JP2008223239A - バルコニー構造及びバルコニーの排水仕切部材並びにその排水仕切部材を用いたバルコニー構造 - Google Patents

バルコニー構造及びバルコニーの排水仕切部材並びにその排水仕切部材を用いたバルコニー構造 Download PDF

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Abstract

【課題】バルコニーで使用した水が、隣のバルコニーへ流出するのを防止することのできるバルコニー構造とバルコニー排水仕切部材を提供する。
【解決手段】連続するバルコニー1を各住居の相当領域ごとに仕切り板2で区切った鉄筋コンクリート造等の集合住宅において、バルコニー床面1aの隣家との境界線近傍Lに、隣家相当領域のバルコニーB10へ排水が流出するのを防止する凸条3aを建物からバルコニーの排水溝1bに向って設けた構成とする。植物の水やり、バルコニー1の水清掃、エアコン4からの排水など、自家相当領域のバルコニーB1で使用した水が、隣家相当領域のバルコニーB10に流れ出てしまいそうになっても、凸条3aで堰止められるので、自家相当領域のバルコニーB1で安心してガーデニング等を行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、バルコニーで植物に水やりをしたりバルコニーを水掃除したときの排水が、隣家相当領域のバルコニーへ流出するのを防ぐバルコニー構造及びバルコニーの排水仕切部材並びにその排水仕切部材を用いたバルコニー構造に関するものである。
近年、二階建て以上の鉄筋コンクリート造集合住宅等では、連続するバルコニーを仕切り板で区切って、同一の階の住民で共用するケースが増加してきている。その場合、防災上の理由から隣家相当領域との境界線を避難用の仕切り板で区切っていることが多い。この避難用の仕切り板は下端が開放しているため、バルコニーで使用した水(例えば、エアコンの水、掃除したときの水など)が隣家相当領域のバルコニーに流出してしまう恐れがあった。
そのエアコンからの排水対策としては、屋外用床シートと同じ厚さを有して該床シートと共に屋外の床に貼着する帯状貼着板の表面に、幅方向の中央にて材長方向に浅溝のドレイン排水路を形成し、縁部を上記床シートの縁部と接合させたドレイン排水溝材に、エアコンからの排水ホースを沿わせて、排水が隣家相当領域のバルコニーに流出するのを防止するようにしたものが提案されている。
上記ドレイン排水溝材は優れたものであるが、エアコンからの排水対策品であるため、バルコニーで植物に水やりをしたりバルコニーを水掃除したりしたときの水が隣家相当領域のバルコニーに流出してしまう恐れがあった。前述したように、近年のマンションは、連続するバルコニーを各々の住居ごとに下端が開放した避難用の仕切り板で区切っていることが多いので、自家相当領域の排水が隣家相当領域へ流出して無用なトラブルを招き兼ねない。しかしながら、このような問題があるにも拘わらず、現在のところ自家相当領域の排水が隣家相当領域へ流出するのを防止するための先行技術は見当たらない。
特開平10−46762号公報
本発明は上記の問題に鑑みてなされたもので、安価且つ簡易な施工で、植物の水やりなどバルコニーで使用した水が、隣家相当領域のバルコニーへ流出するのを防止することのできるバルコニー構造及びバルコニーの排水仕切部材並びにその排水仕切部材を用いたバルコニー構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るバルコニー構造は、連続するバルコニーを各住居の相当領域ごとに仕切り板で区切った集合住宅において、バルコニー床面の隣家相当領域との境界線近傍に、隣家相当領域のバルコニーへ排水が流出するのを防止する凸条を建物からバルコニーの排水溝に向って設けたことを特徴とするものである。
一方、連続するバルコニーを各住居の相当領域ごとに仕切り板で区切った集合住宅において、隣家相当領域のバルコニーへ排水が流出するのを防止する凸条が略全幅方向に亘って形成された床シートをバルコニー床面に敷設し、該凸条を隣家相当領域との境界線近傍に位置するようにしたバルコニー構造のように、バルコニーに床シートを敷設することも好ましい。
また、本発明のバルコニーの排水仕切部材は、連続するバルコニーを各住居の相当領域ごとに仕切り板で区切った集合住宅において、バルコニーに敷設された床シートの隣家相当領域との境界線近傍に設置することで隣家相当領域のバルコニーへ排水が流出するのを防止する排水仕切部材であって、水平部と立ち上がり部からなる略逆T字形をしており、水平部の厚みが両隣に敷設された床シートと同じ乃至略同じで、その長さがバルコニーの幅と同じ乃至略同じであることを特徴とするものである。
本発明のバルコニーの排水仕切部材においては、水平部の両端上部が面取りされていることが好ましく、水平部の厚みが1〜5mmであり、立ち上がり部の高さが2〜30mmであることが好ましい。
上記のようなバルコニーの排水仕切部材を、自家相当領域のバルコニーに敷設された床シートと隣家相当領域のバルコニーに敷設された床シートとの間に設置した排水仕切部材を用いたバルコニー構造が好ましく、上記排水仕切部材を、両隣に敷設された床シートと接着又は融着して結合することがより好ましい。
尚、連続するバルコニーを各住居の相当領域ごとに仕切り板で区切った集合住宅においては、仕切り板で区切られたバルコニーは各住居ごとの占有物ではなく、集合住宅の共有物であるため、仕切り板で区切られたバルコニーの各住居前部分を各住居の相当領域と表記する。
本発明のバルコニー構造は、近年多く見られるようになった同一の階に設けた1つの連続するバルコニーを避難用の仕切り板で各々の住居の相当領域ごとに区切った集合住宅に対応するもので、バルコニー床面の隣家相当領域との境界線近傍、即ち、避難用の仕切り板の下端開放部の床面に、建物からバルコニーの排水溝へ至るまで略全幅に亘って凸条を設けてあるので、植物の水やり、バルコニーの水清掃、エアコンからの排水等、自家相当領域のバルコニーで使用した水が、隣家相当領域のバルコニーへ流出しそうになっても、その凸条に堰止められるので、安心して水やり等を行うことができる。
一方、質感を向上させたり音や衝撃を緩和させるのに、バルコニーに床シートを敷設する場合は、隣家相当領域のバルコニーへ排水が流出するのを防止する凸条が略全幅方向に亘って形成された床シートをバルコニー床面に敷設し、該凸条を隣家相当領域との境界線近傍に位置するようにしたバルコニー構造のように、凸条が形成された床シートを隣家相当領域との境界線近傍に敷設することで、隣家相当領域のバルコニーに排水が流出するのを防止することができる。
また、本発明のバルコニーの排水仕切部材は、既にバルコニーに通常の床シートが敷設されている集合住宅に設置するのに適した部材である。即ち、前述したような凸条が形成された床シートをバルコニーに敷設するというバルコニー構造は大変優れたものであるが、凸条が形成された床シートを改めて敷設するとなると、施工が大がかりなものとなり費用も嵩む。そこで、水平部と立ち上がり部からなる略逆T字形をした本発明のバルコニーの排水仕切部材を、自家相当領域のバルコニーに敷設された床シートと隣家相当領域のバルコニーに敷設された床シートとの間に設置するという、安価且つ簡易な施工のみで隣家相当領域のバルコニーに排水が流出するのを防止することができる。
また、水平部の両端上部が面取りされているバルコニーの排水仕切部材は、面取りすることで樹脂溶接が容易となり、隣接する床シートとバルコニーの排水仕切部材が強固に結合される。また、樹脂溶接することで床シート裏面の躯体に水が侵入するのを防止することもできる。
特に、水平部の厚みが1〜5mmであり、立ち上がり部の高さが2〜30mmであるバルコニーの排水仕切部材は、水平部の厚みがバルコニーに多く敷設される床シートの厚みと略同等であるので設置した際に段差を生じず、また、立ち上がり部が上記のような寸法であると、隣家相当領域のバルコニーへ排水が流出するのを確実に防止できると共に、緊急時に避難用の仕切り板を突き破って避難したときもつまずいて転倒しに難い。
そして、上記のようなバルコニーの排水仕切部材を、自家相当領域のバルコニーに敷設された床シートと隣家相当領域のバルコニーに敷設された床シートとの間に設置したバルコニー構造は、前述したように、既にバルコニーに床シートが敷設されている場合に適したバルコニー構造で、このような排水仕切部材を用いたバルコニー構造は、安価且つ簡易な施工で自家相当領域の排水が隣家相当領域のバルコニーに流出するのを防止することができる。また、両隣の床シートと排水仕切部材の水平部が略同じ高さとなるので段差を生じず、排水仕切部材も目立ちにくいので美観を損なわない。
更に、上記のような排水仕切部材を、両隣に敷設された床シートと接着又は融着して結合したバルコニー構造は、両隣の床シートと強固に結合することができ、排水仕切部材を踏んだりしても外れたりする心配がなくなる。
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施形態を詳述する。
図1はバルコニーの外壁の一部を破断して示す本発明の一実施形態に係るバルコニー構造の概略斜視図、図2は同バルコニー構造に用いられる床シートを示す斜視図、図3は図1のA−A断面図である。
本発明のバルコニー構造は、図1に示すように、連続するバルコニー1を仕切り板2で区切って、少なくとも二つ以上の住居で共用するという、近年多く見られるようになった鉄筋コンクリート造等の集合住宅に対応するように発案されたもので、図2に示す床シート3の凸条3aをバルコニーの床面1aの隣家10との境界線Lに位置するように敷設したものである。
この実施形態のバルコニー1は、図1に示すように、鉄筋コンクリート造集合住宅に多く見られる通常のバルコニーで、周りを外壁1cで囲まれており、隣家相当領域とは境界線Lに設置された避難用の仕切り板2で、自家相当領域のバルコニーB1と隣家相当領域のバルコニーB10が区切られている。仕切り板2は、火災等の非常時に突き破って脱出することができるような材質で形成されたものが好適に使用され、取付部2aによって建物に取付られている。この仕切り板2を建物に取付けると、図1、図3に示すように、その下端は開放して開放部2bが形成される。
また、図3に示すように、バルコニーの床面1aには後述する床シート3が敷設されており、図1に示すように、その床シート3の上にはエアコンの屋外機4や植物を植えたプランター(不図示)などが置かれている。このバルコニーの床面1aは、エアコンなどからの排水がバルコニーの外壁側1cに設けられた排水溝1bへと流れていくように、建物から排水溝1bにかけて緩やかに傾斜している。このように通常のバルコニー1は床面1aが緩やかに傾斜して水が排水溝1bへ流れ込むようになっているが、エアコンの排水ホース4aから少しずつ排出される水や植物に水やりをやったときの水などは、バルコニーの床面1aに敷設された床シート3の表面をゆっくりと流れて広がりながら排水溝1bへ流れ込むため、床シート3の表面が比較的広範囲に亘って水に濡れ、その水が隣家相当領域のバルコニーに流出してしまう恐れがある。そのため次に説明する床シート3をバルコニーの床面1aに敷設する。
即ち、上記バルコニーの床面1aに敷設される床シート3は、塩化ビニル系合成樹脂により押出成形された厚さが2mm程度のもので、図2に示すように、隣家相当領域のバルコニーB10へ排水が流出するのを防止する凸条3aが全幅方向に亘って形成されている。この床シート3は防滑性能に優れたものが好ましく、その幅は敷設するバルコニー1の出幅と等しい90〜120cm程度で、少なくとも自家相当領域と隣家相当領域のバルコニーB1,B10を合わせた程度の長さを備えていることが好ましい。また、床シート3の表面に形成された凸条3aは、高さが2〜30mm程度のものが好ましく、2mmより低いと排水が流出してしまう恐れがあり、30mmよりも高いと避難時につまずいて転倒する恐れがある。凸条3aの高さは2〜10mmであることが更に好ましい。
この凸条3aは、床シート3と一体に成形してもよいし、別途形成したのち床シート3の表面に貼着してもよい。また、本実施形態の床シート3は、凸条3aが一本だけ形成されたものであるが、一枚の床シート3を複数の住居の相当領域のバルコニーに敷設する場合、その住居の個数に応じて該凸条3aを複数本形成すればよい。
そして、上記のような床シート3を、図1、図3に示すように、その凸条3aが隣家との境界線L、即ち、避難用の仕切り板2下端の開放部2bにくるように調整する。次に、床シート3の裏面に接着剤を塗布して、バルコニーの床面1aに敷設することでバルコニー1が完成する。
尚、床シート3が敷設されておらず、コンクリート躯体が剥き出しのバルコニーもあるが、その際は、上記凸条3aだけを別途成形し、バルコニー1の出幅方向に貼着することで対応することができる。
以上のような構成の床シート3を敷設する本発明のバルコニー構造は、植物の水やり、バルコニー1の水清掃、エアコン4からの排水など、自家相当領域のバルコニーB1で使用した水が、床シート3の表面を広範囲に亘って水に濡らし、隣家相当領域のバルコニーB10に流れ出てしまいそうになっても、その排水は床シート3に形成された凸条3aで堰止められるので、無用のトラブルを引き起こすことなく安心してガーデニング等を行うことができる。また、バルコニー1には、防滑性能に優れた床シート3を敷設してあるので、滑りにくいのは勿論のこと、質感も高く音や衝撃を緩和させる働きもする、といった顕著な効果を奏する。
図4は本発明のバルコニーの排水仕切部材及び両面テープを示す斜視図、図5はバルコニーの外壁の一部を破断して示す同排水仕切部材を用いたバルコニー構造を示す概略斜視図、図6は図5のB−B断面図である。
本発明のバルコニーの排水仕切部材5は、図4に示すように、水平部5aと立ち上がり部5bからなる略逆T字形をしたもので、図5、図6に示すように、自家相当領域のバルコニーB1に敷設された床シート30と隣家相当領域のバルコニーB10に敷設された床シート30との間に設置されるものである。床シート30は、前述した実施形態の床シート3から凸条3aを除いただけのもので、その他の構成は同一であるから説明を省略する。
この排水仕切部材5は、床シート30と同じ材質の塩化ビニル系合成樹脂により形成されたもので、水平部5aの厚みが両隣に敷設された床シート30,30と同じ1〜5mm程度、その長さがバルコニーの出幅と同じ90〜120cm程度、立ち上がり部5bの高さが2〜30mmものが好適に使用される。そして、水平部5aの両端上部は、図4、図6に示すように、樹脂溶接し易いように面取りされている。水平部5aの厚みが上記のような寸法であると、市販されている大半の床シートに対応することができる。また、立ち上がり部5bが2mmより低いと隣家相当領域のバルコニーB10に排水が流出してしまう恐れがあり、30mmよりも高いと避難時につまずいて転倒する恐れがあるので、立ち上がり部5bの高さは2〜30mm程度のものが好ましく、更に2〜10mmであることが好ましい。
尚、本実施形態の排水仕切部材5は、樹脂溶接で両隣の床シート30,30と結合し易くするため塩化ビニル系合成樹脂によって成形されているが、特に塩化ビニル系合成樹脂に限定されるものではなく、他の合成樹脂や金属等で成形してもよい。
また、排水仕切部材5の材質は床シート30の材質と同様の材質であることが好ましく、床シートがポリオレフィン系樹脂製であれば、排水仕切部材5の材質もポリオレフィン系であることが適当である。排水仕切部材5を形成する方法については、押出成形、射出成形、注型成形、プレス成形、連続ブレス成形などの公知の成形方法を用いることができる。
排水仕切部材5の汚れを防止するため、表面に親水性樹脂層や界面活性剤含有層を形成することが好ましい。
更に、立ち上がり部5bの形状は本実施形態のように四角形に限られるものではなく、例えば、図7に示すような三角形をした立ち上がり部50bや、図8に示すような半円形の立ち上がり部51b、また反転台形の立ち上がり部(図示せず)とした排水仕切部材5であっても機能的には何ら問題はない。また、立ち上がり部の頂部には、長手方向に沿って排水仕切部材の全長さにわたって凹凸を形成したり、立ち上がり部の長手方向の鉛直方向(つまり立ち上がり部を横断する方向)に小さな切込みや凹凸を設けることで、防滑機能を付与してもよい。
更に、水平部5a上に、立ち上がり部5bと平行な排水溝を設けると、水の流出を堰き止めるとともに、排水性を向上できるため、特に好ましい。
次に上記排水仕切部材5を用いたバルコニー構造を説明する。
図4に示すように、両面テープ6を排水仕切部材5の裏面に貼着する。そして、図5に示すように、自家相当領域のバルコニーB1に敷設された床シート30と、隣家相当領域のバルコニーB10に敷設された床シート30との隙間部分、即ち自家相当領域と隣家相当領域の境界線L上で仕切り板2下端の開放部2bに、前述したバルコニー排水仕切部材5を嵌入し、排水仕切部材5の裏面に貼着された両面テープ6のもう片面をバルコニーの床面1aに貼着する。次に、図6に示すように、水平部5aの面取り部分に樹脂Pを流し込み、樹脂溶接で両隣の床シート30,30と排水仕切部材5を結合させて完成する。排水仕切部材5は、前述したように水平部5aの両端上部が面取りされているので樹脂溶接が容易で、このように両隣の床シート30,30と樹脂溶接すると、結合が強固なのは勿論のこと、床シート30裏面のコンクリート躯体(バルコニーの床面1a)に水が侵入するのを防止することもできる。なお、水平部5aの面取り部分に流し込む樹脂Pは、上記の溶接用樹脂のほか、接着剤や粘着剤などの樹脂であってもよい。
尚、自家相当領域のバルコニーB1に敷設された床シート30と隣家相当領域のバルコニーB10に敷設された床シート30との間に、排水仕切部材5を嵌入するスペースがない場合や、一枚の床シート30を自家相当領域と隣家相当領域で共用している場合が考えられるが、その場合は、床シート30を切断して排水仕切部材5を嵌入するスペースを確保する作業が必要となる。
また、上記の両面テープに替えて公知の接着剤や粘着剤を用いてもよいことはいうまでもない。更に、上記のように水平部5aの面取り部分に樹脂Pを流し込むことで床シート30,30と排水仕切部材5を結合するのであれば、排水仕切部材5の裏面とバルコニーの床面1aは両面テープ等で結合することなく、面接しているだけでもよい。
この実施形態のバルコニー構造の他の構造は、前述した図1〜図3に示す実施形態のバルコニー構造と同様であるから、同一部材に同一符号を附して説明を省略する。
以上のようなバルコニーの排水仕切部材5及びその排水仕切部材5を用いたバルコニー構造は、上記のような略逆T字形の排水仕切部材5を自家相当領域のバルコニーB1に敷設された床シート30と隣家相当領域のバルコニーB10に敷設された床シート30との隙間部分に設置するという簡単な施工で、隣家相当領域のバルコニーB10へ排水が流出するのを防止することができる。従って、前述した実施形態の凸条3aが形成された床シート3を新たに敷設するという大がかりな施工を必要とせず、費用も抑えることができるので、既に床シート30が敷設された集合住宅に適したバルコニー構造である。
バルコニーの外壁の一部を破断して示す本発明の一実施形態に係るバルコニー構造の概略斜視図である。 同バルコニー構造に用いられる床シートを示す斜視図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の一実施形態に係るバルコニーの排水仕切部材及び両面テープを示す斜視図である。 バルコニーの外壁の一部を破断して示す同排水仕切部材を用いたバルコニー構造を示す概略斜視図である。 図6は図5のB−B断面図である。 本発明の他の実施形態に係るバルコニー排水仕切部材の正面図である。 本発明の更に他の実施形態に係るバルコニー排水仕切部材の正面図である。
符号の説明
1 バルコニー
1a バルコニーの床面
1b 排水溝
1c バルコニー外壁
B1 自家相当領域のバルコニー
B10 隣家相当領域のバルコニー
2 仕切り板
3、30 床シート
3a 凸条
4 エアコン(屋外機)
4a 排水ホース
5 バルコニー排水仕切部材
5a 水平部
5b、50b、51b 立ち上がり部
6 両面テープ

Claims (7)

  1. 連続するバルコニーを各住居の相当領域ごとに仕切り板で区切った集合住宅において、バルコニー床面の自家相当領域と隣家相当領域との境界線近傍に、自家相当領域のバルコニーから隣家相当領域のバルコニーへ排水が流出するのを防止する凸条を建物からバルコニーの排水溝に向って設けたことを特徴とするバルコニー構造。
  2. 連続するバルコニーを各住居の相当領域ごとに仕切り板で区切った集合住宅において、自家相当領域のバルコニーから隣家相当領域のバルコニーへ排水が流出するのを防止する凸条が略全幅方向に亘って形成された床シートをバルコニー床面に敷設し、該凸条を自家相当領域と隣家相当領域との境界線近傍に位置するようにしたことを特徴とするバルコニー構造。
  3. 連続するバルコニーを各住居の相当領域ごとに仕切り板で区切った集合住宅において、バルコニーに敷設された床シートの自家相当領域と隣家相当領域との境界線近傍に設置することで、自家相当領域のバルコニーから隣家相当領域のバルコニーへ排水が流出するのを防止する排水仕切部材であって、水平部と立ち上がり部からなる略逆T字形をしており、水平部の厚みが両隣に敷設された床シートと同じ乃至略同じで、その長さがバルコニーの幅と同じ乃至略同じであることを特徴とするバルコニーの排水仕切部材。
  4. 水平部の両端上部が面取りされていることを特徴とする請求項3に記載のバルコニーの排水仕切部材。
  5. 水平部の厚みが1〜5mmであり、立ち上がり部の高さが2〜30mmであることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のバルコニーの排水仕切部材。
  6. 請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の排水仕切部材を、自家相当領域のバルコニーに敷設された床シートと隣家相当領域のバルコニーに敷設された床シートとの間に設置したことを特徴とする排水仕切部材を用いたバルコニー構造。
  7. 請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の排水仕切部材を、両隣に敷設された床シートと接着又は融着して結合したことを特徴とする請求項6に記載の排水仕切部材を用いたバルコニー構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016186218A (ja) * 2016-06-30 2016-10-27 タキロン株式会社 バルコニーの排水仕切部材を用いたバルコニー構造

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