JPH0650566Y2 - 笠木装置 - Google Patents
笠木装置Info
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- JPH0650566Y2 JPH0650566Y2 JP1989053119U JP5311989U JPH0650566Y2 JP H0650566 Y2 JPH0650566 Y2 JP H0650566Y2 JP 1989053119 U JP1989053119 U JP 1989053119U JP 5311989 U JP5311989 U JP 5311989U JP H0650566 Y2 JPH0650566 Y2 JP H0650566Y2
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- waterproof
- parapet
- waterproof sheet
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Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は隣り合う建物の隙間側のパラペットの上部を覆
う笠木装置に関する。
う笠木装置に関する。
「従来の技術」 従来の笠木装置はカバーの両側板とパラペットとの間を
防水可能に覆う防水シートを固定的に設置していた。
防水可能に覆う防水シートを固定的に設置していた。
このため、地震等で隣り合う建物が揺れ動いた場合に、
防水シートの移動許容範囲を簡単に越え、破損してしま
うという欠点があった。
防水シートの移動許容範囲を簡単に越え、破損してしま
うという欠点があった。
「本考案の目的」 本考案は以上のような従来の欠点に鑑み、地震等でカバ
ーが揺れても防水カバーの破損が効率良く防止すること
のできるとともに、パラペットの上面全体を水切板で覆
って、水の浸入を効率よく阻止することができる笠木装
置を得るにある。
ーが揺れても防水カバーの破損が効率良く防止すること
のできるとともに、パラペットの上面全体を水切板で覆
って、水の浸入を効率よく阻止することができる笠木装
置を得るにある。
「本考案の目的を達成するための手段」 本考案は隣り合う建物の隙間側のパラペットの上部を覆
うことができるカバーと、このカバーを地震等を隣り合
う建物が揺れても破損しないように前記パラペットに取
付けることのできる取付け金具と、前記カバーの両側板
と対応する部位の前記パラペットにそれぞれ取付けられ
た水切板と、一端が水切板に取付けられ、他端が前記カ
バーの両側板に取付けられた一対の防水シートとを備え
る笠置装置において、前記水切板を前記パラペットの上
面全体を覆うように形成したものを使用し、前記防水シ
ートの両端部に軸部を形成するとともに、前記水切板お
よびカバーの両側板に前記防水シートの軸部をスライド
可能に支持する支持部を形成したことを特徴としてい
る。
うことができるカバーと、このカバーを地震等を隣り合
う建物が揺れても破損しないように前記パラペットに取
付けることのできる取付け金具と、前記カバーの両側板
と対応する部位の前記パラペットにそれぞれ取付けられ
た水切板と、一端が水切板に取付けられ、他端が前記カ
バーの両側板に取付けられた一対の防水シートとを備え
る笠置装置において、前記水切板を前記パラペットの上
面全体を覆うように形成したものを使用し、前記防水シ
ートの両端部に軸部を形成するとともに、前記水切板お
よびカバーの両側板に前記防水シートの軸部をスライド
可能に支持する支持部を形成したことを特徴としてい
る。
また、本考案は隣り合う建物の隙間側のパラペットの上
部を覆うことのできるカバーと、このカバーを地震等で
隣り合う建物が揺れて破損しないように前記パラペット
に取付けることのできる取付け金具と、前記カバーの両
側板と対応する部位の前記パラペットにそれぞれ取付け
られた水切板と、一端が水切板に取付けられ、他端が前
記カバーの両側板に取付けられた一対の防水シートと、
前記隙間側の水切板に両端部が取付けられた内側防水シ
ートとを備える笠置装置において、前記防水シートの両
端部に軸部を形成するとともに、前記水切板を前記パラ
ペットの上面全体を覆うように形成された水切板本体
と、この水切本体の両端部に形成された前記内側防水シ
ートの軸部をスライド移動可能に支持することができる
防水カバー支持部と、この防水カバー支持部の開口部を
それぞれ前記内側防水シートの端部および前記防水シー
ト軸部の脱落を阻止する押え板を形成したことを特徴と
している。
部を覆うことのできるカバーと、このカバーを地震等で
隣り合う建物が揺れて破損しないように前記パラペット
に取付けることのできる取付け金具と、前記カバーの両
側板と対応する部位の前記パラペットにそれぞれ取付け
られた水切板と、一端が水切板に取付けられ、他端が前
記カバーの両側板に取付けられた一対の防水シートと、
前記隙間側の水切板に両端部が取付けられた内側防水シ
ートとを備える笠置装置において、前記防水シートの両
端部に軸部を形成するとともに、前記水切板を前記パラ
ペットの上面全体を覆うように形成された水切板本体
と、この水切本体の両端部に形成された前記内側防水シ
ートの軸部をスライド移動可能に支持することができる
防水カバー支持部と、この防水カバー支持部の開口部を
それぞれ前記内側防水シートの端部および前記防水シー
ト軸部の脱落を阻止する押え板を形成したことを特徴と
している。
「本考案の実施例」 以下、図面の示す実施例により、本考案を詳細に説明す
る。
る。
第1図ないし第18図の実施例において、1は隣り合う建
物2、2Aの隙間3側のパラペット4、4Aの上部を覆う本
考案の笠木装置で、この笠木装置1は前記パラペット
4、4Aの上部を覆うカバー5と、このカバー5を前記建
物2、2Aが地震等で揺れても破損しないように支持する
前記パラペット4、4Aに所定間隔で取付けられた複数個
の取付け金具6と、前記パラペット4、4Aの上部にそれ
ぞれ固定された水切板7、7と、前記カバー5の両側板
5a、5aの下部内壁面にそれぞれ取付けられた取付け部材
8、8と、一端が前記水切板7、7にそれぞれ取付けら
れ、他端が前記取付け部材8、8にそれぞれ取付けられ
た防水シート9、9と、前記パラペット4、4A間を覆う
内側防水シート10とから構成されている。
物2、2Aの隙間3側のパラペット4、4Aの上部を覆う本
考案の笠木装置で、この笠木装置1は前記パラペット
4、4Aの上部を覆うカバー5と、このカバー5を前記建
物2、2Aが地震等で揺れても破損しないように支持する
前記パラペット4、4Aに所定間隔で取付けられた複数個
の取付け金具6と、前記パラペット4、4Aの上部にそれ
ぞれ固定された水切板7、7と、前記カバー5の両側板
5a、5aの下部内壁面にそれぞれ取付けられた取付け部材
8、8と、一端が前記水切板7、7にそれぞれ取付けら
れ、他端が前記取付け部材8、8にそれぞれ取付けられ
た防水シート9、9と、前記パラペット4、4A間を覆う
内側防水シート10とから構成されている。
前記カバー5は第3図および第4図に示すようにステン
レス材等で山形形状に形成されたカバー本体11と、この
カバー本体11の両側部を下方に折曲げて形成した両側板
5a、5aと、前記カバー本体11の両端部を覆うように形成
した小口蓋板12、12とから構成されている。
レス材等で山形形状に形成されたカバー本体11と、この
カバー本体11の両側部を下方に折曲げて形成した両側板
5a、5aと、前記カバー本体11の両端部を覆うように形成
した小口蓋板12、12とから構成されている。
なお、このカバー5は両端部の小口蓋板12、12を別体に
形成し、カバー本体11にスライド可能に取付けたものを
使用しても良い。
形成し、カバー本体11にスライド可能に取付けたものを
使用しても良い。
前記取付け金具6はタッピングビス13等で前記水切板
7、7に固定される第10図に示す軽Z形鋼形状の固定金
具14と、両端部の取付け部15、15がタッピングビス13等
で前記水切板7に固定された第11図に示すハット形鋼形
状の支持金具16と、この支持金具16に支持されるととも
に、前記固定金具14にタッピングビス13等で固定される
第12図に示す前記カバー5の内壁面と当接するカバー取
付け金具17と、前記支持金具16内を通して両端部の取付
け部18、18がタッピングビス13、13等によって前記カバ
ー取付け金具17に取付けられる第13図に示す保持金具19
とから構成されている。
7、7に固定される第10図に示す軽Z形鋼形状の固定金
具14と、両端部の取付け部15、15がタッピングビス13等
で前記水切板7に固定された第11図に示すハット形鋼形
状の支持金具16と、この支持金具16に支持されるととも
に、前記固定金具14にタッピングビス13等で固定される
第12図に示す前記カバー5の内壁面と当接するカバー取
付け金具17と、前記支持金具16内を通して両端部の取付
け部18、18がタッピングビス13、13等によって前記カバ
ー取付け金具17に取付けられる第13図に示す保持金具19
とから構成されている。
前記水切板7、7は第5図ないし第9図に示すようにパ
ラペット4あるいは4Aの上面に複数個のアンカーボルト
20で固定される水切板本体21と、この水切板本体21の一
端部をコ字状に折曲げた内側防水カバー支持部22と、こ
の内側防水カバー支持部22の開口部を覆うように複数個
のタッピングビス13等で固定された軽山形鋼形状の押え
板23と、前記水切板本体21の他端部を下方へ折曲げて形
成した取付け部24と、前記水切板本体21の他端部寄りの
部位に上方へ逆L字状に突出成形した防水カバー支持部
25と、この防水カバー支持部25の開口部を覆うように前
記取付け部24に複数個のタッピングビス13等で固定され
る押え板26とから構成されている。
ラペット4あるいは4Aの上面に複数個のアンカーボルト
20で固定される水切板本体21と、この水切板本体21の一
端部をコ字状に折曲げた内側防水カバー支持部22と、こ
の内側防水カバー支持部22の開口部を覆うように複数個
のタッピングビス13等で固定された軽山形鋼形状の押え
板23と、前記水切板本体21の他端部を下方へ折曲げて形
成した取付け部24と、前記水切板本体21の他端部寄りの
部位に上方へ逆L字状に突出成形した防水カバー支持部
25と、この防水カバー支持部25の開口部を覆うように前
記取付け部24に複数個のタッピングビス13等で固定され
る押え板26とから構成されている。
前記取付け部材8は逆L字状の第1部材27と、この第1
部材27のL字状部に四角形状の支持部28を形成するクラ
ンク状の第2部材29と、この第2部材29と前記第1部材
27とを前記カバー5の側板5aに固定する複数個のタッピ
ングビス13等とから構成されている。
部材27のL字状部に四角形状の支持部28を形成するクラ
ンク状の第2部材29と、この第2部材29と前記第1部材
27とを前記カバー5の側板5aに固定する複数個のタッピ
ングビス13等とから構成されている。
前記防水シート9、10、10は第14図に示すように、ゴム
材等で形成された防水シート本体30と、この防水シート
本体30の両端部に形成した丸棒状の軸部31、31とで構成
したもの、第15図に示すように防水シート本体30の両端
部に断面楕円形状の棒状の軸部31A、31Aを形成した防水
シート9A、10A、あるいは第16図に示すように防水シー
ト本体30の両端部に角柱状の軸部31B、31Bを形成した防
水シート9B、10Bや、ステンレスシート等の金属シート
で形成した防水シート本体30Aと、この防水シート本体3
0Aの両端部をカールして形成した丸棒状の軸部31C、31C
とで構成した防水シート9C、10C、あるいは防水シート
本体30Aの両端部を角柱状に折曲げた軸部31D、31Dを形
成した防水シート9D、10Dを用いても良い。
材等で形成された防水シート本体30と、この防水シート
本体30の両端部に形成した丸棒状の軸部31、31とで構成
したもの、第15図に示すように防水シート本体30の両端
部に断面楕円形状の棒状の軸部31A、31Aを形成した防水
シート9A、10A、あるいは第16図に示すように防水シー
ト本体30の両端部に角柱状の軸部31B、31Bを形成した防
水シート9B、10Bや、ステンレスシート等の金属シート
で形成した防水シート本体30Aと、この防水シート本体3
0Aの両端部をカールして形成した丸棒状の軸部31C、31C
とで構成した防水シート9C、10C、あるいは防水シート
本体30Aの両端部を角柱状に折曲げた軸部31D、31Dを形
成した防水シート9D、10Dを用いても良い。
「本考案の実施例の作用」 上記構成の笠木装置1はパラペット4、4Aの上面に該パ
ラペット4、4Aの内壁面と水切板7、7の取付け部24、
24との間に隙間32、32を有するように複数個のアンカー
ボルト20によってそれぞれ固定する。
ラペット4、4Aの内壁面と水切板7、7の取付け部24、
24との間に隙間32、32を有するように複数個のアンカー
ボルト20によってそれぞれ固定する。
しかる後、パラペット4、4Aにタッピングビス等でそれ
ぞれ取付け金具6の固定金具14と支持金具16とを所定間
隔で固定する。
ぞれ取付け金具6の固定金具14と支持金具16とを所定間
隔で固定する。
次に、これらの固定金具14と支持金具16上にカバー取付
け金具17を位置させ、タッピングビス13等によってカバ
ー取付け金具17と固定金具14とを固定するとともに、支
持金具16内に保持金具19を挿入して、該保持金具19の両
端部をカバー取付け金具17にタッピングビス13、13等に
よって固定する。
け金具17を位置させ、タッピングビス13等によってカバ
ー取付け金具17と固定金具14とを固定するとともに、支
持金具16内に保持金具19を挿入して、該保持金具19の両
端部をカバー取付け金具17にタッピングビス13、13等に
よって固定する。
次に水切板7、7の内側防水カバー支持部22、22に防水
カバー10の両端部の軸部31、31を挿入し、該軸部31、31
がスライド可能にかつ脱落不能に支持できるように複数
個のタッピングビス13等によって押え板23、23をそれぞ
れ固定する。
カバー10の両端部の軸部31、31を挿入し、該軸部31、31
がスライド可能にかつ脱落不能に支持できるように複数
個のタッピングビス13等によって押え板23、23をそれぞ
れ固定する。
しかる後、カバー取付け金具17上にカバー5をセット
し、該カバー取付け金具17の両端部とカバー5の両側板
5a、5aとを複数個のタッピングビス13等によって固定す
る。
し、該カバー取付け金具17の両端部とカバー5の両側板
5a、5aとを複数個のタッピングビス13等によって固定す
る。
次に水切板7、7の防水カバー支持部25、25にそれぞれ
防水カバー9、9の軸部31、31を挿入し、取付け部24、
24に複数個のタッピングビス13等で押え板26、26を固定
して、該軸部31、31をスライド可能に支持させる。
防水カバー9、9の軸部31、31を挿入し、取付け部24、
24に複数個のタッピングビス13等で押え板26、26を固定
して、該軸部31、31をスライド可能に支持させる。
しかる後、防水カバー9、9の、他方の軸部31、31を取
付け部材8、8の支持部28、28にスライド可能に支持さ
せた後、カバー5の両側板5a、5aの下部位置に複数個の
タッピングビス13等で固定する。
付け部材8、8の支持部28、28にスライド可能に支持さ
せた後、カバー5の両側板5a、5aの下部位置に複数個の
タッピングビス13等で固定する。
次に水切板7、7の取付け部24、24とパラペット4、4A
との間の隙間32、32にシール剤33、33を充填して防水シ
ールを図る。
との間の隙間32、32にシール剤33、33を充填して防水シ
ールを図る。
このように構成された笠木装置1は、地震等によって建
物2、2Aが揺れ動いても取付け金具6のカバー5が固定
されているカバー取付け金具17が支持金具16と保持金具
19とによって、前後左右方向に移動可能に取付けられて
いるため、カバー5の損傷を効率良く防止する。
物2、2Aが揺れ動いても取付け金具6のカバー5が固定
されているカバー取付け金具17が支持金具16と保持金具
19とによって、前後左右方向に移動可能に取付けられて
いるため、カバー5の損傷を効率良く防止する。
また、防水カバー10の両端部の軸部31、31は水切板7、
7の防水カバー支持部22、22にスライド可能に支持され
ているとともに、防水カバー10、10の両端部の軸部31、
31および31、31も水切板7、7の防水カバー支持部25、
25および取付け部材8、8の支持部28、28にスライド可
能に支持されるので、防水カバー9、10、10も建物2、
2Aが地震等によって揺れても、その移動に追従し、破損
するのを効率良く防止することができる。
7の防水カバー支持部22、22にスライド可能に支持され
ているとともに、防水カバー10、10の両端部の軸部31、
31および31、31も水切板7、7の防水カバー支持部25、
25および取付け部材8、8の支持部28、28にスライド可
能に支持されるので、防水カバー9、10、10も建物2、
2Aが地震等によって揺れても、その移動に追従し、破損
するのを効率良く防止することができる。
「本考案の異なる実施例」 次に第19図ないし第29図に示す本考案の異なる実施例に
つき説明する。なお、これらの実施例の説明に当って、
前記本考案の実施例と同一構成部分には同一符号を付し
て重複する説明を省略する。
つき説明する。なお、これらの実施例の説明に当って、
前記本考案の実施例と同一構成部分には同一符号を付し
て重複する説明を省略する。
第19図ないし第24図の実施例において、前記本考案の実
施例と主に異なる点は取付け金具6Aで、この取付け金具
6Aは支持金具16Aの両端部をカバー取付け金具17にタッ
ピングビス13、13等で固定するとともに、保持金具19A
の両端部を水切板7A、7Aにタッピングビス13、13等で固
定するものを用いた点と、水切板7A、7Aの他端部寄りの
下部にクランク状に折曲げて防水カバー支持部25Aおよ
び取付け部24を形成して水切板7A、7Aの取付けを容易に
できるようにした点で、このように構成した取付け金具
16Aおよび、水切板7A、7Aを用いて笠木装置1Aを構成し
ても同様な作用効果が得られる。
施例と主に異なる点は取付け金具6Aで、この取付け金具
6Aは支持金具16Aの両端部をカバー取付け金具17にタッ
ピングビス13、13等で固定するとともに、保持金具19A
の両端部を水切板7A、7Aにタッピングビス13、13等で固
定するものを用いた点と、水切板7A、7Aの他端部寄りの
下部にクランク状に折曲げて防水カバー支持部25Aおよ
び取付け部24を形成して水切板7A、7Aの取付けを容易に
できるようにした点で、このように構成した取付け金具
16Aおよび、水切板7A、7Aを用いて笠木装置1Aを構成し
ても同様な作用効果が得られる。
第25図ないし第27図の実施例において、前記本考案の実
施例と主に異なる点は水切板7B、7Bで、この水切板7B、
7Bは水切板本体21の他端部24よりも、取付け部24が前方
に突出するように形成した点で、このように形成した水
切板7B、7Bを用いて笠木装置1Bを構成しても同様な作用
効果が得られる。
施例と主に異なる点は水切板7B、7Bで、この水切板7B、
7Bは水切板本体21の他端部24よりも、取付け部24が前方
に突出するように形成した点で、このように形成した水
切板7B、7Bを用いて笠木装置1Bを構成しても同様な作用
効果が得られる。
第28図および第29図の実施例において、前記本考案の実
施例と主に異なる点は、防水カバー9、9のカバー5側
の端部を、カバー5の側板5a、5aに複数個のタッピング
ビス13等で取付けられる取付け板35、35によって固定的
に取付けた点で、このように防水カバー9、9を取付け
ても一方がスライド可能に水切板7、7に取付けられて
いるため、地震等で建物2、2Aが揺れ動いても、防水カ
バー9、9が破損するのを防止することのできる笠木装
置1Cにすることができる。
施例と主に異なる点は、防水カバー9、9のカバー5側
の端部を、カバー5の側板5a、5aに複数個のタッピング
ビス13等で取付けられる取付け板35、35によって固定的
に取付けた点で、このように防水カバー9、9を取付け
ても一方がスライド可能に水切板7、7に取付けられて
いるため、地震等で建物2、2Aが揺れ動いても、防水カ
バー9、9が破損するのを防止することのできる笠木装
置1Cにすることができる。
「本考案の効果」 以上の説明から明らかなように、本考案にあっては次に
列挙する効果が得られる。
列挙する効果が得られる。
(1)隣り合う建物の隙間側のパラペットの上部を覆う
ことができるカバーと、このカバーを地震等で隣り合う
建物が揺れても破損しないように前記パラペットに取付
けることのできる取付け金具と、前記カバーの両側板と
対応する部位の前記パラペットにそれぞれ取付けられた
水切板と、一端が水切板に取付けられ、他端が前記カバ
ーの両側板に取付けられた一対の防水シートとを備える
笠置装置において、前記水切板を前記パラペットの上面
全体を覆うように形成したものを使用し、前記防水シー
トの両端部に軸部を形成するとともに、前記水切板およ
びカバーの両側板に前記防水シートの軸部をスライド可
能に支持する支持部を形成したので、地震等によって建
物が揺れ動いても防水シートも幅方向の移動については
該防水シートの変形によって吸収し、長さ方向の移動に
ついては水切板およびカバーの両側板のスライド可能な
支持部で吸収することができる。したがって、建物の揺
れによる防水カバーの破損を確実に防止し、長期間の使
用が可能である。また、パラペットの上面全体が水切板
で覆われているので、パラペットの上部の損傷やパラペ
ットに水が浸入するのを確実に阻止することができる。
ことができるカバーと、このカバーを地震等で隣り合う
建物が揺れても破損しないように前記パラペットに取付
けることのできる取付け金具と、前記カバーの両側板と
対応する部位の前記パラペットにそれぞれ取付けられた
水切板と、一端が水切板に取付けられ、他端が前記カバ
ーの両側板に取付けられた一対の防水シートとを備える
笠置装置において、前記水切板を前記パラペットの上面
全体を覆うように形成したものを使用し、前記防水シー
トの両端部に軸部を形成するとともに、前記水切板およ
びカバーの両側板に前記防水シートの軸部をスライド可
能に支持する支持部を形成したので、地震等によって建
物が揺れ動いても防水シートも幅方向の移動については
該防水シートの変形によって吸収し、長さ方向の移動に
ついては水切板およびカバーの両側板のスライド可能な
支持部で吸収することができる。したがって、建物の揺
れによる防水カバーの破損を確実に防止し、長期間の使
用が可能である。また、パラペットの上面全体が水切板
で覆われているので、パラペットの上部の損傷やパラペ
ットに水が浸入するのを確実に阻止することができる。
(2)前記(1)よって、構造が簡単であるので、比較
的容易に設置することができる。
的容易に設置することができる。
(3)前記(1)、(1)によって、設置コストの増大
を防止でき、比較的安価に設置することができる。
を防止でき、比較的安価に設置することができる。
(4)前記(1)によって、雨水の侵入を確実に防止す
ることができる。
ることができる。
(5)請求項2も前記((1)〜(4)と同様な効果が
得られる。
得られる。
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図は本考
案の一実施例を示す一部破断平面図、第3図および第4
図はカバーの説明図、第5図ないし第9図は水切板の平
面図、正面図、背面図、底面図、左側面図、第10図は固
定金具斜視図、第11図は支持金具の斜視図、第12図はカ
バー取付け金具の斜視図、第13図は保持金具の斜視図、
第14図ないし第18図はそれぞれ防水カバーの説明図、第
19図ないし第24図、第25図ないし第27図、第28図および
第29図はそれぞれ本考案の異なる実施例を示す説明図で
ある。 1、1A、1B、1C:笠木装置、 2、2A:建物、3:隙間、 4、4A:パラペット、5:カバー、 6、6A:取付け金具、7、7A、7B:水切板、 8:取付け部材、 9、9A、9B、9C、9D:防水シート、 10、10A、10B、10C、10D:内側防水シート、 11:カバー本体、12:小口蓋、 13:タッピングビス、14:固定金具、 15:取付け部、16、16A:支持金具、 17:カバー取付け金具、18:取付け部、 19:保持金具、20:アンカーボルト、 21:水切板本体、 22:内側防水カバー支持部、 23:押え板、24:取付け部、 25、25A:防水カバー支持部、 26:押え板、27:第1部材、 28:支持部、29:第2部材、 30,30A:防水シート本体、 31、31A、31B、31C、31D:軸部、 32:隙間、33:シール剤、 34:他端部、35:取付け板。
案の一実施例を示す一部破断平面図、第3図および第4
図はカバーの説明図、第5図ないし第9図は水切板の平
面図、正面図、背面図、底面図、左側面図、第10図は固
定金具斜視図、第11図は支持金具の斜視図、第12図はカ
バー取付け金具の斜視図、第13図は保持金具の斜視図、
第14図ないし第18図はそれぞれ防水カバーの説明図、第
19図ないし第24図、第25図ないし第27図、第28図および
第29図はそれぞれ本考案の異なる実施例を示す説明図で
ある。 1、1A、1B、1C:笠木装置、 2、2A:建物、3:隙間、 4、4A:パラペット、5:カバー、 6、6A:取付け金具、7、7A、7B:水切板、 8:取付け部材、 9、9A、9B、9C、9D:防水シート、 10、10A、10B、10C、10D:内側防水シート、 11:カバー本体、12:小口蓋、 13:タッピングビス、14:固定金具、 15:取付け部、16、16A:支持金具、 17:カバー取付け金具、18:取付け部、 19:保持金具、20:アンカーボルト、 21:水切板本体、 22:内側防水カバー支持部、 23:押え板、24:取付け部、 25、25A:防水カバー支持部、 26:押え板、27:第1部材、 28:支持部、29:第2部材、 30,30A:防水シート本体、 31、31A、31B、31C、31D:軸部、 32:隙間、33:シール剤、 34:他端部、35:取付け板。
Claims (2)
- 【請求項1】隣り合う建物の隙間側のパラペットの上部
を覆うことができるカバーと、このカバーを地震等で隣
り合う建物が揺れても破損しないように前記パラペット
に取付けることのできる取付け金具と、前記カバーの両
側板と対応する部位の前記パラペットにそれぞれ取付け
られた水切板と、一端が水切板に取付けられ、他端が前
記カバーの両側板に取付けられた一対の防水シートとを
備える笠置装置において、前記水切板を前記パラペット
の上面全体を覆うように形成したものを使用し、前記防
水シートの両端部に軸部を形成するとともに、前記水切
板およびカバーの両側板に前記防水シートの軸部をスラ
イド可能に支持する支持部を形成したことを特徴とする
笠置装置。 - 【請求項2】隣り合う建物の隙間側のパラペットの上部
を覆うことのできるカバーと、このカバーを地震等で隣
り合う建物が揺れても破損しないように前記パラペット
に取付けることのできる取付け金具と、前記カバーの両
側板と対応する部位の前記パラペットにそれぞれ取付け
られた水切板と、一端が水切板に取付けられ、他端が前
記カバーの両側板に取付けられた一対の防水シートと、
前記隙間側の水切板に両端部が取付けられた内側防水シ
ートとを備える笠置装置において、前記防水シートの両
端部に軸部を形成するとともに、前記水切板を前記パラ
ペットの上面全体を覆うように形成された水切板本体
と、この水切板本体の両端部に形成された前記内側防水
シートの軸部をスライド移動可能に支持することができ
る防水カバー支持部と、この防水カバー支持部の開口部
をそれぞれ前記内側防水シートの端部および前記防水シ
ート軸部の脱落を阻止する押え板とで構成したことを特
徴とする笠置装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989053119U JPH0650566Y2 (ja) | 1989-05-09 | 1989-05-09 | 笠木装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989053119U JPH0650566Y2 (ja) | 1989-05-09 | 1989-05-09 | 笠木装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02143405U JPH02143405U (ja) | 1990-12-05 |
JPH0650566Y2 true JPH0650566Y2 (ja) | 1994-12-21 |
Family
ID=31574028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989053119U Expired - Lifetime JPH0650566Y2 (ja) | 1989-05-09 | 1989-05-09 | 笠木装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0650566Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0417684Y2 (ja) * | 1985-05-23 | 1992-04-21 |
-
1989
- 1989-05-09 JP JP1989053119U patent/JPH0650566Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02143405U (ja) | 1990-12-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |