JP2986224B2 - 折版屋根カバー材の施工方法 - Google Patents

折版屋根カバー材の施工方法

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JP2986224B2
JP2986224B2 JP3000710A JP71091A JP2986224B2 JP 2986224 B2 JP2986224 B2 JP 2986224B2 JP 3000710 A JP3000710 A JP 3000710A JP 71091 A JP71091 A JP 71091A JP 2986224 B2 JP2986224 B2 JP 2986224B2
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清吾 相崎
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は折版屋根カバー材の施工
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅に使用される折版屋根は特公
昭58−20352号公報にあるように、山と谷とが交
互に凹凸状に形成されている金属製板であって、この凹
凸状の折版屋根を住宅の上に取り付けて使用するもので
ある。そして、この折版屋根の上に、床材を敷いて、ベ
ランダにしたり、断熱材を敷いて、太陽からの輻射熱を
遮断する等のごとく床材や断熱材といったカバー材を折
版屋根の上に設けることが屡行われている。
【0003】例えば、実開昭62−176315号公報
には、折版屋根の上に断熱材となる無機発泡体であるカ
バー材を設けることが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、カバー材を金
属製折版屋根の上に単に敷き並べるだけでは、このカバ
ー材の間から雨水が漏れ、下の折版屋根の上に溜り、折
版屋根が錆易いという問題がある。そこで、本発明の目
的は、簡単に施工でき、しかも、折版屋根が雨水で濡れ
ることがないように施工できる折版屋根カバー材の施工
方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決し、上記目的を達成するためになしたもので、上面が
平面であり、下面が折版屋根の表面とほぼ等しい形状の
曲面であり、幅が折版屋根の山と隣の山との距離とほぼ
等しい長尺板体である折版屋根カバー材を折版屋根の上
に、折版屋根カバー材の下面と折版屋根の表面とを合わ
せながら、複数枚敷き並べた後、折版屋根カバー材と隣
の折版屋根カバー材との境界の上面に、防水テープを貼
り、境界の隙間を塞ぐのである。
【0006】本発明に使用する折版屋根カバー材の材質
は耐水性の材質であれば、如何なるものでもよいが、ガ
ラス発泡体、火山石発泡体、炭酸カルシウム発泡体、A
LC等の無機発泡体が不燃であり、軽量であるから、好
ましい。又、本発明に使用する折版屋根カバー材の形状
は、上面が平面であり、下面が折版屋根の表面とほぼ等
しい形状の曲面であり、内部は中空であってもよいし、
中実であってもよい。
【0007】又、本発明で使用する防水テープとは、ポ
リ塩化ビニルフィルム等の耐水性のフィルムをテープ状
にしたものであって、折版屋根カバー材と折版屋根カバ
ー材との境界に適宜方法で貼り、境界の隙間を塞ぐもの
である。この防水テープの貼る方法について説明する
と、折版屋根カバー材と折版屋根カバー材との境界に接
着剤を塗布し、この接着剤の上にこの防水テープを重ね
て接着すると、防水テープを貼ることができる。又、別
の方法として、この防水テープに、ブチルゴムテープの
如く、防水性、粘着性を有するテープを使用することに
より、折版屋根カバー材と折版屋根カバー材との境界
に、接着する接着剤を使用することなく、防水テープを
貼ることができる。又、更に、別の方法として、ポリ塩
化ビニルテープ等の耐水性テープの表面に粘着剤層を設
けた粘着テープを使用すると、接着剤を使用することな
く、防水テープを貼ることができる。
【0008】本発明においては、折版屋根の上に、本発
明方法により折版屋根カバー材を設けた後、この表面に
タイル等の仕上げ材を取り付けてもよい。
【0009】
【作用】本発明に使用する折版屋根カバー材の下面は折
版屋根の表面とほぼ等しい曲面であるから、折版屋根カ
バー材の下面と折版屋根の表面とを合わせながら、折版
屋根の上に、折版屋根カバー材を敷き並べることができ
る。このように、折版屋根の表面と折版屋根カバー材の
下面とを合わせながら、敷き並べると、折版屋根カバー
材の下面のほぼ全体が折版屋根の表面に接するから、こ
の折版屋根カバー材の上を歩行しても、折版屋根カバー
材が撓んだり、折れたりすることがない。特に、折版屋
根カバー材が無機発泡体であると、この無機発泡体は耐
圧性、剛性が大きいから、この上を歩行しても、撓んだ
り、折れたりすることが全くない。
【0010】又、折版屋根カバー材が無機発泡体である
と、軽量であるし、断熱性があるから、運搬、施工が容
易であり、太陽の輻射熱を遮り、室内を快適にすること
ができる。又、折版屋根カバー材の幅は折版屋根の山と
山との距離にほぼ等しいから、折版屋根カバー材を敷き
並べると、折版屋根の山の上で、折版屋根カバー材と隣
の折版屋根カバー材とが接することになる。本発明で
は、この折版屋根カバー材と隣の折版屋根カバー材との
境界の上面に防水テープを貼り、この隙間を塞ぐから、
この境界から雨水が滲み込まない。
【0011】そのため、本発明方法で施工した折版屋根
は雨水に濡れず、折版屋根が錆難く、耐久性のよい屋根
となる。又、本発明方法で施工した折版屋根は雨水を折
版屋根カバー材で遮断するから、建築物の折版屋根から
雨水が漏れ出したときに、本発明方法で折版屋根の補修
をすることができる。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例を、図面を参照しなが
ら、説明する。図1および図2は本発明折版屋根カバー
材の施工方法の一例を示すもので、図1は各部材の取付
け順を示す斜視図、図2は施工した折版屋根を示す斜視
図である。
【0013】図3および図4は本発明方法の他の一例を
示すもので、図3は施工している状態を示す斜視図、図
4は施工した後の状態を示す断面図である。図1および
図2において、1は折版屋根カバー材である。2は折版
屋根であり、この折版屋根2は山21、首22、傾斜面
23、谷24からなる。
【0014】折版屋根カバー材1は、ガラス発泡体であ
り、上面11は平面であり、下面12は折版屋根の表面
とほぼ等しい形状の曲面である。従って、この下面12
と折版屋根2とを合わせるようにして載せることができ
る。又、この折版屋根カバー材1は幅が折版屋根2の山
21と隣の山21との距離にほぼ等しい長尺板体であ
る。
【0015】3はブチルゴムテープからなる防水テープ
であり、折版屋根カバー材1と隣の折版屋根カバー材1
との境界の上に貼られ、この境界の隙間を塞ぐものであ
る。次に、この折版屋根カバー材1の施工方法を説明す
る。先ず、折版屋根カバー材1を折版屋根2に、折版屋
根カバー材1の下面12と折版屋根2の表面とを合わせ
ながら、載せる。
【0016】折版屋根カバー材1は軽いガラス発泡体で
あるから、この折版屋根カバー材1を施工現場に運搬し
たり、折版屋根2の上に載せることが容易にできる。次
の山と山との間にも、同様にして、折版屋根カバー材1
を載せる。このうよにして、次々と折版屋根2に折版屋
根カバー材1を敷き並べる。次に、この折版屋根カバー
材1と隣の折版屋根カバー材1との境界の上に防水テー
プ3を貼り境界の隙間を塞ぐと、折版屋根カバー材1の
取り付けは終了する。
【0017】このようにして、折版屋根2に折版屋根カ
バー材1を取り付けると、折版屋根カバー材1の上に雨
が降っても、折版屋根カバー材1の下の折版屋根2に、
雨水が漏れることがない。又、この折版屋根カバー材1
は断熱性のよい無機発泡体であるから、太陽からの輻射
熱を遮り、室内を快適にする。
【0018】次に、図3および図4に示される実施例を
説明する。図3および図4では、図1および図2に示さ
れた折版屋根カバー材の施工方法で施工した後、折版屋
根カバー材の上に、磁器製タイル4を敷き並べることが
異なるのみで、その他は、図1および図2に示された実
施例と同じである。このように、折版屋根カバー材の上
に磁器製タイル4を敷き並べると、表面に磁器製タイル
4があるから、美麗であると同時に、歩行し易いし、こ
の表面の磨耗が少なく、好適である。
【0019】
【発明の効果】以上の説明で判るように、本発明折版屋
根カバー材の施工方法は、折半屋根の上に折版屋根カバ
ー材を敷き並べ、折版屋根カバー材と隣の折版屋根カバ
ー材との境界の上に防水テープを貼るだけで、折版屋根
カバー材が取り付けられるから、施工が極めて簡単であ
り、便利であると同時に、この折版屋根カバー材の上に
降った雨水は、折半屋根カバー材の上を流れて、折版屋
根カバー材の下には流れて行かない。
【0020】その結果、折版屋根は雨水で濡れなく、折
版屋根の耐久性が向上するし、又、折版屋根の水漏れが
防止できるので、便利である。又、本発明方法では折版
屋根は雨水を折版屋根カバー材で遮断するから、この方
法で折版屋根の水漏れを修理でき、便利である。又、本
発明方法で、無機発泡体製の折版屋根カバー材を使用す
ると、軽量であるし、断熱性があるから、運搬や施工が
容易であるし、太陽の輻射熱を遮断して室内を快適にで
き、有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明折版屋根カバー材の施工方法の一
例を示すもので、各部材の取り付け順を示す斜視図であ
る。
【図2】図2は図1の方法で施工した折版屋根を示す斜
視図である。
【図3】図3は本発明方法の他の例を示すもので、折版
屋根カバー材の上に磁器製タイルを取り付けている状態
を示す斜視図である。
【図4】図4は図3で示す方法で折版屋根カバー材を取
り付けた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 折版屋根カバー材 11 上面 12 下面 2 折版屋根 21 山 3 防水テープ(ブチルゴムテープ)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が平面であり、下面が折版屋根の表
    面とほぼ等しい形状の曲面であり、幅が折版屋根の山と
    隣の山との距離とほぼ等しい長尺板体である折版屋根カ
    バー材を折版屋根の上に、折版屋根カバー材の下面と折
    版屋根表面とを合わせながら、複数枚敷き並べた後、折
    版屋根カバー材と隣の折版屋根カバー材との境界の上面
    に防水テープを貼り、境界の隙間を塞ぐことを特徴とす
    る折版屋根カバー材の施工方法。
  2. 【請求項2】 折版屋根カバー材が無機発泡体であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の折版屋根カバー材の施工
    方法
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