JPH10280565A - 出隅構造 - Google Patents

出隅構造

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JPH10280565A
JPH10280565A JP8357597A JP8357597A JPH10280565A JP H10280565 A JPH10280565 A JP H10280565A JP 8357597 A JP8357597 A JP 8357597A JP 8357597 A JP8357597 A JP 8357597A JP H10280565 A JPH10280565 A JP H10280565A
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JP
Japan
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wall
downpipe
downspout
fixture
protruding corner
Prior art date
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Pending
Application number
JP8357597A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Umetsu
浩之 梅津
Hideki Takiguchi
英喜 滝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IG Technical Research Inc
Original Assignee
IG Technical Research Inc
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Publication date
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Publication of JPH10280565A publication Critical patent/JPH10280565A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 竪樋の機能をも兼ね備えた出隅構造とするこ
とである。 【構成】 角柱からなる壁下地A上に、左右の壁材C端
部を中空パイプからなる竪樋Dを挟持するように配設
し、壁材Cの端部と竪樋Dを隠蔽するように、取付具E
を介して長尺の出隅カバーFを配設することにより、竪
樋Dを出隅部内に収納した出隅構造としたので、竪樋が
外部に露出せず、邪魔にならないと共に、美観性が向上
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内装材、外装材として使
用する壁材の端部を出隅材にてカバーすると共に、雨水
等を流下させる竪樋としても機能する出隅構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の出隅構造では防水性や美観性の向
上は考慮されてはいたものの、壁材の出隅部を竪樋とし
て利用する技術思想は全く存在しなかった。また、一般
的な雨樋としては、屋根から流れてくる雨水を軒樋を介
して1ヶ所に集め、それを壁材の外に配設した竪樋によ
り地面や、流水溝等に流すものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
竪樋は外部に露出して形成され、美感性に劣ると共に、
壁面から突出しているために、邪魔になるものであっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、角柱からなる壁下地上に、左右の壁材
端部を中空パイプからなる竪樋を挟持するように配設
し、壁材の端部と竪樋を隠蔽するように、取付具を介し
て長尺の出隅カバーを配設することにより、竪樋を出隅
部内に収納した出隅構造とし、上記課題を解決したもの
である。
【0005】
【実施例】以下に図面を用いて本発明に係る出隅構造の
一実施例について詳細に説明する。すなわち、図1およ
び図1の断面図である図2は本発明に係る出隅構造の代
表例を示す説明図である。また、図3は一般の家屋を示
す説明図であり、本発明に係る出隅構造は図3における
イ部分の構造に関するものである。
【0006】すなわち、本発明に係る出隅構造は図1、
図2に示すように、壁下地A、防水シートB、壁材C
(1点鎖線で示す)、竪樋D、取付具E、出隅カバーF
からなるものである。
【0007】壁下地Aは、壁の角部分(出隅部分)に位
置する主柱、間柱等の躯体、もしくは躯体に取り付けら
れた胴縁等からなるものである。勿論、これらは木造構
造の場合であり、下地が鉄骨構造の際はH型鋼材、角型
鋼材、C型鋼材(リップ溝型鋼材)等が該当するもので
ある。
【0008】防水シートBは防水性、通気性を有するも
のであり、壁下地Aと後記する壁材Cとの間に必要に応
じて敷設するものであり、内部結露の発生をも防止する
ものである。
【0009】壁材Cは乾式の板状外壁材、もしくは板状
内壁材等からなり、例えば図4に示すような金属系サイ
ディング材や、その他にも壁材Cが外壁材の場合には窯
業系サイディング材、大型金属系サンドイッチパネル、
無機質(セラミック)押出中空、ALCボード、OSB
ボード、合板等、内壁材の際は石膏ボード、パーティク
ルボード、OSBボード、合板等からなるものである。
【0010】また、図4に示す壁材Cの金属系サイディ
ング材は、表面材1と裏面材2で芯材3をサンドイッチ
すると共に、一端に雄型連結部4を、他端には雌型連結
部5を形成し、相决状に雄、雌連結し横張り、あるいは
縦張りできる壁材Cである。
【0011】すなわち、表面材1は金属薄板を任意断面
形状に成形したものであり、各種カラー鋼板、フッ素樹
脂鋼板、カラーアルミ、ステンレス鋼板、銅板、ガルバ
リウム鋼板等からなるものである。
【0012】裏面材2は表面材1と同様な素材か、もし
くはアルミニウム蒸着紙、アスベスト紙、クラフト紙、
アスファルトフェルト、金属箔(Al、Fe、Pb、C
u)、合成樹脂シート、ゴムシート、布シート、石膏
紙、水酸化アルミ紙、ガラス繊維不織布、等の1種、ま
たは2種以上をラミネートしたもの、あるいは防水処
理、難燃処理されたシート状物からなるものである。
【0013】芯材4はポリウレタンフォーム、ポリイソ
シアヌレートフォーム、フェノールフォーム、ユリアフ
ォーム、塩ビフォーム等の各種合成樹脂発泡体、もしく
は石膏ボード等からなり、断熱性、防火性を向上するも
のである。
【0014】さらに、壁材Cは図1、図2に示すよう
に、左右の壁材Cの端部で後記する竪樋Dを挟持するよ
うに、壁下地Aに釘、ビス等の固定具αを介して取り付
けるものである。
【0015】竪樋Dは、図5に示すように、内部に中空
部6を形成した中空パイプ状の長尺物であり、その素材
は、金属薄板、例えば鉄、アルミニウム、銅、ステンレ
ス、チタン、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、ガルバリウ
ム鋼板、ホーロー鋼板、クラッド鋼板、ラミネート鋼板
(塩ビ鋼板等)、サンドイッチ鋼板(制振鋼板等)、塩
化ビニル樹脂、ポリカーボネイト樹脂等(勿論、これら
を各種色調に塗装したカラー板を含む)の一種をロール
成形、プレス成形、押出成形等によって形成したもので
ある。
【0016】また、竪樋Dは図1、図2に示すように、
角部分に左右の壁材Cの端部にて挟持されるように、鉛
直方向に沿って配設されるものであり、竪樋Dの上部は
図3に示すように、屋根7下の横樋8に、下部は下水道
や排水路(図示せず)、地面等に各種役物等を介して接
続されるものである。
【0017】すなわち、竪樋Dは屋根7から横樋8を介
して集められた雨水等を、下水道や排水路、地面等に流
水するための排水路として機能するものである。
【0018】取付具Eは図6(a)、(b)に示すよう
に、その断面形状を出隅部の角度に合わせて角度θで屈
曲した左右の固定面9と、固定面9の屈曲部頂面で凸状
に突出させた突出部10と、固定面9の端縁をU字状に
突出して屈曲した係止部11とから図6(a)に示すよ
うな短尺状、あるいは、図6(b)に示すような長尺状
に形成したものである。また、固定面9には釘打ちのた
めの孔12を形成したものである。特に、長尺に形成し
た図6(b)の取付具Eでは、孔12を長孔とし、熱に
よる素材の収縮に対応できるものとしたものである。
【0019】取付具Eは図1、図2に示すように、壁材
Cの端部および竪樋D上から、釘等の固定具αを介して
壁下地Aに固定するものであり、竪樋Dの固定、支持
材、および後記する出隅カバーFの係止材として機能す
るものである。
【0020】なお、取付具Eが図6(a)に示すような
短尺状である際は、鉛直方向に一定間隔を設けて複数個
取り付けるものである。
【0021】出隅カバーFは図7に示すように、その断
面形状を出隅部の角度に合わせて頂点部15から、角度
θで屈曲した左右のカバー面13と、カバー面13の縁
端をU字状に屈曲した係合部14とから長尺状に形成し
たものである。なお、取付具Eおよび出隅カバーFの素
材としては、前記した竪樋Dと同様な素材を、ロール成
形、押出成形、射出成形、プレス成形等を行い、形成す
るものである。
【0022】出隅カバーFは図1、図2に示すように、
その係合部14を取付具Eの係止部11に素材のスプリ
ングバックを利用して係止、係合して取り付けるもので
あり、出隅部分の化粧材、防水材として機能するもので
ある。
【0023】なお、この際、取付具Eの突出部10が、
出隅カバーFの頂点部15のバックアップ材として機能
し、出隅カバーFのへこみ防止として機能すると共に、
突出部10が頂点部15を出隅カバーFの裏面側から支
持することにより、係止部11と係合部14との嵌合を
強化し、出隅カバーFの脱落を防止するものである。
【0024】次に、本発明に係る出隅構造の施工例を説
明する。まず、図8に示すように主柱からなる壁下地A
上に、防水シートBを敷設する。そして、左右の壁材C
の端部を固定具βによって壁下地Aに固定する。
【0025】次に、図9に示すように、左右の壁材Cの
端部間に竪樋Dを配設すると共に、取付具Eをその孔1
2から固定具αを介して壁下地Aに取り付け、竪樋Dを
支持、固定する。
【0026】最後に、図10に示すように、出隅カバー
Fの一端の係合部14を取付具Eの係止部11に引っか
けて、他端の係合部14を矢印で示すように押圧し、素
材のスプリングバックを利用して、係止部11に嵌合
し、施工を完了するものである。
【0027】
【その他の実施例】以上説明したのは、本発明に係る出
隅構造の代表的実施例であり、図11〜図14に示すよ
うな各種部材を用いたり、図15に示すような出隅構造
とすることもできる。
【0028】すなわち、図11(a)〜(i)は、竪樋
Dの断面の変形例を示す説明図であり、特に図11
(e)、(f)は突出片16を形成し、この突出片16
を取付具Eの突出部10裏面に挿入することで、竪樋D
の位置決めを容易にし、ぐらつきを防止できる竪樋Dの
例である。また、図11(g)は中空部6の外側に、図
11(i)は内側に、合成樹脂やその発泡体からなる防
水断熱材17を積層した例であり、水漏れの防止と結露
の発生を防止できる竪樋Dの例である。また、図11
(h)は外周に軟質パッキング材18を一体に貼着した
ものであり、取り付けの際のぐらつきを防止すると共
に、他部材との設置面の緩衝材として機能し、竪樋Dの
破損や腐食、発錆を防止できる竪樋Dの例である。
【0029】図12、図13は取付具Eの断面の変形例
を示す説明図であり、図12(a)、(b)は係止部1
1を変形した例、図12(c)は突出部10を切除した
例である。また、図13(a)は固定面9の途中を凸状
に突出させた補強リブ19を形成した例、図13(b)
は固定面9の裏面に、1点鎖線で示す竪樋Dを挟持する
挟持片20を形成した例、図13(c)は固定面9の裏
面に竪樋Dのガタ付きを防止できる軟質パッキング材1
8を貼着した取付具Eの例である。
【0030】図14は出隅カバーFの断面の変形例を示
す説明図であり、図14(a)は係合部14の変形例、
図14(b)はカバー面13の途中に凹状の化粧リブ2
1を形成した例、図14(c)はカバー面13の両先端
を延長した延長化粧面22を形成した出隅カバーFの例
である。
【0031】図15は壁材Dと竪樋Dとの間に、出隅カ
バーFで隠蔽することができる程度の幅の防水シートB
を敷設したものであり、内部結露発生の防止と、出隅部
の防水性を向上した出隅構造の例である。勿論、これら
の部材を各々組み合わせた出隅構造とすることができ
る。
【0032】
【発明の効果】上述したように本発明に係る出隅構造に
よれば、竪樋を出隅材の内部に収納した出隅構造となる
ため、竪樋が外部に露出せず、邪魔にならないと共に、
美観性が向上する。等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る出隅構造の代表例を示す説明図で
ある。
【図2】本発明に係る出隅構造の代表例を示す説明図で
ある。
【図3】本発明に係る出隅構造が用いられる部分を示す
説明図である。
【図4】出隅構造を構成する壁材の一例を示す説明図で
ある。
【図5】出隅構造を構成する竪樋の一例を示す説明図で
ある。
【図6】出隅構造を構成する取付具の一例を示す説明図
である。
【図7】出隅構造を構成する出隅カバーの例を示す説明
図である。
【図8】本発明に係る出隅構造の施工手順の一例を示す
説明図である。
【図9】本発明に係る出隅構造の施工手順の一例を示す
説明図である。
【図10】本発明に係る出隅構造の施工手順の一例を示
す説明図である。
【図11】出隅構造を構成する竪樋のその他の例を示す
説明図である。
【図12】出隅構造を構成する取付具のその他の例を示
す説明図である。
【図13】出隅構造を構成する取付具のその他の例を示
す説明図である。
【図14】出隅構造を構成する出隅カバーのその他の例
を示す説明図である。
【図15】本発明に係る出隅構造のその他の例を示す説
明図である。
【符号の説明】 A 壁下地 B 防水シート C 壁材 D 竪樋 E 取付具 F 出隅カバー α 固定具 1 表面材 2 裏面材 3 芯材 4 雄型連結部 5 雌型連結部 6 中空部 7 屋根 8 横樋 9 固定面 10 突出部 11 係止部 12 孔 13 カバー面 14 係合部 15 頂点部 16 突出片 17 防水断熱材 18 軟質パッキング材 19 補強リブ 20 挟持片 21 化粧リブ 22 延長化粧面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角柱からなる壁下地上に、左右の壁材端
    部が中空パイプからなる竪樋を挟持するように配設され
    ており、該壁材の端部と竪樋を隠蔽するように、取付具
    を介して長尺の出隅カバーが配設されていることを特徴
    とする出隅構造。
JP8357597A 1997-04-02 1997-04-02 出隅構造 Pending JPH10280565A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8357597A JPH10280565A (ja) 1997-04-02 1997-04-02 出隅構造

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JP8357597A JPH10280565A (ja) 1997-04-02 1997-04-02 出隅構造

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JPH10280565A true JPH10280565A (ja) 1998-10-20

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ID=13806313

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JP8357597A Pending JPH10280565A (ja) 1997-04-02 1997-04-02 出隅構造

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JP (1) JPH10280565A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005056950A1 (en) * 2003-12-09 2005-06-23 Peter Quirk Flashing
AU2004297293B2 (en) * 2003-12-09 2009-06-11 Peter Quirk Flashing
CN104895300A (zh) * 2015-04-02 2015-09-09 张庆祥 角线支架

Cited By (3)

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AU2004297293B2 (en) * 2003-12-09 2009-06-11 Peter Quirk Flashing
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