字状に形成
したものである。すなわち、敷目板Aは略断面を垂直な
固定片1と固定片1の下端を略直角に屈曲した底辺2
と、底辺2の先端を固定片1と略平行に屈曲した支持片
3と、支持片3の上下端をく字状に屈曲した係止片4
と、固定片1の下端を固定片1の延長線に対して鋭角な
角度θで傾斜させて屈曲した水切り片5と、水切り片5
の先端を下方へ垂下して形成した化粧片6とから長尺状
に形成したものである。また、底辺2には適宜ピッチで
形成した貫通孔7を設けたものである。 【0009】固定片1は図1に示すように、釘等の固定
具βにより壁下地αに固定される部分であると共に、上
部の乾式壁材Cを当接する部分である。なお、固定片1
には下方に突出させた弾力性のある雨返し用の防水ヒレ
8を複数形成したものである。また、底辺2は固定片1
の下端をその延長線に対して略直角に、水切り片5はθ
=80〜85度の角度で傾斜させて形成したものであ
り、その上下の乾式壁材Cの端部を当接するガイドとな
るものである。 【0010】さらに支持片3は固定片1および底辺2と
で凹溝を形成し、乾式壁材Cの端部を嵌挿すると共に、
略中央部に形成したV溝9をガイドとして釘等の固定具
βにより乾式壁材Cの端部を確実に固定するものであ
る。また、支持片3の両端に形成した係止片4は、後記
する化粧カバーBの係合片12を弾性を介して係合し、
化粧カバーBを敷目板Aに確実に、しかも容易に装着さ
せるものである。 【0011】貫通孔7は底辺2の途中もしくは端部分に
適宜ピッチで形成した短孔、長孔であり、本構造の施工
後に化粧カバーBと乾式壁材Cとの隙間から雨水等が万
一底辺2に浸入してきても、速やかに水切り片5上にに
排出し、内部に貯留するのを防止するものである。ま
た、貫通孔7の形成ピッチは形成大きさによって違う
が、50mm〜500mm位である。 【0012】水切り片5および化粧片6は、貫通孔7か
ら排出される雨水を速やかに乾式壁材Cの外側に排出し
防水性に寄与すると共に、下側の乾式壁材Cの端部とそ
の固定具βを覆い美観性に寄与するものである。また、
化粧片6の先端には乾式壁材C側に傾斜させた傾斜片1
0を形成し、意匠性と防水性を向上するものである。 【0013】化粧カバーBは図3に示すように、金属薄
板等の長尺体で弾力性のある材料を断面コ字状に形成し
たものであり、主に乾式壁材Cの下端部を固定している
固定具βを被覆し、意匠性を向上させると共に、固定具
βを雨水等から保護し、錆、腐食を防止するものであ
る。 【0014】さらに具体的に説明すると、化粧カバーB
は略断面を垂直な化粧面11と化粧面11の両端を略く
字状に屈曲した係合片12と、係合片12の先端を折り
返した舌片13とから長尺体に形成したものである。 【0015】化粧面11は上部に配設される乾式壁材C
の下端部を固定している固定具βを被覆し、美観性と防
水性を向上させるものである。また、係合片12は敷目
板Aの係止片4に嵌合し、化粧カバーBを敷目板Aに容
易に取り付けるためのものである。また、舌片13は危
険防止のために折り返して形成したものである。 【0016】ここで本発明に係る端部構造の施工例につ
いて説明する。まずカラー鋼板と裏面材間に合成樹脂発
泡体(プラスチックフォーム)を一体に形成したサンド
イッチ構造の乾式壁材Cを縦張りして2階建ての外壁を
形成すると仮定する。そこで図1に示すように壁下地α
(ここでは木造の横胴縁)の所定位置、例えば土台から
10尺の所に横目地を形成するとし、下方の乾式壁材C
を順次施工する。 【0017】次に敷目板Aの水切り片5と化粧片6によ
り、下方に配設された乾式壁材Cの上端部を被覆するよ
うに、敷目板Aの固定片1を壁下地αに沿って釘等の固
定具βを介して水平方向に固定し、施工する。 【0018】次に上段の乾式壁材Cを敷目板Aの固定片
1、底辺2、支持片3で囲まれた凹溝に挿入して固定
し、支持片3のV溝9から固定具βにより壁下地αに順
次固定する。最後に、敷目板Aの係止片4に化粧カバー
Bの係合片12を弾性を利用して係合し、施工を完了す
るものである。 【0019】 【その他の実施例】以上説明したのは本発明に係る端部
構造の一実施例にすぎず、敷目板Aを図4、5図に示す
ように形成することもできる。すなわち、図4(a)は
底辺2と水切り片5の間に補強片14を形成し、強度を
向上した例、(b)図は底辺2を傾斜させて雨水等が貯
留するのを防止した例、(c)図は係止片4の一方を切
除した例、(d)図は底辺2の途中から水切り片5を形
成した敷目板Aの例である。 【0020】図5(a)、(b)はそれぞれ支持片3、
傾斜片10に弾性体Dを介在させ、乾式壁材Cと密着す
ることによって防水性を向上した例である。なお、弾性
体Dの素材としては発泡ポリエチレン、クロロプレンゴ
ム、EPTゴム、合成ゴムビード、ボンドブレーカー、
EPDM等の弾性を有し防水性を発揮するものからな
り、弾性体Dの敷目板A、後記する化粧カバーBへの固
定には、例えばエポキシ系、アクリル系、ウレタン樹脂
系、油性系等の各種接着剤を使用するものである。 【0021】また、図5(c)図は係止片4の形状を変
形した例、(d)図は化粧片6の略中央部に化粧リブ1
5を形成した敷目板Aの例である。 【0022】また、図6は化粧カバーBの変形例であ
り、(a)図は舌片13を反対側に折り返した例、
(b)図は化粧面11の略中央部に化粧リブ16を形成
した化粧リブBの例である。勿論、これらの敷目板A、
化粧カバーBを自由に組み合わせて本発明に係る端部構
造とすることができるものである。 【0023】さらに、図7に示すように本発明に係る端
部構造を土台部分に形成することもできる。勿論、図示
しないが窓上にも使用できるものである。 【0024】 【発明の効果】上述したように本発明に係る端部構造に
よれば、乾式壁材を脳天打ちして係止した場合の釘頭
が外装面に露出せず、乾式壁材端部の変形、特に合成樹
脂発泡体を芯材とするサンドイッチ板では凸状を確実に
抑制、固定でき耐風圧も向上する。敷目板の底辺およ
び水切り片が乾式壁材端をガイドできるので施工が容易
となる。乾式壁材を施工した後に化粧カバーを敷目板
に弾性を介して係合するだけで施工を完了することがで
きるので、装着が極めて容易である。上下に配設され
る乾式壁材の端部を固定具を介して確実に固定できると
共に、固定した固定具が一切外観に現れない。底辺に
貫通孔を形成したので、内部に万一雨水が漏水しても、
水が内部に溜まることなく貫通孔から外部へ速やかに排
出することができるので、壁下地の腐食を防止すると共
に、乾式壁材の端部の腐食をも防止できる。乾式壁材
の芯材に合成樹脂発泡体等の吸水性のものを使用する場
合にでも、芯材が水分を吸収することが全くなく、乾式
壁材の性能を長期に亘って維持できる。等の特徴、効果
がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る端部構造の代表例を示す断面図で
ある。 【図2】本発明で使用する敷目板の一例を示す斜視図で
ある。 【図3】本発明で使用する化粧カバーの一例を示す斜視
図である。 【図4】本発明で使用する敷目板のその他の実施例を示
す断面図である。 【図5】本発明で使用する敷目板のその他の実施例を示
す断面図である。 【図6】本発明で使用する化粧カバーのその他の実施例
を示す断面図である。 【図7】本発明に係る端部構造のその他の実施例を示す
断面図である。 【符号の説明】 A 敷目板 B 化粧カバー C 乾式壁材 α 壁下地 β 固定具 1 固定片 2 底辺 3 支持片 4 係止片 5 水切り片 6 化粧片 7 貫通孔 8 防水ヒレ 9 V溝 10 傾斜片 11 係合片 12 舌片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 19/02 E04F 13/08 - 13/18

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 略断面を垂直な固定片と該固定片の下端
    を略直角に屈曲した底辺と該底辺の先端を前記固定片と
    略平行に屈曲した支持片と該支持片の上下端に形成した
    係止片と、前記固定片の下端を固定片の延長線に対して
    鋭角に傾斜させて屈曲した水切り片と該水切り片の先端
    を下方へ垂下して形成した化粧片とから長尺状に形成す
    ると共に、前記底辺に適宜ピッチで形成した貫通孔を設
    けた合成樹脂製の敷目板と、略断面を垂直な化粧面と該
    化粧面の上下端を屈曲した係合片とから長尺状に形成し
    た金属製の化粧カバーとを備え、壁下地に対し敷目板の
    固定片を固定具を介して固定し、底辺および水切り片の
    上下に乾式壁材の端部を配し、支持片上から乾式壁材の
    端部を固定具を介して固定し、該固定具を被覆するよう
    に敷目板の係止片に化粧カバーの係合片を弾性を利用し
    て装着されていることを特徴とする端部構造。
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