JPH078654Y2 - 外壁目地用バックアップ部材 - Google Patents
外壁目地用バックアップ部材Info
- Publication number
- JPH078654Y2 JPH078654Y2 JP1988014734U JP1473488U JPH078654Y2 JP H078654 Y2 JPH078654 Y2 JP H078654Y2 JP 1988014734 U JP1988014734 U JP 1988014734U JP 1473488 U JP1473488 U JP 1473488U JP H078654 Y2 JPH078654 Y2 JP H078654Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint
- wall
- head
- backup member
- sealing material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Building Environments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、住宅の外壁目地に用いるバックアップ部材に
関するものである。
関するものである。
[従来技術] ユニット住宅において、相隣れる外壁材間の目地にはシ
ール材が充填される。不定形のシール材を充填する場合
には第6図に示すように外壁1A、1B間の目地3に軟質の
ゴムまたは合成樹脂等からなるバックアップ部材4を挿
置して奥部をふさぎ、その上にシール材5が施される。
なお、図中2A、2Bは外壁フレームである。
ール材が充填される。不定形のシール材を充填する場合
には第6図に示すように外壁1A、1B間の目地3に軟質の
ゴムまたは合成樹脂等からなるバックアップ部材4を挿
置して奥部をふさぎ、その上にシール材5が施される。
なお、図中2A、2Bは外壁フレームである。
[本考案が解決しようとする課題] ところで、長尺のバックアップ部材はそれを目地に挿置
するときに深さにバラツキが生じ、また挿置後に位置ず
れが生じる。従ってバックアップ部材の上に施されたシ
ール材には厚さムラが生じ、クラツク等の原因となる。
また、バックアップ部材と両外壁材の端面間の密着性は
部分的に不完全となり、クラツクから水は更に内部へ侵
入するおそれがある。
するときに深さにバラツキが生じ、また挿置後に位置ず
れが生じる。従ってバックアップ部材の上に施されたシ
ール材には厚さムラが生じ、クラツク等の原因となる。
また、バックアップ部材と両外壁材の端面間の密着性は
部分的に不完全となり、クラツクから水は更に内部へ侵
入するおそれがある。
一方、目地にガスケット等の定形シール材を用いる場合
には、一般にバックアップ部材を用いず、二次防水用と
して別途防水紙等を目地奥に装着している。
には、一般にバックアップ部材を用いず、二次防水用と
して別途防水紙等を目地奥に装着している。
なお、目地奥に金属板等よりなるバックアップ兼用の水
切板を用いる例もあるが(実開昭56-20808号)、外壁を
パネルを連結して構成する場合において、パネル間にま
たがる部材を有することは施工上適当なものではない。
切板を用いる例もあるが(実開昭56-20808号)、外壁を
パネルを連結して構成する場合において、パネル間にま
たがる部材を有することは施工上適当なものではない。
そこで本考案は、取付けが容易で、しかも取付位置が正
確であるとともに取付状態が安定であって目地幅の基準
とすることができ、かつシール性が良好ですぐれた二次
防水効果を発揮する外壁目地用バックアップ部材、特に
ユニット住宅に用いて好適なバックアップ部材を提供す
ることを目的とする。
確であるとともに取付状態が安定であって目地幅の基準
とすることができ、かつシール性が良好ですぐれた二次
防水効果を発揮する外壁目地用バックアップ部材、特に
ユニット住宅に用いて好適なバックアップ部材を提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案のバックアップ部材は、第1図に示すように頭部
41と、頭部41の裏面中央から伸出して頭部41とでT時形
断面形状をなす胴部42と、胴部42の先端から両側にリッ
プ状に伸出し、胴部42とで矢印型の断面形状をなす脚部
43を備えている。
41と、頭部41の裏面中央から伸出して頭部41とでT時形
断面形状をなす胴部42と、胴部42の先端から両側にリッ
プ状に伸出し、胴部42とで矢印型の断面形状をなす脚部
43を備えている。
バックアップ部材の材料としては、シール材の三面接着
を防ぐボンドブレーカの作用をなさしめるため、シール
材と接着しにくい材料、例えばEPDMゴム、ポリエチレン
樹脂等が用いられ得る。
を防ぐボンドブレーカの作用をなさしめるため、シール
材と接着しにくい材料、例えばEPDMゴム、ポリエチレン
樹脂等が用いられ得る。
[作用、効果] 第2図ないし第5図に示すように本考案のバックアップ
部材4はその脚部43を目地の内奥に位置する相隣れるユ
ニットの外壁フレーム2A、2B間の隙間に屋外側から挿入
することにより取付けられる。
部材4はその脚部43を目地の内奥に位置する相隣れるユ
ニットの外壁フレーム2A、2B間の隙間に屋外側から挿入
することにより取付けられる。
このようにバックアップ部材4はワンタッチで所定位置
に取付けることができるとともに、脚部43が外壁フレー
ム2A、2Bに圧接することで、頭部41が両フレーム2A,2B
間の間隙開口端に密着してこれを覆った状態で安定に保
持され得る。従って頭部41は外壁1A、1Bの目地幅の基準
となり、またシール材5を厚さムラなく施すことができ
る。また脚部43が外壁フレーム2A、2Bに圧接することで
二次防水作用をなす。
に取付けることができるとともに、脚部43が外壁フレー
ム2A、2Bに圧接することで、頭部41が両フレーム2A,2B
間の間隙開口端に密着してこれを覆った状態で安定に保
持され得る。従って頭部41は外壁1A、1Bの目地幅の基準
となり、またシール材5を厚さムラなく施すことができ
る。また脚部43が外壁フレーム2A、2Bに圧接することで
二次防水作用をなす。
また定形シール材5′を用いる場合においても、深さ決
めガイドとなるとともに、二次防水作用をなす。
めガイドとなるとともに、二次防水作用をなす。
[実施例] 第1図は本考案のバックアップ部材の断面を示すもの
で、バックアップ部材4はEPDMゴムからなり、平板帯状
で幅方向両端に下方へ突出する突部411を有する頭部41
と、頭部41の裏面中央から伸出して頭部41とでT字型を
なす胴部42と、胴部先端から両側にリップ状に伸出し、
胴部42とで矢印型をなす脚部43を備えている。
で、バックアップ部材4はEPDMゴムからなり、平板帯状
で幅方向両端に下方へ突出する突部411を有する頭部41
と、頭部41の裏面中央から伸出して頭部41とでT字型を
なす胴部42と、胴部先端から両側にリップ状に伸出し、
胴部42とで矢印型をなす脚部43を備えている。
頭部41の幅はユニット据付位置のバラツキ等を見込んで
設計目地幅よりもやや狭くしてある。頭部41および胴部
42はEPDM硬質ゴムで、脚部43はEPDM硬質ゴムで構成さ
れ、一体押出成形により製造される。
設計目地幅よりもやや狭くしてある。頭部41および胴部
42はEPDM硬質ゴムで、脚部43はEPDM硬質ゴムで構成さ
れ、一体押出成形により製造される。
第2図ないし第5図は目地にシール材を充填するに至る
工程を示すもので、第2図、第3図に示すように据付け
られた相隣れるユニットの外壁フレーム2A、2B間の対向
隙間にバックアップ部材4をその脚部43側から、頭部41
の突起部411が外壁フレーム2A、2Bの外面に当接するま
で押込む。これにより脚部43は撓んで外壁フレーム2A、
2Bの対向面に圧接される。
工程を示すもので、第2図、第3図に示すように据付け
られた相隣れるユニットの外壁フレーム2A、2B間の対向
隙間にバックアップ部材4をその脚部43側から、頭部41
の突起部411が外壁フレーム2A、2Bの外面に当接するま
で押込む。これにより脚部43は撓んで外壁フレーム2A、
2Bの対向面に圧接される。
次に外壁フレーム2A、2Bにそれぞれ外壁1A、1Bをバック
アップ部材4の頭部41を位置基準として貼着する。即
ち、外壁1A,1Bをその端縁がバックアップ部材4の頭部4
1の側縁に沿うように配して取付ける。
アップ部材4の頭部41を位置基準として貼着する。即
ち、外壁1A,1Bをその端縁がバックアップ部材4の頭部4
1の側縁に沿うように配して取付ける。
そして第4図に示すように外壁1A、1B間の目地3に不定
形シール材(コーキング材)5を充填する。あるいは第
5図に示すように定形シール材たるガスケット5′を挿
入する。
形シール材(コーキング材)5を充填する。あるいは第
5図に示すように定形シール材たるガスケット5′を挿
入する。
しかして本考案のバックアップ部材によれば、脚部を外
壁フレームの間隙に押込むことで、所定の位置に、かつ
所定の深さに正確に取付け、かつ保持することができ
る。そして外壁をバックアップ部材の頭部を位置決め基
準として取付けることで、目地幅を全長にわたり一定と
することができる。そしてまた、シール材の施工におい
て、不定形シール材では、その厚さを一定にすることが
でき、定形シール材では、その表面の高さ位置を一定に
することができる。更にシール材が老朽化して不定形シ
ール材においてはひび割れが生じ、定形シール材におい
ては外壁との間に隙間が生じても、侵入した雨水はバッ
クアップ部材の脚部が外壁フレームの隙間をシールして
いることで雨水が更に内部へ侵入するのが防止されるの
である。
壁フレームの間隙に押込むことで、所定の位置に、かつ
所定の深さに正確に取付け、かつ保持することができ
る。そして外壁をバックアップ部材の頭部を位置決め基
準として取付けることで、目地幅を全長にわたり一定と
することができる。そしてまた、シール材の施工におい
て、不定形シール材では、その厚さを一定にすることが
でき、定形シール材では、その表面の高さ位置を一定に
することができる。更にシール材が老朽化して不定形シ
ール材においてはひび割れが生じ、定形シール材におい
ては外壁との間に隙間が生じても、侵入した雨水はバッ
クアップ部材の脚部が外壁フレームの隙間をシールして
いることで雨水が更に内部へ侵入するのが防止されるの
である。
第1図ないし第5図は本考案の実施例を示すもので、第
1図はバックアップ部材の断面図、第2図ないし第5図
はバックアップ部材が取付けられてシール材が施される
に至る工程を示す図、第6図は従来のバックアップ部材
を用いた目地の断面図である。 1A、1B……外壁 2A、2B……外壁フレーム 3……目地 4……バックアップ部材 41……頭部 42……胴部 43……脚部 5、5′……シール材
1図はバックアップ部材の断面図、第2図ないし第5図
はバックアップ部材が取付けられてシール材が施される
に至る工程を示す図、第6図は従来のバックアップ部材
を用いた目地の断面図である。 1A、1B……外壁 2A、2B……外壁フレーム 3……目地 4……バックアップ部材 41……頭部 42……胴部 43……脚部 5、5′……シール材
Claims (1)
- 【請求項1】住宅外壁の目地の奥部で目地のシール材を
バックアップする頭部と、頭部の裏面中央から頭部に対
してほぼ直角方向に伸出して目地の奥部に位置する相隣
れる外壁フレーム間の隙間に挿入される胴部と、胴部端
から両側リップ状に伸出して先端が相隣れる外壁フレー
ムの隙間対向面に圧接し、上記頭部を上記隙間の開口端
に密着してこれを覆った状態に保持せしめる脚部とより
なる外壁目地用バックアップ部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988014734U JPH078654Y2 (ja) | 1988-02-05 | 1988-02-05 | 外壁目地用バックアップ部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988014734U JPH078654Y2 (ja) | 1988-02-05 | 1988-02-05 | 外壁目地用バックアップ部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01118506U JPH01118506U (ja) | 1989-08-10 |
JPH078654Y2 true JPH078654Y2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=31226203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988014734U Expired - Lifetime JPH078654Y2 (ja) | 1988-02-05 | 1988-02-05 | 外壁目地用バックアップ部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078654Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006233553A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-09-07 | Nishikawa Rubber Co Ltd | シーリングバックアップ材 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS639687Y2 (ja) * | 1980-11-05 | 1988-03-23 |
-
1988
- 1988-02-05 JP JP1988014734U patent/JPH078654Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006233553A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-09-07 | Nishikawa Rubber Co Ltd | シーリングバックアップ材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01118506U (ja) | 1989-08-10 |
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