JPH0756159B2 - 開口部周囲の外壁構造 - Google Patents

開口部周囲の外壁構造

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JPH0756159B2
JPH0756159B2 JP21074787A JP21074787A JPH0756159B2 JP H0756159 B2 JPH0756159 B2 JP H0756159B2 JP 21074787 A JP21074787 A JP 21074787A JP 21074787 A JP21074787 A JP 21074787A JP H0756159 B2 JPH0756159 B2 JP H0756159B2
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JP
Japan
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wall
opening
sash
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JP21074787A
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Inventor
達雄 山本
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株式会社アイジー技術研究所
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はALC部材、コンクリート、ブロツク等からなる
外壁を乾式外壁材で改修し新規外壁を形成した際の開口
部周囲の防水性を完全にした外壁構造に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
この種外壁を改修するには新築時の外壁、既存外壁の開
口部上端に単にカバー材を施工し、下端部に止縁を装着
したに過ぎないものであった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような構造の開口部においては雨水
が既存壁との間に侵入するのを防止できず、新規壁、下
地等を腐食する不利があった。さらに、新規壁と既存外
壁間の空隙を閉塞するには、コーキング材を充填すれば
よいが、コーキング材が露出しているため耐侯性、防水
性に劣る不利があった。また、ALC外壁の開口部近傍の
左右端は、強度的に何等の構造も採られていなかった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はこのような欠点を除去するため、既存外壁に補
強板を装着し、この補強板上に当て木を固定し、この当
て木裏面と、新築時の外壁、あるいは既存外壁にコーキ
ング材を充填し、また開口部下端に新規外壁の上端部を
カバー材で被覆し、このカバー材の上を既存開口部の役
物で被覆して防水性を強化し、さらに、窓枠用サッシと
外壁(既存)間を含むある領域を防水テープで被覆して
新規外壁、その下地を完全に保護するようにした開口部
周囲の外壁構造を提案するものである。
〔実施例〕
以下に、図面を用いて本発明に係る開口部周囲の外壁構
造の一実施例について詳細に説明する。第1図(a)、
(b)は本発明に係る開口部周囲の外壁構造の一例を示
す断面図であり、1は既存外壁でALC外壁、コンクリー
ト外壁、ブロツク外壁のいずれかである。2は窓枠用サ
ッシ、3は補強板で長方形断面の帯体で第2図に示すよ
うに窓枠用サッシ近傍に配設、固定するものであり、補
強板3aは既存外壁1上に所定ピッチで垂直に配列するも
のである。なお補強板3は、開口部上端においては水平
方向に切断した下端部がサッシ2の上方を被覆する程度
のところに位置するように、また開口部下端において
は、既存外壁1の表面の上端に上端部が位置するように
配設、固定するものである。特に、開口部4近傍には新
規外壁を取り付けるための胴縁5を固定する補強板3b
を、別途に設けたものであり、胴縁5は一定ピッチで水
平、あるいは垂直に固定する。さらに胴縁5は第3図
(a)〜(d)、第4図(a)〜(f)に示すような形
状に形成し、これを第5図に示すようにフックボルト9
に第6図(a)〜(c)に示す構造で固定するものであ
る。すなわち、胴縁5は段差部6と取付孔7を有し、こ
れに必要に応じてスペーサ8を設けたものであり、胴縁
5の既存外壁1、特にALC部材においては座ぐり孔1aに
充填されているモルタルを除去し、これにナット10、ボ
ルト11等からなる締結具12、もしくは新築では第6図
(c)に示すようにフックボルト9を延長した形状とす
るものである。13は当て木で窓枠用サッシ2の上端部に
おける補強板3の下端部に水平にボルト11aで連結す
る。14は水切りで当て木13をカバーするものであり、15
は既存水切りで窓枠用サッシ2の下端部に固定されてい
る。16は止縁で取付具17とカバー材18とから形成し、構
成材のスプリングバックで掛止されているものである。
19は新規外壁で乾式外壁材20、例えば第7図(a)〜
(f)、第8図(a)〜(p)、および第9図(a)〜
(i)に示す形状のものを用いるものである。胴縁5に
乾式外壁材20を装着するには釘、金具、例えば第10図
(a)〜(d)に示すような取付金具Aを用い、これで
乾式外壁材20を縦、横張りのいずれかに装着するもので
ある。21はコーキング材で既存外壁1の窓枠用サッシ2
と当て木13間、窓枠サッシ2の下端と既存外壁1および
水切り14裏面と止縁16間の間隙を充填し、開口部(窓
等)4周囲から雨水が内部へ漏洩するのを防止するもの
である。その具体例としてはホットメルト系、プラスチ
ック発泡系、ゴム系等の1種以上からなり、これに必要
により防火剤を添加した組成からなるものである。22は
防水テープで粘着性があり、その貼着位置は第1図
(a)、(b)、第2図に示すように水切り14と当て木
13間、止縁16と新規外壁19、既存外壁1間、および窓枠
用サッシ2と既存外壁1間を含むある領域(10〜100mm
位)を被覆するものである。さらに説明すると、防水テ
ープ22はアルミニウム箔と紙、アルミニウム箔と合成樹
脂フィルム、アルミニウム箔とアスファルトフェルト、
ステンレス箔とプラスチックフィルム、ガラス繊維不織
布とアルミニウム箔等のいずれか1種からなる。
次に施工例につき説明する。
まず、既存外壁1としては第11図に示すようにALC外壁
の既存外壁1で3階建と仮定し、その既存外壁1上に補
強板3a(板厚3mm、幅30mmをパラペット23から布基礎24
に垂直にP1=1200〜1800mmで垂れ下げ、布基礎24にその
端部をアンカーボルト25で第12図に示すように固定す
る。なお、上、下部開口部に上下端のいずれかを接する
補強板3については、それぞれ開口部近傍で胴縁5と交
わる箇所にてボルト11aで既存外壁1に固定するもので
ある。補強板3、3aには1000mmピッチ位で小孔を穿設し
ておき、4〜6.5mmφで65mm長のアンカーボルト25で仮
止めする。
次に第3図(a)に示す胴縁5をP2=600mm位で既存外
壁1上に水平に配設し、第1図に示すように固定する。
次に図示しない役物を土台、パラペット23に固定し、次
に開口部4に第1図(a)、(b)、第2図に示すよう
に当て木13、補強板3,3a,3bを固定する。次に、第1図
(a)、第2図に示すように防水テープ22を貼着する。
次に水切り14を当て木13に固定した後は乾式外壁材20を
施工し、次にコーキング材21を各空隙に充填し、かつ第
1図(b)に示すように防水テープ22を貼着した後に、
最後に止縁16を装着して新規外壁19を形成するものであ
る。勿論、コーキング材21は第1図(b)に示すように
止縁16と既存水切り15間の空隙にも充填する。
以上説明したのは本発明に係る開口部周囲の外壁構造の
一実施例にすぎず、第13図に示すように乾式外壁材20を
縦に張ったり、胴縁5を横張り状に形成し、これに第14
図に示すように取付金具Aによって装着することもでき
る。
〔発明の効果〕
上述したように本発明に係る開口部周囲の外壁構造によ
れば、開口部近傍の周囲、特に垂直方向に補強板を特
別に配設したため胴縁の開口部近傍における支持が確実
となる。新規外壁の開口部上端における水切りと防水
テープの貼着が完全で、かつ美観にもすぐれる。開口
部周囲の新規外壁における防水性がコーキング材、防水
テープ、止縁等の使によってすぐれている。新規外壁
の形成が従前より1/3〜1/5とコスト、施工期間において
低減できる。風圧に対しては十分に耐えられるよう
に、補強板と胴縁を構築物の外壁にカゴ、タル状の枠体
を形成する構造とし、下地形成を簡単にできる。窓枠
用サッシと既存外壁間の境界部を含む防水テープで被覆
したため、開口部近傍の漏れがない。等の特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)、第2図は本発明に係る開口部周
囲の外壁構造の一実施例を示す断面図と一部切り欠き説
明図、第3図(a)〜(d)、第4図(a)〜(f)は
胴縁の一例を示す説明図、第5図は外壁の断面図、第6
図(a)〜(c)は乾式外壁材の装着構造の一例を示す
説明図、第7図(a)〜(f)、第8図(a)〜
(p)、および第9図(a)〜(i)は乾式外壁材の一
例を示す断面図、第10図(a)〜(d)は取付金具の一
例を示す説明図、第11図、第12図は補強板、胴縁の取付
状態を示す説明図、第13図は乾式外壁材の装着状態を示
す斜視図、第14図はその他の実施例を示す説明図であ
る。 1……既存外壁、2……窓枠用サッシ、3、3a……補強
板、4……開口部、5……胴縁、9……フックボルト、
16……止縁、19……新規外壁、21……コーキング材、22
……防水テープ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ALC部材、コンクリート等の一種からなる
    既存外壁に乾式外壁材からなる新規外壁を成形する際の
    窓枠用サッシ等からなる開口部において、該開口部上端
    におい既存外壁表面に垂直に配列した補強板の下端に当
    て木を水平に固定し、該当て木上に水切りを設け、該水
    切り上に乾式外壁材の下端部が位置するように固設する
    と共に、窓枠用サッシ等からなる開口部と前記当て木間
    の空隙にコーキング材を植設し、また窓枠用サッシ等か
    らなる開口部下端に位置する外壁上に設けた乾式外壁材
    上端を止縁で被覆すると共に、窓枠用サッシからなる開
    口部と止縁間の空隙にコーキング材を充填してなり、さ
    らに前記外壁と窓枠用サッシ間を含む任意幅を防水テー
    プで被覆したことを特徴とする開口部周囲の外壁構造。
JP21074787A 1987-08-24 1987-08-24 開口部周囲の外壁構造 Expired - Lifetime JPH0756159B2 (ja)

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