JPH07286378A - 目地構造 - Google Patents

目地構造

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JPH07286378A
JPH07286378A JP10332994A JP10332994A JPH07286378A JP H07286378 A JPH07286378 A JP H07286378A JP 10332994 A JP10332994 A JP 10332994A JP 10332994 A JP10332994 A JP 10332994A JP H07286378 A JPH07286378 A JP H07286378A
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sash frame
corner
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joint material
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Saburo Izumi
三朗 泉
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い防水性を確保し、構築作業が簡便で外観
がよく、かつ耐久性に優れた開口部まわりの目地構造を
提供する。 【構成】 目地構造は、外壁面の開口部60に取り付け
られたサッシ枠70と、サッシ枠70周囲の外装材80
との接合部90の、縦および横接合部に取り付けられる
目地材10と、コーナー部分92に取り付けられるコー
ナー目地材20とにより構成される。コーナー目地材2
0は、予めコーナー部分の形状に合わせて略L字状に形
成されたコーナー部専用の乾式目地材であり、接合部9
0のコーナー部分92を覆うカバー部22と、カバー部
22の下面より垂下する脚部24とを有する断面略T字
状のもので、カバー部22と脚部24は一体化形成され
ていて、コーナー目地材20の両端部分には、下面に脚
部24を有しないカバー部22のみの部分が所定長さ形
成されていて、コーナー部分92に取り付けた状態で、
突き合わせの目地材10,10の両端を覆う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は目地構造、特に外壁面の
開口部に取り付けられたサッシ枠と、サッシ枠周囲の外
装材との接合部に形成される目地構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、外装材の目地構造としては、湿式
目地材により外装材間の接合部をシールするものと、乾
式目地材により外装材間の接合部をシールするものがあ
る。
【0003】湿式目地材を用いる目地構造は、目地構築
作業の工程数が多く、人的要件による仕上りのばらつき
が生じやすい。また接合部からはみだした余分の目地材
を除く等の処理作業が必要で手間のかかるものであり、
この作業は現場作業であるため施工の長期化につながる
という問題点があった。さらに湿式目地材は、耐久性に
劣り、時間がたつとやせてきて外観が悪くなると共に、
亀裂が生じたりして防水性が損なわれるという問題点も
あった。
【0004】一方、乾式目地材を用いる目地構造は、構
築作業の工程数が少なく作業を簡便化でき、人的要件に
よる仕上りのばらつきも生じにくい。乾式目地材は予め
工場等で形成できるので、工業化にも対応し、耐久性に
も優れるという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
乾式目地材による目地構造は、いわゆる縦目地または横
目地の場合は目地の防水性が確保されるが、縦目地と横
目地が取り囲む開口部周りの目地においては、コーナー
部分に乾式目地材の接合部が生じ、防水性の点で劣ると
いう問題点があった。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、その目的は、外壁面の開口部に取り付けられたサ
ッシ枠とサッシ枠周囲の外装材との接合部に形成される
目地構造において、高い防水性を確保し、かつ構築作業
が簡便で、外観がよく耐久性にも優れた目地構造を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、外壁面の開口部に取り付けられたサ
ッシ枠と、サッシ枠周囲の外装材との接合部に形成され
る目地構造において、縦および横接合部に取り付けられ
る目地材と、前記目地材の突き合わせ部に取り付けられ
るコーナー目地材とを備え、前記コーナー目地材は、前
記突き合わせ部両端の目地材を覆うカバー材と、このカ
バー材に一体に形成され、コーナー部分に差し込まれる
脚部を有することを特徴としている。
【0008】第2の発明は、外壁面の開口部に取り付け
られたサッシ枠と、サッシ枠周囲の外装材との接合部に
形成される目地構造において、前記サッシ枠の側面に接
触して取り付けられる立ち上がり状の目地材本体部と、
この目地材本体より外装材裏面側へ延出する延出部と、
から成る断面略L字状の目地材を備え、前記目地材本体
部は、サッシ枠の角部に沿って曲折して取り付けられ、
前記延出部は前記サッシ枠の角部で曲折延伸されて取り
付けられることを特徴としている。
【0009】第3の発明は、第1の発明において、前記
目地材あるいはコーナー目地材の少なくとも一方は、前
記サッシ枠側面に貼着される凹型の部材と、前記凹型の
部材に嵌合可能な脚部を有する目地材本体と、を有する
ことを特徴としている。
【0010】第4の発明は、第3の発明において、前記
凹型の部材は、外装材の側端面に密着して取り付けられ
るリップを一体に有することを特徴としている。
【0011】第5の発明は、外壁面の開口部に取り付け
られたサッシ枠と、サッシ枠周囲の外装材との接合部に
形成される目地構造において、前記サッシ枠側面に貼着
される凹型の部材と、前記凹型の部材に嵌合可能な脚部
を有する目地材本体と、を有する目地材を備え、少なく
とも前記目地材本体はサッシ枠の角部に沿って曲折して
取り付けられることを特徴としている。
【0012】第6の発明は、第5の発明において、前記
凹型の部材は、外装材の側端面に密着して取り付けられ
るリップを一体に有することを特徴としている。
【0013】
【作用】第1の発明によれば、コーナー目地材のカバー
部および脚部により目地材突き合わせ部分を覆い、埋め
ることができ、目地の防水性を確保するという課題を解
決することができる。目地材とコーナー目地材との接合
部はコーナー目地材のカバー部により覆うことが可能な
ので外観がよく、また目地材およびコーナー目地材とも
に定形目地材であるので、外観、作業の簡便化、耐久性
の確保という課題も解決することができる。
【0014】第2の発明によれば、目地を構成する目地
材が、曲折可能な目地材本体と曲折延伸可能な延出部と
から成ることにより、コーナー部分において、目地材を
曲折および曲折延伸させてサッシ枠に沿って目地材を取
り付けることができ、目地材のつなぎ目が生じず、目地
の防水性確保および外観という課題を解決することがで
きる。また目地材は定形目地材であるので、作業の簡便
化、耐久性の確保という課題も解決することができ、さ
らに一種類の目地材により目地を構成することができる
ので、部品点数削減という課題を解決することができ
る。
【0015】第3および第5の発明によれば、目地材が
サッシ枠側面に貼着される凹型の部材と前記凹型部材と
勘合可能な目地材本体とを有することにより、目地の気
密性をより高めることが可能で目地の防水性確保という
課題を解決することができる。また目地材の変形による
内部応力が発生しないので、より耐久性のよい目地構造
を得ることができる。
【0016】第4および第6の発明によれば、凹型部材
がリップを有することにより、外装材との密着性が高ま
り、充填剤の流出を防止することができ、より高い防水
性を確保することができる。
【0017】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例につい
て詳細に説明する。
【0018】(実施例1)図1は、実施例1に係る目地
構造の一部を示す正面図であり、図2は図1のA−A断
面図、図3は図1のB−B断面図である。
【0019】実施例1に係る目地構造は、外壁面の開口
部60に取り付けられたサッシ枠70と、サッシ枠70
周囲の外装材80との接合部90に取り付けられた、目
地材10およびコーナー目地材20とにより構成されて
いる。
【0020】目地材10の材質は、熱可塑性樹脂、熱硬
化性樹脂および加硫ゴム等であり、より具体的には例え
ば、ゴム系としては、エチレン・プロピレン・ジエンゴ
ム(EPDM)、塩素化ポリエチレン等が挙げられ、熱
可塑性樹脂としては、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、
ポリプロピレン等が挙げられ、熱硬化性樹脂としては、
ポリウレタン、シリコーン等が挙げられる。
【0021】目地材10は、図2に示すように、接合部
90内に差し込み可能な脚部12を有し、脚部12は、
外装材80側へ延びる当接片14と下端から外装材80
側へ延びる当接片16とを備える。また目地材10のサ
ッシ枠70側の形状は、凹型で上部と下部が最も突出し
ている。
【0022】コーナー目地材20は、予めコーナー部分
の形状に合わせて略L字状に形成されたコーナー部専用
の乾式目地材であり、接合部90のコーナー部分92を
覆うカバー部22と、カバー部22の裏面より垂直に突
出する脚部24とを有する断面略T字状のものである。
カバー部22と脚部24は一体形成されていて、コーナ
ー目地材20の両端部分には、裏面に脚部24を有しな
いカバー部22のみの部分が所定長さ形成されている。
【0023】コーナー目地材20の材質としては、目地
材10と同様のものが用いられる。
【0024】次に上記のような構成の目地材10および
コーナー目地材20の接合部90への取り付け状態を説
明する。
【0025】目地材10は、サッシ枠70周囲に沿った
方形状の接合部90の、コーナー部分92を除いた縦お
よび横接合部に、脚部12を接合部内に差し込むように
押圧することにより取り付けられ、図2に示すように、
目地材10は、当接片14を外装材80側面に、当接片
16を外装材80裏面に、また、目地材10のサッシ枠
70側の上部と下部をサッシ枠70の側面にそれぞれ当
接する。目地材10が、当接片14,16を備え、また
サッシ枠側の形状が凹型であることより、目地材10は
接合部90に押し込み易く、かつ外装材80およびサッ
シ枠70との密着性がよく、目地材10により高いシー
ル効果が得られる。
【0026】コーナー目地材20は、接合部90のコー
ナー部分92内に先ずコーキング材110を充填した
後、コーナー部分92内に脚部24を差し込み、取り付
けられる。カバー部22は、図1に示すように、縦およ
び横接合部に押圧された突き合わせの目地材10,10
の両端を覆い、かつコーナー部92を覆う。また、コー
ナー目地材20をコーナー部分92に取り付けた状態
で、脚部24の端面は、目地材10の脚部12の端面と
当接している。
【0027】実施例1に係る目地構造であれば、コーナ
ー部分92において、コーナー部分92に適合する専用
のコーナー目地材20を取り付けることにより、コーナ
ー部分92に目地の隙間が生じず、また目地材10とコ
ーナー目地材20との接合部をコーナー目地材20のカ
バー部22が覆うので防水性の高い目地構造を得ること
ができ、外観もよい。
【0028】また予め成形されている目地材10とコー
ナー目地材20を現場にて接合部90に取り付けるだけ
で、目地形成作業が完了するので作業効率がよい。
【0029】(実施例2)次に本発明の実施例2につい
て述べる。
【0030】図4は、実施例2に係る目地構造を示す断
面図である。
【0031】実施例2に係る目地構造は、外壁面の開口
部60に取り付けられたサッシ枠70と、サッシ枠70
周囲の外装材80との接合部90に、接合部90に沿っ
て取り付けられた目地材30により構成されている。
【0032】目地材30は、立ち上がり状の目地本体3
2と、目地本体32下端より外装材裏面側へ延出形成さ
れた延出部36とから成る断面L字状のものである。
【0033】目地本体32は、外装材80側側部に、外
装材80側へ延びる当接片34を備え、サッシ枠70側
側部の形状は、上方と下方が最も突出した凹型となって
いる。
【0034】延出部36は、目地本体32下端より外装
材80側へ延出形成され、その末端には外装材80裏面
側へ延びる当接片38を備える。
【0035】目地本体32および延出部36の材質は、
実施例1に係る目地材10と同様のものから、目地本体
32については曲折可能なもの、例えばポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン等を、延出部36に
ついては曲折延伸可能なもの、例えば発泡ポリ塩化ビニ
ル、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン等をそれぞ
れ選ぶ。
【0036】次に上記のような構成の目地材30の接合
部90への取り付け状態を説明する。
【0037】目地材30は、外装材80を取り付ける前
に開口部60に取り付けられたサッシ枠70に沿って、
目地本体32のサッシ枠70側側部をサッシ枠70側面
に接触させて取り付けられる。
【0038】図5はサッシ枠70周りのコーナー部分を
示す正面図である。
【0039】目地材30は、目地本体32が曲折可能
で、かつ延出部36が曲折延伸可能であるので、コーナ
ー部分において、目地材30をサッシ枠70に沿って曲
折させて取り付けることができる。
【0040】そして目地材30取り付け後に外装材80
が目地材30に押し付けるようにして取り付けられる。
【0041】目地材30は、図4に示すように、当接片
34が外装材80側面に当接し、当接片38が外装材8
0裏面に当接し、また、目地材本体32のサッシ枠70
側の上部と下部をサッシ枠70の側面にそれぞれ当接す
るので、外装材80およびサッシ枠70との密着性がよ
く、目地材30により高いシール効果が得られる。
【0042】上記のように、実施例2に係る目地構造で
あれば、サッシ枠70周りにおいて、ひとつの目地材3
0を連続的に取り付けることによって目地を形成できる
ので、コーナー部分において目地材の接合部が生じず、
防水性の高い目地を得ることができ、外観もよい。
【0043】目地材30は予め工場で形成し、現場にて
取り付けるだけで目地形成作業が完了するので、作業効
率がよい。また、一種類の目地材30のみで目地を形成
できるので部品点数を少なくすることが可能である。
【0044】(実施例3)次に本発明の実施例3につい
て述べる。
【0045】実施例3に係る目地構造は、実施例1に係
る目地構造において、図1に示す接合部90に取り付け
られる目地材10に代えて、図6に示す目地材40を用
い、さらに不定形シール材100とから構成されるもの
である。
【0046】図6は、目地材40を接合部90に取り付
けた状態を示す断面図である。
【0047】同様の部材については実施例1と同符号を
用い、説明は省略する。
【0048】一般に縦目地および横目地においては、目
地は胴縁上に形成されるので不定形シール材を用いる場
合、胴縁がバッカー材となるが、開口部分においてはこ
のような胴縁が存在しないため、開口部分において不定
形シールを用いる場合はバッカー材が必要となる。
【0049】目地材40は、図6に示すように、目地材
本体46とバッカー材となる凹型部材42とから成る2
分割型となっている。
【0050】目地材本体46は、接合部90を覆うカバ
ー部47とカバー部47の裏面より垂直に突出し、凹型
部材42に嵌合可能な脚部48を有する。
【0051】凹型部材42は、目地材46の脚部48が
嵌合される嵌合部43を備え、縁部の外装材80側には
リップ44を一体に有している。
【0052】接合部90において、サイディング材80
の裏面から接合部90底までの深さはサイディング材8
0の厚さに関係なく一定であるので、凹型部材42を予
めサッシ枠70側面に取り付けておくことが可能であ
り、サイディング材80の厚さの違いによる接合部90
の深さの違いは、目地材本体46の押し込みで調整す
る。
【0053】目地材本体46の材質としては、実施例1
における目地材10と同様のものが挙げられ、不定形シ
ール材100と接着しないものを選ぶ。
【0054】また、凹型部材42の材質は、実施例1に
おける目地材10と同様のものの中から、例えば発泡ポ
リ塩化ビニル等弾力性があり、かつ不定形シール材10
0と接着する素材を選ぶ。また目地材本体46の脚部4
8を嵌合させやすくするため、嵌合部43を形成してい
る縁部は、例えば非発泡のポリ塩化ビニル等の他の部分
よりも硬い素材より成ることが好ましい。
【0055】コーナー目地材40の取り付けについて述
べる。
【0056】まず、凹型部材42をサッシ枠70側面に
粘着材102にて貼着し、次に外装材80を取り付け
る。外装材80の裏面はリップ44と当接する。そし
て、サッシ枠70と外装材80と凹型部材42とで囲ま
れる空間に不定形シール材100を充填した後、脚部4
8を凹型部材42の嵌合部43に差し込むように、目地
材本体46を接合部90に押圧することにより、コーナ
ー目地材40を取り付ける。
【0057】目地材本体46の脚部48は、不定形シー
ル材100とは接着せず、凹型部材42の不定形シール
材100との接触面は、不定形シール材100と接着す
る。凹型部材42は、柔らかい材質より形成されている
ことにより、目地の開き方向の動きに対しても容易に追
随することが可能である。
【0058】コーナー目地材20の形状および取り付け
は実施例1とほぼ同様であるが、防水性を確保するた
め、目地材40とコーナー目地材20との接合部分にお
いてコーキングを施す必要がある。
【0059】実施例3に係る目地構造であれば、目地材
40は、互いに嵌合する部材より構成されていることに
より、密着性がよく高い防水性を確保することができ、
さらに変形による内部応力が発生しないので、耐久性が
良好である。
【0060】また、凹型部材42がリップ44を備える
ことにより、不定形シール材100が外装材80裏側へ
まわるのを防止することができ、高い密着性を保持でき
る。
【0061】上記以外に効果については、実施例1と同
様である。
【0062】実施例3における凹型部材は、外装材と凹
型部材との密着性が高ければ、必ずしもリップを備えな
くとも良い。
【0063】上述した実施例3の変形例として、実施例
1に係るコーナー目地材20を、目地材40と同様の構
成をした分割型のものとしてもよい。あるいは、コーナ
ー目地材のみを分割型の目地材としてもよく、その場合
は縦および横目地においては実施例1に係る目地材を用
いればよい。
【0064】また、第2の変形例として、目地材40の
目地材本体46を曲折可能な素材で製造し、サッシ枠7
0周囲の接合部90に沿って連続的に目地材本体46を
取り付けてもよい。この場合コーナー目地材を用いる必
要はなくなる。
【0065】第2の変形例に係る目地構造であれば、互
いに嵌合する部材より構成されている目地材より構成さ
れ、目地表面に目地材の接合部が生じないので、より高
い防水性を確保し、外観もよい目地構造を得られる。
【0066】さらに、目地材本体を曲折可能な素材で製
造し、かつ凹型部材を曲折延伸可能な素材で製造し、両
部材ともに、開口部分においてサッシ枠70に沿って曲
折させて連続的にとりつけてもよい。
【0067】本発明は、上述した実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能
である。
【0068】例えば、鉄骨造の建物にあって、軽量コン
クリート製のパネル同士を接合する場合に、接合部分の
裏側にバッカー材がなく、目地部分が建屋内外方向に貫
通する場合があり、その場合には不定形シール材が建屋
内方側に漏出してしまう。このような場合に、互いに嵌
合する2分割型の目地材の凹型部材をバッカー材として
用い、この凹型部材によって不定形シール材が建屋内方
側に漏出することを防止することにより、軽量コンクリ
ート製のパネル同士の目地処理を容易かつ確実に行うこ
とが可能となる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明によれ
ば、縦および横接合部に取り付けられる目地材と、コー
ナー部分に適合し前記目地材の突き合わせ部を覆うコー
ナー目地材とにより目地構造が構成されることにより、
コーナー部分および目地材同士の接合部分においても高
い防水性を確保することができ、目地材およびコーナー
目地材は予め形成された定形目地材であるので、目地構
築作業が簡便で外観もよい目地構造を得ることができる
という効果がある。
【0070】第2の発明によれば、曲折可能な部分と曲
折延伸可能な部分を組み合わせて成る目地材により目地
構造が構成されることにより、縦、横およびコーナー部
分の接合部に沿って前記目地材を取り付けることがで
き、高い防水性を確保することができ、目地材は予め形
成された定形目地材であるので、目地構築作業が簡便で
外観もよい目地構造を得ることができるという効果があ
る。
【0071】第3および第5の発明によれば、互いに嵌
合可能な分割した目地材により目地構造が構成されるこ
とにより、より防水性の高い目地構造を得ることがで
き、また目地材の変形による内部王力が発生しないので
耐久性のよい目地構造を得ることができる。
【0072】第4および第6の発明によれば、外装材と
目地材の密着性がよく、充填剤が外装材の裏側にまわり
こむのを防ぐことができるので、目地構造の防水性をよ
り向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る目地構造の一部を示す正面図で
ある。
【図2】図1におけるA−A断面図である。
【図3】図1におけるB−B断面図である。
【図4】実施例2に係る目地構造を示す断面図である。
【図5】実施例2に係る目地構造のコーナー部分を示す
正面図である。
【図6】実施例3に係る目地構造を示す断面図である。
【符号の説明】
10,30,40 目地材 20, コーナー目地材 12,24,34,48 脚部 22,47 カバー部 14,16,35 当接片 32 目地材本体部 36 延出部 42 凹型部材 44 リップ 46 目地材本体 60 開口部 70 サッシ枠 80 外装材 90 接合部 92 コーナー部分

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁面の開口部に取り付けられたサッシ
    枠と、サッシ枠周囲の外装材との接合部に形成される目
    地構造において、 縦および横接合部に取り付けられる目地材と、 前記目地材の突き合わせ部に取り付けられるコーナー目
    地材とを備え、 前記コーナー目地材は、前記突き合わせ部両端の目地材
    を覆うカバー材と、 このカバー材に一体に形成され、コーナー部分に差し込
    まれる脚部を有することを特徴とする目地構造。
  2. 【請求項2】 外壁面の開口部に取り付けられたサッシ
    枠と、サッシ枠周囲の外装材との接合部に形成される目
    地構造において、 前記サッシ枠の側面に接触して取り付けられる立ち上が
    り状の目地材本体部と、 この目地材本体より外装材裏面側へ延出する延出部と、 から成る断面略L字状の目地材を備え、 前記目地材本体部は、 サッシ枠の角部に沿って曲折して取り付けられ、 前記延出部は前記サッシ枠の角部で曲折延伸されて取り
    付けられることを特徴とする目地構造。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記目地材あるいはコーナー目地材の少なくとも一方
    は、 前記サッシ枠側面に貼着される凹型の部材と、 前記凹型の部材に嵌合可能な脚部を有する目地材本体
    と、 を有することを特徴とする目地構造。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記凹型の部材は、外装材の側端面に密着して取り付け
    られるリップを一体に有することを特徴とする目地構
    造。
  5. 【請求項5】 外壁面の開口部に取り付けられたサッシ
    枠と、サッシ枠周囲の外装材との接合部に形成される目
    地構造において、 前記サッシ枠側面に貼着される凹型の部材と、 前記凹型の部材に嵌合可能な脚部を有する目地材本体
    と、 を有する目地材を備え、少なくとも前記目地材本体はサ
    ッシ枠の角部に沿って曲折して取り付けられることを特
    徴とする目地構造。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記凹型の部材は、外装材の側端面に密着して取り付け
    られるリップを一体に有することを特徴とする目地構
    造。
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