JP3339653B2 - 屋根材取付具 - Google Patents

屋根材取付具

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JP3339653B2 JP25907893A JP25907893A JP3339653B2 JP 3339653 B2 JP3339653 B2 JP 3339653B2 JP 25907893 A JP25907893 A JP 25907893A JP 25907893 A JP25907893 A JP 25907893A JP 3339653 B2 JP3339653 B2 JP 3339653B2
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尭 石川
啓介 大場
孝信 新関
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株式会社アイジー技術研究所
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は施工性、取付強度等を従
来に比して大きく向上する屋根を形成するための屋根材
取付具に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の屋根材取付具として使用する吊子
は、実開昭59−117725号公報、実開昭60
−15522号公報、実開昭61−11821号公
報、等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
〜は施工性が劣る、屋根材と吊子の一体化が確実でな
く取付強度、連結強度が弱い、等の欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するために、水平面状の固定片と、固定片の一端
を上方に突出すると共に内方にアール状に形成した凹部
と、凹部の先端を外方に突出した立ち上がり片と、立ち
上がり片の先端を内方に立ち上がり片と略平行に屈曲し
た係合片と、係合片の先端を下方に傾斜して突出した挿
入片と、挿入片の根本部分を上方に突出した支持片とか
ら形成した屋根材取付具を提供するものである。
【0005】
【実施例】以下に、図面を用いて本発明に係る屋根材取
付具について詳細に説明する。図1(a)(斜視図)、
図1(b)(平面図)、図1(c)(断面図)は本発明
に係る屋根材取付具の一実施例を示す斜視図であり、A
は屋根材取付具で、水平面状の固定片1と、固定片1の
一端を上方に突出すると共に先端を水下側に突出して形
成した凹部2と、凹部2の先端を上方に突出した立ち上
がり片3と、立ち上がり片3の先端を水下側に突出し先
端を下方に立ち上がり片3と略平行に屈曲した係合片4
と、係合片4の先端を水下側に突出し、再び水上側に折
り返して形成した挿入片5と、挿入片5の先端部を上方
に突出した支持片6とからなるものであり、後記する屋
根材Bを図2に示すように屋根下地α上に固定具βを介
して固定するためのものである。
【0006】固定片1は、固定具βにより屋根下地αに
固定されることにより、図3に示すような屋根材Bを屋
根下地α上に施工する部分である。また、係合片4は屋
根材Bの上部連結部8の突出部13部分に係合され、屋
根材Bを屋根下地α上に固定する部分である。
【0007】係合片4と挿入片5は、屋根材Bの上部連
結部8の突出部13、係止溝15に挿入されて屋根材B
と屋根材取付具Aを一体化し、屋根材Bと屋根材取付具
Aがはずれないようにするためのものであり、取付強度
の強化に役立つものである。
【0008】支持片6は図2に示すように上部の屋根材
Bの下部連結部18の裏面7aをバックアップし、連結
部分の強度の向上を図ると共に、屋根材取付具Aの納ま
りを良くし、施工後の屋根材取付具Aが外力で移動した
りしないように形成したものである。また、屋根材取付
具Aの素材としては、鉄、アルミニウム、銅、ステンレ
ス、チタン、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、ホーロー鋼
板、クラッド鋼板、ラミネート鋼板(塩ビ鋼板等)、サ
ンドイッチ鋼板(制振鋼板等)等(勿論、これらを各種
色調に塗装したカラー金属板を含む)の一種をプレス成
形、ロール成形、押出成形等によって各種形状に成形し
たものである。
【0009】勿論、強度の向上のために、プレス加工時
に凹凸状を形成しても良いものである。なお、1a、6
aは面取り部であり、屋根材取付具Aにより怪我をしな
いようにするために形成したものである。
【0010】Bは屋根材であり、略水平面状の化粧面7
と、化粧面7の一端縁には上方に屈曲すると共に先端を
水下側に突出して半円弧状に屈曲した係合溝9と、係合
溝9の先端を方に化粧面7に対して略90゜で屈曲し
た側面10と、側面10の先端を空間11を有して
に側面10と略平行に屈曲した外面12と、側面10と
外面12よりなる突出部13と、外面12の先端を水下
に図では傾斜して屈曲した支持面14と、支持面14
の先端を水上側に屈曲し係止溝15を有する係止面16
と、化粧面7と支持面14により囲まれた嵌合溝17と
から形成した上部連結部8を形成し、化粧面7の他端縁
には方に屈曲した段差化粧面19と、段差化粧面19
の先端を水上側に化粧面7に対して傾斜して屈曲した傾
斜面20と、傾斜面20の先端を方に半円弧状に屈曲
した突起21と、突起21の先端を水上側に化粧面7と
略平行に突出した係合面22とから形成した下部連結部
18よりなるものである。
【0011】化粧面7は屋根を形成した際に、外観を形
成する部分であり、図では略水平面状に形成している
が、各種形状に形成することができるものである。
【0012】係合溝9は図2に示すよう係合面22の先
端部分を嵌合し、屋根材B同士を連結する最奥部分であ
り、係合面22の先端をこの係合溝9で係止することに
より、係合面22の施工後のバタつきを防止し、防水
性、取付強度を向上するためのものである。
【0013】側面10と外面12により形成された空間
11は、万が一に嵌合溝17内に浸入した雨水等がこの
空間11よりも内部に浸入しないようにするための毛細
管現象防止用の空隙であると共に、突出部13は図2に
示すように化粧面7の裏面7aをバックアップし、施工
後の連結部の強度を向上し、連結部が外力ではずれた
り、変形したりしないようにしたものである。
【0014】下方に傾斜した支持面14は、図2に示す
ように傾斜して形成することにより突起21を押圧し、
連結部の係合力を強化することにより、施工性、防水性
等を強化するものである。
【0015】係止溝15と係止面16は図2に示すよう
に図1に示すような屋根材取付具Aの挿入片5を係止
し、屋根材Bの上部連結部8に一体化され、屋根材Bを
屋根材取付具Aにより屋根下地αに取り付ける強度を強
化するものである。
【0016】段差化粧面19は、屋根材B同士に段差を
形成し、外観を段差がついた横のラインとし、意匠性を
向上するためのものである。
【0017】傾斜して形成した傾斜面20は、図2に示
すように連結部内に空間23を形成し、連結部内の毛細
管現象を防止し、防水性を向上するものである。また、
支持面14と弾性が付加された状態で連結されているた
めに、連結部のバタつきの防止にも役立つものである。
【0018】さらに、突起21、突出部13により連結
部内に空間24、空間25を形成し、連結部内の毛細管
現象を防止し、防水性を従来に比して大幅に向上するも
のである。
【0019】このように、屋根材B同士の連結部内には
4つの空間6、23、24、25が形成され、従来に比
して大きく防水性を向上した屋根材Bとなる。
【0020】Cは下地材であり、ポリウレタンフォー
ム、ポリイソシアヌレートフォーム、フェノールフォー
ム、塩化ビニルフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリ
スチレンフォーム、ユリアフォーム等の合成樹脂発泡体
よりなるボード、あるいはこれら合成樹脂発泡体をシー
ト材でサンドイッチした複合板、もしくは石膏ボード、
セメント板、炭酸カルシウム板、珪酸カルシウム板、セ
ラミック板、木片セメント板、炭酸マグネシウム板、シ
ージングボード、シージングインシュレーションボー
ド、合板等よりなるもの、さらにはこれらの複合板より
なるものであり、主として屋根材Bのバックアップ材と
して機能するものである。勿論、使用する素材により断
熱性、遮音性、防水性、調湿性、耐火性、蓄熱性、高強
度等の性能を有するものである。
【0021】次に本発明に係る屋根材取付具の使用方法
について簡単に説明する。なお、第1段目の施工には図
示しないがスタート材が使用されている。そこで、第n
段目の屋根材Bを固定した屋根材取付具A、下地材C上
に重ねるようにしてシージングボードよりなる下地材C
を施設する。
【0022】次に第n+1段目の屋根材Bの係合面22
を第n段目の屋根材Bの嵌合溝17に挿入し、上部連結
部8の係止溝15に屋根材取付具Aの挿入片5を挿入す
ると共に、上部連結部8の突出部13に屋根材取付具A
の係合片4を挿入し、取付具Aの固定片1を固定具βに
より屋根下地α上に固定し、複数個の屋根材取付具Aに
より屋根材Bを屋根下地α上に固定するものである。以
上のような工程を順次繰り返して行うことにより、軒か
ら棟方向に屋根材Bを施工するものである。
【0023】以上説明したのは本発明に係る屋根材取付
具Aの一実施例にすぎず、図4(a)〜(g)〜図6
(a)〜(h)に示すように形成することができる。す
なわち、図4(a)〜(g)は屋根材取付具Aのその他
の実施例を示すものであり、(a)図は舌片26を形成
した屋根材取付具A、(b)図は立ち上がり片3を傾斜
して形成した屋根材取付具A、(c)図は凹部2を大き
く形成した屋根材取付具A、(d)図は端部が挿入片5
部分に来るようにして形成した屋根材取付具A、(e)
図は挿入片5を水平に形成した屋根材取付具A、
(f)、(g)図は支持片6の先端をさらに水平に突出
し、平面状にした屋根材取付具Aである。
【0024】勿論、屋根材取付具Aの強度を向上するた
めに、図5(a)〜(f)(幅方向の断面図、ただし板
厚は省略)に示すような補強突起27を形成することも
できる。また、図示しないが屋根材取付具Aは主にプレ
ス加工により形成するため、このプレス加工時に板材に
凹凸を形成し、強度を向上することもできる。勿論、図
示しないが固定片1に固定具β打設用の取付孔を形成す
ることもできる。
【0025】また、図6(a)〜(h)は屋根材Bのそ
の他の実施例を示すものであり、(a)〜(e)図は化
粧面7を各種形状に形成した屋根材B、(f)図は支持
面14を水平に形成し、途中に段差14aを形成した屋
根材B、(g)図は下部連結部18の段差化粧面19を
垂直に形成した屋根材B、(h)図は突起21を大きく
形成し、係合し易いようにした屋根材Bである。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る屋根材
取付具によれば、屋根材の上部連結部に突出部と係止
溝を形成したために、屋根材と屋根材取付具の一体化が
強化され、屋根材を固定する強度が向上する。屋根材
取付具の支持片により上段の屋根材の下部連結部の裏面
がバックアップされ、連結部の強度が向上する。施工
が確実になり、施工性、安全性が向上する。等の特徴、
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る屋根材取付具の一実施例を示す説
明図である。
【図2】本発明に係る屋根材取付具の使用状態の一部を
示す断面図である。
【図3】本発明に係る屋根材取付具を使用する屋根材の
一実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る屋根材取付具のその他の実施例を
示す断面図である。
【図5】本発明に係る屋根材取付具のその他の実施例を
示す断面図である。
【図6】本発明に係る屋根材取付具で固定する屋根材の
その他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
A 屋根材取付具 B 屋根材 C 下地材 1 固定片 1a 面取り部 2 凹部 3 立ち上がり片 4 係合片 5 挿入片 6 支持片 6a 面取り部 7 化粧面 7a 裏面 8 上部連結部 9 係合溝 10 側面 11 空間 12 外面 13 突出部 14 支持面 14a 段差 15 係止溝 16 係止面 17 嵌合溝 18 下部連結部 19 段差化粧面 20 傾斜面 21 突起 22 係合面 23 空間 24 空間 25 空間 26 舌片 27 補強突起 α 屋根下地 β 固定具
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭56−74114(JP,U) 実開 昭59−117725(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 3/00 - 3/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平面状の固定片と、該固定片の一端を
    上方に突出すると共に先端を水下側に突出して形成した
    凹部と、該凹部の先端を上方に突出した立ち上がり片
    と、該立ち上がり片の先端を水下側に突出し先端を下方
    に立ち上がり片と略平行に屈曲した係合片と、該係合片
    の先端を水下側に突出し、再び水上側に折り返して形成
    した挿入片と、該挿入片の先端部を上方に突出した支持
    片とから形成したことを特徴とする屋根材取付具。
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