JP4782945B2 - 外壁パネルおよび外部造作物の取付方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、外壁パネルと外壁パネルへの外部造作物の取付方法に関する。
【0002】
【背景の技術】
周知のように、住宅の構築についてはその工業化が進み、例えば、壁や床、屋根といった構成要素を予め工場にてパネル化しておき、施工現場でこれらのパネルを組み立てることにより住宅を構築するといったパネル工法が一部に採用されている。近年、さらに工業化が進み、例えば、特開H10−102726号公報に記載の技術で知られるように、予め壁パネルにサイディング(外装材)が貼設された状態で、建築現場に搬入する方法が進められ、現場での建築工数の削減、工期の短縮が図られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、外壁面に、例えば、庇等の外方に突出する外部造作物を取り付ける際には、躯体である壁パネルに直接取り付けることが好ましく、また、壁パネルに雨水等が浸透しないように、庇等の外部造作物と壁パネルの接合部を防水シートや防水テープで覆って防水処理をする必要がある。このため、庇等の外部造作物に取り合う部分については、現場で外部造作物を取り付け、防水処理を行った後に、サイディングを貼設しなければならず、取付箇所周縁部については、サイディングの工場艤装を行うことが出来なかった。
【0004】
また、予め、庇等の外方へ突出する外部造作物を工場等で壁パネルに取り付けた上で防水処理を施し、その上にサイディングを取り付ける方法も考えられるが、外壁パネルから外部造作物が突出した状態で、外壁パネルを搬送するものとした場合に、トラックへの積み込み量が形状により制限されたり、搬送中における外部造作物の損傷防止用の梱包に手間がかかるなどの問題点があり、外壁パネルに外部造作物を取り付けた状態で建築現場に搬入することは困難であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、防水処理を必要とする外部造作物接合部において、現場における防水処理を省力化することができるとともに、外部造作物に取り合う部分のサイディングを工場で予め施すことができる外壁パネルおよび、この外壁パネルに外部造作物を取り付ける外部造作物の取付方法を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、例えば図1および図2に示すように、建物の外壁を構成し、建築現場で外部造作物(例えば、庇3)が取り付けられる外壁パネル1において、壁パネル2と、この壁パネル2の表面に前記外部造作物3と取り合う位置に取り付けられて、壁パネル2と外部造作物3との接合部からの雨水の浸入を防止する水切り4とを備え、前記水切り4と前記壁パネル2の表面との接合部は防水処理され、前記壁パネル2の表面には、サイディング5が前記水切り4の少なくとも一部を覆うように、かつ、前記外部造作物3の基端部を前記水切り4に挿入可能にして、前記水切り4の外側に取り付けられ、
前記水切り4は、上水切部材10と、この上水切部材10の両端部にそれぞれ連結される一対の側水切部材20とを備え、前記上水切り部材10は、壁パネル2の表面に取り付けられる上水切取付部11と、この上水切取付部11の先端部に形成されて、外部造作物3の基端部上縁部7(図6参照)が挿入されることで、壁パネル2と外部造作物3との接合部からの雨水の浸入を防止する上水切部12とを備え、
前記上水切部12は前記サイディング5の裏側に配置されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の外壁パネル1において、例えば図2に示すように、前記側水切部材20は、壁パネル2の表面に取り付けられる側水切取付部21と、この側水切取付部21に形成されて、外部造作物3の基端部側縁部8(図6参照)が挿入されることで、壁パネル2と外部造作物3との接合部からの雨水の浸入を防止する側水切部22とを備えていることを特徴とする。
【0006】
請求項1記載の発明によれば、壁パネル2の表面に外部造作物3と取り合う位置に水切り4が取り付けられ、この水切り4によって壁パネル2とこの壁パネル2に取り付けるべき外部造作物3との接合部からの雨水の浸入を防止し、さらに水切り4と壁パネル2の表面との接合部が防水処理されているので、外部造作物3の基端部を前記水切り4に挿入するとともに、壁パネル2の表面に外部造作物3を取り付けることにより、建築現場で外部造作物3の周縁部の防水処理作業を行う必要がなく、作業の省力化が行える。
【0007】
また、壁パネル2の表面にサイディング5が水切り4の少なくとも一部を覆うようにして取り付けられており、しかも、上述したように、建築現場で外部造作物3の周縁部の防水作業を行う必要がないので、外部造作物3の周縁部に建築現場でサイディング5を貼設しなくてもよく、工場で外部造作物3の取付箇所周縁部についてもサイディング5を取り付けておくことができ、現場での工数の削減、工期の短縮につながる。
【0008】
なお、外部造作物3は、外壁パネル1から外方に突出した状態に設けられる部材であって、勝手口等に取り付けられる庇3であってもよいし、図8に示すシャッターを収納するシャッターケース50やフラワーボックス、出窓の部材などであってもよい。
【0010】
請求項1および2記載の発明によれば、前記水切り4が上水切部材10と、この上水切部材10の両端部にそれぞれ連結される一対の側水切部材20とからなるため、前記水切り4の製造が容易になる。すなわち、外部造作物3の基端部上縁部7に取り合うような上水切部材10と、外部造作物3の基端部側縁部8に取り合うような側水切部材20をそれぞれ製造すればよく、またそれぞれの規格をいくつか揃えることによって、外部造作物3の形状に合わせて、規格化された上水切部材10と側水切部材20との中から適切な組み合わせを選ぶことができ、様々な形状の外部造作物3に対応することができる。また、前記水切り4が上水切部材10と前記上水切部材10の両端に取り付けられる一対の側水切部材20とからなるので、嵩張らずにこれらの部材を保管することができる。また、前記水切り4を壁パネル2に取り付ける際にも、その取り扱いが容易である。
【0011】
また、壁パネル2の表面の外部造作物3と取り合う位置に上水切部材10と側水切部材20が取り付けられ、上水切部材10の上水切部12と側水切部材20の側水切部22によって壁パネル2とこの壁パネル2に取り付けるべき外部造作物3との接合部からの雨水の浸入が防止されている。
さらに、上水切部材10の上水切取付部11および側水切部材20の側水切取付部21と、壁パネル2の表面との接合部が防水処理されているので、外部造作物3の基端部上縁部7を上水切部12に挿入し、外部造作物3の基端部側縁部8を側水切部22に挿入するとともに、壁パネル2の表面に外部造作物3を取り付けることにより、建築現場で外部造作物3の周縁部の防水処理作業を行う必要がなく、作業の省力化が行える。
【0012】
また、図6の(b)および(c)に示すように、壁パネル2の表面にサイディング5が上水切部材10および側水切部材20それぞれの少なくとも一部を覆うようにして取り付けられており、しかも、上述したように、建築現場で外部造作物3の周縁部の防水作業を行う必要がないので、外部造作物3の周縁部に建築現場でサイディング5を貼設しなくてもよく、工場で外部造作物3の取付箇所周縁部についてもサイディング5を取り付けておくことができ、現場での工数の削減、工期の短縮につながる。
【0013】
請求項3記載の発明は、例えば図3に示すように、請求項1または2記載の外壁パネル1において、
前記水切り4には、この水切り4に前記外部造作3物の基端部を挿入した際に、前記水切り4と前記外部造作物3の基端部とを隙間なく接合した状態にする弾性成型品15が設けられていることを特徴とする。
【0014】
請求項3記載の発明によれば、水切り4に弾性成型品15が設けられており、外部造作物3の基端部を水切り4に挿入した際に、弾性成型品15によって密着されるため、外部造作物3の基端部から内部に雨水等が浸入することがない。
【0015】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の外壁パネル1に外部造作物3を取り付ける外部造作物3の取付方法であって、
前記外壁パネル1の壁パネル2の表面に外部造作物3を取り付けるとともに、この外部造作物3の基端部を前記水切り4に挿入し、
前記外部造作物3の基端部上縁部7は、上水切部材10の上水切部12に、サイディング5の裏側に位置するようにして挿入し、
前記外部造作物3の基端部側縁部8は、側水切部材20の側水切部22に挿入することを特徴とする。
【0016】
請求項4記載の発明によれば、外壁パネル1は、予め外部造作物3と取り合う位置に水切り4が取り付けられており、この水切り4によって壁パネル2とこの壁パネル2に取り付けるべき外部造作物3との接合部からの雨水の浸入が防止され、さらに水切り4と壁パネル2の表面との接合部が防水処理されているので、外部造作物3の基端部を前記水切り4に挿入するとともに、壁パネル2の表面に外部造作物3を取り付けることにより、建築現場で外部造作物3の周縁部の防水処理作業を行う必要がなく、作業の省力化が行える。
【0017】
また、壁パネル2の表面にサイディング5が水切り4の少なくとも一部を覆うようにして取り付けられており、しかも、上述したように、建築現場で外部造作物3の周縁部の防水作業を行う必要がないので、外部造作物3の周縁部に建築現場でサイディング5を貼設しなくてもよく、工場で外部造作物3の取付箇所周縁部についてもサイディング5を取り付けておくことができ、現場での工数の削減、工期の短縮につながる。
【0019】
また、壁パネル2の表面の外部造作物3と取り合う位置に上水切部材10と側水切部材20が取り付けられ、この上水切部12と側水切部22によって壁パネル2とこの壁パネル2に取り付けるべき外部造作物3との接合部からの雨水の浸入が防止されている。さらに、上水切取付部11および側水切取付部21と壁パネル2の表面との接合部が防水処理されているので、外部造作物3の基端部上縁部7を上水切部12に挿入し、外部造作物3の基端部側縁部8を側水切部22に挿入するとともに、壁パネル2の表面に外部造作物3を取り付けることにより、建築現場で外部造作物3の周縁部の防水処理作業を行う必要がなく、作業の省力化が行える。
【0020】
また、壁パネル2の表面にサイディング5が上水切部材10および側水切部材20のそれぞれの少なくとも一部を覆うようにして取り付けられており、しかも、上述したように、建築現場で外部造作物3の周縁部の防水作業を行う必要がないので、外部造作物3の周縁部に建築現場でサイディング5を貼設しなくてもよく、工場で外部造作物3の取付箇所周縁部についてもサイディング5を取り付けておくことができ、現場での工数の削減、工期の短縮につながる。
【0021】
【発明の実施の形態】
<第1の実施の形態>
以下、図面を参照して、本発明の外壁パネル1と、この外壁パネル1に外部造作物を取り付ける際の、外部造作物の取付方法の実施の形態を具体的に説明する。
なお、ここでは、外壁パネル1および外部造作物の取付方法の実施の形態の一例として、図1〜図7に示す外壁パネル1とこの外壁パネル1に外部造作物としての勝手口の庇3を取り付ける取付方法について説明する。
【0022】
前記外壁パネル1は、壁パネル2と、壁パネル2の表面に取り付けられた水切り4と、壁パネルの表面に貼設されたサイディング5とを備えている。この壁パネル2は、住宅の壁面を構成する壁パネルであって、縦横の框材を矩形状に組み立てるとともに、矩形枠の内部に補助桟材を縦横に組み付け、框材と補助桟材との両面に面材が貼り付けられたものである。この壁パネル2の表面には防水透湿シート(図示略)がほぼ全面に貼り付けられている。
当該外壁パネル1は、住宅の勝手口取付箇所の外壁を構成するもので、庇3の取付箇所の下部には、図4および図7に示すように、勝手口を取り付けるための開口部30が設けられており、この開口部30に取り合うようにケーシング31が取り付けられている。
【0023】
前記水切り4は、壁パネル2の表面に庇3と取り合う位置に取り付けられて、壁パネル2と庇3との接合部からの雨水を浸入するものである。該水切り4は、図2および図3に示すように、上水切部材10と、この上水切部材10の両端にそれぞれ連結される一対の側水切部材20とからなり、それぞれ塩化ビニル鋼板を折り曲げることによって形成されている。
【0024】
上水切部材10は、水平方向に長尺な部材で、壁パネル2の表面に取り付けられる上水切取付部11と、上水切取付部11の先端部に形成された上水切部12と、上水切部12の端部に設けられた端板部13とから構成されている。
前記上水切部12は、上水切取付部11の先端部から略直角に立ち上がる立ち上がり片12aと、この立ち上がり片12aの先端部から垂直に垂れ下がるように折り曲げられた垂下片12bと、垂下片12bの下端部から裏側に折り返された折り返し片12cとからなっている。
【0025】
上水切部材10の垂下片12bと壁パネル2の表面との間に、庇3の基端部上縁部7を挿入するに十分な間隙14が設けられている。
上水切部12の内部にはエプトシーラー15が設けられている。このエプトシーラー15は、上水切部12に庇3の基端部上縁部7が挿入されたときに、上水切部12と庇3の基端部上縁部7とを隙間なく接合した状態にするものであり、エプトシーラー15に限らず発泡系樹脂、発泡系合成ゴム等の弾性成型品を用いることができる。
また、前記端板部13は、上水切部12の端部開口を塞ぐようにして、該上水切部12の端部に設けられたもので、図4の(c)および(d)に示すように、側水切部材20の後述する側水切部22の上端部と重なり合わせることができるようになっている。
【0026】
前記側水切部材20は、上下に長尺な部材で、壁パネル2の表面に取り付けられる側水切取付部21と、側水切部22とからなっている。側水切部22は、図3の(b)および(c)に示すように、側水切取付部21の上面に形成された二つの突片22a、22bと、この突片22aと22bによって形成される凹溝23とからなっている。また、側水切部材20の下端部には、勝手口のケーシング31に取り合うように、切欠部25が形成されている(図2参照)。
側水切部材20は、図4の(a)および(b)に示すように、勝手口のケーシング31に前記切欠部25を合わせられてステンレス釘32によって、壁パネル2に固定されている。
【0027】
前記上水切部材10は、図4の(c)および(d)に示すように、前記端板部13を前記突片22bの上端部を覆うように重ね合わせ、上水切取付部11を壁パネル2にステンレス釘32によって固定することにより、壁パネル2に取り付けられている。
このように、壁パネル2の表面の外部造作物である庇3に取り合う位置に取り付けられた水切り4と壁パネル2の表面との接合部は、図5に示すように防水テープ34、35によって防水処理が施されている。
すなわち、側水切取付部21と壁パネル2との接合部および上水切取付部11と壁パネル2との接合部には、防水テープ34、35がそれぞれ貼着されている。このとき、図5の(b)に示すように、側水切取付部21と壁パネル2との接合部を覆う防水テープ34は、上水切取付部11と壁パネル2との接合部を覆う防水テープ35からはみ出さないようになっている。
【0028】
以上のように、水切り4との接合部が防水処理された壁パネル2の表面には、所定間隔で複数取り付けられた長尺な胴縁9を介してサイディング5が取り付けられている。
このサイディング5は、壁パネル2の庇3の取付箇所と勝手口の開口部30を除いて貼設されていると同時に、水切り4の一部を覆い、かつ、庇3の基端部を水切り4に挿入可能にして貼設されている。
【0029】
すなわち、上水切部材10は、サイディング5によって覆われているが、上水切部12の下端と上水切部材11を覆うサイディング5の下端の位置をほぼ等しく貼設することで、庇3の基端部上縁部7を挿入させることが可能である。また、側水切取付部21は、サイディング5によって覆われ外壁パネル1の表側に露出されておらず、側水切部22の突片22bと、側水切取付部21を覆うサイディング5の側端の位置がほぼ等しいので、前記凹溝23に、庇3の基端部側縁部8を挿入することを可能にしている。
【0030】
以上の構成を持つ外壁パネル1は、工場で施工され、建築現場に搬入される。
次に、外壁パネル1に庇3を取り付ける方法を説明する。ここで、庇3は、図1、図6および図7に示されるように、勝手口に取り付けられる三角庇であって、上水切部材10に挿入可能で先端が略直角に折り曲げられている基端部上縁部7と、前記凹溝23に挿入可能な基端部側縁部8を有している。図6の(c)に示すように、前記基端部側縁部8の前記凹溝23に接する面には、エプトシーラー8aが貼付けられている。
【0031】
外壁パネル1に当該庇3を取り付けるには、以下の手順に従う。
まず、図6の(a)に示すように、建築現場に搬入された外壁パネル1の庇取付部に、断面L字状の金具である庇受けアングル40を取り付ける。次に、図6の(b)に示すように、上水切部12の垂下片12bと壁パネル2の間に形成された間隙14に庇3の基端部上縁部7を挿入しながら、庇受けアングル40の上に庇3の内部に取り付けてある取付アングル41を載せて仮止めの状態にする。
庇3を左右に調整しながら、図6の(c)に示すように、左右の側水切部22の突片22a、22bによって形成された凹溝23に、庇3の基端部側縁部8を挿入し、庇受けアングル40と庇3の内部に取り付けてある取付アングル41をビスで固定する。このとき、前記凹溝23と庇3の基端部側縁部8とは、前記基端部側縁部8に貼付けられているエプトシーラー8aによって、側水切部材20と庇3の基端部側縁部8が密着するように固定する。
【0032】
次に、庇3の側面内部壁側にあるつば42の下孔にネジ43をねじ込み固定する。さらに、庇3の基端部上縁部7と壁パネル2をビスで固定する。その後、庇3の基端部上縁部7とサイディング5との間にシーリング材45(図1参照)を充填する。
その後、不燃材46(図1参照)を取り付け、勝手口庇軒天材47(図1参照)を庇本体鼻先内側の隙間に差し込んで、ビスをねじ込み固定する。
以上のようにして、外壁パネル1に庇3が図7に示すように取り付けられる。
【0033】
本実施の形態によれば、壁パネル2の表面に庇3と取り合う位置に上水切部材10および側水切部材20が取り付けられ、この上水切部材10および側水切部材20によって壁パネル2と庇3との接合部からの雨水の浸入を防止し、さらに上水切部材10および側水切部材20と壁パネル2の表面との接合部はそれぞれ防水テープ34、35によって防水処理が施されているので、庇3の基端部を前記上水切部材10及び側水切部材20に挿入するとともに、壁パネル2の表面に庇3を取り付けることにより、建築現場で庇3の周縁部の防水処理作業を行う必要がなく、作業の省力化が行える。
【0034】
また、壁パネル2の表面にサイディング5が上水切部材10を覆うとともに、側水切部材20の一部を覆うようにして取り付けられており、しかも、上述したように、建築現場で庇3の周縁部の防水作業を行う必要がないので、庇3の周縁部に建築現場でサイディング5を貼設しなくてもよく、工場で庇3の取付箇所周縁部についてもサイディング5を取り付けておくことができるので、現場での工数の削減、工期の短縮につながる。
【0035】
また、上水切部12の端部に設けられた端板部13と、側水切部22の突片22bの上端部が重ね合わされて、上水切部材10の両端部に一対の側水切部材20がそれぞれ連結されているので、上水切部12と側水切部22の連結部から雨水等の浸入を防止することができる。
【0036】
上水切部12は、垂下片12bと壁パネル2との間に間隙14を有するので、庇3を壁パネル2に取り付ける際に、上水切部12に庇3の基端部上縁部7を挿入しやすい。また、側水切部22は、突片22aと突片22bとからなっているので、庇3の基端部上縁部7を前記間隙14に挿入したまま、庇3の基端部側縁部8を突片22aと22bによって形成された凹溝23に挿入することが容易である。
【0037】
上水切部材10はサイディングによって覆われているので、外壁パネル1の表側に露出せず、側水切部材20は、側水切取付部21は、サイディング5によって覆われており、庇3の基端部側縁部8が挿入されることによって、側水切部22の突片22aは外壁パネル1の表側に露出せず、また、突片22bはサイディング5に取り合っているので、水切り4は外壁パネル1の外側に露出しない。このため、外壁パネル1に庇3を秀麗に取り付けることができる。
また、上水切部12と外壁パネル1との間にシーリング材45が充填されているので、上水切部材10と外壁パネル1との間に雨水が浸入することがない。さらに、上水切部12の内部にはエプトシーラー15が設けられており、庇3の基端部上縁部7を上水切部12に挿入した際に、エプトシーラー15によって密着されるため、庇3の基端部上縁部7から内部に雨水等が浸入することがない。
【0038】
側水切部22は、庇3の基端部側縁部8が、基端部側縁部8に貼付けられたエプトシーラー8aを介して、凹溝23に固定され、前記エプトシーラー8aによって隙間無く接合されているので、庇3の基端部側縁部8から庇3の内部に雨水等が浸入することはない。
【0039】
なお、本発明は上記第一の実施の形態に限定されるものではなく、適宜変更可能であることは勿論である。例えば、本実施の形態では、上水切部12は、立ち上がり片12aと、垂下片12bと、折り返し片12cとからなっているが、折り返し片12cは特に設けなくてもよい。
また、上水切部12の形状を側水切部22と同様にして、上水切取付部11に二つの突片を設けることによって、壁パネル2と庇3との接合部からの雨水の浸入を防止し、かつ、庇3の基端部上縁部7を挿入できるようにしてもよい。
また、側水切部22は、本実施の形態では、側水切取付部21に設けられた二つの突片22a、22bからなっているが、上水切部12と同様に、側水切部22を立ち上がり片と、垂下片と、折り返し片とから構成し、壁パネル2と外部造作物との接合部からの雨水の浸入を防止するとともに、庇3の基端部側縁部8を挿入できるようにしてもよい。このとき、折り返し片は特に設けなくてもよい。
【0040】
上水切部材10および側水切部材20は、それぞれ塩化ビニル鋼板を折り曲げることによって形成されているが、塩化ビニル鋼板に限ったものではなく、防錆処理が施された鋼板やアルミニウム等の金属やFRP、ポリカーボネート、硬質塩化ビニル樹脂等の合成樹脂等も使用することができる。
サイディング5は、例えば軽量気泡コンクリートなどからなるもので耐水性、耐候性等にも優れたものであるが、その他にもモルタル板や釉薬を塗布して焼成したセラミックボードなど種々な外装材の板材を壁パネルに貼設することができる。
【0041】
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態について図8に基づいて説明する。第2の実施の形態が、第1の実施の形態と異なる点は、外壁パネル1に外部造作物としてシャッターケース50を取り付けた点である。以下にこの相違点について詳しく説明し、第1の実施の形態と共通構成部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
【0042】
本第2の実施の形態にかかる外壁パネル1は、第1の実施の形態にかかる外壁パネル1と同様に、シャッターケース50に取り合うように、上水切部材10と側水切部材(図示略)が壁パネル2に取り付けられ、上水切取付部11と壁パネル2との表面の接合部が防水テープ35により防水処理されている。特に図示していないが、勿論、側水切取付部と壁パネルとの表面の接合部も防水テープにより防水処理されている。
【0043】
サイディング5は、上水切部材10を覆い、側水切部材の一部を覆うように、かつ、シャッターケース50の基端部を挿入可能にして、壁パネル2に貼設されている。
壁パネル2のシャッターケース50の取り付け箇所には、シャッターケース50を取り付けるための専用支持板51がネジ52で壁パネル2に固定されている。この専用支持板51は、上下に長尺な支持板であって、この専用支持板51の上端部と下端部には上向きに突起したフック53、53が設けられており、シャッターケース50の壁側取付面には、前記フック53、53に係合する係合穴54、54が設けられている。
【0044】
外壁パネル1にシャッターケース50を取り付けるに際しては、シャッターケース50の基端部上縁部55を上水切部材10に挿入するとともに、専用支持板51に設けられたフック53が係合穴54に係合するようシャッターケース50をフック53,53に支持させる。シャッターケース50を左右に調整しながら、左右の側水切部凹溝(図示略)に、シャッターケース50の基端部側縁部(図示略)を挿入し、L字状の金具である専用アングル材56を介して、ネジ57、57で、シャッターケース壁側取り付け面の上部及び中央部を固定する。このとき、前記凹溝とシャッターケース50の基端部側縁部との間にエプトシーラー(図示略)を挟み込み、側水切部材とシャッターケース50の基端部側縁部が密着するようにし、止着材をねじ込みまたは打ち込むことによって固定する。
【0045】
その後、サイディング5とシャッターケース50の上縁部の間隙にシーリング材58を充填し、サイディング5とシャッターケース5との間に雨水等が浸入しないようにする。
【0046】
本第二の実施の形態によれば、壁パネル2の表面にシャッターケース50と取り合う位置に上水切部材10および側水切部材が取り付けられ、この上水切部材10および側水切部材によって壁パネル2とシャッターケース50との接合部からの雨水の浸入を防止し、さらに上水切部材10および側水切部材20と壁パネル2の表面との接合部はそれぞれ防水テープ35によって防水処理が施されているので、シャッターケース50の基端部を前記上水切部材10及び側水切部材に挿入するとともに、壁パネル2の表面にシャッターケース50を取り付けることにより、建築現場でシャッターケース50の周縁部の防水処理作業を行う必要がなく、作業の省力化が行える。
【0047】
また、壁パネル2の表面にサイディング5が上水切部材10を覆うとともに、側水切部材の一部を覆うようにして貼設されており、しかも、上述したように、建築現場でシャッターケース50の周縁部の防水作業を行う必要がないので、シャッターケース50の周縁部に建築現場でサイディング5を貼設しなくてもよく、工場でシャッターケース50の取付箇所周縁部についてもサイディング5を取り付けておくことができるので、現場での工数の削減、工期の短縮につながる。
【0048】
また、上水切部12の端部に設けられた端板部(図示略)と、側水切部(図示略)の端部とが重ね合わされて、上水切部材10と側水切部材20とが連結されているので、上水切部12と側水切部の連結部から雨水等の浸入を防止することができる。
上水切部材10はサイディング5によって覆われているので、外壁パネル1の表側に露出せず、側水切部材の側水切取付部はサイディング5によって覆われており、側水切部にシャッターケース50の基端部側縁部が挿入されることによって、側水切部の突片は外壁パネル1の表側に露出しない。このため、外壁パネル1にシャッターケース50を秀麗に取り付けることができる。
なお、本発明は上記第二の実施の形態に限定されるものではなく、適宜変更可能であることは勿論である。
【0049】
【発明の効果】
請求項1、2および4記載の発明によれば、壁パネルの表面に外部造作物と取り合う位置に水切りが取り付けられ、この水切りによって壁パネルとこの壁パネルに取り付けるべき外部造作物との接合部からの雨水の浸入を防止し、さらに水切りと壁パネルの表面との接合部が防水処理されているので、外部造作物の基端部を前記水切りに挿入するとともに、壁パネルの表面に外部造作物を取り付けることにより、建築現場で外部造作物の周縁部の防水処理作業を行う必要がなく、作業の省力化が行える。
【0050】
また、壁パネルの表面にサイディングが水切りの少なくとも一部を覆うようにして取り付けられており、しかも、上述したように、建築現場で外部造作物の周縁部の防水作業を行う必要がないので、外部造作物の周縁部に建築現場でサイディングを貼設しなくてもよく、工場で外部造作物の取付箇所周縁部についてもサイディングを取り付けておくことができ、現場での工数の削減、工期の短縮につながる。
【0051】
また、前記水切りが上水切部材と、この上水切部材の両端部にそれぞれ連結される一対の側水切部材とからなるため、前記水切りの製造が容易になる。すなわち、外部造作物の基端部上縁部に取り合うような上水切部材と、外部造作物の基端部側縁部に取り合うような側水切部材をそれぞれ製造すればよく、またそれぞれの規格をいくつか揃えることによって、外部造作物の形状に合わせて、規格化された上水切部材と側水切部材との中から適切な組み合わせを選ぶことによって、様々な外部造作物に対応することができる。また、前記水切りが上水切部材と前記上水切部材の両端に取り付けられる一対の側水切部材とからなるので、嵩張らずにこれらの部材を保管することができる。また、前記水切りを壁パネルに取り付ける際にも、その取り扱いが容易である。
【0052】
請求項3記載の発明によれば、水切りに弾性成型品が設けられており、外部造作物の基端部を水切りに挿入した際に、弾性成型品によって密着されるため、外部造作物の基端部から内部に雨水等が浸入することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態における外壁パネルとこの外壁パネルに外部造作物を取り付けた状態を示す断面図である。
【図2】本発明の第一の実施形態における上水切部材と側水切部材を示した平面図である。
【図3】本発明の第一の実施形態における上水切部材と側水切部材の側断面図である。
【図4】本発明の第一の実施の形態における上水切部材と側水切部材とを壁パネルに取り付ける工程を順に示した斜視図である。
【図5】本発明の第一の実施形態における上水切部材と側水切部材と壁パネルの接合部の防水処理を示した斜視図と平面図である。
【図6】本発明の第一の実施形態における外壁パネルと外部造作物の取付方法を示した平面図および断面図である。
【図7】本発明の第一の実施形態における外壁パネルと外部造作物を示した斜視図である。
【図8】本発明の第二の実施形態における外壁パネルと外部造作物を示した側断面図である。
【符号の説明】
1 外壁パネル
2 壁パネル
3 庇(外部造作物)
4 水切り
5 サイディング
10 上水切部材
11 上水切取付部
12 上水切部
20 側水切部材
21 側水切取付部
22 側水切部
13 端板部
50 シャッターケース(外部造作物)
Claims (4)
- 建物の外壁を構成し、建築現場で外部造作物が取り付けられる外壁パネルであって、
壁パネルと、この壁パネルの表面に前記外部造作物と取り合う位置に取り付けられて、壁パネルと外部造作物との接合部からの雨水の浸入を防止する水切りとを備え、
前記水切りと前記壁パネルの表面との接合部は防水処理され、前記壁パネルの表面には、サイディングが前記水切りの少なくとも一部を覆うように、かつ、前記外部造作物の基端部を前記水切りに挿入可能にして、前記水切りの外側に取り付けられ、
前記水切りは、上水切部材と、この上水切部材の両端部にそれぞれ連結される一対の側水切部材とを備え、
前記上水切部材は、壁パネルの表面に取り付けられる上水切取付部と、この上水切取付部の先端部に形成されて、外部造作物の基端部上縁部が挿入されることで、壁パネルと外部造作物との接合部からの雨水の浸入を防止する上水切部とを備え、
前記上水切部は前記サイディングの裏側に配置されていることを特徴とする外壁パネル。 - 請求項1記載の外壁パネルにおいて、
前記側水切部材は、壁パネルの表面に取り付けられる側水切取付部と、この側水切取付部に形成されて、外部造作物の基端部側縁部が挿入されることで、壁パネルと外部造作物との接合部からの雨水の浸入を防止する側水切部とを備えていることを特徴とする外壁パネル。 - 請求項1または2記載の外壁パネルにおいて、
前記水切りには、この水切りに前記外部造作物の基端部を挿入した際に、前記水切りと前記外部造作物の基端部とを隙間なく接合した状態にする弾性成型品が設けられていることを特徴とする外壁パネル。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の外壁パネルに外部造作物を取り付ける外部造作物の取付方法であって、
前記外壁パネルの壁パネルの表面に外部造作物を取り付けるとともに、この外部造作物の基端部を前記水切りに挿入し、
前記外部造作物の基端部上縁部は、上水切部材の上水切部に、サイディングの裏側に位置するようにして挿入し、
前記外部造作物の基端部側縁部は、側水切部材の側水切部に挿入することを特徴とする外部造作物の取付方法。
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