JPH033685Y2 - - Google Patents

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JPH033685Y2
JPH033685Y2 JP9921486U JP9921486U JPH033685Y2 JP H033685 Y2 JPH033685 Y2 JP H033685Y2 JP 9921486 U JP9921486 U JP 9921486U JP 9921486 U JP9921486 U JP 9921486U JP H033685 Y2 JPH033685 Y2 JP H033685Y2
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floor
balcony
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sealing material
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JP9921486U
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、家屋から張り出して施工されるバル
コニーに関するものである。
[背景技術] バルコニーは、胴差8に一端を結合して家屋の
外面から突出される片持梁9の先端に支持される
前梁1と、前梁1aと家屋の外面との間に渡され
て取り付けられる床防水板2とによつて第3図の
ように形成される。そして胴差8と前梁1aとの
間に架設されるバルコニー用床パネル10の上に
補強角材11を取り付け、この補強角材11の上
に床防水板2の裏面の補強板12を固定すること
によつて床防水板2の取り付けがおこなわれるよ
うにしてある。この床防水板2はバルコニーの床
を構成すると共に床防水板2の下側に雨水等が至
ることを防止するために用いられるものであり、
従つてバルコニーの前面部に設けられる前梁1a
と床防水板2との間の防水性を確保する必要があ
る。
そこで従来は第4図に示すように前梁1aの屋
内側面に受け桟13を固着し、床防水板2の屋外
側端縁に上方へ延出させて設けた立上り片14の
上端のフランジ片15を受け桟13上に載置し、
フランジ片15と前梁1aとの間にシーラントな
どのシール材3を充填することによつて、前梁1
aと床防水板2との間の防水性を確保するように
している。第4図において16は梁カバー、17
はゴムなどの防水受け材である。またバルコニー
の端部の袖壁18の部分においても袖壁18の下
端部の片持梁1bと床防水板2との間の防水性は
第5図に示すように上記と同様にシール材3で確
保されるようにしてある。
しかし、このシール材3は外部に露出された状
態にあり、紫外線の照射を直接受けて紫外線の作
用で劣化され易くてやせが発生し、密着性の低下
によつて防水性が低下するおそれがあり、しかも
前梁1aや片持梁1bのようなバルコニーの外縁
を構成する端部材1と床防水板2との間に雨水に
対する防水はシール材3のみによつておこなわれ
ており、この点においても防水性は十分とはいえ
ないものである。
[考案の目的] 本考案は、上記の点に鑑みて為されたものであ
り、端部材と床防水板との間の防水性を高めるこ
とができ、しかも端部材と床防水板との間の仕舞
いの外観を向上することができるバルコニーを提
供することを目的とするものである。
[考案の開示] しかして本考案に係るバルコニーは、家屋の外
側に設けられるバルコニーにおいて、バルコニー
の外縁を形成する端部材1と家屋の外面との間に
床防水板2を渡して取り付け、床防水板2の屋外
側端縁と端部材1の屋内側面との間にシール材3
を充填し、端部材1の上面に取着した梁カバー4
の屋内側端縁を床防水板2の上記屋外側端縁の上
に延出させてこの延出覆い片5で床防水板2の屋
外側端縁と上記シール材3とを上方から覆つて成
ることを特徴とするものであり、端部材1の上面
に取着した梁カバー4の延出覆い片5で床防水板
2の屋外側端縁とシール材3とを上方から覆うよ
うにして、シール材3が紫外線劣化されることを
防止すると共に防水をシール材3と梁カバー4の
延出覆い片5とでおこなえるようにしたものであ
つて、以下本考案を実施例により詳述する。
第1図に示すように家屋の階下の外壁パネル1
9と階上の外壁パネル20との間に胴差8が取り
付けてあり、この胴差8に一端を結合して片持梁
9を第3図のように屋外側へ突出させ、片持梁9
の先端に前梁1aを固定することによつて家屋の
外方に家屋に沿つて前梁1aを支持して配設して
ある。前梁1aは後述する袖壁18の片持梁1b
とともにバルコニーの外縁を構成する端部材1と
して用いられるものである。この前梁1aの上面
には前梁1aの一部をなす木材の下地材21が全
長に亘つて固着してあり、前梁1aの上端部の屋
内側面に固設したアングル22によつてEPDM
ゴムなど弾性材で形成される防水受け部材23が
下地材21の屋内側面に全長に亘つて取り付けて
ある。また前梁1aと胴差8との間には第1図に
示すようにバルコニー用床パネル10が取り付け
てあり、バルコニー用床パネル10の上面には補
強角材11が固定してある。この補強角材11に
床防水板2の下面の補強板12を載置することに
よつて、前梁1aと家屋の外面との間に渡るよう
に床防水板2を取り付けるものである。
床防水板2の屋外側端部と屋内側端部とにはそ
れぞれ立上り片24,25が全長に亘つて上方へ
延出させてあり、各立上り片24,25の上端に
はフランジ片26,27が延設してある。そして
床防水板2をバルコニー用床パネル10上に取り
付けるにあたつて、屋外側端部の立上り片24の
フランジ片26の先端を防水受け材23の上側に
載置し、このフランジ片26の先端部と前梁1a
の下地材21の屋内側面との間にシーラントなど
のシール材3を充填する。さらに前梁1aの下地
材21の上側に全長に亘つて梁カバー4を取り付
け、この梁カバー4に全長に亘つて屋内側へ延出
して設けた延出覆い片5で床防水板2のフランジ
片26の上面を覆うようにする。この梁カバー4
は木片セメント板などで形成されるもので、延出
覆い片5の下面には全長に亘つて収納溝28が形
成してあつて、収納溝28内にフランジ片26を
収めるようにしてあり、このようにフランジ片2
6を延出覆い片5で覆うことによつてフランジ片
26と下地材21との間に充填したシール材3も
同時に延出覆い片5で覆われることになる。上記
のようにして前梁1aと床防水板2の屋外側端縁
との間の防水はシール材3によつてなされるが、
この部分はさらに上側を梁カバー4の延出覆い片
5で覆われており、この延出覆い片5による水切
り作用によつてシール材3の他に延出覆い片5に
よつても防水性が確保される。しかもこの延出覆
い片5によつてシール材3が紫外線の照射を受け
て劣化されることを防止できる。
また、階上の外壁パネル20の屋外面にはアン
グル29によつて弾性材によつて形成される防水
受け材30が取り付けてあり、床防水板2の屋内
外端部のフランジ片27をこの防水受け材30上
に載置してフランジ片27と外壁パネル20との
間にシーラントなどのシール材3を充填すること
によつて、床防水板2の屋内側端部においても防
水がなされるようにしてある。尚、第1図中31
は前梁1aの屋外側に取着される化粧カバー、3
2は手摺り格子、33は前梁1aの下面に固設し
た下地桟34と階下の外壁パネル19の外面に固
設した下地桟35との間に取り付けられバルコニ
ーの下面を覆う底板である。
尚、袖壁18を形成するために袖壁18の下端
においてバルコニーの側端部に設けられる片持梁
1bもバルコニーの外縁を構成する端部材1の一
部を形成することになるが、この片持梁1bの部
分においても、第2図に示すように上記第1図の
部分と同様に片持梁1bと床防水板2との間に防
水性が確保されるようにしてある。
[考案の効果] 上述のように本考案にあつては、バルコニーの
外縁を形成する端部材と家屋の外面との間に床防
水板を渡して取り付け、床防水板の屋外側端縁と
端部材の屋内側面との間にシール材を充填し、端
部材の上面に取着した梁カバーの屋内側端縁を床
防水板の屋外側端縁の上に延出させてこの延出覆
い片で床防水板の屋外側端縁とシール材とを上方
から覆うようにしてあるので、端部材と床防水板
の屋外側端縁との間の防水をシール材によつてお
こなうことができると共にこの部分はさらに上側
を梁カバーの延出覆い片で覆われていてこの延出
覆い片による水切り作用によつての防水をおこな
うことができ、防水を二重におこなつて防水性を
確保することができるものであり、しかもこの延
出覆い片によつてシール材が紫外線の照射を受け
て劣化されることを防止でき、シール材の劣化に
よる防水性の低下を防止することができるもので
ある。また端部材と床防水板との間の部分を梁カ
バーの延出覆い片で覆うことによつてこの部分の
仕舞いの収まりがシンプルになり、仕舞いの外観
を向上させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の一部の断面図(第
3図のA−A線部分の断面図)、第2図は同上の
他の部分の断面図(第3図のB−B線部分の断面
図)、第3図はバルコニーを示す一部破断した縮
小平面図、第4図は従来例の一部の断面図(第3
図のC−C線部分の断面図)、第5図は従来例の
他の部分の断面図(第3図のD−D線断面図)で
ある。 1は端部材、2は床防水材、3はシール材、4
は梁カバー、5は延出覆い片である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 家屋の外側に設けられるバルコニーにおいて、
    バルコニーの外縁を形成する端部材と家屋の外面
    との間に床防水板を渡して取り付け、床防水板の
    屋外側端縁と端部材の屋内側面との間にシール材
    を充填し、端部材の上面に取着した梁カバーの屋
    内側端縁を床防水板の上記屋外側端縁の上に延出
    させてこの延出覆い片で床防水板の屋外側端縁と
    上記シール材とを上方から覆つて成るバルコニ
    ー。
JP9921486U 1986-06-27 1986-06-27 Expired JPH033685Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9921486U JPH033685Y2 (ja) 1986-06-27 1986-06-27

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JP9921486U JPH033685Y2 (ja) 1986-06-27 1986-06-27

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Publication Number Publication Date
JPS635103U JPS635103U (ja) 1988-01-13
JPH033685Y2 true JPH033685Y2 (ja) 1991-01-30

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JP9921486U Expired JPH033685Y2 (ja) 1986-06-27 1986-06-27

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