JP3807693B2 - 縦張外壁板の接合水切金具及びその連結構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、上下に隣接する縦張外壁板を接合する縦張外壁板の接合水切金具及びその連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、窯業系の外壁板の施工方法には、縦長の外壁板を壁面に張り付ける縦張施工と、横長の外壁板を壁面に張り付ける横張施工の2通りがあるが、壁面の模様は、タイル調、レンガ調等、横長のブロック模様が多いため、近年は、横長のブロック模様を違和感無く施工できる横張施工が採用されることが多くなっている。
【0003】
しかし、この横張施工では、外壁板の左右の接合目地にコーキングを充填して防水対策を行うため、コーキングの劣化や外壁板の経年的な収縮変形により接合目地のシール性が低下し、雨水の侵入を招く可能性がある。しかも、この横張施工では、外壁板の上下の接合を雌雄の実部の嵌合で行っているため、外壁板を張り付けた柱材が建物自体や住宅機器類等の荷重により圧縮変形した場合に、外壁板の上下接合部に作用する圧縮応力を緩和することが困難であり、その圧縮応力が大きくなると、壁面が屋外側に膨れ出す現象が発生する。
【0004】
このような事情から、最近では、縦張施工が見直されている。この縦張施工では、外壁板の左右の接合を雌雄の実部の嵌合で行い、外壁板の上下の接合を接合水切金具を用いて行うようになっている。従来の一般的な上下接合構造は、実開昭56−148411号公報(図8参照)に示すように、下方の外壁板11の施工後に、接合水切金具12を下方の外壁板11の上端部前面に宛がって、該接合水切金具12を釘13で横胴縁14に打ち付け、この後、上方の外壁板15を接合水切金具12に宛がって留付金具(図示せず)等により取り付けるようになっている。この構成では、上下の外壁板15,11の間に隙間をあけているので、施工後に柱材が荷重により圧縮変形した場合でも、上下の外壁板15,11間の隙間寸法が小さくなるだけであり、上下の外壁板15,11間に圧縮応力が全く作用せず、壁面が屋外側に膨れ出す現象が発生することはない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の上下接合構造では、次のような欠点がある。
(1)上方の外壁板15の下端面が露出されているため、屋外にいる人から見えてしまい、上方の外壁板15の下端面の不揃いさが目立って、見栄えを損なってしまう。
(2)上下の外壁板15,11の圧縮荷重による反りは外壁板15,11間の隙間で防ぐことができるが、経年的な変形による外壁板15,11の反りを防止することができない。特に、上方の外壁板15の下端部に生じた反りは、人目に付きやすく、外観意匠性を大きく損なう。
(3)上方の外壁板15の下端部を留付金具又は釘(図示せず)を用いて固定する必要があり、外壁板15の取付に手間がかかる。
【0006】
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、従ってその目的は、縦張外壁板の上下接合部の意匠性と施工性を共に向上できる縦張外壁板の接合水切金具及びその連結構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1の縦張外壁板の接合水切金具は、下地材に固定される取付片部に、下方の外壁板の上端面をカバーするカバー部と、上方の外壁板の下端面を受ける板受け部とを形成すると共に、カバー部に下方の外壁板の上端部前面をカバーする第1の化粧面部を形成し、板受け部に上方の外壁板の下端部前面をカバーする第2の化粧面部を形成し、更に、前記下方の外壁板の上端面に当接する弾性変形可能な当接片部と、前記下方の外壁板の上端部を前記第1の化粧面部との間で挟持する挟持片部とを有する構成となっている。この構成では、カバー部及び第1の化粧面部によって下方の外壁板の上端部分がカバーされ、板受け部及び第2の化粧面部によって上方の外壁板の下端部分がカバーされるので、上下の外壁板の接合部端面が人目に付かなくなる。しかも、第1の化粧面部と第2の化粧面部との境目にできる溝が、上下の外壁板の接合部の隙間に沿って一直線に延びるアクセント模様となり、外観意匠性が向上する。更に、上方の外壁板の下端部を取付片部と第2の化粧面部との間に挟み込むことで、該外壁板の下端部を留付金具を用いずに簡単に固定できると共に、該外壁板の下端部の反りを取付片部と第2の化粧面部との間で挟んで防止することができる。
【0008】
この場合、請求項1に係る発明では、下方の外壁板の上端面に当接する弾性変形可能な当接片部を設けると共に、下方の外壁板の上端部を第1の化粧面部との間で挟持する挟持片部を設けるところに大きな特徴がある。この接合水切金具は、弾性変形可能な当接片部が下方の外壁板の上端面に当接してこれをシールした状態になるので、この当接片部によって雨水の浸入を防ぐことができる。また、施工時には、当接片部を下方の外壁板の上端面に載せることで、接合水切金具の水平レベルが簡単且つ正確に確保され、取付位置のマーキングが不要となる。施工後に、柱材が荷重により圧縮変形して上下の外壁板間の隙間寸法が小さくなれば、それに応じて当接片部が外壁板の上端面で押し上げられて上方に弾性変形し、それによって外壁板の上下接合部に大きな圧縮応力が作用することが防がれ、壁面が屋外側に膨れ出す現象が発生することはない。更に、下方の外壁板の上端部を第1の化粧面部と挟持片部との間で挟持するので、該外壁板の上端部の反りを第1の化粧面部と挟持片部との挟持力によって防止することができる。
【0009】
更に、請求項2のように、前記板受け部に、排水用の溝部を形成しても良い。このようにすれば、板受け部の内側に浸入した雨水は、排水用の溝部に流れ込んで排水されるので、板受け部内の排水性が向上する。
【0010】
以上のように構成された接合水切金具を左右に並べて連結する場合には、請求項3のように、接合水切金具の内側に連結部材を宛がった状態で嵌合する嵌合溝を形成し、連結部材を2つの接合水切金具に跨がって嵌合溝に嵌合して、2つの接合水切金具を連結すると良い。この場合、連結部材を左右の接合水切金具の嵌合溝に嵌合するだけで、左右の接合水切金具を段差なく簡単に連結することができる。しかも、連結部材が左右の接合水切金具に跨がっているので、施工後に、柱材や外壁板の変位や変形等により左右の接合水切金具の連結部に剪断荷重が加わっても、連結部材の剛性により接合水切金具の連結部がずれることが防止される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1乃至図7に基づいて説明する。まず、図5及び図6に基づいて壁面全体の構造を説明する。コンクリート基礎21上に土台22を介して柱材23と間柱材(図示せず)が立設されている。柱材23と間柱材には、防水シート24が張り付けられ、その上から下地材として横胴縁25が釘打ちされている。そして、この横胴縁25に対して、縦長の外壁板26が縦張施工により張り付けられている。各外壁板26の表面には凹凸模様が形成されている。
【0012】
この場合、外壁板26の取付は、図7に示すように、留付金具27を用いる金具施工を採用している。各外壁板26の左右接合構造は、左右端部に形成された雌雄の実部29,30を嵌合し、留付金具27で固定したものである。
【0013】
外壁板26の縦方向の長さは、建物の1階分の高さに相当する2.7m〜3.0mであり、従って二階建以上の高さの壁面では、1階の壁面を施工した後、2階の壁面を施工する。この際、1階の外壁板26と2階の外壁板26との間の隙間をカバーするように接合水切金具31を装着する。
【0014】
以下、外壁板26の上下接合構造を図1及び図2に基づいて説明する。外壁板26の上下接合部には、例えば5mm〜8mm程度の隙間があけられている。この隙間をカバーする接合水切金具31は、例えばアルミニウム等の金属の押出し成形により形成され、裏面側に取付片部33が上下に延びる板状に成形されている。この取付片部33は、上方の外壁板26の裏面側に位置する横胴縁25に宛がわれてビス32又は釘で固定される。
【0015】
この取付片部33には、下方の外壁板26の上端面をカバーするカバー部34と、上方の外壁板26の下端面を受ける板受け部35とが一体に形成されている。これらカバー部34と板受け部35は、上下の外壁板26の接合部の隙間内で一定距離を隔てて対向している。カバー部34の前端には、第1の化粧面部36が下方の外壁板26の上端部前面をカバーするように下向きに形成され、板受け部35の前端には、第2の化粧面部37が上方の外壁板26の下端部前面をカバーするように上向きに形成されている。
【0016】
更に、取付片部33から真っ直ぐ下方に延びる挟持片部38が、第1の化粧面部36との間で下方の外壁板26の上端部を挟持するように形成され、この挟持片部38の上部から斜め下方に延びる弾性変形可能な当接片部39が、下方の外壁板26の上端面に当接するように形成されている。これら取付片部33、カバー部34、板受け部35、第1の化粧面部36、第2の化粧面部37、挟持片部38及び当接片部39は一体成形されている。
【0017】
この場合、板受け部35と当接片部39との間隔によって外壁板26の上下接合部の隙間寸法が決まる。また、板受け部35には排水用の溝部40が一体成形され、この溝部40の底面には、雨水をカバー部34上に排水する排水孔41が形成されている。カバー部34は、雨水の流れを良くするために前下がりに傾斜するように形成されている。更に、第2の化粧面部37の内面と上方の外壁板26の下端部前面との間には、ゴム、ウレタン等の弾性体により形成されたシール部材42が狭み込まれている。また、取付片部33には、ビス32を挿通するための固定ビス孔43(図2参照)が形成されている。
【0018】
一方、接合水切金具31を左右に並べて連結する場合には、連結部材44を用いる。この連結部材44は、例えばアルミニウム等の金属の押出し成形により断面略「く」字形に形成されている(図3参照)。この連結部材44を、接合水切金具31のカバー部34及び第1の化粧面部36の内面に宛がった状態で嵌合するために、連結部材44の下端部を嵌合する嵌合溝45が第1の化粧面部36の下端内側に形成され、連結部材44の上端部を嵌合する嵌合溝46がカバー部34と当接片部39との間に形成されている。
【0019】
次に、外壁板26の施工手順を説明する。まず、図5に示すように、土台22部分の横胴縁25に水平に接合水切金具31をビス止めする(土台水切りとしても図2の接合水切金具31を用いても良い)。この後、建物の1階部分の壁面に外壁板26を縦張施工法(図7参照)で留付金具27を用いて横胴縁25に取り付ける。この際、外壁板26の下端を接合水切金具31の板受け部35に載せることによって、外壁板26の高さ位置の位置決めを正確に且つ簡単に行うことができる。
【0020】
このようにして建物の1階部分の壁面に外壁板26を縦張した後、次のようにして1階と2階の壁面の接合部分に接合水切金具31を取り付ける。まず、図1に示すように、接合水切金具31の当接片部39を外壁板26の上端面に載置して第1の化粧面部36と挟持片部38との間に外壁板26の上端部を挟み込むと共に、取付片部33を横胴縁25に宛がった状態にする。この際、当接片部39を外壁板26の上端面に載置することで、接合水切金具31の水平レベルを簡単且つ正確に確保することができ、取付位置のマーキングが不要となる。
【0021】
そして、取付片部33を横胴縁25に宛がった状態で、ビス32又は釘を取付片部33の固定ビス孔43に挿通して横胴縁25に固定する。この時、若しくは、予め、第2の化粧面部37の裏面側にシール部材42を配設しておき、この後、建物の2階部分の壁面に張り付ける外壁板26の下端部を接合水切金具31の板受け部35に載せて、該外壁板26の下端部を第2の化粧面部37と取付片部33との間に挟み込むと共に、シール部材42を第2化粧面部37と外壁板26との間に挟み込み、該外壁板26を縦張施工法で留付金具27を用いて横胴縁25に取り付ける。但し、外壁板26の下端部は第2の化粧面部37と取付片部33との間に嵌合固定されるため、外壁板26の下端部は留付金具27を用いて固定する必要はない。
【0022】
また、接合水切金具31を左右に並べて使用する必要がある時には、連結部材44の半分程度を一方の接合水切金具31の各嵌合溝45,46に嵌合し、該連結部材44の残りの部分(露出部分)を他方の接合水切金具31の各嵌合溝45,46に嵌合すれば(図4参照)、2つの接合水切金具31を簡単に、しかも、連結部に段差なく連結することができる。更に、施工後に、地震、風圧、経年変化等により柱材23や外壁板26の変位や変形が生じ、左右の接合水切金具31の連結部に剪断荷重が加わっても、連結部材44が左右の接合水切金具31に跨がって装着されているので、連結部材44の剪断剛性により接合水切金具31の連結部がずれることが防止される。
【0023】
3階以上の壁面についても、接合水切金具31を用いて同様の方法で外壁板26を縦張施工すれば良い。
【0024】
以上説明した外壁板26の上下接合構造では、カバー部34,第1の化粧面部36及び板受け部35,第2の化粧面部37によって上下の外壁板26の接合部端面がカバーされるので、上下の外壁板26の接合部端面が人目に付かなくなると共に、第1の化粧面部36と第2の化粧面部37との境目にできる溝が、上下の外壁板26の接合部の隙間に沿って一直線に延びるアクセント模様となり、外観意匠性を向上できる。しかも、上方の外壁板26の下端部を取付片部33と第2の化粧面部37との間に挟み込むことで、該外壁板26の下端部を留付金具や釘を用いずに簡単に固定でき、施工性を向上できる。更に、外壁板26の下端部の反りを取付片部33と第2の化粧面部37との間で挟んで防止することができる。
【0025】
しかも、接合水切金具31の弾性変形可能な当接片部39が外壁板26の上端面に当接することで、第1の化粧面部36の裏側で当接片部39が外壁板26の上端面との間の隙間をシールした状態となる。これにより、第1の化粧面部36と外壁板26の表面凹凸模様との間の隙間や第1の化粧面部36と外壁板26の左右接合目地との間の隙間(図5参照)から風によって吹き上げられる雨水の浸入を当接片部39で阻止することができる。
【0026】
また、第2の化粧面部37と外壁板26との間にシール部材42が挟み込まれているので、第2の化粧面部37と外壁板26の表面凹凸模様との間の隙間や第2の化粧面部37と外壁板26の左右接合目地との間の隙間をシールした状態となり、第2の化粧面部37と外壁板26との間からの雨水の浸入をシール部材42で阻止することができる。
【0027】
更に、板受け部35には、排水用の溝部40が形成され、この溝部40の底面に排水孔41が形成されているので、板受け部35の内側に浸入した雨水は、溝部40に流れ込んで排水孔41からカバー部34上に流れ、カバー部34上を伝って第1の化粧面部36の外側に排水される。これにより、防水性向上、耐久性向上の要求を満たすことができる。しかしながら、本発明は、シール部材42や溝部40、排水孔41を省いた構成としても良い。
【0028】
また、外壁板26の上端面に当接する当接片部39は弾性変形可能であるので、施工後に柱材23が建物等の荷重により圧縮変形して上下の外壁板26間の隙間寸法が小さくなれば、それに応じて当接片部39が外壁板26の上端面で押し上げられるように上方に弾性変形する。この当接片部39の弾性変形により、外壁板26の上下接合部に大きな圧縮応力が作用することが防がれ、壁面が屋外側に膨れ出す現象が発生することはない。
【0029】
更に、下方の外壁板26の上端部を第1の化粧面部36と挟持片部38との間で挟持するので、該外壁板26の上端部の反りを第1の化粧面部36と挟持片部38との挟持力によって防止することができる。但し、本発明は、挟持片部38を省いた構成としても良く、この場合でも、本発明の所期の目的を十分に達成することができる。
【0030】
尚、上記実施形態では、留付金具27を用いて外壁板26を横胴縁25に取り付けるようにしたが、釘やビスを用いて外壁板26を横胴縁25に取り付けるようにしても良い。
【0031】
また、上記実施形態では、連結部材44を「く」字形に形成し、カバー部34及び第1の化粧面部36の内面に宛がうようにしたが、これに限らず、例えば、連結部材を平板状に形成し、カバー部34又は第1の化粧面部36の内面両端に嵌合溝を形成して、連結部材をカバー部34又は第1の化粧面部36の内面のみに宛がうようにしても良い。また、連結部材を嵌合する嵌合溝は、1本のみであっても良く、連結部材の形状や、嵌合溝の形状や位置は、適宜変更しても良いことはいうまでもない。
【0032】
しかしながら、本発明は、接合水切金具31を左右に並べて使用する際に、連結部材44を用いない構成としても良く、この場合であっても、本発明の所期の目的を十分に達成することができる。
【0033】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の請求項1の縦張外壁板の接合水切金具によれば、上下の外壁板の接合部を接合水切金具によって覆い隠すことができるので、外観意匠性を向上できる。しかも、上方の外壁板の下端部を取付片部と第2の化粧面部との間に挟み込むようになっているので、該外壁板の下端部を留付金具を用いずに簡単に固定でき、施工性を向上できると共に、外壁板の下端部の反りを防止する効果も期待できる。
【0034】
更に、請求項1では、下方の外壁板の上端面に当接する弾性変形可能な当接片部を設けたので、接合水切金具の水平レベルを簡単に且つ正確に確保することができ、施工性を更に向上できると共に、雨水の浸入を防ぐことができて、防水性も向上できる。しかも、当接片部が弾性変形することで、外壁板の上下の接合部に大きな圧縮応力が作用することを防止でき、壁面が屋外側に膨れ出す現象も回避できる。その上、下方の外壁板の上端部を第1の化粧面部と挟持片部との間で挟持するので、該外壁板の上端部の反りを防止する効果も期待できる。
【0035】
更に、請求項2では、板受け部に排水用の溝部を形成したので、板受け部内側に浸入した雨水を排水することができ、排水性を向上できる。
【0036】
また、請求項3では、連結部材を2つの接合水切金具に跨がってそれぞれの嵌合溝に嵌合するので、2つの接合水切金具を簡単に連結することができる。しかも、施工時及び施工後に、左右の接合水切金具の連結部に段差やずれが生じることが防止され、外観意匠性を更に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す縦張外壁板の上下接合構造の縦断側面図
【図2】接合水切金具の部分斜視図
【図3】連結部材の斜視図
【図4】接合水切金具の連結状態を示す正面図
【図5】縦張外壁構造を示す縦断側面図
【図6】縦張外壁構造を示す斜視図
【図7】縦張外壁板の左右接合構造の横断側面図
【図8】従来の縦張外壁板の上下の接合構造を示す縦断側面図
【符号の説明】
23…柱材、25…横胴縁(下地材)、26…外壁板、27…留付金具、29…雌実部、30…雄実部、31…接合水切金具、33…取付片部、34…カバー部、35…板受け部、36…第1の化粧面部、37…第2の化粧面部、38…挟持片部、39…当接片部、40…溝部、41…排水孔、42…シール部材、44…連結部材、45,46…嵌合溝。
Claims (3)
- 上下に隣接する縦張外壁板を接合する接合水切金具であって、
下地材に固定される取付片部に、下方の外壁板の上端面をカバーするカバー部と、上方の外壁板の下端面を受ける板受け部とを形成し、前記カバー部に、下方の外壁板の上端部前面をカバーする第1の化粧面部を形成し、前記板受け部に、上方の外壁板の下端部前面をカバーする第2の化粧面部を形成し、
更に、前記下方の外壁板の上端面に当接する弾性変形可能な当接片部と、
前記下方の外壁板の上端部を前記第1の化粧面部との間で挟持する挟持片部とを有することを特徴とする縦張外壁板の接合水切金具。 - 前記板受け部には、排水用の溝部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の縦張外壁板の接合水切金具。
- 請求項1又は2に記載の接合水切金具を左右に並べて連結するための連結部材と、前記接合水切金具の内側に前記連結部材を宛がった状態で嵌合するように形成された嵌合溝とを備え、前記連結部材を2つの接合水切金具に跨がって前記嵌合溝に嵌合することで、前記2つの接合水切金具を連結することを特徴とする縦張外壁板の接合水切金具の連結構造。
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