JPS6017451Y2 - 雨仕舞構造 - Google Patents
雨仕舞構造Info
- Publication number
- JPS6017451Y2 JPS6017451Y2 JP17603177U JP17603177U JPS6017451Y2 JP S6017451 Y2 JPS6017451 Y2 JP S6017451Y2 JP 17603177 U JP17603177 U JP 17603177U JP 17603177 U JP17603177 U JP 17603177U JP S6017451 Y2 JPS6017451 Y2 JP S6017451Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- crosspiece
- floor
- board
- vertical piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
〔技術分野〕
この考案は２階壁面と１階屋根面との接合部における雨
仕舞構造に関するものである。
仕舞構造に関するものである。
従来のこの種の雨仕舞構造は、第１図に示すように、２
階壁面２の下部から１階屋根面１の上部にかけて壁下水
切板３を沿わせ、この壁下水切板３の前面上部に桟４を
配して釘５を２階壁面２へ打ち込むことにより、その桟
４で壁下水切板３の上部を２階壁面２へ押圧固定し、壁
下水切板３の上部と２階壁面２の接合部にコーキング材
６を配設し、水切板７の縦片を釘８により桟４および壁
下水切板３を介して２階壁面２へ固定し、水切板７の横
片と２階壁面２の接合部にコーキング材９を配設する。
階壁面２の下部から１階屋根面１の上部にかけて壁下水
切板３を沿わせ、この壁下水切板３の前面上部に桟４を
配して釘５を２階壁面２へ打ち込むことにより、その桟
４で壁下水切板３の上部を２階壁面２へ押圧固定し、壁
下水切板３の上部と２階壁面２の接合部にコーキング材
６を配設し、水切板７の縦片を釘８により桟４および壁
下水切板３を介して２階壁面２へ固定し、水切板７の横
片と２階壁面２の接合部にコーキング材９を配設する。
このように構成することにより、２階壁面２を流下して
きた雨水を、コーキング材９で水切板７の表面側へ導い
て、水切板７の横片先端と２階壁面２の接合部から水切
板７の裏面側へ雨水が侵入するのを防止し、ひいては壁
下水切板３の裏面側に雨水が侵入するのを防止する。
きた雨水を、コーキング材９で水切板７の表面側へ導い
て、水切板７の横片先端と２階壁面２の接合部から水切
板７の裏面側へ雨水が侵入するのを防止し、ひいては壁
下水切板３の裏面側に雨水が侵入するのを防止する。
ところが、水切板７の釘８による取付作業と、コーキン
グ材９の配設作業を別々に行なわねばならないため、現
場施工が繁雑になり、また、コーキング材９の配設ミス
により水密性を損うおそれがあるという問題を有してい
た。
グ材９の配設作業を別々に行なわねばならないため、現
場施工が繁雑になり、また、コーキング材９の配設ミス
により水密性を損うおそれがあるという問題を有してい
た。
この考案の目的は、現場施工が容易で施工ミスを生じる
ことなく確実な雨仕舞を図れる雨仕舞構造を提供するこ
とである。
ことなく確実な雨仕舞を図れる雨仕舞構造を提供するこ
とである。
この考案の雨仕舞構造は、２階壁面と１階屋根面の接合
部における雨仕舞構造であって、２階壁面下部から１階
屋根面上部にかけて沿わせた壁下水切板と、この壁下水
切板の前面上部に配してその壁下水切板の上部を２階壁
面へ押圧固定した桟と、この桟と前記壁下水切板上部の
合計厚みよりも大きな奥行寸法を有する弾性体の後面に
溝を設けてコーキング材を充填するとともにその弾性体
の前部を横断面略逆り字形の水切板の横片の下面に接し
て縦片の上部へ固定したもので弾性体を前記桟の上方に
配置するとともに水切板の縦片を桟の前方に配置した水
切部材と、前記水切板の縦片から前記桟および壁下水切
板を貫通して２階壁面へ打ち込むことにより水切板の縦
片裏面を前記桟の前面に対接して前記弾性体後面および
コーキング材を２階壁面へ圧着した釘とを備えたもので
ある。
部における雨仕舞構造であって、２階壁面下部から１階
屋根面上部にかけて沿わせた壁下水切板と、この壁下水
切板の前面上部に配してその壁下水切板の上部を２階壁
面へ押圧固定した桟と、この桟と前記壁下水切板上部の
合計厚みよりも大きな奥行寸法を有する弾性体の後面に
溝を設けてコーキング材を充填するとともにその弾性体
の前部を横断面略逆り字形の水切板の横片の下面に接し
て縦片の上部へ固定したもので弾性体を前記桟の上方に
配置するとともに水切板の縦片を桟の前方に配置した水
切部材と、前記水切板の縦片から前記桟および壁下水切
板を貫通して２階壁面へ打ち込むことにより水切板の縦
片裏面を前記桟の前面に対接して前記弾性体後面および
コーキング材を２階壁面へ圧着した釘とを備えたもので
ある。
このように、桟と壁下水切板上部の合計の厚みよりも大
きな奥行寸法を有する弾性体の後面に溝を設けてコーキ
ング材を充填するとともに、その弾性体の前部を横断面
略逆り字形の水切板の横片の下面に接して縦片の上部へ
固定した水切部材を用いたため、この水切部材の水切板
の縦片を釘により桟および壁下水切板の上部を介して２
階壁面へ固定すれば、弾性体の後面とコーキング材が２
階壁面に圧着して２階壁面と水切板間の雨仕舞も同時に
図ることができ、水切板と２階壁面間に改めてコーキン
グ材を配設する必要がなくなるので、従来のように水切
板の取付作業とコーキング材の配設作業を個別に行なう
場合に比べて、現場施工が容易となり、施工ミスが生じ
難い。
きな奥行寸法を有する弾性体の後面に溝を設けてコーキ
ング材を充填するとともに、その弾性体の前部を横断面
略逆り字形の水切板の横片の下面に接して縦片の上部へ
固定した水切部材を用いたため、この水切部材の水切板
の縦片を釘により桟および壁下水切板の上部を介して２
階壁面へ固定すれば、弾性体の後面とコーキング材が２
階壁面に圧着して２階壁面と水切板間の雨仕舞も同時に
図ることができ、水切板と２階壁面間に改めてコーキン
グ材を配設する必要がなくなるので、従来のように水切
板の取付作業とコーキング材の配設作業を個別に行なう
場合に比べて、現場施工が容易となり、施工ミスが生じ
難い。
また、弾性体の奥行寸法を桟と壁下水切板上部の合計の
厚みよりも大きく設定しているため、水切板の縦片裏面
が桟の前面に対接するまで釘を打ち込むことにより、弾
性体およびコーキング材の後部を２階壁面へ確実に圧着
させて、確実な雨仕舞を図ることができる。
厚みよりも大きく設定しているため、水切板の縦片裏面
が桟の前面に対接するまで釘を打ち込むことにより、弾
性体およびコーキング材の後部を２階壁面へ確実に圧着
させて、確実な雨仕舞を図ることができる。
実施例
この考案の一実施例を第２図および第３図に基づいて説
明する。
明する。
すなわち、この雨仕舞構造は、２階壁面２の下部から１
階屋根面１の上部にかけて壁下水切板３を沿わせ、この
壁下水切板３の前面上部に桟４を配して釘５を２階壁面
２へ打ち込むことにより、その桟４で壁下水切板３の上
部を２階壁面２へ押圧固定し、さらに第２図に示す水切
部材Ａを使用したものである。
階屋根面１の上部にかけて壁下水切板３を沿わせ、この
壁下水切板３の前面上部に桟４を配して釘５を２階壁面
２へ打ち込むことにより、その桟４で壁下水切板３の上
部を２階壁面２へ押圧固定し、さらに第２図に示す水切
部材Ａを使用したものである。
この水切部材Ａは、弾性体であるゴム系発泡体１０（た
とえばブチルゴム）の後面に溝を形成してコーキング材
１１を充填し、このゴム系発泡体１０の前部を、金属ま
たはプラスチックで構成した横断面略逆り字形の水切板
１２の横片の下面に接して縦片の上部に固着したもので
ある。
とえばブチルゴム）の後面に溝を形成してコーキング材
１１を充填し、このゴム系発泡体１０の前部を、金属ま
たはプラスチックで構成した横断面略逆り字形の水切板
１２の横片の下面に接して縦片の上部に固着したもので
ある。
この場合、ゴム系発泡体１０の奥行寸法を、第３図に示
す桟４と壁下水切板３上部の合計厚みよりも大きく設定
する。
す桟４と壁下水切板３上部の合計厚みよりも大きく設定
する。
施工手順は、まず水切板３を、第１図で説明したのと同
様の方法で、第３図に示すように、桟４および釘５を用
いて２階壁面２と１階屋根面１の接合部へ取付ける。
様の方法で、第３図に示すように、桟４および釘５を用
いて２階壁面２と１階屋根面１の接合部へ取付ける。
ついで、水切板１２の縦片を、釘８により、桟４および
壁下水切板３を介して２階壁面２へ固定することにより
、ゴム系発泡体１０の後面を壁下水切板３上方の２階壁
面２へ圧接する。
壁下水切板３を介して２階壁面２へ固定することにより
、ゴム系発泡体１０の後面を壁下水切板３上方の２階壁
面２へ圧接する。
これにより、コーキング材１１も２階壁面２へ必然的に
圧着される。
圧着される。
このようにして、ゴム系発泡体１０およびコーキング材
１１により、２階壁面２を流下してきた雨水が２階壁面
２を伝って壁下水切板３の上端側へ侵入するのを防′止
し、すなわち２階壁面２を流下してきた雨水を全て水切
板１２の表面側へ導いて雨仕舞を図る。
１１により、２階壁面２を流下してきた雨水が２階壁面
２を伝って壁下水切板３の上端側へ侵入するのを防′止
し、すなわち２階壁面２を流下してきた雨水を全て水切
板１２の表面側へ導いて雨仕舞を図る。
このように、桟４と壁下水切板３上部の合計厚みよりも
大きな奥行寸法を有するゴム系発泡体１０の後面に溝を
設けてコーキング材１１を充填するとともに、そのゴム
系発泡体１０の前部を水切板１２の横片の下面に接して
縦片の上部へ固定した水切部材Ａを用いたため、この水
切部材Ａの水切板１２縦片を釘８により桟４および壁下
水切板３の上部を介して２階壁面へ固定すれば、ゴム系
発泡体１０の後面とコーキング材１１が２階壁面２に圧
着して２階壁面２と水切板１２間の雨仕舞も同時に図る
ことができ、水切板１２と２階壁面２間に改めてコーキ
ング材を配設する必要がなくなるので、従来のように水
切板７の取付作業とコーキング材９の配設作業を個別に
行なう場合に比べて、現場施工が容易となる。
大きな奥行寸法を有するゴム系発泡体１０の後面に溝を
設けてコーキング材１１を充填するとともに、そのゴム
系発泡体１０の前部を水切板１２の横片の下面に接して
縦片の上部へ固定した水切部材Ａを用いたため、この水
切部材Ａの水切板１２縦片を釘８により桟４および壁下
水切板３の上部を介して２階壁面へ固定すれば、ゴム系
発泡体１０の後面とコーキング材１１が２階壁面２に圧
着して２階壁面２と水切板１２間の雨仕舞も同時に図る
ことができ、水切板１２と２階壁面２間に改めてコーキ
ング材を配設する必要がなくなるので、従来のように水
切板７の取付作業とコーキング材９の配設作業を個別に
行なう場合に比べて、現場施工が容易となる。
また、ゴム系発泡体１０の奥行寸法を桟４と壁下水切板
３上部の合計厚みよりも大きく設定しているため、水切
板１２の縦片裏面が桟４の前面に対接するまで釘８を打
ち込むことにより、ゴム系発泡体１０およびコーキング
材１１の後部を２階壁面２へ確実に圧着させて、確実な
雨仕舞を図ることができる。
３上部の合計厚みよりも大きく設定しているため、水切
板１２の縦片裏面が桟４の前面に対接するまで釘８を打
ち込むことにより、ゴム系発泡体１０およびコーキング
材１１の後部を２階壁面２へ確実に圧着させて、確実な
雨仕舞を図ることができる。
なお、上記実施例のゴム系発泡体１０を他の弾性材料で
構成するようにしてもよい。
構成するようにしてもよい。
この考案の雨仕舞構造によれば、現場施工が容易で、施
工ミスを生じることなく確実な雨仕舞を図れるという効
果が得られる。
工ミスを生じることなく確実な雨仕舞を図れるという効
果が得られる。
第１図は従来例の断面図、第２図はこの考案の一実施例
に用いる水切部材の斜視図、第３図は施工後の断面図で
ある。 １・・・・・・１階屋根面、２・・・・・・２階壁面、
３・・・・・・壁下水切板、４・・・・・・桟、８・・
・・・・釘、１０・・・・・・ゴム系発泡体（弾性体）
、１１・・・・・・コーキング材、１２・・・・・・水
切板、Ａ・・・・・・水切部材。
に用いる水切部材の斜視図、第３図は施工後の断面図で
ある。 １・・・・・・１階屋根面、２・・・・・・２階壁面、
３・・・・・・壁下水切板、４・・・・・・桟、８・・
・・・・釘、１０・・・・・・ゴム系発泡体（弾性体）
、１１・・・・・・コーキング材、１２・・・・・・水
切板、Ａ・・・・・・水切部材。
Claims (1)
- ２階壁面と１階屋根面の接合部における雨仕舞構造であ
って、２階壁面下部から１階屋根面上部にかけて沿わせ
た壁下水切板と、この壁下水切板の前面上部に配してそ
の壁下水切板の上部を２階壁面へ押圧固定した桟と、こ
の桟と前記壁下水切板上部の合計厚みよりも大きな奥行
寸法を有する弾性体の後面に溝を設けてコーキング材を
充填するとともにその弾性体の前部を横断面略逆り字形
の水切板の横片の下面に接して縦片の上部へ固定したも
ので弾性体を前記桟の上方に配置するとともに水切板の
縦片を桟の前方に配置した水切部材と、前記水切板の縦
片から前記桟および壁下水切板を貫通して２階壁面へ打
ち込むことにより水切板の縦片裏面を前記桟の前面に対
接して前記弾性体後面およびコーキング材を２階壁面へ
圧着した釘とを備えた雨仕舞構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17603177U JPS6017451Y2 (ja) | 1977-12-27 | 1977-12-27 | 雨仕舞構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17603177U JPS6017451Y2 (ja) | 1977-12-27 | 1977-12-27 | 雨仕舞構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54100426U JPS54100426U (ja) | 1979-07-16 |
| JPS6017451Y2 true JPS6017451Y2 (ja) | 1985-05-29 |
Family
ID=29184158
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17603177U Expired JPS6017451Y2 (ja) | 1977-12-27 | 1977-12-27 | 雨仕舞構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6017451Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS583532U (ja) * | 1981-06-30 | 1983-01-11 | 東芝住宅産業株式会社 | 水切装置 |
-
1977
- 1977-12-27 JP JP17603177U patent/JPS6017451Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54100426U (ja) | 1979-07-16 |
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