JPH0738313U - 目地シール材及びボードの目地シール装置 - Google Patents

目地シール材及びボードの目地シール装置

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JPH0738313U
JPH0738313U JP6868393U JP6868393U JPH0738313U JP H0738313 U JPH0738313 U JP H0738313U JP 6868393 U JP6868393 U JP 6868393U JP 6868393 U JP6868393 U JP 6868393U JP H0738313 U JPH0738313 U JP H0738313U
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JP
Japan
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joint
cover
seal
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JP6868393U
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Inventor
幸夫 岸田
睦雄 赤塚
英治 白石
明 四方川
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HEAT ROCK KOHGYO CO. LTD.
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HEAT ROCK KOHGYO CO. LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【目的】容易に施工でき、高い密閉防水性能を有し、引
き抜きを防止する。比較的材厚の薄いボード類にも使用
できる。 【構成】弾性を有する材質からなり、所定目地内に嵌挿
できる細長いシール材であり、断面略四辺形で、一辺
(1) が目地幅と同等の長さを有し、対向する他辺(2) を
前記一辺(1) より長く形成してシール部材(5) を構成す
る。目地幅より幅広の横部材(9) の中央部に縦部材(10)
を連設してなる断面略T字状の覆い(11)を構成する。シ
ール部材(5) の他辺(2) 外側の中央部(6) に、覆い(11)
の縦部材(10)を一体に連設して目地シール材(13)を構成
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、建造物の外壁材に用いる乾式ボードの目地に嵌挿する目地シール 材及びボードの目地シール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ボード24を使用した乾式の外壁工法では、ボードを取り付ける基準を 示すと共にシーリング剤を充填する目地を一定幅に形成する為、ボード取付け用 の下地25に金属製ハット型の敷目板ジョイナー26を取り付けていた。そして 、敷目板ジョイナー26を介して、取付下地25にボード24を取り付けて、ボ ードとボードの間の目地27にシーリング剤28を充填していた(図5(a)) 。
【0003】 また、シーリング剤に代えて、目地幅より長い幅を有する中空の弾性材(長さ L)からなる成型によりシール材29(図5(b))を用い、目地27内にシー ル材29を嵌挿するものもあった(図5(c))。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記シーリング剤28では、シーリング剤を充填する前に、充填部のボード2 4のこ口24aが雨水などに晒され、水がボードの内部まで浸透したり、ボード を所定長さに切断した際の塵芥がこ口24aに付着している時には該部の乾燥、 清掃が必要であった。またボード24の表面24bがシーリング剤で汚れないよ うに、ボードの所定位置にマスキングテープで養生をすることが必要であり、更 に、シーリング剤のボード24のこ口24aへの付着力を増す為にボードのこ口 24aにはプライマー塗布が必要であり、総じて施工が煩雑となる問題点がある 。
【0005】 また、上記シーリング剤に代わり各種成型シール材も使用されているが、前記 シール材29では、長さLのものを目地27内に嵌挿した際には、長さLがL+ α、に伸びるので、比較的材厚の薄いボードで形成される目地には使用できない などの問題点がある(図5(b)(c))。
【0006】 また、実際には、表面の硬化後に適度の弾力性を有する良質のシーリング剤の 開発もあり、施工の煩雑さがあるもののシーリング剤が多く用いられていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】
然るにこの考案は、断面四辺形のシール部材に断面略T字状の覆いを連設して 目地シール材を構成したので、前記問題点を解決した。
【0008】 即ちこの考案は、弾性を有する材質からなり、所定目地内に嵌挿できる細長い シール材において、断面略四辺形で、一辺(1) が前記目地幅と同等の長さを有し 、対向する他辺(2) を前記一辺(1) より長く形成してシール部材(5) を構成し、 前記目地幅より幅広の横部材(9) の中央部に縦部材(10)を連設してなる断面略T 字状の覆い(11)を構成し、前記シール部材(5) の他辺(2) 外側の中央部(6) に、 前記覆い(11)の縦部材(10)を一体に連設したことを特徴とする目地シール材であ る。
【0009】 また、シール部材(5) の他辺(2) は、中央部(6) を薄く、両端部(7) を厚く形 成した目地シール材である。また、覆い(11)の縦部材(10)は、横部材(9) 側を厚 くし、シール部材(5) と連設した側を薄く形成した目地シール材である。更に、 覆いは(11)、少なくとも横部材(9) の上面側(9a)を所定の色で着色した目地シー ル材である。また、シール部材(5) の一辺(1) と隣接する辺を当接辺(3)(4)とし 、該当接辺(3)(4)の外側面に夫々長さ方向の凹条(8) を設け、該凹条(8) の夫々 の前記一片(1) 側の壁面(8a)と前記当接辺(3)(4)の外側面とのなす角を直角に形 成した目地シール材である。
【0010】 前記におけるシール部材(5) の着色は、少なくとも、表面に露出する横部材(9 ) の上面側を着色してあればよいが、横部材(9) 全面、あるいは覆材(11)の全面 に着色することもできる。また、着色はシール部材(5) のそのものを所定色の弾 性材から成型することもできる。また、前記所定色は、ボードにタイル状の装飾 を施したボードでは表面に設けた模様目地の色と同一の色あるいは模様目地の色 に合わせた色としてある。また他のボードでは、ボード表面の色に合わせて適宜 選択して着色することもできる。
【0011】 また、この考案は、所定目地幅に合わせた幅の凸条(17)を有する断面ハット型 のジョイナー(16)を固定した取付下地(15)に、前記凸条(17)を挟むようにボード (18)、(18)を固定し、前記ボード(18)、(18)のこ口(18a) 、(18a) と前記凸条(1 7)の上面とで目地(20)を構成し、該目地(20)内に、弾性を有する材質からなる細 長い目地シール材(13)を嵌挿してなり、前記目地シール材(13)は、断面略四辺形 で、一辺(1) が前記目地幅と同等の長さを有し、対向する他辺(2) を前記一辺(1 ) より長く形成してシール部材(5) を構成し、前記目地幅より幅広の横部材(9) の中央部に縦部材(10)を連設してなる断面略T字状の覆い(11)を構成し、前記シ ール部材(5) の他辺(2) 外側の中央部(6) に、前記覆い(11)の縦部材(10)を一体 に連設したことを特徴とするボードの目地シール装置である。尚、ここにおける 目地シール材(13)の他の構成は前記目地シール材と同一である。
【0012】
【作用】
覆いを押圧することにより、覆いの縦部材はシール部材の他辺中央を押圧し、 他辺を内側に屈曲させ、他辺を目地シール材の幅を目地に合わすことができるの で、目地シール材を目地内に嵌挿できる。また、覆いの押圧により、シール部材 は屈曲するので、シール部材の一辺と覆いとの距離は、嵌挿前に比して短くなる 。
【0013】
【実施例】
図1乃至図4に基づきこの考案の実施例を説明する。
【0014】 ゴム材(弾性材)からなる断面略四辺形で、所定目地幅と同等の長さを有する 一辺1、該一辺1に対向して前記一辺1より長い他辺2、及び前記一辺1、他辺 2以外の他の二辺を当接辺3、4としてシール部材5を構成する。前記他辺2は 内方凸状で、中央部6の肉厚を薄く、両端部7、7の肉厚を厚く形成し中間部を 徐々に肉厚を変化させてある。また、前記一辺1は中央部で若干屈折した外方凸 状となっている。また、当接辺3、4の外側面にシール部材の長さ方向に凹条8 、8を形成してある。
【0015】 前記凹条8は、断面略V字状で、前記当接辺3、4に夫々3つづつ設けてある 。前記各凹条8の一辺1側の溝壁8aの壁面と前記当接辺3の外側面3aとのな す角θは夫々直角に形成されている(図4(a))。
【0016】 また、前記他辺2とほぼ同一長さで所定色で着色された横部材9の下面に縦部 材10を連設した略T字状の形状の弾性材からなる覆い11を形成し、該覆い1 1の縦部材10の先端12を前記シール部材5の他辺2の中央部6に一体に連設 して目地シール材13を構成する(図1(a)(b)(c))。前記において、 前記覆い11の縦部材10は先端12の肉厚が薄く、前記横部材9に近付くに従 い徐々に肉厚が厚く、前記横部材9の当接部分で横部材9の幅とほぼ同一の肉厚 となるように形成されている。また、前記において、目地シール材11は、前記 のような断面で、所定長さに細長く形成されている。また、前記における、所定 色はボード表面の色、ボードの模様目地の色に対応した色としてある。
【0017】 次に、前記実施例に基づくこの考案の目地シール材13の使用、即ちこの考案 のボード目地シール装置について説明する。
【0018】 取付下地15、15の所定位置(目地形成位置)にハット型の敷目ジョイナー 16をその突条17を外側に向けて取り付ける。取付下地15、15に壁ボード 18、18を架設設置し、壁ボード18の端縁(こ口)18aを前記突条17の 側面に当接させ、壁ボード18側から取付下地15に釘19、19を打ち付け、 取付下地15に壁ボード18を固定する(図2(a))。前記壁ボード18、1 8の端縁18a、18a、前記突条17の上面17aに囲まれる部分に目地20 を形成する。前記目地20に、前記目地シール材13をシール部材5を先端側に 向けて、矢示21方向(図2(a))に移動して、嵌挿する。この際、覆い11 の中央を押圧すれば、縦部材10を介して、シール部材5の他辺2は内側に屈曲 され、覆い11はほぼ目地20の幅Dになり、容易に嵌挿できる。シール部材5 の先端が敷目ジョイナー16に当接した状態で、前記覆い11の横部材9の上面 9aが前記ボードの飾り目地22の位置に達するまで、押圧して、目地シール材 13の設置が完了し、ボードの目地シール装置23を構成する。
【0019】 この状態で、当接辺3、4の全面が壁ボード18の端縁(こ口)18aの面に 当接して、端縁18aを押圧している。この時、溝壁8aの壁面と端縁18aの 面とは直角に当接している(図4(b))ので密着性が良いと共に、目地シール 材13を引き抜く力にも対抗できる。
【0020】 前記において、目地シール材13の目地20への嵌挿に際して、目地内に嵌挿 できる幅で、ローラー31を有したシール材嵌挿具33を使用することもできる (図2(a)(b))。この場合、目地シール材13を目地20内の所定位置に 設置することができる。
【0021】 前記実施例において、縦部材10は、先端12の肉厚が薄く、横部材9に近付 くに従い徐々に肉厚が厚く、横部材9との当接部分で横部材9の幅とほぼ同一の 肉厚となるように形成したが、横部材9を押圧した際にシール部材5の他辺2を 内側に屈曲できる形状であれば、断面三角形状(図3(a))、断面矩形状(図 3(b))など他の形状とすることもできる。
【0022】 また、前記実施例において、前記目地シール材13はゴム材から形成したが、 弾性を有する材質であれば、他の合成樹脂材などを使用することもできる。
【0023】 また、前記実施例において、凹条8の溝壁8aの壁面と前記当接辺3の外側面 とのなす角θは直角に形成したが、他の角度とすることもできる。また、凹条8 も断面略V字状としたが、U字状、四角形状、半円状等他の形状とすることもで きる。また、当接辺3、4の外側面に凹条8、8を設けたが、凸条とすることも でき、更に凹凸を形成することが望ましいが凹凸の無い平坦な断面形状でも可能 である(図示していない)。
【0024】 また、前記実施例において、覆い11は横部材9を所定色で着色したが、少な くとも、表面に露出する横部材9の上面9aが着色してあればよいが、縦部材1 0も含めて覆い11全体を着色することもできる。また、着色は、弾性材を所定 色から形成するあるいは表面を塗装することにより形成することもできる。
【0025】 また、前記実施例において、壁ボードについて説明したが、天井ボード、内壁 ボードあるいは床版などの目地にも同様に適用できる。
【0026】
【考案の効果】
この考案は、略四辺形のシール部材とシール部材の他辺中央に連設した覆いと から構成したので、目地シール材は嵌挿時に、シール部材の一辺と覆いとの距離 が短くなり、比較的材厚の薄いボードの目地にも使用できる効果がある。また、 当接辺全体がボードに当接するので、高い密閉防水性能を有すると共に、引き抜 きを防止できる効果がある。更に、覆いの上面が平坦面を構成し、また覆いの上 面を目地内の所定深さまで嵌挿できるので、ボードの各種模様目地に合わせて設 置できるので外観上見栄えが良い効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例で、(a)は正面図、(b)
は側面図、(c)は平面図、(d)は底面図である。
【図2】使用状態を示す横断面図で、(a)は嵌挿前、
(b)は嵌挿後をあらわす。
【図3】(a)(b)はこの考案の他の実施例である。
【図4】この考案の当接辺の部分拡大正面図で、(a)
は嵌挿前、(b)は嵌挿後をあらわす。
【図5】(a)従来のシーリング剤を使用した状態の横
断面図で、(b)は従来のシール材の横断面図で、
(c)はシール材の使用状態の横断面図ある。
【符号の説明】
1 一辺 2 他辺 3、4 当接辺 5 シール部材 6 他辺の中央部 8 凹条 8a 一辺側の溝壁(凹条) 9 横部材 10 縦部材 11 覆い 13 目地シール材 15 取付下地 16 ジョイナー 17 ジョイナーの突条 18 壁ボード 18a 壁ボードの端縁(こ口) 23 目地シール装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 四方川 明 新潟県白根市大字西笠巻新田字堀内577− 3

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性を有する材質からなり、所定目地内に
    嵌挿できる細長いシール材において、断面略四辺形で、
    一辺(1) が前記目地幅と同等の長さを有し、対向する他
    辺(2) を前記一辺(1) より長く形成してシール部材(5)
    を構成し、 前記目地幅より幅広の横部材(9) の中央部に縦部材(10)
    を連設してなる断面略T字状の覆い(11)を構成し、前記
    シール部材(5) の他辺(2) 外側の中央部(6) に、前記覆
    い(11)の縦部材(10)を一体に連設したことを特徴とする
    目地シール材。
  2. 【請求項2】シール部材(5) の他辺(2) は、中央部(6)
    を薄く、両端部(7)を厚く形成した請求項1記載の目地
    シール材。
  3. 【請求項3】覆い(11)の縦部材(10)は、横部材(9) 側を
    厚くし、シール部材(5) と連設した側を薄く形成した請
    求項1記載の目地シール材。
  4. 【請求項4】覆いは(11)、少なくとも横部材(9) の上面
    側(9a)を所定の色で着色した請求項1記載の目地シール
    材。
  5. 【請求項5】シール部材(5) の一辺(1) と隣接する辺を
    当接辺(3)(4)とし、該当接辺(3)(4)の外側面に夫々長さ
    方向の凹条(8) を設け、該凹条(8) の夫々の前記一片
    (1) 側の壁面(8a)と前記当接辺(3)(4)の外側面とのなす
    角を直角に形成した請求項1記載の目地シール材。
  6. 【請求項6】所定目地幅に合わせた幅の凸条(17)を有す
    る断面ハット型のジョイナー(16)を固定した取付下地(1
    5)に、前記凸条(17)を挟むようにボード(18)、(18)を固
    定し、前記ボード(18)、(18)のこ口(18a) 、(18a) と前
    記凸条(17)の上面とで目地(20)を構成し、該目地(20)内
    に、弾性を有する材質からなる細長い目地シール材(13)
    を嵌挿してなり、前記目地シール材(13)は、断面略四辺
    形で、一辺(1) が前記目地幅と同等の長さを有し、対向
    する他辺(2) を前記一辺(1) より長く形成してシール部
    材(5) を構成し、前記目地幅より幅広の横部材(9) の中
    央部に縦部材(10)を連設してなる断面略T字状の覆い(1
    1)を構成し、前記シール部材(5) の他辺(2) 外側の中央
    部(6) に、前記覆い(11)の縦部材(10)を一体に連設した
    ことを特徴とするボードの目地シール装置。
JP6868393U 1993-12-22 1993-12-22 目地シール材及びボードの目地シール装置 Pending JPH0738313U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010077739A (ja) * 2008-09-27 2010-04-08 Daiwa House Industry Co Ltd 外壁用目地材
JP2018053439A (ja) * 2016-09-26 2018-04-05 大和ハウス工業株式会社 外壁用目地材および外壁の乾式目地構造

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