JP3868601B2 - 外壁の部材取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物の外壁面に上記部材を取り付けるための外壁の部材取付構造に関する。
【0002】
【背景の技術】
一般に、建築物の構成要素である床、壁、屋根をそれぞれ床パネル、壁パネル、屋根パネルを組み付けて構成するパネル工法のプレハブ住宅が知られている。上記パネル工法においては、現場での省力化を進めるために、例えば、パネルを製造する工場から建築現場にパネルを搬送する際に、予め、複数のパネルを接合した状態として搬送することが行われるとともに、パネルの表面に仕上げ材を貼設した状態で搬送することが行われている。
【0003】
上述のようにすれば、建築現場において、パネル同士を接合する作業を省力化することができるとともに、例えば、外壁用の壁パネルを建て込んだ後に、壁パネルの表面に外装仕上げ材を貼設する作業を省力化することができる。
なお、外壁面に、庇等の部材を取り付ける場合には、外装仕上げ材を介さずに壁パネル側に取り付けることが好ましく、このような部材を取り付ける部分には、予め外装仕上げ材を取り付けないようにしておくことが好ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、外壁面には、サイディングの内側に、例えば、防水透湿シート等が貼設され、外壁の躯体となるパネルに雨水等が浸透しないようにしている。
従って、上述の外壁面に該外壁面から外方に突出する部材を取り付ける場合には、外壁面に防水透湿シートのような防水材を介して取り付けられることになる。
しかし、この際には、部材が防水透湿シートを貫通するようなボルトや釘やコーチスクリュー等の接合部材で取り付けられることになるので、上記部材と外壁面との接合部を新たに防水処理することが好ましい。
【0005】
そして、上記部材と外壁面との接合部の防水処理には、例えば、上記接合部の周縁部において、上記部材と外壁面との間等にシーリング材(コーキング材)を充填するものがある。
なお、シーリング材は、充填された後にその形状に弾性を有した状態で固まるものであり、シーリング材を用いた作業は、湿式の作業となる。
そして、湿式の作業は、仕上がりをきれいにするとともに、確実に機能を発揮する状態とするのにある程度熟練を有するものであり、比較的手間のかかる作業である。
【0006】
すなわち、外壁面に上記部材を取り付けた際の防水処理に手間がかかっていた。
また、垂直な外壁面に上記部材を取り付ける際には、上記部材を外壁面に当接するように保持した状態で、外壁面に上記部材を固定する必要があり、一人で作業をする場合には、一方の手で上記部材を上述のように保持した状態で、他方の手で固定作業を行う難しい作業となった。
特に、上記部材の重量が大きい場合には、片手で上記部材を保持することができないので、一人もしくは複数の作業者が上記部材を保持し、他の作業者が上記部材を外壁面に固定する作業を行うことになり、比較的多くの人手を必要とする作業となってしまう。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、外壁面に上記部材を取り付ける作業の簡略化及び省力化を行うことが可能な外壁の部材取付構造を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の外壁の部材取付構造は、例えば、図3、図4及び図6に示すように、外壁11に該外壁11から外方に突出した状態に設けられる部材(庇5)を取り付けるためのものであり、上記外壁11と上記部材5とを接合する接合手段(ボルト18及びナット18b、コーチスクリュー19)と、上記部材5の上記外壁11に接合される部分の少なくとも上側縁部に設けられた部材側水遮断手段(水密材25)と、上記外壁11に上記部材5が取り付けられた際に、上記外壁11の上記部材側水遮断手段25が当接する部分に設けられた壁側水遮断手段(平板16)とを備え、上記接合手段18、18b、19により外壁11に上記部材5を取り付けた際に、壁側水遮断手段16と部材側水遮断手段25とが互いに押し付けられて、壁側水遮断手段16と部材側水遮断手段25とが当接した部分が止水された状態となっており、
さらに、上記外壁11と上記部材5とにそれぞれ互いに係合する係合手段17、20が設けられ、上記接合手段18、18b、19による上記外壁11と上記部材5との接合に際して、上記係合手段17、20により上記外壁11と上記部材5とが仮止めされるようになっており、
上記係合手段17、20は、上記壁側水遮断手段16の前面に取り付けられた壁側係合部17と、上記部材5に接合され、かつ壁側係合部17に係合する部材側係合部20とから構成されるとともに、上記部材5を外壁11に取り付ける際の位置決め手段を備えており、
この位置決め手段は、上記部材側係合部20に設けられた挿通孔26と、上記接合手段18、18b、19を構成し、かつ上記外壁11側に取り付けられたボルト18とから構成され、上記挿通孔26にボルト18の先端が挿入されるようにして、上記部材5が位置決めされていることを上記課題の解決手段とした。
【0009】
上記構成によれば、上記接合手段18、18b、19により外壁11に上記部材5を取り付けた際に、壁側水遮断手段16と部材側水遮断手段25とが互いに押し付けられて、壁側水遮断手段16と部材側水遮断手段25とが当接した部分が止水された状態となるので、外壁11に上記部材5を取り付けた後に、例えば、外壁面と上記部材5の周縁部において、外壁面と上記部材5との間等にシーリング材等を充填する必要がないので、外壁面への上記部材5の取付作業において防水処理にかかる手間を省いて、上記取付作業を簡略化及び省力化することができる。
また、接合手段18、18b、19による上記外壁11と上記部材5との接合に際して、上記係合手段17、20により、上記外壁11と上記部材5とが仮止めされるので、上記部材5を外壁11の取付位置に保持するために、作業者が上記部材5を持っている必要がなく、上記外壁11と上記部材5とを容易に接合することができる。
さらに、作業者は、上記部材5を係合手段17、20により外壁11に仮止めした後に、接合手段18、18b、19により接合できるので、上記部材5が一人で持ち上げ可能な重量ならば、一人で上記部材5を外壁11に接合することができる。なお、上記係合手段17、20とは、例えば、外壁面側に設けられた係止片と、上記部材側に設けられた係止片とを引っかけることにより、外壁面に上記部材5を仮止めするものである。また、上記係合手段17、20は、上記外壁面の上記部材5の取付位置に上記部材5を仮止
【0010】
すなわち、外壁面に上記部材5を取り付けた際の防水処理において、シーリング材を用いた熟練を要するめんどうな湿式作業をなくすことができるので、外壁面への上記部材5の取り付けに、接着剤等を用いないものとすれば、外壁面への上記部材5の取り付け作業を完全な乾式作業とすることができる。
また、上記接合手段18、18b、19により外壁11に上記部材5を取り付ける際に、壁側水遮断手段16と部材側水遮断手段25とが互いに押し付けられて、壁側水遮断手段16と部材側水遮断手段25とが当接した部分が止水されるので、外壁11への上記部材5の取付作業を行うだけで、外壁面と上記部材5との接合部の防水処理も行われてしまうので、防水処理の作業を極めて大幅に簡略化することができる。
【0011】
なお、上記部材5とは、例えば、外壁面から外方に突出した状態に設けられる庇5であるが、上記部材5は、庇5に限定されるものではなく、外壁面から外方に突出するように外壁面に取り付けられるものならばどのようなものでも良い。例えば、上記部材5としては、外壁面に取り付けられる幕板、バルコニーの側壁部分、フラワーボックス、出窓の部材、シャッターを収納するシャッターケースなどでも良い。
【0012】
また、上記壁側水遮断手段16と部材側水遮断手段25とは、基本的に水をあまり浸透させない部材であって、少なくともどちらか一方の水遮断手段25が弾性変形可能なものとされ、互いに押し付けられた際に、少なくとも一方の水遮断手段25が弾性変形し、弾性変形した方の水遮断手段25がその弾性力により他方の水遮断手段16に常時押し付けられて水遮断手段16、25同士が密着した状態に保持されるようになっている必要がある。
【0013】
また、壁側水遮断手段16と部材側水遮断手段25とは、両方とも弾性を有するものとしても良いが、例えば、一方の水遮断手段25を弾性変形可能なものとし、他方の水遮断手段16を硬質なものとしても良く、弾性変形可能な水遮断手段25としては、例えば、天然ゴムや各種合成ゴム(シリコンゴムを含む)等のようなゴムや、ゴム以外の弾性を有する合成樹脂等を用いることができ、硬質な水遮断手段16としては、セラミック、金属等を用いることができるとともに、水の浸透性があまりないコンクリートや、表面に何らかの防水処理がなされた透水性を有する部材等を用いるものとしても良い。
また、上記接合手段18、18b、19としては、例えば、ボルト18とナット18bや、釘や、コーチスクリュー19や、各種接合金物や、接合金物とボルトなどを用いることができるが、上記部材5を外壁11に接合する際に、上記部材5を外壁面に押し付けた状態となることが必要である。
【0014】
本発明の請求項2記載の外壁の部材取付構造は、上記部材側水遮断手段25と上記壁側水遮断手段16とのうちの一方の水遮断手段16が平板16とされ、他方の水遮断手段25が弾性を有する水密材25とされ、上記接合手段18、18b、19により外壁11に上記部材5を取り付けた際に、他方の水遮断手段16である平板16に一方の水遮断手段25である水密材25が押し付けられた状態となることを上記課題の解決手段とした。
【0015】
上記構成によれば、上述のように上記壁側水遮断手段16と部材側水遮断手段25とが、互いに押し付けられた際に、一方の弾性を有する水遮断手段25が弾性変形し、弾性変形した方の水遮断手段25がその弾性力により他方の平板状の水遮断手段16に常時押し付けられて水遮断手段16、25同士が密着した状態が保持され、壁側水遮断手段16と部材側水遮断手段25とが互いに当接した部分の水密性を確保することができる。
【0016】
本発明の請求項3記載の外壁の部材取付構造は、上記外壁11が、住宅の建築前に予めパネル状に形成されるとともに、該パネル状の外壁11の外面において、上記部材5の取付位置を除く部分に予め外装仕上げ材(サイディング14)が貼設され、予め外装仕上げ材14が取り付けられた上記外壁11に上記部材5を取り付け可能となっていることを上記課題の解決手段とした。
上記構成によれば、外壁11が、住宅の建築前に予めパネル状に形成されるとともに、該パネル状の外壁11の外面において、上記部材5の取付位置を除く部分に予め外装仕上げ材が貼設されているので、建築現場において、外壁11に外装仕上げ材14を取り付ける必要がなく、現場作業の省力化を図ることができる。
【0017】
また、パネル状に形成された外壁11の外面の上記部材5の取付位置を除く部分に予め外装仕上げ材14が貼設されているので、上記部材5の取付位置には、外装仕上げ材14が施されておらず、例えば、外装仕上げ材14が貼設された外壁11において、上記部材5の取付位置の外装仕上げ材14だけを切断して取り外すような手間をかける必要がなく、現場作業の省力化を図ることができる。
【0018】
なお、パネル状に形成された外壁11とは、例えば、図2に示すように、矩形枠状の枠体と、該枠体の両面に貼設された面材とからなる壁パネル2である。上記壁パネル2は、例えば、工場で製造され、次いで、建築現場に搬送され、建築現場で連続して互いに接合された状態で立設されることにより、壁となるものである。
また、工場において、上記壁パネル2を複数接合して、さらに大型の壁パネル3を製造し、これを建築現場で立設するようにしても良い。
また、上記壁パネル2や大型の壁パネル3の外面には、例えば、工場において、外装仕上げ材14が貼設された状態とされている。
【0019】
本発明の請求項4記載の外壁の部材取付構造は、上記外壁11の部材取付位置の上に上記外壁11と上記部材5との接合部を上から覆う水切り板7が設けられていることを上記課題の解決手段とした。
上記構成によれば、上記水切り板7により、外壁11と上記部材5との接合部に直接雨水がかかるのを防止することができ、外壁11と部材5との接合部の防水性を向上することができる。
【0020】
なお、上記水切り板7は、例えば、防錆処理された金属板であり、外壁面から外壁11と上記部材5との接合部の上側に延在するものである。
また、上述のように、外壁11が、住宅の建築前に予めパネル状に形成されるとともに外装仕上げ材14が施されているものとされている場合に、水切り板7は、住宅の建築前に予めパネル状に形成された外壁(大型壁パネル3)に取り付けられていることが好ましい。
【0023】
本発明の請求項5記載の外壁の部材取付構造は、上記壁側水遮断手段16が平板16とされ、該平板16が外壁11外面の部材取付位置の略全面を覆うともに、防火性を有するものとされていることを上記課題の解決手段とした。上記構成によれば、外壁面の外装仕上げ材14が取り付けられていない上記部材5の取付位置が、壁側斜水手段16となる平板16に覆われているので、外壁面の外装仕上げ材14に保護されない上記部材5の取付位置が、平板16に保護されることになる。
【0024】
特に、上記平板16が防火性を有するので、外装仕上げ材14に保護されない上記部材5の取付位置の防火性能を向上することができる。
また、上記平板16が水の浸透性が小さいものならば、該外壁面の部材の取付位置の防水性を高めることができる。
なお、上記平板16は、外壁面の上記部材5の取付位置の略全面を覆っているので、上記部材5が上記外壁面に平板16を介して接合されることになり、上記平板16は、上記部材5の上記外壁面への接合強度を弱めることがないものであることが好ましい。
従って、平板5は硬質なものであることが好ましく、上述のように各種セラミック、金属板、低透水性のコンクリートなどであることが好ましい。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態の一例の外壁の取付構造を図面を参照して説明する。
図1はこの一例の外壁の取付構造を適用された住宅1を示すものであり、図2は上記住宅1の外壁を構成する壁パネル2…及び該壁パネル2…を複数接合してなる大型壁パネル3を示すものであり、図3は上記大型壁パネル3に設けられ、かつ、部材が接合される壁側接合部4を示すものであり、図4は上記大型外壁パネル3からなる外壁面に取り付けられる部材としての庇5と該庇5の壁に接合される部材側接合部6を示すものであり、図5は建築現場に立設された大型外壁パネル3からなる外壁面に庇5を取り付けた状態を示すものであり、図6は大型外壁パネル3と庇5との接合構造を示すものである。
【0026】
この一例の外壁の部材取付構造は、図1に示す住宅1の勝手口となるドア10の庇5を外壁11に取り付けるための取付構造に本発明を応用したものである。
ここで、まず、庇5が取り付けられる外壁11を説明する。
住宅5の外壁11は、図2に示すように、予め、工場で製造された壁パネル2…を左右に連続して接合することにより形成されるものである。
【0027】
なお、壁パネル2…は、基本的に矩形枠状の枠体(図示略)と、該枠体の中に配置された縦や横の棧材(図示略)と、枠体内に配置された断熱材(図示略)と、枠体の両側面に貼設された面材2a…とからなるものである。
また、壁パネル2…には、各種の規格化されたサイズの物が用意されている。そして、壁の構築い際しては、壁パネル2…をそのまま現場に搬送し、現場で複数の壁パネル2…を左右に連続して接合して一つの住宅の壁面を構成することができるが、この一例においては、工場において複数の壁パネル2…と、方立12…と、調整材13…とを接合して大型壁パネル3を製造し、この大型壁パネル3を現場に搬送して立設することにより、外壁11等の壁が形成されるようになっている。
【0028】
また、外壁用の大型壁パネル3の外面には、予め、工場において、図3に示すように、外装仕上げ材であるサイディング14が貼設されている。なお、サイディング14は、大型壁パネル3の外面に細板状の部材である胴縁(図示略)を介して接合されており、例えば、図6に示すように大型壁パネル3(壁パネル2)とサイディング14との間に隙間があくようになっている。
また、大型壁パネル3の表面には、水の透過を阻止した状態で水蒸気を透過する防水透湿シート(図6に破線で図示)15が貼設され、その上に上述のようにサイディング14が取り付けられるようになっている。
【0029】
そして、この一例においては、図3に示すように大型壁パネル3の外面に、庇5を取り付けるための壁側接合部4が工場において取り付けられるようになっている。
そして、大型壁パネル3の壁側接合部4の部分には、サイディング14が設けられていない状態、すなわち、大型壁パネル3の略全面を覆うサイディング14の壁側接合部4に対応する部分には、矩形状の開口部が設けられた状態となっている。なお、実際には、大型壁パネル3の壁側接合部4の下側には、勝手口用の開口部が設けられており、上述のサイディング14の壁側接合部4に対応する部分の開口部と勝手口用の開口部とがつながった状態となっている。
【0030】
そして、壁側接合部4には、大型壁パネル3の防水透湿シート15の上に壁側接合部4の略全面を覆うように、矩形状の平板(センチュリーボード)16が貼設されている。該平板16は、硬質で防火性(耐火性)を有するものであり、サイディング14に覆われずに露出した状態の大型壁パネル3の壁側接合部4の部分を、保護するようになっている。
また、平板16は、例えば、ビスと接着剤とにより大型壁パネル3に取り付けられるようになっている。
【0031】
また、上記平板16の上部には、庇5と外壁11との接合部を覆うように、水切り板7が設けられている。該水切り板7は、図6に示すように、大型壁パネル3の外面に沿って該外面に接合される接合片7aと、該接合片7aの上側縁部から前方の延出する覆い部7bと、覆い部7bの先端部から垂設された垂辺7cと、該垂辺7cから大型壁パネル3側に斜め上方に折り返された折り返し片7dとからなるものである。
【0032】
上記接合片7aは、大型壁パネル3の外面の上記平板16の上側縁部と大型壁パネル3との間の部分に挟まれた状態で、大型壁パネル3に接合されるようになっている。
そして、上記覆い部7bは、平板16の上側において、平板16より前方に延出することにより、庇5と外壁11との接合部を覆い、該接合部に雨水が直接あたるのを防止するようになっている。
【0033】
上記垂辺7cは、覆い部7b上に降った雨を庇5の該庇5と外壁11との接合部より外方側の上部に流下させるためのものである。また、折り返し片7dは、垂辺7cを流下する雨水が水切り板7の内側に回り込むのを防止するためのものである。
そして、平板16の前面には、壁側係合部17が取り付けられている。
上記壁側係合部17は、図3及び図6に示すように、矩形板状に形成されるとともに、長手方向を略水平にした状態で後ろ側の側面が平板16の前面に接合される接続板17aと、該接続板17aの上側縁部及び下側縁部からそれぞれ前方に突出した状態で配置される突条部17b、17cと、上側の突条部17bの先端部から下方に突出した状態の掛止部17dと、上記接続板17aに上下一対ずつ複数設けられた挿通孔17e…とを具備してなる。
【0034】
上記壁側係合部17は、庇5を外壁11に締結する際に、仮止めするものであり、後述する庇側係合部20に係合するようになっている。すなわち、接続板17aの上側縁部及び下側縁部にそれぞれ設けられた突条部17b、17cの間に庇側係合部20が挿入可能となっているとともに、庇側係合部20の下部が下側の突条17cに載せられた状態で庇側係合部20の後述する掛止片20a、20aが壁側係合部17の掛止部17dに掛けられることにより、壁側係合部17に庇側係合部20が係合するようになっている。
【0035】
また、上記上下で対になった挿通孔17e…のうちの上側の挿通孔17eは、図6に示すように、庇5を外壁11に締結するためのボルト18が貫通するものであり、下側の挿通孔17eは、同じく庇5を外壁に締結した状態に固定するコーチスクリュー19が貫通するものである。
なお、上記平板4には、上記壁側係合部17の接合板18aと同様に上記ボルト18及びコーチスクリュー19を貫通するための挿通孔が形成されている。また、接続板17aには、左右に所定の間隔を開けて一対ずつの挿通孔17e…が複数形成されているが、その全ての挿通孔17e…を使わなくとも良い。
【0036】
そして、上記ボルト18は、大型壁パネル3を構成する壁パネル2の枠体もしくは棧材の部分を貫通するように配置されており、壁パネル3の内面側のボルト18の頭部18aが配置されている。なお、ボルト18は、大型壁パネル3に貫通した状態で何らかの方法で回転を抑止されていることが好ましい。すなわち、後述するようにボルト18にナット18bを螺合して庇5を壁11に締結する際に、ボルト18の頭部18aをスパナ等の工具で押さえていなくとも、大型壁パネル3の外面側からナット18bを螺合して回転させるだけで、締結を行えるようになっていることが好ましい。
【0037】
また、ボルト18は、工場で大型パネル3を製造し、該大型パネルに壁側接合部4を設ける際に大型パネル3に取り付けられるようになっている。
すなわち、図3に示すように、大型パネル3を現場に搬送する際には、ボルト18が大型パネル3の内面側から外面側に貫通し、ボルト18の先端が壁側係合部17から突出した状態となっている。
【0038】
また、上記コーチスクリュー19は、庇5を壁11に仮止めした状態で、大型壁パネル3を構成する壁パネル2の枠体もしくは棧材の部分にねじ込まれることにより、庇5を壁11に締結するものである。そして、上記コーチスクリュー19は、建築現場において、庇5を外壁11に取り付ける際に取り付けられる。
そして、大型壁パネル3の壁側接合部4の下には、上述のように勝手口の開口が形成されるとともに、大型壁パネル3を現場に搬送する前の段階で、ドア10、すなわち、勝手口用ドアサッシが取り付けられるようになっている。
【0039】
次に、庇5を説明する。
庇5は、図1及び図5に示すように、住宅1の背面側において、勝手口となるドア10の上に外壁11の外面から外方に突出した状態で設けられるものである。
そして、庇5は、図4、図5に示すように、平面視して矩形状に形成され、その後面側が外壁11に接合されるようになっている。また、庇5の左右側面21、前面22及び上面23は耐水性を有する板体からなっている。
【0040】
また、庇5の上面23には、水勾配が付けられている。
また、庇5の下面側は、図6に示すように、少なくとも庇の後端部側から開口した状態とされ、該開口が現場において、軒天材24が取り付けられて閉塞されるようになっている。また、庇5の外壁11の接合作業においては、庇5の下面側の開口からボルト18とナット18bとによる締結作業と、コーチスクリュー19による締結作業とを行えるようになっている。
【0041】
そして、庇5の後面側は、開口した状態とされるとともに、該開口した状態の庇5の後面側に上記開口を閉塞するように庇側接合部6の庇側係合部20が取り付けられるようになっている。
庇側接合部6は、壁側係合部17に係合する庇側係合部20と、庇側水遮断手段となる水密材25とからなる。
上記庇側係合部20は、長尺な矩形状に形成されるとともに、水平に配置され、その両端部が庇5の左右側面部21に接合された状態となっている。
【0042】
また、庇側係合部20は、図4及び図6に示すように、平板16に当接した状態で接合される接合板20bと、該接合板20bの上側縁部から庇5の前面側に突出する上板20cとから断面逆L字状に形成され、さらに、上板20bの上面の左右端部に、それぞれ、断面L字状の上記掛止片20a、20aが取り付けられるようになっている。
【0043】
上記接合板20bには、図4に示すように、上記ボルト18が挿通する挿通孔26と、上記コーチスクリュー19が挿通する挿通孔27とが形成されている。そして、庇5を外壁11に接合する際に、この接合板20bと大型壁パネル3とがボルト26と、コーチスクリュー19により締結されることになる。
なお、挿通孔27は、壁側接合部17から既に突出した状態のボルト18を挿通することになるが、庇5を外壁11に取り付ける際に、後述するように庇5を先端側が高くなるように斜めにした状態から水平にした状態して取り付けるので、挿通孔27にボルト18が挿入された状態で庇5を斜めにできるように長孔とされている。
【0044】
該掛止片20a、20aは、上記上板20bに接合される接合部20a1と、接合部20a1から上方に延出する立設部20a2とからなり、該立設部20a2が、上述のように壁側係合部17の掛止部17dに掛止されるようになっている。
そして、上記水密材25は、庇5の後面の外周部分のうちの下側の中央部分の除く部分に形成されている。すなわち、水密材25は、庇5の上記外壁に接合される部分の上側縁部と左右側縁部と下側縁部のうちの中央部分を除く部分に一体に設けられている。
【0045】
該水密材25は、弾性を有するとともに、柔軟性を有し、かつ、水が浸透しにくい材料からなっている。例えば、水密材25としては、各種ゴムや、その他の弾性と柔軟性を有する合成樹脂を用いることができる。
そして、上記水密材25は、庇5を外壁11に締結した際に、壁側接合部4の平板16に押し付けられ、弾性変形するとともに、弾性力により常時平板16を押圧した状態となり、平板16に水密材25を密着させた状態を保持できるので、平板16と水密材25との間に雨水が侵入することがなく、庇5と外壁11との接合部の下側を除く周縁部の水密性を確保することができる。
なお、言うまでもなく、水密材25を庇5の後面側の全周に渡って設けるようにしても良いのは言うまでもない。
【0046】
次に、この一例の外壁の部材取付構造を用いた庇5の外壁11への取付方法を説明する。
まず、工場等において上述のように壁パネル2を製造するとともに、壁パネル2を左右に連接して外壁用の大型壁パネル3を製造する。
次いで、大型壁パネル3の外面側に防水透湿シート15を貼設し、その上に胴縁(図示略)を介してサイディング14を取り付け、大型壁パネル3の外面をサイディング14で覆うようにする。
【0047】
また、大型壁パネル3の壁側接合部4の部分は、サイディング14で覆われない状態とし、大型壁パネル3の壁側接合部4の部分に水切り板7、平板16、壁側係合部17とを取り付け、さらに、ボルト18を大型パネル3の内面側から外面側に貫通させる。
さらに、大型壁パネル3には、勝手口用のドア10となるドアサッシや、その他の窓サッシ等を取り付ける。また、大型壁パネル3の内面側に内装仕上げ材を取り付けるものとしても良い。
【0048】
この状態で大型壁パネル3を建築現場に搬送し、建築現場3において大型壁パネル3を基礎(図示略)上に立設することにより、住宅1の一階の外壁11を構築する。
次に、外壁11に庇5を取り付けることになる。この際には、まず、後端側より先端側を僅かに上にした斜めの状態で、庇5の後端面側の庇側係合部20の接合板20bを壁側係合部17の接続板17aの上側縁部及び下側縁部にそれぞれ設けられた突条部17b、17c同士の間に挿入するとともに、庇側係合部20aの掛止片20a、20aが上記突条部17cの掛止部17dより内側になるようにする。
【0049】
また、接合板20bの挿通孔26に大型壁パネル3側に取り付けられたボルト18の先端が挿入されるようにする。
この状態で、庇5を水平になるように回転することにより、壁側係合部17の接続板17aの下側縁部に設けられた突条部17cの上に、庇側係合部20の接合板20bの下端が載るようにする。
【0050】
この状態では、庇側係合部20の接合板20bの下端が壁側係合部17の上記突条部17cに載った状態で、庇側係合部20の掛止片20a、20aが壁側係合部17の掛止部17dに掛止されているので、庇5が外壁11に仮止めされた状態となる。
すなわち、庇5の自重により庇5の先端が下方に下がろうとすると、壁側係合部17の掛止部17dに庇側係合部20の掛止片20a、20aが押し付けられ、掛止部17dに掛止片20a、20aが強く掛止された状態となるとともに、庇側係合部20の接合板20bの下端部が壁側係合部17の突条部17cの奥側に向かって移動しようとし、突条部17cから接合板20bの下端部が落ちることがないので、庇5に大きな外力を加えない限り、庇5が外れない状態となる。
【0051】
従って、この状態で手をはなしても庇5が外壁11から落ちることがなく、庇5を外壁11に締結する際に、庇5を手で押さえて外壁11の取り付け位置に保持する必要がない。また、上述のように庇5を斜めにした状態で、庇側係合部20の接合板20bを壁側係合部17の突条部17b、17c同士の間に挿入するとともに、上記接合板20bの挿通孔26にボルト18の先端部が挿入されるようにし、次いで、庇5をほぼ水平にもどすだけの簡単な操作で庇5を外壁11に容易に仮止めすることができる。
【0052】
さらに、壁側係合部17に庇側係合部20を係合させるとともに、庇側係合部20の接合板20bの挿通孔26にボルト18を挿入させることで、庇5の位置決めが行われるので、庇5を外壁11に取り付ける際に、容易に位置決めできるとともに、締結中に庇5の位置がずれてしまうようなことがない。
なお、図6においては、庇5を斜めの状態から庇5を略水平な状態に回転した際の庇側係合部17の動きを仮想線で図示した。また、仮想線で図示された水密材25は、回転時に平板16に入り込むように図示されているが、実際には、水密材25が平板16に押し付けられて大きく弾性変形することになる。
【0053】
次に、庇5の下面側の開口から手を挿入して庇側係合部20の接合板20bの挿通孔26に挿入されたボルト18の先端部にナット18bを螺合し、スパナ等の工具でナット18bを回してボルト18とナット18bとにより庇5と外壁11とを締結する。また、コーチスクリュー19を庇側係合部20の接合板20bの挿通孔27に挿入するとともにねじ込んで、コーチスクリュー19により庇5と外壁11とを締結する。
【0054】
この際には、壁側接合部4の平板16に庇側接合部6の水密材25が押し付けられて上述のように庇5と外壁11と接合部の間が下側を除いて水密された状態となる。
そして、上述のような締結作業が終了した後に庇5の下面側の開口に軒天材24を取り付けて、開口を閉塞する。
以上のように、この一例の外壁の部材取付構造を用いた外壁11への部材、すなわち、庇5の取り付けにおいては、庇5を一旦外壁に仮止めした状態で締結作業が行えるので、締結作業中の庇5を手で支える必要がなく、また、締結作業中に庇5の位置がずれてしまうようなことがないので、容易に庇5を外壁11に接合する締結作業を行うことができる。
【0055】
また、上述のように水遮断手段となる外壁11側の平板16と庇5側の水密材25とが、庇5を外壁11に締結することにより、互いに押し付けられて密着した状態となるので、コーキング材の充填等の防水処理を行う必要が無く、外壁11への庇5の取付作業における防水処理作業を大幅に省力化することができる。従ってコーキング材等の湿式の材料を用いた湿式作業を行う必要がなく、乾式作業だけで、庇5の外壁11への取り付けを行うことができる。そして、作業を乾式作業だけとすることにより、コーキング材の充填のように作業者によって多少仕上がりに差異がでるようなことがなく、仕上がりの品質を安定したものとすることができる。
【0056】
なお、上記例においては、コーキング材の充填を行わないので、外壁面のサイディング14の開口部に取り付けられる庇5の接合部側の周囲に直接サイディング14の開口側の側縁部が配置されることになるが、庇5の接合部側の周囲とサイディング14の上記開口側の側縁部との間の部分に例えば各種ゴムやその他の合成樹脂からなるパッキンを配置するものとしても良い。
このようにすれば、庇部分における防水性をさらに高めることができるとともに、予め成形されパッキンを用いることにより湿式作業とならず、上述のように仕上がりの品質を安定したものとすることができる。
【0057】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載の外壁の部材取付構造によれば、上記接合手段により外壁に上記部材を取り付けた際に、壁側水遮断手段と部材側水遮断手段とが互いに押し付けられて、壁側水遮断手段と部材側水遮断手段とが当接した部分が止水された状態となるので、外壁面に上記部材を取り付けた後に、例えば、外壁面と上記部材の周縁部において、外壁面と上記部材との間等にシーリング材を充填する必要がなく、外壁面への上記部材の取付作業において防水処理にかかる手間を省いて、上記取付作業を簡略化及び省力化することができる。
【0058】
本発明の請求項2記載の外壁の部材取付構造によれば、上述のように壁側水遮断手段と部材側水遮断手段とが、互いに押し付けられた際に、一方の弾性を有する水遮断手段が弾性変形し、弾性変形した方の水遮断手段がその弾性力により他方の平板上の水遮断手段に常時押し付けられて水遮断手段同士が密着した状態が保持され、壁側水遮断手段と部材側水遮断手段とが互いに当接した部分の水密性を確保することができる。
【0059】
本発明の請求項3記載の外壁の部材取付構造によれば、外壁が、住宅の建築前に予めパネル状に形成されるとともに、該パネル状の外壁の外面において、上記部材の取付位置を除く部分に予め外装仕上げ材が貼設されているので、建築現場において、外壁に外装仕上げ材を取り付ける必要がなく、現場作業の省力化を図ることができる。
【0060】
本発明の請求項4記載の外壁の部材取付構造によれば、上記水切り板により、壁と上記部材との接合部に直接雨水がかかるのを防止することができ、壁と上記部材との接合部の防水性を向上することができる。
【0061】
本発明の請求項5記載の外壁の部材取付構造によれば、外壁面の外装仕上げ材が取り付けられていない上記部材の取付位置が、壁側水遮断手段となる平板に覆われているので、外壁面の外装仕上げ材に保護されない上記部材の取付位置が、平板に保護されることになる。特に、上記平板が防火性を有するので、外装仕上げ材に保護されない上記部材の取付位置の防火性能を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の外壁の部材取付構造が用いられた住宅を示す背面図である。
【図2】上記例の外壁の部材取付構造の外壁となる大型外壁パネルを示す正面図である。
【図3】上記例の外壁の部材取付構造の外壁に設けられた壁側接合部を示す斜視図である。
【図4】上記例の外壁の部材取付構造の庇を示す斜視図である。
【図5】上記例の外壁の部材取付構造により外壁に取り付けられた庇を示す斜視図である。
【図6】上記例の外壁の部材取付構造を示す断面図である。
【符号の説明】
2 壁パネル
3 大型壁パネル
5 庇
7 水切り板
11 外壁
14 サイディング(外装仕上げ材)
16 平板(壁側水遮断手段)
17 壁側係合部(係合手段)
18 ボルト(接合手段)
18b ナット(接合手段)
19 コーチスクリュー(接合手段)
20 庇側係合部(係合手段)
25 水密材(部材側水遮断手段)
Claims (5)
- 外壁に該外壁から外方に突出した状態に設けられる部材を取り付けるための部材取付構造であって、上記外壁と上記部材とを接合する接合手段と、上記部材の上記外壁に接合される部分の少なくとも上側縁部に設けられた部材側水遮断手段と、上記外壁に上記部材が取り付けられた際に、上記外壁の上記部材側水遮断手段が当接する部分に設けられた壁側水遮断手段とを備え、上記接合手段により外壁に上記部材を取り付けた際に、壁側水遮断手段と部材側水遮断手段とが互いに押し付けられて、壁側水遮断手段と部材側水遮断手段とが当接した部分が止水された状態となっており、
さらに、上記外壁と上記部材とにそれぞれ互いに係合する係合手段が設けられ、上記接合手段による上記外壁と上記部材との接合に際して、上記係合手段により上記外壁と上記部材とが仮止めされるようになっており、
上記係合手段は、上記壁側水遮断手段の前面に取り付けられた壁側係合部と、上記部材に接合され、かつ壁側係合部に係合する部材側係合部とから構成されるとともに、上記部材を外壁に取り付ける際の位置決め手段を備えており、
この位置決め手段は、上記部材側係合部に設けられた挿通孔と、上記接合手段を構成し、かつ上記外壁側に取り付けられたボルトとから構成され、上記挿通孔にボルトの先端が挿入されるようにして、上記部材が位置決めされていることを特徴とする外壁の部材取付構造。 - 上記部材側水遮断手段と上記壁側水遮断手段とのうちの一方の水遮断手段が平板とされ、他方の水遮断手段が弾性を有する水密材とされ、上記接合手段により外壁に上記部材を取り付けた際に、他方の水遮断手段である平板に一方の水遮断手段である水密材が押し付けられた状態となることを特徴とする請求項1記載の外壁の部材取付構造。
- 上記外壁が、住宅の建築前に予めパネル状に形成されるとともに、該パネル状の外壁の外面において、上記部材の取付位置を除く部分に予め外装仕上げ材が貼設され、予め外装仕上げ材が取り付けられた上記外壁に上記部材を取り付け可能となっていることを特徴とする請求項1また2記載の外壁の部材取付構造。
- 上記外壁の部材取付位置の上に上記外壁と上記部材との接合部を上から覆う水切り板が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の外壁の部材取付構造。
- 上記壁側水遮断手段が平板とされ、該平板が外壁外面の部材取付位置の略全面を覆うともに、防火性を有するものとされていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の外壁の部材取付構造。
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