JP2918294B2 - 防水層の保護方法およびそれに使用する伸縮性ストッパー - Google Patents
防水層の保護方法およびそれに使用する伸縮性ストッパーInfo
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、テラスまたはベランダの防水層の保護方法
に関する。
に関する。
PVC系等の防水シートを貼着したり、あるいはポリウ
レタンのような防水材を塗装したりして形成した防水層
は、本来その上を人が歩くことは好ましいことではな
い。とくに下層がコンクリートの場合等は、コンクリー
トのひび割れが直接防水層の切断につながらないよう
に、下地にコンクリート層から浮かした状態、いわゆる
絶縁状態で施工してあるため、一層上から局部的に圧力
が加わるのは嫌われている。
レタンのような防水材を塗装したりして形成した防水層
は、本来その上を人が歩くことは好ましいことではな
い。とくに下層がコンクリートの場合等は、コンクリー
トのひび割れが直接防水層の切断につながらないよう
に、下地にコンクリート層から浮かした状態、いわゆる
絶縁状態で施工してあるため、一層上から局部的に圧力
が加わるのは嫌われている。
しかしながら、マンション等のベランダやテラスはど
うしても歩行に堪えるような施工が求められる。
うしても歩行に堪えるような施工が求められる。
これに対して、従来技術では防水層の上に人工芝をは
ったり、ロッキングタイルを載置したりしていたが、ゴ
ミが取りにくく、清掃が困難であるし、特にロッキング
タイルは、防水シート上に数本の脚を有するタイル単体
を互いに係止させて載置するので、防水シートとの接地
面積が小さいため局所的に荷重が集中し、防水シートを
破損させる。また防水シートに保護シートを接着する
と、防水シートの補修が困難になるという問題もある。
ったり、ロッキングタイルを載置したりしていたが、ゴ
ミが取りにくく、清掃が困難であるし、特にロッキング
タイルは、防水シート上に数本の脚を有するタイル単体
を互いに係止させて載置するので、防水シートとの接地
面積が小さいため局所的に荷重が集中し、防水シートを
破損させる。また防水シートに保護シートを接着する
と、防水シートの補修が困難になるという問題もある。
そこで、本発明の目的は、防水シートに保護材料(タ
イル)を接着させることなく簡単な工法により、防水シ
ートを痛めないで歩行に堪える防水性テラスまたはベラ
ンダを形成しうる施工法を提供する点にある。
イル)を接着させることなく簡単な工法により、防水シ
ートを痛めないで歩行に堪える防水性テラスまたはベラ
ンダを形成しうる施工法を提供する点にある。
本発明は、テラスまたはベランダの基礎床上に防水シ
ートを敷き、その上に合成樹脂製タイルを載置し前記合
成樹脂製タイル間の接着を行い、テラスまたはベランダ
の外側部に伸縮性ストッパーの抑え部を前記タイル端部
に接した状態で前記伸縮性ストッパーを前記防水シート
に接着するテラスまたはベランダの防水層の保護方法で
あって、前記伸縮性ストッパーが、平坦板状部、立ち上
り部、蛇腹状部および立ち上り部に対面した抑え部より
構成されている合成樹脂またはゴム製伸縮性ストッパー
であることを特徴とするテラスまたはベランダの防水層
の保護方法に関する。
ートを敷き、その上に合成樹脂製タイルを載置し前記合
成樹脂製タイル間の接着を行い、テラスまたはベランダ
の外側部に伸縮性ストッパーの抑え部を前記タイル端部
に接した状態で前記伸縮性ストッパーを前記防水シート
に接着するテラスまたはベランダの防水層の保護方法で
あって、前記伸縮性ストッパーが、平坦板状部、立ち上
り部、蛇腹状部および立ち上り部に対面した抑え部より
構成されている合成樹脂またはゴム製伸縮性ストッパー
であることを特徴とするテラスまたはベランダの防水層
の保護方法に関する。
前記伸縮性ストッパーには、その平坦部および/また
は立ち上り部に排水孔を設けることが好ましい。
は立ち上り部に排水孔を設けることが好ましい。
また前記伸縮性ストッパーにおける平坦板状部の下面
には接着剤層を設けることができる。
には接着剤層を設けることができる。
本発明の伸縮性ストッパーの材質は、人がタイル上を
歩くことによりあるいはタイル自体の伸縮により少々タ
イルがテラスの外側方向あるいは場合によっては内側方
向にずれても伸縮性ストッパーの材質と蛇腹状部により
伸縮性を発揮するものであるから、このような使用目的
に合致する合成樹脂、天然または合成ゴムのいずれもが
使用できる。合成樹脂としては、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、軟質ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ABSな
どを例示することができ、合成ゴムとしてはSBR、ポリ
イソプレンなど汎用のもののほか、スチレン−ブタジエ
ンブロック共重合体なども使用できる。
歩くことによりあるいはタイル自体の伸縮により少々タ
イルがテラスの外側方向あるいは場合によっては内側方
向にずれても伸縮性ストッパーの材質と蛇腹状部により
伸縮性を発揮するものであるから、このような使用目的
に合致する合成樹脂、天然または合成ゴムのいずれもが
使用できる。合成樹脂としては、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、軟質ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ABSな
どを例示することができ、合成ゴムとしてはSBR、ポリ
イソプレンなど汎用のもののほか、スチレン−ブタジエ
ンブロック共重合体なども使用できる。
伸縮性ストッパーの代表的構造の1例を第1図A(断
面図)およびB(平面図)に示す。
面図)およびB(平面図)に示す。
通常、伸縮性ストッパーの奥行(α)は約20〜50mm、
好ましくは30〜40mmであり、高さは通常15mm以下、好ま
しくは10〜5mm程度であり、伸縮性ストッパーの肉厚は
1〜4mm、好ましくは2mm前後である。
好ましくは30〜40mmであり、高さは通常15mm以下、好ま
しくは10〜5mm程度であり、伸縮性ストッパーの肉厚は
1〜4mm、好ましくは2mm前後である。
接着剤層は両面接着テープを使用することできるし、
第1図Aで示すように平坦板状部31の下面にあらかじめ
接着剤層4を形成し、そこに剥離紙4′を貼付してお
き、伸縮性ストッパー施工のさいに剥離して使用するよ
うにしてもよい。
第1図Aで示すように平坦板状部31の下面にあらかじめ
接着剤層4を形成し、そこに剥離紙4′を貼付してお
き、伸縮性ストッパー施工のさいに剥離して使用するよ
うにしてもよい。
第2図は、本発明の伸縮性ストッパーを使用したテラ
スへの施工例を示す。
スへの施工例を示す。
テラスの基礎コンクリート1上に、通常の屋上防水に
使用されている防水シート2を敷き、その上に置敷き用
合成樹脂製タイル5を載置する。合成樹脂製タイル同志
の接着は、タイル相互がバラバラになったり、風でめく
れたりしないようにできるだけ完全に行う。第2図の施
工例においては、タイルの接合面をU字状あるいはV字
状に削り、この個所に溶接棒を入れ、加熱溶着により、
タイル同志を接着している。
使用されている防水シート2を敷き、その上に置敷き用
合成樹脂製タイル5を載置する。合成樹脂製タイル同志
の接着は、タイル相互がバラバラになったり、風でめく
れたりしないようにできるだけ完全に行う。第2図の施
工例においては、タイルの接合面をU字状あるいはV字
状に削り、この個所に溶接棒を入れ、加熱溶着により、
タイル同志を接着している。
タイルと防水シートとは実質的に接着させずにおく。
したっがって防水シートの補修にはなんらさしつかえな
い。ただ歩行等によるズレや風でのめくれが伸縮性スト
ッパーだけで防止できない場合は、部屋側のタイルを所
望巾で防水シートに接着してもさしつかえない。
したっがって防水シートの補修にはなんらさしつかえな
い。ただ歩行等によるズレや風でのめくれが伸縮性スト
ッパーだけで防止できない場合は、部屋側のタイルを所
望巾で防水シートに接着してもさしつかえない。
タイルのテラス外側寄りの個所に伸縮性ストッパーを
セットする。伸縮性ストッパーは、例えば第1図A及び
Bに示すような形状のものである。抑え部34をタイル端
部に当て、タイルをテラス内側に若干押しつけるように
して伸縮性ストッパー3を接着剤4で防水シート2上に
接着する。歩行等によって生ずるタイル群のズレは伸縮
性ストッパーの伸縮部である蛇腹状部33で吸収する。立
ち上り部32は第1図Aのように構成されていてもよい
が、立ち上り部32は蛇腹状部33と区分できないような状
態であっても何等支障はない。
セットする。伸縮性ストッパーは、例えば第1図A及び
Bに示すような形状のものである。抑え部34をタイル端
部に当て、タイルをテラス内側に若干押しつけるように
して伸縮性ストッパー3を接着剤4で防水シート2上に
接着する。歩行等によって生ずるタイル群のズレは伸縮
性ストッパーの伸縮部である蛇腹状部33で吸収する。立
ち上り部32は第1図Aのように構成されていてもよい
が、立ち上り部32は蛇腹状部33と区分できないような状
態であっても何等支障はない。
タイル端部と伸縮性ストッパーとの間には、第2図7
で示すように弾性シーリング材や接着剤でシールするこ
とが好ましい。
で示すように弾性シーリング材や接着剤でシールするこ
とが好ましい。
本発明により、安心して防水層上に歩行することがで
きる層を形成することができた。とくに、本発明の伸縮
性ストッパーの使用により、タイルのズレを吸収できる
し、突き上げも防止できる。しかも防水シートの補修も
容易に実施できるし、清掃も容易にできる。
きる層を形成することができた。とくに、本発明の伸縮
性ストッパーの使用により、タイルのズレを吸収できる
し、突き上げも防止できる。しかも防水シートの補修も
容易に実施できるし、清掃も容易にできる。
第1図は、本発明の伸縮性ストッパーの具体例を示すも
のであり、Aは断面図、Bは平面図、第2図は、第1図
の伸縮性ストッパーを使用した本発明の防水施工法の1
例を示す断面図である。 1……基礎コンクリート、2……防水シート 3……伸縮性ストッパー、4……接着剤層 4′……剥離紙 5……置敷き用合成樹脂製タイル 31……平坦板状部、32……立ち上り部 33……蛇腹状部、34……抑え部 35……排水口
のであり、Aは断面図、Bは平面図、第2図は、第1図
の伸縮性ストッパーを使用した本発明の防水施工法の1
例を示す断面図である。 1……基礎コンクリート、2……防水シート 3……伸縮性ストッパー、4……接着剤層 4′……剥離紙 5……置敷き用合成樹脂製タイル 31……平坦板状部、32……立ち上り部 33……蛇腹状部、34……抑え部 35……排水口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04D 11/00 E04D 5/00 E04B 1/00 501 E04F 15/02
Claims (1)
- 【請求項1】テラスまたはベランダの基礎床上に防水シ
ートを敷き、その上に合成樹脂製タイルを載置し前記合
成樹脂製タイル間の接着を行い、テラスまたはベランダ
の外側部に伸縮性ストッパーの抑え部を前記タイル端部
に接した状態で前記伸縮性ストッパーを前記防水シート
に接着するテラスまたはベランダの防水層の保護方法で
あって、前記伸縮性ストッパーが、平坦板状部、立ち上
り部、蛇腹状部および立ち上り部に対面した抑え部より
構成されている合成樹脂またはゴム製伸縮性ストッパー
であることを特徴とするテラスまたはベランダの防水層
の保護方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14600990A JP2918294B2 (ja) | 1990-06-04 | 1990-06-04 | 防水層の保護方法およびそれに使用する伸縮性ストッパー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14600990A JP2918294B2 (ja) | 1990-06-04 | 1990-06-04 | 防水層の保護方法およびそれに使用する伸縮性ストッパー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0438356A JPH0438356A (ja) | 1992-02-07 |
JP2918294B2 true JP2918294B2 (ja) | 1999-07-12 |
Family
ID=15398030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14600990A Expired - Fee Related JP2918294B2 (ja) | 1990-06-04 | 1990-06-04 | 防水層の保護方法およびそれに使用する伸縮性ストッパー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2918294B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5533092B2 (ja) | 2010-03-18 | 2014-06-25 | 株式会社リコー | 座標平面におけるデータ点分布領域の識別方法及びその識別プログラム |
JP5533091B2 (ja) | 2010-03-18 | 2014-06-25 | 株式会社リコー | 座標平面におけるデータ点分布領域の識別方法及びその識別プログラム |
CN115559549B (zh) * | 2022-09-15 | 2023-05-23 | 浙江一方建筑装饰实业有限公司 | 一种卫生间地面渗漏维修的防漏结构及其防漏方法 |
-
1990
- 1990-06-04 JP JP14600990A patent/JP2918294B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0438356A (ja) | 1992-02-07 |
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