JPH11236768A - Alc外壁の改修工法 - Google Patents
Alc外壁の改修工法Info
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- JPH11236768A JPH11236768A JP3875098A JP3875098A JPH11236768A JP H11236768 A JPH11236768 A JP H11236768A JP 3875098 A JP3875098 A JP 3875098A JP 3875098 A JP3875098 A JP 3875098A JP H11236768 A JPH11236768 A JP H11236768A
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Abstract
く、新規の乾式壁材の取付強度も充分に、ALC外壁の
改修を行う工法を提供することである。 【構成】 既存のALC外壁Bに貫通孔Cを形成し、貫
通孔Cに筒状の中空部3を有する取付ガイドFを挿入す
ると共に、ALC外壁Bに仮固定し、取付ガイドFの中
空部3に連結下地材Dの外部材D1を挿入して外部材D
1を下地材Aに取り付け、その後取付ガイドFを撤去
し、さらに、連結下地材Dの外部材D1に連結下地材D
の内部材D2を締結し、内部材D2の先端に胴縁Eを取
り付け、胴縁Eに新規の乾式壁材GをALC外壁Bを覆
うように固定するALC外壁の改修工法である。
Description
C部材(軽量気泡コンクリート)からなる既存外壁面を
新規外壁で改修するための工法に関するものである。さ
らに詳しくは、新規の乾式壁材を取り付けるための連結
下地材を、取付ガイドを用いてALC外壁に負担(荷
重)をかけることなく、確実に建物の躯体(下地材)に
直接固定した持出梁とすることによって、ALC外壁を
傷つけず、しかも、新規の乾式壁材の取付強度も充分な
ALC外壁の改修工法に関するものである。
は、古くなった既存のALC外壁をすべて撤去して、既
存の躯体や胴縁等の壁下地材に新規外壁を形成する工法
や、ALC外壁面に直接新規の乾式壁材を当接して、乾
式壁材をコンクリートアンカー等の固定具を用いて、A
LC壁そのものを壁下地材として利用して改修した工法
が一般的に知られている。
ように古くなった既存のALC外壁をすべて撤去して、
既存の躯体や胴縁等の壁下地材に新規外壁を形成した工
法では、撤去のための費用の増大や撤去した廃材の処理
に課題があると共に、工事中は外壁が無い状態となり、
工事期間中は建物に居住したり、あるいは仕事を行った
り、建物内部を利用することができなくなる課題があっ
た。
て利用し、新規壁材を施工する工法では、そもそも古く
なったALC外壁は、その性質により凍害や経時変化
で、ひび割れや一部脱落、強度劣化が進んでおり、これ
を壁下地として利用することは、取り付けられた新規壁
材の取り付け強度に問題が有り、台風や地震等の外的衝
撃により脱落したり、剥がれたりする危険を伴ってい
た。さらに、ALC外壁の表面には凹凸があり、そのま
ま新規外壁を施工すると凹凸による不陸調整が困難で、
張り上がった新規壁面にも凹凸が発生し、美観性にも劣
るものであった。
を除去するため、既存のALC外壁に貫通孔を形成し、
貫通孔に筒状の中空部を有する取付ガイドを挿入すると
共に、ALC外壁に仮固定し、取付ガイドの中空部に連
結下地材の外部材を挿入して外部材を下地材に取り付
け、その後取付ガイドを撤去し、さらに、連結下地材の
外部材に連結下地材の内部材を締結し、内部材の先端に
胴縁を取り付け、胴縁に新規の乾式壁材をALC外壁を
覆うように固定するALC外壁の改修工法としたので、
工事中も居住を損なわず、施工が容易で取り付け強度も
確実となり、連結下地材が伸縮機能を有するので、AL
C外壁の厚みの違いへの対応や不陸の調整も可能なの
で、新規乾式壁材の張り上がりの美観性も向上し、さら
には、取付ガイドを用いることで、連結下地材が既存の
ALC外壁に触れることなく取り付けることができ、持
出梁工法として、既存のALC外壁に一切の負担(荷重
を)かけずに改修できるALC外壁の改修工法を提案す
るものである。
るALC外壁の改修工法の一実施例について詳細に説明
する。図1は上記ALC外壁の改修工法にて改修した代
表的な一例を示す斜視図、図2はその断面図を表す説明
図であり、Aは建物の躯体およびALC外壁Bの取り付
け下地となる下地材で、図に示すような水平方向に配置
された横架材からなり、さらに具体的にはH型鋼材、も
しくは図示しないが角型鋼材、C型鋼材(リップ溝型鋼
材)、L字アングル材、溝型鋼材等の鉄骨の下地材から
なるものである。
に、H型鋼材等からなる下地材Aにアングルa、タテカ
ベプレートbを介して固定されているものである。な
お、図2は改修時期にきている一般的な挿入筋工法にて
取り付けられているALC外壁Bの例を示しており、こ
の他にもALCの取り付け方は種々あり、これに限定さ
れるものではない。また、cはALC外壁Bの目地部に
充填される充填目地材であり、さらには、ALC外壁B
の表面に化粧被覆部材(塗料等、図示せず)で化粧が施
されていたりするものである。
る既存のALC外壁Bに対して、まず、貫通孔Cを形成
するものである。貫通孔Cは図3および図4に示すよう
に、下地材Aの配設位置に沿って、ALC外壁Bにホー
ルソー等の穴あけ機器1を用いて、ALC外壁Bの表面
側から形成するものである。また、貫通孔Cは後記する
取付ガイドFや連結下地材Dを差し込むための経路とし
て機能するものであり、その形状、大きさは連結下地材
Dが容易に充填できる程度で、下地材Aに取り付けられ
れば任意である。
記する新規の乾式壁材Gに必要充分な取付強度(耐風圧
強度)を満たす範囲内であれば任意で、例えば、水平方
向のピッチP=600、900、1200、1500m
m位、垂直方向のピッチLは、建物の種類によっても異
なるが、一般的には1階層分の高さ3500mm位であ
る。なお、ALC外壁Bに貫通孔Cを形成することによ
り、ALC外壁Bの表面側から下地材Aを施工者が目で
直接確認することができ、後記する取付ガイドFや連結
下地材Dの下地材Aへの取り付けが確実なものとなる。
孔Cに取付ガイドFの中空部2を挿入し、取付ガイドF
の舌片部2をALC外壁Bに固定具αを用いて仮固定す
るものである。また、取付ガイドFは図6に示すよう
に、平板状の舌片部2の略中心部分に、筒状で内部に中
空を有する中空部3を一体に取り付けたものからなる。
また、取付ガイドFの素材としては、各種金属材(スチ
ール材、アルミ材、ステンレス材等)や各種合成樹脂材
(塩化ビニル材、FRP、ポリカーボネイト等)からな
るものである。
近には複数の下孔2aが形成されており、中空部2を貫
通孔Cに挿入した後、ALC外壁Bの表面に舌片部2の
裏面をを当接し、下孔2aを介して固定具α(ヘクス、
テクス、スクリュウビス等)にて仮固定するものであ
る。すなわち、仮固定とは、後で取付ガイドFの撤去
(取り外し)が容易なように、固定具αを最後まで締め
込まず、途中で止めるように行うのが好ましいものであ
る。
の中空部2の中心点がほぼ一致するように、注意して取
り付けるものであり、これにより、後記する連結下地材
Dの外部材D1を貫通孔Cの中心部に取り付けることが
できるので、外部材D1の外周が貫通孔Cに接しないよ
うに確実に取り付けが可能となり、ALC外壁Bには一
切の負担(荷重)がかからないようにするものである。
示すように取付ガイドFの中空部3内に、連結下地材D
を構成する外部材D1を挿入する。そして、外部材D1
の外底部4が下地材Aのウェブ部分に当接するまで、押
し込んで、テクスドライバや充電ドライバ等の固定機器
5を用いて外底部4に予め形成したおいた下孔6を介し
て固定具αを打ち込み、固定するものである。
入され、支持されているので、固定する際は、施工者は
外部材D1を支えている必要はなく、両手が自由に使え
ると共に、固定機器5使用時の振動等により、外部材D
1がずれることなく、確実に定位置に固定することがで
きるものである。なお、中空部3の内径と外部材D11
の外径の関係は、中空部3内に外部材D1が容易に挿入
でき、かつ、ほぼガタツキが無い程度であれば任意であ
る。
うに、有底の円筒体であり、外底部4を有し、開口側内
周面には雌ネジ溝7が形成されており、さらに、外部材
D1の外底部4には、1つ以上の複数の下孔6が形成さ
れているものである。下孔6は、ヘクス、テクス、スク
リュウビス等の固定具βの打設の際のガイド孔として機
能するものであり、その数は必要な取付強度により任意
に設定されるものである。
地材Aへの取り付けが済んだら、今度は仮固定してある
取付ガイドFを撤去するものである。これは、取付ガイ
ドFを仮固定している固定具αを取り外し、貫通孔Cか
ら取付ガイドFの中空部3を引き抜くことにより行うも
のである。この際、仮固定していた固定具αを取り外し
たことにより形成された跡穴に、例えば、モルタル、ロ
ックウール、現場発泡型の合成樹脂発泡体、不定形シー
リング材、発泡系定形シーリング材等の充填物8を充填
することにより、失われた防水性、断熱性を補填するこ
ともできる。
Dを構成するもう一方の内部材D2を、外部材D1にネ
ジ結合するものである。内部材D2は図11(a)、
(b)に示すように、有底の円筒体であり内底部9を有
し、内部材D2の外周面には雄ネジ溝10が形成されて
いるものである。
は、工具係止孔11が形成されており、これは、図10
に示すように、内部材D2を外部材D1にネジ結合する
際に、ドライバー等の工具12の先を挿入するための孔
であり、これにより内部材D2と外部材D1とのネジ結
合が容易になるものである。
(連結)は、内部材D2の内底部9の表面が、ちょうど
ALC外壁Bの方面と面一になるか、あるいは、内底部
9の表面がALC外壁の表面から若干突出するまで、ね
じ込むものである。
を組み合わせた連結下地材Dを示す斜視図、図12
(b)はその断面図を示すものである。連結下地材D
は、説明してきたように、ALC外壁Bに形成した貫通
孔Cに挿入し、その一端を下地材Aに、他端を後記する
胴縁Eに固定するものであり、ALC外壁Bの取り付け
下地材Aと新規の乾式壁材Gの取り付け下地となる胴縁
Eとを連結して、乾式壁材Gの取り付け強度の劣化を防
止するものである。また、その取り付けは、貫通孔Cと
連結下地材Dとが触れないよう(当接しないよう)に
し、ALC外壁Bには一切の負担(荷重)をかけないよ
うに取り付けるものである。
た各種鋼材や、鉄、ステンレス、アルミニウム、チタ
ン、繊維強化された各種合成樹脂等からなるものであ
る。また、外部材D1、内部材D2は、共に有底の円筒
体であり、両者は互いに外底部4および内底部9を外側
にしてねじ結合するものである。
は、ネジ結合を行い、連結下地材Dとして一体化される
ので、連結下地材Dには長さの伸縮機能が付加され、よ
って、一つの連結下地材Dにより、ALC外壁材Bの厚
みが異なってもある程度対応することが可能であり、か
つ、下地材AやALC外壁Bの不陸調整が容易に可能と
なるものである。
E1を内部材D2の内底部9に固定具βを介して固定す
るものである。胴縁EはALC外壁Bの表面に突出して
いる連結下地材Dの先端に固定具β等の固定手段により
取り付けるものであり、後記する乾式壁材Gの取付下地
として機能するものである。また、胴縁Eはその厚みに
よりALC外壁Bと乾式壁材Gとの間に空間を有するこ
ととなり、新鮮な空気等の流通路として機能させ、腐食
防止等に利用することも可能である。
示すものであり、ハット型鋼材13の頭部14に平鋼材
15を溶接により装着して一体化したものである。勿
論、これは胴縁Eの一例であり、例えば、角形鋼材(角
パイプ)、ハット型鋼材、リップ溝型鋼材、溝型鋼材、
平型鋼材等を胴縁Eとして用いることができる。なお、
その素材としても、強度に優れた各種鋼材や、鉄板、ス
テンレス板、アルミニウム材、木材、集成材、プラスチ
ック複合材等を用いることができる。
る横胴縁E1と後記する垂直方向に延びる縦胴縁E2と
があり、乾式壁材Gの種類や(縦張り型、横張り型)、
必要な胴縁ピッチにより任意にALC外壁Bの表面に配
置することが可能である。
横胴縁E1に縦胴縁E2をピッチP1の間隔をおいて固
定するものである。この際のピッチP1は、取り付ける
乾式壁材Gの必要な胴縁ピッチや、地上高による必要な
耐風圧強度等により決められるものであり、例えば、6
00、900、1200、1500、2000mm等で
ある。
部分は、ALC外壁Bと乾式壁材Gとの間の距離が長く
ならないように(いわゆる、フケがでないように)、同
一面上にて連結するのが好ましく、例えば図16(a)
のような連結金具H1を用いて図17に示すように行っ
たり、あるいは、図16(b)のような連結金具H2を
用いて図18に示すように行うのが、好ましいものであ
る。
1は、連結舌片16同士をL字状屈曲して形成したアン
グルピース状であり、各連結舌片16には固定具αの位
置決めガイトとなる下孔17が形成されているのであ
る。
に、横胴縁E1と縦胴縁E2をその側面部18から固定
具αを打設し、固定して連結するのであり、交わりの部
分では上下、左右の計4個の連結金具H1を使用して、
強固に胴縁E同士を連結するものである。
角形鋼材(角パイプ)を短尺に切断して形成したもので
ある。
に、縦胴縁E2の溝部19内に挿入し、横胴縁E1のリ
ップ部20、および縦胴縁E2の側面部18をそれぞれ
固定具αにて打設することにより、横胴縁E1と縦胴縁
E2を連結するものである。なお、この場合は、横胴縁
E1のリップ部20に打設する固定具αを鍋頭、皿頭形
状のものとすることにより、固定具αの頭部によるフケ
を最小限にすることができ、乾式壁材Gの取り付けにじ
ゃまにならないようにするものである。
式壁材Gを固定具αを介して取り付けるものである。新
規の乾式壁材Gは古くなったALC外壁Bの表面を覆
い、新たな壁面を形成するもので、主に、化粧材、防水
材、断熱材、防火材、耐火材として機能するものであ
り、既存の下地材Aに負担をかけないように、例えば図
19に示すような軽量の金属パネルや金属サイディング
材、各種窯業系サイディング材等が好ましいものであ
る。
面材21と裏面材22とで芯材23をサンドイッチした
サンドイッチ板材からなるものである。
る場合は、例えば鉄、アルミニウム、銅、ステンレス、
チタン、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、ガルバリウム鋼
板、ホーロー鋼板、クラッド鋼板、フッ素樹脂鋼板、ラ
ミネート鋼板(塩ビ鋼板等)、サンドイッチ鋼板(制振
鋼板等)、(勿論、これらを各種色調に塗装したカラー
板を含む)の一種を押出成形、ロール成形、プレス成形
して所定形状に形成したものである。
板からなる場合は、例えば塩ビ樹脂、ポリカーボネイト
樹脂等を押出成形、プレス成形、ロール成形等を行って
所定形状に形成したものである。勿論、これら金属板と
合成樹脂板とを積層複合した素材としても良いものであ
る。
着紙、アスベスト紙、クラフト紙、アスファルトフェル
ト、金属箔(Al、Fe、Pb、Cu)、合成樹脂シー
ト、ゴムシート、布シート、石膏紙、水酸化アルミ紙、
ガラス繊維不織布等の1種、または2種以上をラミネー
トしたもの、あるいは防水処理、難燃処理されたシート
状物から形成することもできる。
材、嵩上材として機能するものであり、ポリウレタン、
ポリイソシアヌレート、フェノール、塩化ビニル、ポリ
エチレン、ポリスチレン、ユリア等の合成樹脂やその発
泡体、もしくはケイ酸カルシウム、炭酸カルシウム、水
酸化アルミニウム等の無機材やその発泡体、あるいはガ
ラス繊維、セラミック繊維、岩綿、アスベスト等の繊維
質マット状物、石膏ボード等からなるものである。
22との一体化は、例えば芯材23が合成樹脂発泡体の
際はその自己接着性を利用して、またそれ以外の際には
別途接着剤(図示せず)を介して一体に積層し、サンド
イッチするものである。
型連結部24を、他側端に雌型連結部25を形成した相
決状とた、一般的な横張り型の金属サイディング材を示
す例である。なお、図では、雌型連結部25内に一条の
軟質のシール材26が介在させてあり、目地部の防水性
を向上するものである。
図2に示すように、その雄型連結部24をタッピンビ
ス、テクスビス、セルフドリリングスクリュービス等の
固定具αを用いて縦胴縁E2に固定すると共に、雄型連
結部24と雌型連結部25との雄、雌嵌合により、連結
されて、取り付けるものである。勿論、図示しないが、
水切り材やスタータ材、止縁材、出隅材、入隅材、開口
部材、シーリング材等の各種役物を必要に応じて施工し
て新規外壁面を形成するものである。
外壁の改修工法の一実施例であり、図20〜図26に示
すような部材を用いた改修工法とすることができる。す
なわち、図20に示す例は、内部材D1に胴縁Eを取り
付ける前の工程に、カバー材Iを取り付ける工程を付加
した例である。
に、内部材D1の外周と同一径の円形中空部27を形成
し、かつ、貫通孔Cの径より幅広に突出させた円形舌片
28を形成したものである。さらに、円形舌片28の片
側にパッキング材29を一体に貼着したものである。
29を除き、連結下地材Dと同様な種類から形成したも
のであり、パッキング材29は、例えばポリ塩化ビニル
系、クロロプレン系、クロロスルホン化ポリエチレン
系、エチレンプロピレン系、アスファルト含浸ポリウレ
タン系等の弾性を有するもの、もしくはポリブデン系、
ポリプロピレン系、ブチル系、ゴムアスファルト系、E
PDM等の弾性型、あるいは非弾性型の定形パッキング
材の1種、または、弾性型1成分系としてはシリコーン
系、変成シリコーン系、ポリサルファイド系、ポリウレ
タン系の湿気硬化型、アクリル系、SBR系のエマルジ
ョン乾燥硬化型、弾性型2成分系としてはシリコーン
系、変成シリコーン系、ポリサルファイド系、ポリウレ
タン系、アクリルウレタン系の反応硬化型、非弾性型と
しては油性コーキング、シリコーン系等の不定形パッキ
ング材の1種を用いるものである。
円形中空部27を内部材D2に差し込むことより装着さ
れるものであり、パンキング材29がALC外壁Bの表
面に充分密着するまで差し込み、連結下地材Dに係止し
て、固定するものである。
貫通孔Cを形成することにより失われた、防水性、気密
性、断熱性を、パッキング材29とALC外壁Bの表面
が密着することで補填するものであり、なおかつ、その
支持(固定)を連結下地材Dにするものであるから、A
LC外壁Bには一切荷重をかけずに済むものである。
取り付ける前の工程に、貫通孔Cと連結下地材Dとの間
にある隙間を充填材30を充填して、貫通孔Cを埋設す
る工程を付加した例である。充填材30の例としては、
モルタル、ロックウール、現場発泡型の合成樹脂発泡
体、不定形シーリング材、定形発泡シーリング材等であ
り、ALC外壁Bに貫通孔Cを形成することで失われ
た、防水性、断熱性、防火性、気密性等を補充するもの
である。
縁Eの取り付け配置の例を示すものであり、この場合
は、縦胴縁E2の間に、必要な任意ピッチで横胴縁E1
を取り付け配置することにより、横胴縁E1が乾式壁材
Gの下地として機能するものである。
の変形の一例を示すものであり、図24(a)はロール
フォーミング加工により一部材を屈曲して所定の形状に
形成した胴縁Eの例である。図24(b)は、2つのコ
字状の溝型鋼材31と、平鋼材15とを溶接により一体
化して、所定形状に形成した胴縁Eの例である。図24
(c)はハット型鋼材13のみからなる胴縁Eの例であ
る。
を示す断面図であり、図25(a)〜(d)は落とし込
み型で、主に横張りに用いられる乾式壁材Gの例、図2
6(a)〜(c)は差し込み型で主に縦張りに用いられ
る乾式壁材Gの例である。
属サンドイッチパネルの例を示す断面図であり、特に図
27(b)は雄型連結部24内には防水性と耐火性を有
する耐火性パッキング材32を、雌型連結部25内には
防水性シーリング材33をそれぞれ介在させて、連結目
地部の防水性と耐火性を向上した例である。
は、雄型連結部24と雌型連結部25の形状に合致する
ように任意に形成した不燃部材34を各連結部内に装着
した例であり、不燃部材34は、乾式壁材G同士で形成
される連結目地部の防火性、耐火性を向上するものであ
り、また、雄型連結部24と雌型連結部25の端部に充
填することから、乾式壁材G端部における芯材23の欠
肉を防止し、芯材23の発泡性や延展性をも向上させる
ものである。なお、不燃部材34はケイ酸カルシウム
板、高密度フェノール樹脂板、木毛セメント板、ロック
ウール板、水酸化アルミニウム板等の1種以上の不燃性
部材からなるものである。
21、裏面材22を方形、または長方形状に形成したボ
ックス型のサンドイッチパネルの例である。
ものであり、外部材D1の外周部に複数の貫通した通気
孔35を形成したものである。この通気孔35は、連結
下地材Dの内部と外部とを通気するものであり、熱によ
る連結下地材D内の空気の膨張や収縮を防止し、連結下
地材Dの変形を防止するものである。
材D2のネジ結合を調節し、ALC外壁Bの表面と胴縁
Eとの間に、空隙Tを形成するようにした改修工法の例
である。
外壁の改修工法によれば、既存のALC外壁を解体す
る必要がないので、施工工数を省略できると共に、工期
を大幅に短縮することができ、しかも施工中の居住や利
用に何等支障を来さない。既存のALC外壁上に新規
外壁を形成するので、施工が簡単でコストを節約でき
る。既存のALC外壁と新規の乾式壁材との2重壁工
法となり、断熱性、防音性、防火性に富む工法となる。
ALC外壁に貫通孔を形成することにより、ALC外
壁の表面側から下地材を施工者が目で直接確認すること
ができ、連結下地材の下地材への取り付けが確実なもの
となり、乾式壁材の取り付け強度が劣化しない。連結
下地材を2部材とし、伸縮機能を持たせることで、下地
材の不陸の調整が容易に行え、施工が容易となると共
に、乾式壁材の張り上がりの美観性が向上する。連結
下地材を持出梁として、貫通孔や既存のALC外壁に一
切触れることがないので、既存のALC外壁に一切の負
担(荷重)をかけずに改修でき、新規の乾式壁材の取付
強度も充分でかつ、ALC外壁か破損することがない。
取付ガイドを用いることにより、連結下地材の固定が
容易に行えると共に、取付位置も確実となる。等の特
徴、効果がある。
示す説明図である。
示す説明図である。
を示す説明図である。
を示す説明図である。
を示す説明図である。
る取付ガイドの例を示す説明図である。
を示す説明図である。
を示す説明図である。
る外部材の例を示す説明図である。
順を示す説明図である。
れる内部材の例を示す説明図である。
れる連結下地材の例を示す説明図である。
順を示す説明図である。
れる胴縁の例を示す説明図である。
順を示す説明図である。
れる連結金具の例を示す説明図である。
順を示す説明図である。
順を示す説明図である。
れる乾式壁材の例を示す説明図である。
の例を示す説明図である。
示す説明図である。
の例を示す説明図である。
の例を示す説明図である。
る。
の例を示す説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 既存のALC外壁に貫通孔を形成し、該
貫通孔に筒状の中空部を有する取付ガイドを挿入すると
共に、ALC外壁に仮固定し、取付ガイドの中空部に連
結下地材の外部材を挿入して外部材を下地材に取り付
け、その後取付ガイドを撤去し、さらに、連結下地材の
外部材に連結下地材の内部材を締結し、該内部材の先端
に胴縁を取り付け、該胴縁に新規の乾式壁材をALC外
壁を覆うように固定することを特徴とするALC外壁の
改修工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03875098A JP3993682B2 (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | Alc外壁の改修工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03875098A JP3993682B2 (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | Alc外壁の改修工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11236768A true JPH11236768A (ja) | 1999-08-31 |
JP3993682B2 JP3993682B2 (ja) | 2007-10-17 |
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JP03875098A Expired - Fee Related JP3993682B2 (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | Alc外壁の改修工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3993682B2 (ja) |
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1998
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