JP2004060347A - 外壁パネルシール構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】壁下地5に取り付けた隣接する外壁パネル1、2間に目地パッキン3を配設してなる外壁パネルシール構造に関する。ボルト等の固定具4の基端部に目地パッキン3を取り付ける。隣接する外壁パネル1、2間の目地28に固定具4を挿入して係止して目地パッキン3を目地28に配設して成ることを特徴とする。外壁パネル1、2より屋内側の作業で目地パッキン3を隣接する外壁パネル1、2間の目地28に配設することができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、外壁を形成するために壁下地に並べて取り付けられた複数枚の外壁パネルシール構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複数枚の外壁パネルを壁下地の屋外側に略水平あるいは略鉛直に並設することによって、建物の外壁を形成することが行なわれている。このような外壁の隣接する外壁パネル間には屋外側に開口する目地(隙間)が形成されており、この目地には外壁の防水性を高めるために目地パッキンが充填されている。この目地パッキンは二枚の外壁パネルを隣接させて配設した後、外壁パネルの屋外側から目地に目地パッキンを挿入することにより充填されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のように外壁パネルの屋外側から目地に目地パッキンを挿入する場合、外壁パネルの屋外側に作業者が入って作業できるスペースが必要であり、また、高所の目地に目地パッキンを挿入しようとする場合にはさらに足場を組むためのスペースも必要であるが、建物が密集している施工現場では外壁パネルの屋外側に上記のようなスペースを確保できないかあるいは非常に狭いスペースしか確保できないことがあり、目地パッキンの施工が行えないあるいは行ないにくいという問題があった。
【0004】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、目地パッキンの施工を容易に行うことができる外壁パネルシール構造を提供することを目的とするものであり、特に、外壁パネルの屋外側に充分な作業スペースが確保できない場合に好適に用いることができる外壁パネルシール構造を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る外壁パネルシール構造は、壁下地5に取り付けた隣接する外壁パネル1、2間に目地パッキン3を配設してなる外壁パネルシール構造において、ボルト等の固定具4の基端部に目地パッキン3を取り付け、隣接する外壁パネル1、2間の目地28に固定具4を挿入して係止して目地パッキン3を目地28に配設して成ることを特徴とするものであり、外壁パネル1、2より屋内側の作業で目地パッキン3を隣接する外壁パネル1、2間の目地28に配設することができ、外壁パネル1、2の屋外側に充分な作業スペースが確保できない場合でも、目地パッキン3の施工を容易に行うことができるものである。
【0006】
また、本発明の請求項2に係る外壁パネルシール構造は、請求項1に加えて、長尺の支持材6に複数本の固定具4を設け、支持材6の全長に亘って目地パッキン3を取り付けることによって、支持材6を介して固定具4の基端部に目地パッキン3を取り付けて成ることを特徴するものであり、長尺で柔軟性のある目地パッキン3を支持材6で支持しながら隣接する外壁パネル1、2間の目地28に配設することができ、目地パッキン3の施工をさらに容易に行うことができるものである。
【0007】
また、本発明の請求項3に係る外壁パネルシール構造は、請求項1又は2に加えて、目地パッキン3の屋内側に排水樋材7を設けて成ることを特徴とするものであり、目地パッキン3の屋内側に浸入した雨水等の水を排水樋材7で排水することができ、外壁の防水性を高めることができるものである。
【0008】
また、本発明の請求項4に係る外壁パネルシール構造は、請求項3に加えて、排水樋材7に貫通孔8を形成し、貫通孔8を通して固定具4を配設し、貫通孔8と固定具4との隙間を閉塞する貫通孔パッキン9を固定具4の外周に装着して成ることを特徴とするものであり、貫通孔8を通して固定具4を操作することによって目地28に目地パッキン3を配設することができ、目地パッキン3の屋内側に排水樋材7を設けても目地パッキン3の施工性を損なわないようにすることができるものであり、しかも、貫通孔パッキン9で貫通孔8と固定具4との隙間を閉塞することによって、貫通孔8と固定具4との隙間を通じて雨水等の水が排水樋材7の屋内側に浸入するのを防止することができ、排水樋材7に貫通孔8を設けても外壁の防水性を損なわないようにすることができるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0010】
図1に略水平方向に隣接する外壁パネル1、2間のシール構造を示す。外壁パネル1、2は表面板20と裏面板21との間に芯材22を充填して形成されるものである。表面板20と裏面板21としては耐食性に優れる金属板を用いることができ、例えば、ステンレス鋼板、亜鉛めっき鋼板、塗装鋼板等の公知のものを用いることができる。また、芯材22としては断熱性及び耐火性に優れるものを用いることができ、例えば、グラスウール、ロックウール、フェノールフォーム、ウレタンフォーム等の公知のものを用いることができる。
【0011】
外壁パネル1、2の側端部には突出片23が略全長に亘って突設されている。突出片23は表面板20の側端部に略水平に延設された延設部24と、延設部24の先端から屋内側に向かって略直角に屈曲形成された密着部25と、密着部25の先端から外側(芯材3と反対側)に向かって略直角に屈曲形成された支え部26とで構成されている。また、突出片23の屋内側の空間、すなわち、芯材22の側端面と延設部24と密着部25で囲まれた空間にはパネルパッキン27が外壁パネル1、2の鉛直方向の略全長に亘って充填されている。
【0012】
そして、突出片23の密着部25を対向させるようにして二枚の外壁パネル1、2を略水平に隣接させることによって、対向する密着部25の間の空間を目地28として形成するものである。また、目地28の屋内側において、隣接する外壁パネル1、2の芯材22、22間の空間は樋収納部30として形成するものである。また、隣接する突出片23の支え部26の先端間には目地28と樋収納部30とを連通させるための間隙29を設けるようにするものである。
【0013】
目地パッキン3はEPDMなどの柔軟性及び弾性のあるゴム材料等で形成されるものである。また、目地パッキン3は鉛直方向に長尺な角材状に形成されていると共に目地パッキン3の両側面には複数個の防水片31が全長に亘って突設されている。さらに、目地パッキン3にはその背面(屋内側面)に開口する係止溝32が全長に亘って形成されている。
【0014】
そして、上記の目地パッキン3は目地28の鉛直方向の全長に亘って充填されている。この時、目地パッキン3の防水片31は屋外側に向かって倒れた状態で両側の密着部25の表面に当接している。また、目地パッキン3の係止溝32の開口の位置は間隙29の位置と合致しており、係止溝32の開口以外において目地パッキン3の背面は両側の支え部26の表面に密着している。
【0015】
上記の目地パッキン3は支持材6に取り付けられて支持されている。支持材6は鉛直方向に長尺に形成されるものであって、支え部26の屋内側において樋収納部30の鉛直方向の略全長に亘って配置されている。支持材6は一対の支持材半体33を組み合わせることにより形成されている。図2(a)に示すように支持材半体33は、断面略コ字状の本体部34と、本体部34から前側(屋外側)に向かって突出する挿入部35と、挿入部35の先端から後側斜め(屋内側斜め)に向かって突出する係止部36とを備えて形成されている。また、図2(b)に示すように、本体部34の背部(屋内側の部分)34aを貫通する半孔37が形成されている。この半孔37は本体部34の背部34aの先端にも開口されている。支持材半体33にはその長手方向に沿って複数個の半孔37が設けられており、隣り合う半孔37の間隔は例えば300mmにすることができる。
【0016】
そして、一対の支持材半体33を係止部36同士が向かい合わないようにして線対称に配置すると共に一対の支持材半体33の挿入部35同士を両面テープ等で接着することによって支持材6を形成することができる。この時、一方の支持材半体33の背部34aと他方の支持材半体33の背部34aとは前後方向(屋内外方向)に重ねられると共に一方の支持材半体33の半孔37と他方の支持材半体33の半孔37とが合致した状態となっている。
【0017】
このようにして形成した支持材6の両方の係止部36を目地パッキン3の係止溝32に背面の開口から差し込んで係止溝32内の開口縁部に係止することによって、支持材6と目地パッキン3を結合することができる。この時、支持材6の本体部34は目地28の背面側(屋内側)に配置されており、支持材6の挿入部35が間隙29を通って目地28内に挿入されており、目地28内において目地パッキン3と支持材6とは上記のように結合されている。
【0018】
支持材6にはボルト等で形成される複数本の固定具4が設けられている。固定具4はその頭部4aを支持材6の本体部34の間の空間に収納されており、固定具4のネジ部4bは支持材6の半孔37から屋内側に突出されている。また、固定具4の頭部4aは半孔37の開口縁部に係止されている。また、固定具4のネジ部4bは排水樋材7と樋下地材38と座金39とを貫通して外壁パネル1、2の屋内側に突出しており、ネジ部4bにナット40を螺合することにより固定具4は座金39に係止されて取り付けられている。
【0019】
排水樋材7は屋外側に開口する断面略コ字状で長尺に形成されるものであって、樋収納部30内に鉛直方向に長く配設されている。また、排水樋材7の端部は外壁パネル1、2のパネルパッキン27の屋内側面に食い込ませている。
【0020】
樋下地材38は、屋内側に開口する断面略ハット状に形成される下地本体41と、下地本体41の開口を閉塞する塞ぎ板42と、下地本体41と塞ぎ板42の間に充填された珪酸カルシウムなどの耐火材43とで長尺に形成されており、排水樋材7の屋内側において樋収納部30内に鉛直方向に長く配設されている。また、樋下地材38の側端部は取付片44として形成されており、取付片44は壁下地5の添え胴縁45と外壁パネル1、2との間に差し込まれて添え胴縁45に固定されている。この樋下地材38は排水樋材7の背面に当接あるいは接着して排水樋材7を支持するものである。
【0021】
また、排水樋材7の背部7a及び樋下地材38には屋内外方向に貫通する複数個の貫通孔8が形成されており、各貫通孔8には固定具4のネジ部4bが挿通されている。また、排水樋材7の背部7aと支持材6の本体部34との間において固定具4のネジ部4bには貫通孔パッキン9が装着されており、この貫通孔パッキン9を排水樋材7の背部7aの屋外側面に密着させることによって、排水樋材7の背部7aに形成された貫通孔8の開口縁部と固定具4のネジ部4bとの間の隙間が閉塞されている。
【0022】
座金39は隣接する壁下地5の添え胴縁45の間に架設されている。
【0023】
次に、上記のような外壁パネルのシール構造の施工方法の一例を説明する。
【0024】
壁下地5は胴縁46及び添え胴縁45とで構成されている。胴縁46はリップ溝型鋼等で形成されるものであって、鉛直方向に長く配設されている。添え胴縁45はL型鋼等で形成されるものであって、鉛直方向に長く配設されると共に胴縁46の側面に固着されている。このような複数本の壁下地5は所定の間隔を介して水平方向に並べて配設されている。
【0025】
また、目地パッキン3、支持体6、固定具4、貫通孔パッキン9は施工する前に予め組み立てておく。この組み立ては次のようにして行なう。まず、一対の支持材半体33の本体部34内に固定具4の頭部4aを収納するようにして一対の支持材半体33を結合して支持材6を形成すると共に複数個の固定具4の基端部と支持材6とを連結する。次に、各固定具4のネジ部4bに貫通孔パッキン9を差し込んで挿着する。また、支持材6の係止部36を目地パッキン3の係止溝32に差し込んで係止溝32内の開口縁部に係止することによって、固定具4の基端部に支持材6を介して目地パッキン3を取り付ける。このようにして目地パッキン3、支持体6、固定具4、貫通孔パッキン9からなる組み合わせ体55を形成する。
【0026】
また、排水樋材7と樋下地材38は施工する前に予め組み立てておく。この組み立ては、樋下地材38の下地本体41の屋外側面に排水樋材7の屋内側面(背面)を接着等することによって行うことができる。
【0027】
そして、まず、排水樋材7と樋下地材38を組み立てたものを隣り合う添え胴縁45、45の屋外側に配置し、樋下地材38の取付片44を添え胴縁45にビス等の固定具で固定することによって、排水樋材7と樋下地材38を隣り合う添え胴縁45、45に亘るように取り付けられるものであり、排水樋材7及び樋下地材38は隣り合う添え胴縁45、45の先端間の間隙56の屋外側に位置するものである。次に、排水樋材7の背部7aと樋下地材38とを貫通する貫通孔8を屋内側より形成する。この貫通孔8の屋内側の開口は隣り合う添え胴縁45、45の先端間の間隙56に露出するように形成されている。尚、この貫通孔8は排水樋材7と樋下地材38を添え胴縁45に取り付ける前に形成しておいてもよい。
【0028】
次に、一方の外壁パネル1に固定ボルト50を設ける。固定ボルト50は外壁パネル1の側端部を厚み方向に貫通するように挿着されるものであり、固定ボルト50の頭部51は外壁パネル1の屋外側面に設けた水平方向の凹溝52内に収納されている。次に、固定ボルト50を設けた外壁パネル1を壁下地5の屋外側に配置する。外壁パネル1の配置は壁下地5の屋外側から行なうようにする。次に、外壁パネル1の屋内側面に突出した固定ボルト50の先端を添え胴縁45のボルト孔53に屋外側から挿入すると共に添え胴縁45の屋内側に突出した固定ボルト50の先端に固定ナット54を螺合する。このようにして外壁パネル1を壁下地5に取り付けて固定する。この時、樋下地材38の一方の取付片44は外壁パネル1と壁下地5の添え胴縁45の間に介在すると共に排水樋材7の一方の先端は外壁パネル1のパネルパッキン27に弾接するものである。
【0029】
上記のようにして一方の外壁パネル1を壁下地5に取り付けた後、組み合わせ体55の配置を壁下地5の屋外側から行なう。つまり、図3に示すように、組み合わせ体55の固定具4のネジ部4bを貫通孔8に屋外側の開口から挿入し、貫通孔8の屋内側の開口及び間隙56を通して固定具4のネジ部4bを添え胴縁45よりも屋内側に突出させる。次に、固定具4のネジ部4bを添え胴縁45よりも屋内側から引張ることにより、貫通孔パッキン9と支持材6及び目地パッキン3を屋内側方向に向かって移動させる。このようにして貫通孔パッキン9を排水樋材7の背部7aの屋外側面に当接させると共に目地パッキン3を外壁パネル1の密着部25の外面と支え部26の屋外側面に当接させるものであり、これにより、目地28となる箇所に目地パッキン3が配置される。また、支持具6及び貫通孔パッキン9は壁下地5に取り付けた外壁パネル1の支え部26と排水樋材7の背部7aとの間に配置される。
【0030】
次に、上記外壁パネル1とは別の外壁パネル2を取り付ける。この外壁パネル2は上記外壁パネル1を取り付けた壁下地5と隣接する他の壁下地5に取り付けられるものである。また、外壁パネル2にも上記外壁パネル1と同様に固定ボルト50が設けられている。そして、固定ボルト50を設けた外壁パネル2を壁下地5の屋外側に配置する。外壁パネル2の配置も壁下地5の屋外側から行なうようにする。次に、外壁パネル2の屋内側面に突出した固定ボルト50の先端を上記添え胴縁45と隣接する他の添え胴縁45のボルト孔53に屋外側から挿入すると共に添え胴縁45の屋内側に突出した固定ボルト50の先端に固定ナット54を螺合する。このようにして外壁パネル2を壁下地5に取り付けて固定する。この時、外壁パネル1と外壁パネル2は側端部同士が対向するように配設される。また、樋下地材38のもう一方の取付片44は外壁パネル2と壁下地5の添え胴縁45の間に挿入されると共に排水樋材7のもう一方の先端は外壁パネル2のパネルパッキン27に弾接させるようにする。さらに、外壁パネル2の支え部26を上記のように配置した目地パッキン3と支持体6の間に差し込んで、目地パッキン3を外壁パネル2の密着部25の外面と支え部26の屋外側面に当接させる。
【0031】
次に、添え胴縁45よりも屋内側に突出する固定具4のネジ部4bに座金39を装着すると共に座金39よりも屋内側に突出する固定具4のネジ部4bにナット40を螺合して締め付けることによって、固定具4を座金39に係止して固定する。また、このナット40の締め付けにより、固定具4が屋内側から引張られて貫通孔パッキン9と支持材6及び目地パッキン3を屋内側方向に向かって移動することになり、これにより、貫通孔パッキン9を排水樋材7の背部7aの屋外側面に密着させることができ、貫通孔8の屋外側の開口と固定具4のネジ部4bとの間の隙間を閉塞することができると共に、目地パッキン3を外壁パネル1、2の密着部25の外面と支え部26の屋外側面に密着させることができるものである。
【0032】
そして、上記の外壁パネル1、2の施工を順次繰り返していくことにより、複数枚の外壁パネル1、2で建物の外壁を形成することができるものである。
【0033】
図4に他の実施の形態を示す。この実施の形態は目地パッキン3の形状及び支持材6の形状が上記実施の形態と異なり、その他の構成は上記実施の形態と同様である。目地パッキン3の係止溝32は断面略T字状に形成されており、従って、支持材6の挿入部35及び係止部36も断面略T字状に形成されている。また、目地パッキン3の厚み寸法(屋内外方向の寸法)は目地28の深さ寸法(屋内外方向の寸法)とほぼ同じに形成されており、従って、目地28に目地パッキン3を充填すると、外壁パネル1、2の屋外側面と目地パッキン3の屋外側面とがほぼ面一となるものである。また、目地パッキン3の屋内側面にはシーリングテープ58が貼り付けてあって、シーリングテープ58が支え部26に密着することになってさらに防水性を高めることができるものである。
【0034】
尚、上記では鉛直方向に長い目地28について説明したが、本発明は水平方向に長い目地に適用することも可能である。
【0035】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1の発明は、壁下地に取り付けた隣接する外壁パネル間に目地パッキンを配設してなる外壁パネルシール構造において、ボルト等の固定具の基端部に目地パッキンを取り付け、隣接する外壁パネル間の目地に固定具を挿入して係止して目地パッキンを目地に配設して成ることを特徴とするものであり、目地への目地パッキンの施工を容易に行うことができるものであり、特に、外壁パネルの屋内側の作業で目地パッキンを隣接する外壁パネル間に配設することができ、外壁パネルの屋外側に充分な作業スペースが確保できない場合でも、目地パッキンの施工を容易に行うことができるものである。
【0036】
また、本発明の請求項2の発明は、長尺の支持材に複数本の固定具を設け、支持材の全長に亘って目地パッキンを取り付けることによって、支持材を介して固定具の基端部に目地パッキンを取り付けて成ることを特徴するものであり、長尺で柔軟性のある目地パッキンを支持材で支持しながら隣接する外壁パネル間の目地に配設することができ、目地パッキンの施工をさらに容易に行うことができるものである。
【0037】
また、本発明の請求項3の発明は、目地パッキンの屋内側に排水樋材を設けて成ることを特徴とするものであり、目地パッキンの屋内側に浸入した雨水等の水を排水樋材で排水することができ、外壁の防水性を高めることができるものである。
【0038】
また、本発明の請求項4の発明は、排水樋材に貫通孔を形成し、貫通孔を通して固定具を配設し、貫通孔と固定具との隙間を閉塞する貫通孔パッキンを固定具の外周に装着して成ることを特徴とするものであり、貫通孔を通して固定具を操作することによって目地に目地パッキンを配設することができ、目地パッキンの屋内側に排水樋材を設けても目地パッキンの施工性を損なわないようにすることができるものであり、しかも、貫通孔パッキンで貫通孔と固定具との隙間を閉塞することによって、貫通孔と固定具との隙間を通じて雨水等の水が排水樋材の屋内側に浸入するのを防止することができ、排水樋材に貫通孔を設けても外壁の防水性を損なわないようにすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す断面図である。
【図2】同上の支持材を示し、(a)は断面図、(b)は一部の正面図である。
【図3】同上の施工途中を示す断面図である。
【図4】同上の他の実施の形態の施工途中を示す断面図である。
【符号の説明】
1 外壁パネル
2 外壁パネル
3 目地パッキン
4 固定具
5 壁下地
6 支持材
7 排水樋材
8 貫通孔
9 貫通孔パッキン
28 目地
Claims (4)
- 壁下地に取り付けた隣接する外壁パネル間に目地パッキンを配設してなる外壁パネルシール構造において、ボルト等の固定具の基端部に目地パッキンを取り付け、隣接する外壁パネル間の目地に固定具を挿入して係止して目地パッキンを目地に配設して成ることを特徴とする外壁パネルシール構造。
- 長尺の支持材に複数本の固定具を設け、支持材の全長に亘って目地パッキンを取り付けることによって、支持材を介して固定具の基端部に目地パッキンを取り付けて成ることを特徴する請求項1に記載の外壁パネルシール構造。
- 目地パッキンの屋内側に排水樋材を設けて成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の外壁パネルシール構造。
- 排水樋材に貫通孔を形成し、貫通孔を通して固定具を配設し、貫通孔と固定具との隙間を閉塞する貫通孔パッキンを固定具の外周に装着して成ることを特徴とする請求項3に記載の外壁パネルシール構造。
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