JPH0529285Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0529285Y2 JPH0529285Y2 JP5963088U JP5963088U JPH0529285Y2 JP H0529285 Y2 JPH0529285 Y2 JP H0529285Y2 JP 5963088 U JP5963088 U JP 5963088U JP 5963088 U JP5963088 U JP 5963088U JP H0529285 Y2 JPH0529285 Y2 JP H0529285Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting member
- wall
- attached
- ventilation
- spacer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 claims description 29
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 24
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 10
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 238000004078 waterproofing Methods 0.000 description 2
- 229920002943 EPDM rubber Polymers 0.000 description 1
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 1
- 238000005187 foaming Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本考案は軒先換気構造に関するものであり、詳
しくは軒先部分での換気を確実に行うと共に防水
性を向上させようとする技術に関するものであ
る。
しくは軒先部分での換気を確実に行うと共に防水
性を向上させようとする技術に関するものであ
る。
［従来の技術］
従来、屋根の軒先における軒先換気構造は第４
図に示すように外壁２の屋根側の外面にスペーサ
ー３を介在させて取付部材１を取着してあり、こ
の取付部材１の下面に軒天井４を固着したもので
あつた。つまり、スペーサー３を取付部材１の長
手方向に添つて間隔を隔てて介在させてあり、こ
のスペーサー３間に形成された隙間を介して換気
を行うというものであつた。
図に示すように外壁２の屋根側の外面にスペーサ
ー３を介在させて取付部材１を取着してあり、こ
の取付部材１の下面に軒天井４を固着したもので
あつた。つまり、スペーサー３を取付部材１の長
手方向に添つて間隔を隔てて介在させてあり、こ
のスペーサー３間に形成された隙間を介して換気
を行うというものであつた。
［考案が解決しようとする課題］
しかし上述のような従来例にあつては、隙間を
介して自然換気するというものであるため軒天井
４の下方から換気と共に隙間から軒先内部に向け
て雨水等が浸入することとなり、確実に防水が行
なわれていないという問題があつた。
介して自然換気するというものであるため軒天井
４の下方から換気と共に隙間から軒先内部に向け
て雨水等が浸入することとなり、確実に防水が行
なわれていないという問題があつた。
本考案は上記問題点を解決しようとするもので
あり、その目的とするところは、軒先部分での換
気を確実に行うと共に軒先内部に向けて浸入して
くる雨水を確実に防水することができる軒先換気
構造を提供するにある。
あり、その目的とするところは、軒先部分での換
気を確実に行うと共に軒先内部に向けて浸入して
くる雨水を確実に防水することができる軒先換気
構造を提供するにある。
［課題を解決するための手段］
上記目的を達成するために、本考案における軒
先換気構造は、取付部材１と外壁２の外面との間
に取付部材１の長手方向に添つて間隔を隔てて側
部スペーサー３を介在して取付部材１を外壁２に
取着し、外壁２の屋外側に配設する軒天井４の屋
内側の端部を取付部材１の下面に固着し、取付部
材１の上面に取付部材１の長手方向に添つて間隔
を隔てて上部スペーサー５を取着し、取付部材１
の長手方向に添つて上部スペーサー５の上面に水
切板６を取着し、水切板６の屋内側の端部と外壁
２の外面との間に防水材７を介在させたものであ
る。
先換気構造は、取付部材１と外壁２の外面との間
に取付部材１の長手方向に添つて間隔を隔てて側
部スペーサー３を介在して取付部材１を外壁２に
取着し、外壁２の屋外側に配設する軒天井４の屋
内側の端部を取付部材１の下面に固着し、取付部
材１の上面に取付部材１の長手方向に添つて間隔
を隔てて上部スペーサー５を取着し、取付部材１
の長手方向に添つて上部スペーサー５の上面に水
切板６を取着し、水切板６の屋内側の端部と外壁
２の外面との間に防水材７を介在させたものであ
る。
［作用］
側部スペーサー３と上部スペーサー５とにより
取付部材１と外壁２との間に形成された隙間で屋
外空間と軒先内部が連通されることとなり、換気
が確実に行なわれ、また、取付部材１の上部に水
切板６を設けると共に水切板６と外壁２の外面と
の間に防水材７を設けてあることにより確実に防
水が行なわれる。
取付部材１と外壁２との間に形成された隙間で屋
外空間と軒先内部が連通されることとなり、換気
が確実に行なわれ、また、取付部材１の上部に水
切板６を設けると共に水切板６と外壁２の外面と
の間に防水材７を設けてあることにより確実に防
水が行なわれる。
［実施例］
第１図に示すように軒先部分に配設される外壁
２の外面には外面に添うように角柱状の取付部材
１を配設してある。この取付部材１と外壁２の外
面との間には第３図に示すように取付部材１の長
手方向に添つて間隔を隔てて側部スペーサー３を
介在してある。そして取付部材１と側部スペーサ
ー３を釘等の固着具８にて外壁２に取着してあ
る。外壁２の屋外側に配設される軒天井４はその
屋内側の端部を取付部材１の下面に取着してあ
る。このとき軒天井４の屋内側の端部を取付部材
１の下面に取着して固定してあることにより軒天
井４の屋内側の端部と外壁２の外面には側部スペ
ーサー３の厚みと同等の換気のための換気用スリ
ツト９が設けられることになる。また、取付部材
１を側部スペーサー３を介在させて外壁２に取着
してあることにより取付部材１と外壁２との間に
は側部スペーサー３により取付部材１の長手方向
に亘つて複数箇所に換気用の隙間１０が形成され
る。取付部材１の上面には取付部材１の長手方向
に添つて上記側部スペーサー３の取付位置と対応
する位置に上部スペーサー５を取着してある。上
部スペーサー５の上部には取付部材１の長手方向
に添つて板状の水切板６を取着してあり、水切板
６の屋内側の端部と外壁２の外面との間には例え
ばEPDMゴム等を発泡させて形成した発泡水密
材である防水材７を介在させてある。１２は屋根
であり、１３は鼻板である。このとき上部スペー
サー５の上部に水切板６を取着してあることによ
り、上部スペーサー５が取付けられた取付部材１
と水切板との間には取付部材１の長手方向に亘つ
て複数箇所に換気用の隙間１１が形成される。つ
まり、取付部材１と外壁２の外面との間に形成さ
れた隙間１０と取付部材１と水切板６との間に形
成された隙間１１と軒天井４と外壁２との間に形
成された換気用スリツト９とが連通されることと
なり、この隙間１０，１１及び換気用スリツト９
を介して第１図中矢印に示すように空気が流れて
換気が行なわれる。また、このとき取付部材１の
上部に水切板６を設けてあると共に水切板６と外
壁２の外面との間に防水材７を介在させてあるこ
とにより換気に伴い下方から浸入してくる雨水等
は水切板６と防水材７とにより確実に防水されて
軒先内部に浸入するということがない。
２の外面には外面に添うように角柱状の取付部材
１を配設してある。この取付部材１と外壁２の外
面との間には第３図に示すように取付部材１の長
手方向に添つて間隔を隔てて側部スペーサー３を
介在してある。そして取付部材１と側部スペーサ
ー３を釘等の固着具８にて外壁２に取着してあ
る。外壁２の屋外側に配設される軒天井４はその
屋内側の端部を取付部材１の下面に取着してあ
る。このとき軒天井４の屋内側の端部を取付部材
１の下面に取着して固定してあることにより軒天
井４の屋内側の端部と外壁２の外面には側部スペ
ーサー３の厚みと同等の換気のための換気用スリ
ツト９が設けられることになる。また、取付部材
１を側部スペーサー３を介在させて外壁２に取着
してあることにより取付部材１と外壁２との間に
は側部スペーサー３により取付部材１の長手方向
に亘つて複数箇所に換気用の隙間１０が形成され
る。取付部材１の上面には取付部材１の長手方向
に添つて上記側部スペーサー３の取付位置と対応
する位置に上部スペーサー５を取着してある。上
部スペーサー５の上部には取付部材１の長手方向
に添つて板状の水切板６を取着してあり、水切板
６の屋内側の端部と外壁２の外面との間には例え
ばEPDMゴム等を発泡させて形成した発泡水密
材である防水材７を介在させてある。１２は屋根
であり、１３は鼻板である。このとき上部スペー
サー５の上部に水切板６を取着してあることによ
り、上部スペーサー５が取付けられた取付部材１
と水切板との間には取付部材１の長手方向に亘つ
て複数箇所に換気用の隙間１１が形成される。つ
まり、取付部材１と外壁２の外面との間に形成さ
れた隙間１０と取付部材１と水切板６との間に形
成された隙間１１と軒天井４と外壁２との間に形
成された換気用スリツト９とが連通されることと
なり、この隙間１０，１１及び換気用スリツト９
を介して第１図中矢印に示すように空気が流れて
換気が行なわれる。また、このとき取付部材１の
上部に水切板６を設けてあると共に水切板６と外
壁２の外面との間に防水材７を介在させてあるこ
とにより換気に伴い下方から浸入してくる雨水等
は水切板６と防水材７とにより確実に防水されて
軒先内部に浸入するということがない。
［考案の効果］
本考案は叙述のように取付部材と外壁の外面と
の間に取付部材の長手方向に添つて間隔を隔てて
側部スペーサーを介在して取付部材を外壁に取着
し、外壁の屋外側に配設する軒天井の屋内側の端
部を取付部材の下面に固着し、取付部材の上面に
取付部材の長手方向に添つて間隔を隔てて上部ス
ペーサーを取着したので、側部スペーサーにより
取付部材と外壁の外面との間に形成された隙間と
上部スペーサーにより取付部材の上部に形成され
た隙間とで屋外と軒先内部とが連通されることと
なり、換気が確実に行なわれ、また、外壁の外面
と軒天井との間の隙間から換気を行うことができ
るという構造であるため、外観上は壁際の隙間が
見えるだけであり、換気のための構造を外部から
見た場合に目立つことなくシンプルにすることが
できる。さらに、取付部材の長手方向に添つて上
部スペーサーの上面に水切板を取着し、水切板の
屋内側の端部と外壁の外面との間に防水材を介在
させたので、換気と共に軒先内部に向けて浸入し
てくる雨水等は水切板と防水材とにより確実に防
水されるものである。
の間に取付部材の長手方向に添つて間隔を隔てて
側部スペーサーを介在して取付部材を外壁に取着
し、外壁の屋外側に配設する軒天井の屋内側の端
部を取付部材の下面に固着し、取付部材の上面に
取付部材の長手方向に添つて間隔を隔てて上部ス
ペーサーを取着したので、側部スペーサーにより
取付部材と外壁の外面との間に形成された隙間と
上部スペーサーにより取付部材の上部に形成され
た隙間とで屋外と軒先内部とが連通されることと
なり、換気が確実に行なわれ、また、外壁の外面
と軒天井との間の隙間から換気を行うことができ
るという構造であるため、外観上は壁際の隙間が
見えるだけであり、換気のための構造を外部から
見た場合に目立つことなくシンプルにすることが
できる。さらに、取付部材の長手方向に添つて上
部スペーサーの上面に水切板を取着し、水切板の
屋内側の端部と外壁の外面との間に防水材を介在
させたので、換気と共に軒先内部に向けて浸入し
てくる雨水等は水切板と防水材とにより確実に防
水されるものである。
第１図は本考案の一実施例の部分拡大断面図、
第２図は同上の拡大斜視図、第３図は同上の取付
部材の斜視図、第４図は従来例の部分拡大断面図
であつて、１は取付部材、２は外壁、３は側部ス
ペーサー、４は軒天井、５は上部スペーサー、６
は水切板、７は防水材である。
第２図は同上の拡大斜視図、第３図は同上の取付
部材の斜視図、第４図は従来例の部分拡大断面図
であつて、１は取付部材、２は外壁、３は側部ス
ペーサー、４は軒天井、５は上部スペーサー、６
は水切板、７は防水材である。
Claims (1)
- 外壁の屋外側の外面に添うように取付部材を配
設し、取付部材と外壁の外面との間に取付部材の
長手方向に添つて間隔を隔てて側部スペーサーを
介在して取付部材を外壁に取着し、外壁の屋外側
に配設する軒天井の屋内側の端部を取付部材の下
面に固着し、取付部材の上面に取付部材の長手方
向に添つて間隔を隔てて上部スペーサーを取着
し、取付部材の長手方向に添つて上部スペーサー
の上面に水切板を取着し、水切板の屋内側の端部
と外壁の外面との間に防水材を介在させて成る軒
先換気構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5963088U JPH0529285Y2 (ja) | 1988-05-02 | 1988-05-02 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5963088U JPH0529285Y2 (ja) | 1988-05-02 | 1988-05-02 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01163606U JPH01163606U (ja) | 1989-11-15 |
| JPH0529285Y2 true JPH0529285Y2 (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=31285383
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5963088U Expired - Lifetime JPH0529285Y2 (ja) | 1988-05-02 | 1988-05-02 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0529285Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2572054Y2 (ja) * | 1993-12-06 | 1998-05-20 | ナショナル住宅産業株式会社 | 軒換気構造 |
-
1988
- 1988-05-02 JP JP5963088U patent/JPH0529285Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01163606U (ja) | 1989-11-15 |
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