JP3059155U - 突起付き防水シート - Google Patents

突起付き防水シート

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JP3059155U
JP3059155U JP1998010150U JP1015098U JP3059155U JP 3059155 U JP3059155 U JP 3059155U JP 1998010150 U JP1998010150 U JP 1998010150U JP 1015098 U JP1015098 U JP 1015098U JP 3059155 U JP3059155 U JP 3059155U
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JP
Japan
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waterproof sheet
waterproof
projections
adhesive
sheet
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Application number
JP1998010150U
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English (en)
Inventor
光雄 皆川
治 皆川
Original Assignee
株式会社リボール
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Abstract

(57)【要約】 【目的】防水性の向上と材料や作業コストの低減を図
り、現場作業を簡略化することができる突起付き防水シ
ートを提供することを目的とする。 【構成】防水シートに所定間隔で直径1〜10mmで高
さ1〜10mmの突起に予め接着剤を塗布した突起付き
防水シートである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は建造物の屋根、屋上、バルコニー、床等に使用する防水シートに関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来建造物の屋根、屋上、バルコニー、床等の下地の防水施工面に室内への雨 水の浸入を防止するために防水シートが敷設されている。
【0003】 このような防水シートを用いる場合、防水シートを防水施工面に直接鋲やタッ カー等の固定手段により下地に打ち付けて敷設固定したり、防水シートの下面に 接着剤により張り合わせて敷設固定していた。
【0004】 しかし鋲やタッカー等の固定手段を用いて防水シートを固定した場合、固定手 段が外方に露出し、さらに下地にまで固定手段が達していることと相俟って鋲や タッカーの穿孔から雨水が浸入し、雨漏りを起こすことがあった。
【0005】 又防水シートの裏面全体を接着剤によって貼着するのは施工現場における接着 剤塗布作業に熟練を要し、しかも手間がかかりコストアップの要因となる。
【0006】 防水シートの裏面全体を防水施工面に接着剤で貼着した場合防水施工面で例え ばコンクリート等に亀裂が生じた場合防水シートさらにその上に施工されている 防水層にも亀裂が入り雨水の浸入を生ずることになる。
【0007】 シート防水工法においても防水シートの全面接着工法の他に部分接着する点張 り工法、その他防水層の末端部のみを下地に接着する浮し張り工法、絶縁工法な どがあるが、いずれも現場施工に手間がかかりコストダウンを図ることはできな かった。
【0008】 アスファルト防水シートに穴開きの防水シートがあるが、この目的は空気を抜 くいわゆる脱気を目的とした穴である。アスファルト防水工法は厚塗りにするた め空気のたまりができ易くアスファルト防水層のふくれや劣化の大きな原因とな る。コンクリート等下地の亀裂はアスファルト防水層へも亀裂を生じさせること になる。従って空気を抜くための脱気の穴を必要とするのであり、本考案の目的 とは全く異なるのである。本考案の場合は逆に空気が入っていてもよく空気の逃 げ場をつくる防水シートである。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
本考案はかかる事情に鑑みなされたもので、防水性の向上と材料や作業コスト の低減を図り、現場作業を簡略化することができる突起付き防水シートを提供す ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
その目的を達成するため防水シートに所定間隔に予め接着剤が塗布された直径 1〜10mmで高さ1〜10mmの突起を有する防水シートを作製し、これを防 水施工面に敷設し防水シートを防水施工面に貼着する。突起付き防水シートは接 着剤が塗布された突起のある面に薄いプラスチックフイルムの離型紙を貼ってお き、現場施工の際にこの離型紙をはがし容易に貼着することができる。しかる後 突起付き防水シート面に防水材を塗布するのである。
【0011】
【作用】
本考案による突起付き防水シートによると、防水施工面に亀裂が入っても防水 シートはその亀裂部分周辺の点接合箇所が剥離するのみで防水シート自身には損 傷を生じない。突起付き防水シートを防水施工面に敷設して、突起付き防水シー トの突起部分が下地に接着して点接合をするからである。この突起付き防水シー トの上面を塗膜防水材で防水施工することによって容易且つ確実に防水施工を行 なうことができるのである。
【0012】 突起付き防水シートの防水シートは、ゴム入アスファルト、塩化ビニール、ポ リエチレン・酢酸ビニル共重合体、合成ゴム、ネオプレン、ポリイソブチレン、 アクリル等、あるいはこれらを複合したもの、合成繊維シートや不繊布等を積層 したもの、無機繊維による不燃シートなど各種の防水シートを使用することがで きる。特に塩化ビニールやポリエチレン等と不繊布等を積層した防水シートが好 適に使用される。突起付き防水シートは高い耐水分透過性を有し、施工場所の形 状に容易に追従できる柔軟性、防水シートを接合する場合の接合性などを有して いるものである。
【0013】 突起付き防水シートの接着剤が塗布された突起のある面に使用する離型紙は、 0.03〜0.5mm厚の薄いプラスチックフイルムで、例えばポリエチレン、 ポリプロピレン、塩化ビニールなどが使用できる。
【0014】 防水シート面に付ける突起の大きさは1〜10mmの直径で高さが1〜10m mである。直径1mm以下では接着が充分できず防水施工面との接着接合が不充 分で容易に剥離してしまい、10mm以上の大きさでは接着力が大きくなり防水 シートの部分伸張力が強くなり均一に防水シートを貼着することができなくなる 。
【0015】 防水シート面に付ける突起の間隔は、突起の大きさ、防水シートの材質によっ て決定しなければならないが、5〜50mmの範囲が好適である。5mm以下で はあまり間隔がせますぎて施工にも手間がかかる。50mm以上ではあまり間隔 が大きすぎて点接合の効果が減少するからである。
【0016】 突起付き防水シートを防水施工面に敷設して、突起の部分に塗布する接着剤は 、突起付き防水シートの材質等により決定されるが、エマルジョン型酢酸ビニル 樹脂系、エマルジョン型ビニル共重合体系、ラテックス型ゴム系、ラテックス型 エポキシ変性ゴム系、エポキシ樹脂系、ウレタン系等が使用できる。
【0017】 突起付き防水シートの上面に防水施工する塗膜防水材は、アクリル系、ウレタ ン系、エチレン酢酸ビニル共重合体系、クロロプレン系などが使用される。
【0018】
【実施例】
以下本考案の実施例を説明する。
【0019】 実施例 合成樹脂製の不繊布シートの上面にポリエチレンフィルムを下面にポ リエチレン製テープを織ったものをそれぞれ張り合わせて強化した防水シート( 商品名「タイベック」旭・デュポン・フラッシュパン・プロダクツ社製)の面に 縦横各15mm間隔に直径5mmで高さ5mmの突起を付けた防水シートを作製 した。この突起の部分にエポキシ樹脂系接着剤(商品名「タイルメントEP−9 00」タイルメント社製)を塗布し、防水シートの突起のある面に厚さ0.3m mの離型紙を貼着した。
【0020】 下地コンクリート仕上面に突起付き防水シートの離型紙を除き突起のある面を 敷設して、突起付き防水シートの突起部分を下地コンクリート仕上面に接着接合 した。
【0021】 突起付き防水シートの上面をエマルジョン型アクリル系塗膜防水材(商品名「 リボールマイティ」(株)リボール社製)を塗布し防水施工を行なった。しかる 後下地コンクリート仕上面全面に人工的な幅1mmの亀裂を生じさせたが、亀裂 周辺の突起付き防水シート接合部分1ヶ所が剥離したのみで防水シートには全く 損傷は見られず防水層にも異常は生じなかった。
【0022】
【考案の効果】
以上の如く本考案にかかる突起付き防水シートは現場作業を大幅に簡略化する ことができ、材料や作業コストの低減を図り且つ防水性、施工下地面との追従性 を向上させることができた。そして下地と防水シートの間に空気の逃げ場を設け 脱気孔から排気させることができ防水塗膜のふくれや亀裂を防止することができ た。又駆体に亀裂が入っても塗膜への亀裂が生じることはなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】突起付き防水シート
【図2】突起付き防水シート防水施工断面図
【符号の説明】
1.突起付き防水シート 2.突起 3.接着剤 4.離型紙 5.防水下地 6.塗膜防水材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項 1】 所定間隔に予め接着剤が塗布された直
    径1〜10mmで高さ1〜10mmの突起を有すること
    を特徴とする防水シート。
JP1998010150U 1998-11-17 1998-11-17 突起付き防水シート Expired - Lifetime JP3059155U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3399908B2 (ja) 2000-04-14 2003-04-28 株式会社ダイフレックス 防水施工方法および防水シート

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