JPH0333859Y2 - - Google Patents

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JPH0333859Y2
JPH0333859Y2 JP19159185U JP19159185U JPH0333859Y2 JP H0333859 Y2 JPH0333859 Y2 JP H0333859Y2 JP 19159185 U JP19159185 U JP 19159185U JP 19159185 U JP19159185 U JP 19159185U JP H0333859 Y2 JPH0333859 Y2 JP H0333859Y2
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wall
drainer
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piece
fixing device
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JP19159185U
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、バルコニー等の屋外床面の壁際
部、または部分平屋の1階屋根の壁際部等に適用
する水切装置に関するものである。
〔背景技術〕
第2図は従来のバルコニーの壁際の水切構造を
示す。この構造は、バルコニー床板50の縁部の
立上り板50aと外壁51との間に受桟52を設
け、バルコニー床板50のフランジ50bと外壁
51との間にクリーム状のコーキング53を設け
たものである。56はスポンジゴム等の防水パツ
キングである。受桟52は釘54で固定してあ
る。55はバルコニー床板に形成した樋部であ
る。
しかし、この構造によると、コーキング53の
施工不良による漏水の確率が高いという問題があ
つた。また、浸入した水の逃げ道がないため、水
が浸入した場合に、構造体の錆や腐食等が生じ易
いという問題があつた。
第3図は、従来の部分平屋の屋根壁際部、また
は玄関ポーチ屋根壁際部の水切構造を示す。この
構造は、雨押えカバー60を面付水切下地桟61
で外壁62に釘63で固定し、その外面に面付水
切64を被せて木ねじ65で固定したものであ
る。面付水切65と外壁62との間にはスポンジ
ゴム等のパツキング66を介在させ、その上にク
リーム状のコーキング67を施してある。68は
屋根の野地板、69は瓦、70は下地桟、71は
雨押え板である。
しかし、この構造であると、木ねじ65が外部
から見えて外観が悪く、また木ねじ65の貫通部
で漏水が生じるという問題があつた。
〔考案の目的〕 この考案は、水密性の向上が図れ、かつねじ等
の固着具が外部から見えず、外観の良い水切装置
を提供することを目的とする。
〔考案の開示〕
この考案の水切装置は、断面略L形に形成され
て立片がこの立片を貫通した固着具で外壁に固定
され横片が屋根または屋外床上面の壁際部を覆う
水切本体と、この水切本体の前記立片に前記固着
具よりも下方に位置して屋外側へ一体に突設した
水返し片と、前記水切本体の前記立片の上端に屋
外側に突出して一体に形成された嵌合用溝形部
と、この嵌合用溝形部に一部が嵌着されて前記水
切本体の立片の屋外面を覆つた防水カバーとを備
えたものである。
この考案の構成によると、水切本体で屋根また
は屋外床上面の壁際部を覆うので、単に屋根また
は屋外床面と外壁との間にコーキング等を介在さ
せる場合と異なり、このようなコーキング等に加
えて2重に防水が図れ、水密性の向上が得られ
る。また、水切本体を貫通して水切本体を固定す
る固着具を防水カバーで覆うので、固着具の貫通
部分からの漏水が防げてより一層水密性が向上
し、かつ外観が向上する。また、固着具の下方で
水返し片を突設してあるので、防水カバーの下端
から浸入した雨水が固着具に達することを防止で
き、これによつてもより一層水密性が向上する。
しかも、このように固着具に雨水が触れることが
なくなることから、固着具の錆の発生が防止でき
る。
実施例 この考案をバルコニーの壁際部に適用した一実
施例を第1図に基づいて説明する。この水切装置
は、断面略L形に形成されて立片1aがこの立片
1aを貫通した固着具2で外壁3に固定され横片
1bが屋外床4の壁際部を覆う水切本体1と、こ
の水切本体1の立片1aに固着具2よりも下方で
屋外側へ一体に突設した水返し片10と、水切本
体1の立片1aの上端に屋外側に突出して一体に
形成した上端片11に下向きに形成した嵌合用溝
形部5と、この嵌合用溝形部5に上縁が嵌着され
て水切本体1の立片1aの屋外面を覆つた防水カ
バーとを備えたものである。水切本体1は、アル
ミまたは合成樹脂の押出成形品等からなる。水切
本体1の上端片11上には外壁3との角部にコー
キング12が充填してある。
4は、バルコニーの屋外床であり、桟材13上
に裏面補強板14を介して床板15を敷いてあ
る。床板15は繊維強化プラスチツク等の成形品
からなり、壁際部に樋部16を形成し、さらに立
壁15aおよび外周フランジ15bを一体に形成
してある。外周フランジ15bと外壁3との間に
はクリーム状のコーキング18を充填してある。
外壁3は壁パネルからなり、胴差(図示せず)上
に建込んである。
この構成によると、水切本体1で屋外床4の上
面の壁際部を覆うので、単に屋外床4と外壁3と
の間にコーキング等を介在させる場合と異なり、
このようなコーキング18に加えて2重に防水が
図れ、水密性の向上が得られる。さらに、水切本
体1の上端のコーキング12によつても防水が得
られる。このコーキング12はコーキング保持壁
7によつて形成した溝内に充填するので仕上げが
きれいになる。
また、水切本体1を貫通して水切本体1を固定
する固着具2を防水カバー6で覆つたので、固着
具2の頭部に雨水がかかることがなく、固着具2
の貫通部分からの漏水が防げる。そのため、より
一層水密性が向上する。また、固着具2の下方で
水返し片10が突設してあるので、防水カバー6
の下端から浸入した雨水が固着具2に達すること
を防止でき、このことからも水密性が向上する。
このように固着具2の防水が得られることから、
固着具2の錆の発生が防止できる。しかも、固着
具2が防水カバー6で隠されるので、外観が良
い。防水カバー6は嵌合用溝形部5に差込みによ
り取付けるため、日射による変色や、収縮があつ
た場合も、防水カバー6のみを簡単に取り替えら
れ、メンテナンスが容易である。
水切本体1はアルミ製のものとしてあるが、そ
のため耐久性、耐候性、防錆性に優れている。ま
た、水切本体1が強度を有するものであり、下地
桟が不要であるため、施工方法の簡略および施工
時間の短縮が図れる。
なお、前記実施例はバルコニーの壁際に適用し
た場合について説明したが、この考案は第3図の
例のような屋根の壁際にも適用することができ
る。
〔考案の効果〕 この考案の水切装置は、水切本体で屋根または
屋外床面の壁際部を覆うので、単に屋根または屋
外床面と外壁との間にパツキング等を介在させる
場合と異なり、このよようなパツキング等に加え
て2重に防水が図れ、水密性の向上が得られる。
また、水切本体を貫通して水切本体を固定する固
着具を水返しカバーで覆うので、固着具の貫通部
分からの漏水が防げてより一層水密性が向上す
る。また、固着具の下方で水返し片を突設してあ
るので、防水カバーの下端から浸入した雨水が固
着具に達することを防止でき、これによつても水
密性が向上する。しかも、このように固着具に雨
水が触れることがなくなることから、固着具の錆
の発生が防止できる。さらに、固着具が防水カバ
ーで隠されることから、外観が向上するという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図、第
2図は従来例の断面図、第3図は他の従来例の断
面図である。 1……水切本体、1a……立片、1b……横
片、2……固着具、3……外壁、4……屋外床、
5……嵌合用溝形部、6……防水カバー、10…
…水返し片、12,18……コーキング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断面略L形に形成されて立片がこの立片を貫通
    した固着具で外壁に固定され横片が屋根または屋
    外床上面の壁際部を覆う水切本体と、この水切本
    体の前記立片に前記固着具よりも下方に位置して
    屋外側へ一体に突設した水返し片と、前記水切本
    体の前記立片の上端に屋外側に突出して一体に形
    成された嵌合用溝形部と、この嵌合用溝形部に一
    部が嵌着されて前記水切本体の立片の屋外面を覆
    つた防水カバーとを備えた水切装置。
JP19159185U 1985-12-12 1985-12-12 Expired JPH0333859Y2 (ja)

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JP19159185U JPH0333859Y2 (ja) 1985-12-12 1985-12-12

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JP19159185U JPH0333859Y2 (ja) 1985-12-12 1985-12-12

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JPS6299719U JPS6299719U (ja) 1987-06-25
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JP7081796B2 (ja) * 2018-03-27 2022-06-07 創機工業株式会社 雨仕舞構造、および雨仕舞構造が配設された屋根ハッチ

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JPS6299719U (ja) 1987-06-25

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