JP2538152Y2 - 床部からの立ち上がり部防水層用保護パネルの上端用ホルダー - Google Patents

床部からの立ち上がり部防水層用保護パネルの上端用ホルダー

Info

Publication number
JP2538152Y2
JP2538152Y2 JP1989135889U JP13588989U JP2538152Y2 JP 2538152 Y2 JP2538152 Y2 JP 2538152Y2 JP 1989135889 U JP1989135889 U JP 1989135889U JP 13588989 U JP13588989 U JP 13588989U JP 2538152 Y2 JP2538152 Y2 JP 2538152Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
holder
waterproof layer
floor
rising
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989135889U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0373331U (ja
Inventor
良三 澤西
周 井上
Original Assignee
アーキヤマデ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アーキヤマデ株式会社 filed Critical アーキヤマデ株式会社
Priority to JP1989135889U priority Critical patent/JP2538152Y2/ja
Publication of JPH0373331U publication Critical patent/JPH0373331U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2538152Y2 publication Critical patent/JP2538152Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は陸屋根やベランダ等の、床部防水層に続き
床部からの立ち上がり部にも防水層が形成され、立ち上
がり防水層の表面側は遮光性耐水性を有するパネルで保
護される構造における、保護パネルの上端ホルダーに関
するものである。
〔従来の技術〕
従来の、床部からの立ち上がり部防水層用保護構造と
しては第7図に示すように、床部31の防層32aに続き床
部31からの立ち上がり部33にも防水層32bが形成され、
立ち上がり部33には防水層32bの上端部を覆うように水
切り材34が取り付けられ、この水切り材は拡大第8図に
示すように後端垂直板部35を固定し、水切り材34の先端
側には防水層32b用保護パネル36の上端を嵌入支持する
ホルダー37が連成してあり、立ち上がり部33の下端床部
には保護パネル36の下端を嵌入支持するホルダー38(第
9図はその拡大図)が、床部防水層32用押え層39部に埋
め込み固定されている(実公昭63-43304号)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来の、保護パネル36用上下のホルダー37、38は
何れも保護パネル36の上端や下端を嵌合支持する『コ』
字形挟持部の凹部a、bの内幅が保護パネル36の厚み寸
法と等しくて保護パネル36の上端や下端を密に且つ全嵌
合する構造であり、上下のホルダーに対する保護パネル
の着脱に困難性がある。
また、保護パネル36用上下のホルダー37、38は何れも
保護パネル36の上端又は下端を密に嵌合支持する構造で
あり、立ち上がり部防水層32bと保護パネル36間に湿気
が停滞したり、熱気がこもることがあった。この湿気及
び熱気の停滞は防水層32bの劣化などにつながる。
この考案は、上記の問題点を解決しようとするもの
で、その目的とするところは、立ち上がり部防水層用保
護パネルの上下端ホルダーへの着脱が容易で、かつ保護
パネルをホルダーに安定して支持するとともに、立ち上
がり部防水層と保護パネル間に湿気及び熱気が停滞しな
いようにすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するためにこの考案は、上端ホル
ダーのパネル嵌合挟持部の深さは下端ホルダーのパネル
挟持部深さより大なる寸法とし、パネル嵌合部の内幅は
保護パネルの厚みより大なる寸法として嵌合部の側方隙
間に弾性材を詰め、かつ上端ホルダーの保護パネルの上
端挟持部における、床部からの立ち上がり壁側の側板部
に通気用開口部を形成した構成としたのである。
〔作用〕
立ち上がり部防水層の表面側において、立ち上がり防
水層の上端側には遮光性耐水性の保護パネルの上端用ホ
ルダー、上端用ホルダーの直下には保護パネルの下端用
ホルダーをそれぞれ配設し、この状態で保護パネルの上
端縁を上部ホルダーに最大嵌合し、次いで保護パネルの
下端を下端ホルダーに落とし込み嵌合支持させる。又上
端ホルダーのパネル嵌合挟持部内でパネルの側方に生じ
る間隙には弾性材を詰め、この弾性材によって保護パネ
ル上端がホルダーに安定して支持される。さらに、上端
ホルダーの通気用開口部から、立ち上がり部防水層と保
護パネル間に空気が出入りして通気がなされる。
〔実施例〕
第1図は本考案に係る立ち上がり部防水構造の一実施
例としての防水施工部の一部切欠斜視図、第2図は同要
部の拡大縦断面図であり、1は床面、2はスラブコンク
リートからなる床部、3aは床部2上に形成されたアスフ
ァルト防水などの防水層、3bは防水層3aに続き立ち上が
り部4の内面側に形成された防水層である。
立ち上がり防水層3bの上端部は押え金物を兼ねるパネ
ル上端ホルダー5で押さえ、且つアンカーボルト6で固
定してある。
パネル上端ホルダー5には下向きの深いパネル挟持部
7をそなえている。
パネル上端ホルダー5の直下で床面の防水層押え層8
上には上向きの浅いパネル挟持部9をそなえるパネル下
端ホルダー10が接着剤11で床面に接着固定してある。
上下のホルダー5,10間には、スレート等の遮光性と耐
水性を有する保護パネル12が嵌合挟持されている。
パネル下端ホルダー10におけるパネル挟持部9は比較
的浅いが、パネル上端ホルダー5におけるパネル挟持部
7の深さは、下端ホルダーのパネル挟持部深さより大な
る寸法にしてあって、保護パネル12の上端を上端ホルダ
ー5のパネル挟持部7に最大挿入し、次に下端ホルダー
10のパネル挟持部9に落とし込み嵌合させることができ
る。
上下のパネルホルダー5,10におけるパネル挟持部7,9
の内幅は保護パネル12の厚みより大なる寸法にしてあ
り、これらのパネル挟持部7,9に保護パネル12の上端や
下端を嵌合した状態で、ホルダーのパネル挟持部内で一
方のパネル挟持壁とパネル間の隙間には、ポリエチレン
発泡体その他の弾性材(クッション材)18a,18bが詰め
られている。
図示の下端ホルダーは第3図に示すように長尺のホル
ダー本体13と短尺のベースジョイント14の分割体とし、
両分割体を弾性係合部16,17で結合したものとすること
で、下端ホルダー10の下側と床部1との間に通気と雨水
の排出を兼ねる開口部28が形成してある。
第4図第5図は下端ホルダーの他例を示し、第4図の
下端ホルダー10aはパネル挟持部9の底壁aを両側板間
の幅方向に傾斜させてあって、保護パネル12の下端はそ
の一側縁のみが接地しており、第5図の下端ホルダー10
bはパネル挟持部9aの、保護パネルの表面側に対応する
側板bを、上側が対向側に向く傾斜にしてあって、側板
bとパネル12間に下広がりの空間ができ、雨水が流入し
てもその雨水は前記空間を流下してホルダーのジョイン
ト部から流出する。
第3図第5図において21は、下端ホルダー10の、パネ
ル挟持部9の内底面に形成した、パネルの下端を受ける
小突条である。
第3図第4図において29は下部ホルダー10,10aにおけ
る、床面側の側壁の上端に形成した、対向側壁の方に向
く小幅突条であり、この突条が保護パネル12の表面に圧
接することで雨水がパネル挟持部9内に侵入するのを防
止する。
第6図は床部からの立ち上がり部防水層用保護パネル
の上端ホルダーの他例を示し、このパネルの上端ホルダ
ー5aは、床部からの立ち上がり部がパラペット4aである
場合の、頂部に笠木23を、ジョイントホルダーや中間ベ
ース等の部材24を介して取付ける構造においてこれらの
部材24はボルト25で固定している。
第1図第2図において26は、パネル上端ホルダー5、
5間の接続部分に被せた、雨水の侵入防止用カバー、第
2図において27a、27bはパネル上端ホルダー5を固定す
るアンカーボルト6が貫通する部分及び同ホルダーの根
部と、同根部の上端部分及び防水層3bの上端と立ち上が
り部のあご下間に充填したシール部を示す。
又第2図に示すように、上端ホルダー5におけるパネ
ル挟持部7の、立ち上がり部4側の側板部には少なくと
も上端部付近に、通気孔30が形成してあって、立ち上が
り部防水層3bと保護パネル12間の空気が前記通気孔30か
らパネル挟持部内に流入し、パネル挟持部内の各弾性材
18a間を経て大気中に流れるので立ち上がり部防水層3b
と保護パネル12間の空間に湿気が停滞したり、熱気がこ
もることがない。
又通気用開口部は、通気孔30に限定されるものでなく
切り欠きとすることも出来る。
〔効果〕
この考察の床部からの立ち上がり部防水層用保護パネ
ルの上端ホルダーとしたことにより、以下に述べるよう
な効果がある。
(1)立ち上がり部防水相用保護パネルの上端ホルダー
におけるパネル挟持部の深さは、下端ホルダーにおける
パネル挟持部深さより大なる寸法にしてあるので、保護
パネルの上端を上端ホルダーのパネル挟持部に最大挿入
することで次に保護パネルの下端を下端ホルダーのパネ
ル挟持部に落し込み嵌合させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る床部からの立ち上がり部防水構造
部分の実施例を示す一部切欠斜視図、第2図は同上要部
の拡大縦断側面図、第3図は立ち上がり部防水層用保護
パネルの下端ホルダーを分解して示す縦断側面図、第4
図、第5図は保護パネルの下端ホルダーの他例の使用態
様における縦断側面図、第6図はパラペットである立ち
上がり部の保護パネルの上端ホルダーの縦断側面図、第
7図は従来の立ち上がり部防水用保護パネル部の縦断側
面図、第8図は同パネルの上端ホルダーの、第9図は同
下端ホルダーのそれぞれ一部切欠斜視図である。 2……床部、3a,3b……防水層、4……立ち上がり部、
5,5a……保護パネル12の上端ホルダー、7……保護パネ
ルの上端挟持部、10,10a,10b……保護パネルの下端ホル
ダー、18a……弾性材、30……上端ホルダーの通気孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床部の防水層に続き床部からの立ちあがり
    部にも防水層が形成され、立ち上がり防水層の表面側に
    は遮光性と耐水性を有する保護パネルを配して保護パネ
    ルの上端及び下端をホルダーに嵌合挟持して支持した構
    造において、上端ホルダーのパネル挟持部深さは下端ホ
    ルダーのパネル挟持部深さより大なる寸法とし、その挟
    持部内でパネルの側方に形成される間隙に弾性材を詰
    め、かつ、上端ホルダーの保護パネルの上端挟持部にお
    ける、床部からの立ち上がり壁側の側板部に通気用開口
    部を形成したことを特徴とする床部からの立ち上がり部
    防水層用保護パネルの上端用ホルダー。
JP1989135889U 1989-11-21 1989-11-21 床部からの立ち上がり部防水層用保護パネルの上端用ホルダー Expired - Lifetime JP2538152Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989135889U JP2538152Y2 (ja) 1989-11-21 1989-11-21 床部からの立ち上がり部防水層用保護パネルの上端用ホルダー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989135889U JP2538152Y2 (ja) 1989-11-21 1989-11-21 床部からの立ち上がり部防水層用保護パネルの上端用ホルダー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0373331U JPH0373331U (ja) 1991-07-24
JP2538152Y2 true JP2538152Y2 (ja) 1997-06-11

Family

ID=31683127

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989135889U Expired - Lifetime JP2538152Y2 (ja) 1989-11-21 1989-11-21 床部からの立ち上がり部防水層用保護パネルの上端用ホルダー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2538152Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6176634A (ja) * 1984-09-21 1986-04-19 Tokuriki Honten Co Ltd 白金系合金
JPS6324215A (ja) * 1986-07-17 1988-02-01 Kobe Steel Ltd 基準形状投影装置
JPS6327655A (ja) * 1986-07-18 1988-02-05 田島ル−フイング株式会社 防水層の立上り端部保護構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0373331U (ja) 1991-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3364383B2 (ja) 建物のオーバーハング部の排水・通気構造
JP2538152Y2 (ja) 床部からの立ち上がり部防水層用保護パネルの上端用ホルダー
JP2538153Y2 (ja) 床部からの立ち上がり部防水層用保護パネルの下端用ホルダー
JPH0756159B2 (ja) 開口部周囲の外壁構造
JP3244670B2 (ja) 外壁の柱カバーとベランダの笠木との間の防水構造
JPH06146509A (ja) 笠木を備えたパラペットの防水装置
JPH0544418Y2 (ja)
JPS59431Y2 (ja) 外壁の雨仕舞構造
JP3778632B2 (ja) サッシ枠上端側サイディングの止水・見切り構造
JP3234278B2 (ja) 防水層立上り部の保護構造
JPH0734625A (ja) 屋根面換気ユニット
JPH0539128Y2 (ja)
JPS6017451Y2 (ja) 雨仕舞構造
JPS5934662Y2 (ja) 屋根の楝構造
JP3007251U (ja) 笠木の取付構造
JP3164914B2 (ja) 屋根の壁際部の雨仕舞構造
JPS6023379Y2 (ja) 本屋と下屋の接合部における雨仕舞い装置
JPH01210562A (ja) 陸屋根床部からの立ち上り部の防水工法
JP2579268B2 (ja) 防水層立上り部の保護工法及び保護構造
JP3503991B2 (ja) 建物の防水層の保護構造
JPH0431377Y2 (ja)
JPH0842006A (ja) 通気性外壁パネル及びそのパネル下部の防水構造
JPH0650566Y2 (ja) 笠木装置
JPS5923129Y2 (ja) 屋根
JP2538168Y2 (ja) 躯体の防水構造