JP3007441U - 目地シール材及びボードの目地シール装置 - Google Patents

目地シール材及びボードの目地シール装置

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JP3007441U
JP3007441U JP1994009485U JP948594U JP3007441U JP 3007441 U JP3007441 U JP 3007441U JP 1994009485 U JP1994009485 U JP 1994009485U JP 948594 U JP948594 U JP 948594U JP 3007441 U JP3007441 U JP 3007441U
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board
sealing material
seal
seal member
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JP1994009485U
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幸夫 岸田
征夫 川口
睦雄 赤塚
Original Assignee
株式会社タック
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ボードの目地の密閉性能を向上させると共に施
工を容易にする。比較的薄い材厚のボードにも使用でき
る。目地シール材がボードの収縮に追随して変形する。 【構成】建造物の取付下地15に、目地25の幅D1 に合わ
せてボード18を並列固定する。ボード18は目地側端面に
圧接溝21が形成されている。目地25の深さ方向に弾性変
形できる支持部材6 の上部に両側に突出したシール部材
7 、中空シール部10を連設して目地シール材13を構成す
る(a)。目地25内に目地シール材13を挿入して、圧接
溝21の溝壁22にシール部材7 の両端部8 を圧接させ、中
空シール部10の周壁下部12をボード18の端面19に圧接さ
せ、目地25を密封して、目地シール装置24を構成する
(b)。ボード18の収縮は、中空シール部10の変形、シ
ール部材7 の中央部8aの変形により追随できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、建造物の外壁材に用いる乾式ボードの目地に嵌挿する目地シール 材及びボードの目地シール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ボード32を使用した乾式の外壁工法では、ボードを取り付ける基準を 示すと共にシーリング剤を充填する目地を一定幅に形成する為、ボード取付け用 の下地33に金属製ハット型の敷目板ジョイナー34を取り付けていた。そして 、敷目板ジョイナー34を介して、取付下地33にボード32、32を取り付け て、ボード32とボード32の間の目地35にシーリング剤36を充填していた (図4(a))。
【0003】 また、シーリング剤36に代えて、目地35幅より長い幅を有する中空の弾性 材(長さL)からなる成型によりシール材37(図4(b))を用い、目地35 内にシール材37を嵌挿するものもあった(図4(c))。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記シーリング剤36を使用するものでは、シーリング剤36を目地35に充 填する前に、充填部分のボード32、22のこ口32aが雨水などに晒され、水 がボードの内部まで浸透したり、ボード32を所定長さに切断した際の塵芥がこ 口に付着している時には該部の乾燥、清掃が必要であった。
【0005】 またボード32の表面がシーリング剤36で汚れないように、ボード32の表 面の所定位置にマスキングテープで養生をすることが必要であり、更に、シーリ ング剤36のボード32のこ口への付着力を増す為にボード32のこ口32aに はプライマー塗布が必要であり、総じて施工が煩雑となる問題点がある。
【0006】 また、上記シーリング剤に代わり各種成型シール材37も使用されているが、 前記シール材では、長さLのものを目地35内に嵌挿した際には、長さLがL+ α、に伸びるので、比較的材厚の薄いボードで形成される目地には使用できない などの問題点がある(図4(b)(c))。
【0007】 また、実際には、表面の硬化後に適度の弾力性を有する良質のシーリング剤の 開発もあり、施工の煩雑さがあるもののシーリング剤が多く用いられていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】
然るにこの考案は、目地内に挿通可能で弾性変形できる支持部材の上部にボー ドの圧接溝壁に圧接できるシール部材及び中空シール部を連設して目地シール材 を構成したので、あるいは圧接溝を穿設したボードの目地内に圧接溝の内壁に圧 接できるシール材を挿入してボードの目地シール装置を構成したので前記問題点 を解決した。
【0009】 即ちこの考案は、並列したボード(18)の所定目地(25)内に嵌挿できる細長い弾 性変形可能なシール材において、目地内に挿通可能で、かつ前記目地(25)の深さ 方向に弾性変形できる支持部材(6) の上部に、前記目地幅より幅が広くかつ前記 ボード(18)の目地側端面に設けた圧接溝の溝壁(22)に圧接できるシール部材(7) を連設し、該シール部材(7) の中央部(8a)に下方屈曲部を有すると共に、前記シ ール部材(7) の上面に目地側端面(20)に圧接できる中空シール部(10)を連設した ことを特徴とする目地シール材である。
【0010】 また、並列したボード(18)の所定目地(25)内に嵌挿できる細長い弾性変形可能 なシール材において、目地内に挿通可能で、かつ前記目地(25)の深さ方向に弾性 変形できる支持部材(6) の上部に、前記目地幅より幅が広くかつ前記ボード(18) の目地側端面に設けた圧接溝の溝壁(22)に圧接できるシール部材(7) を連設し、 該シール部材(7) の中央部(8a)に下方屈曲部を有すると共に、前記シール部材(7 ) の上面に目地側端面(20)に圧接できる中空シール部(10)を連設し、中空シール 部(10)は、断面略半円形とし、上側(11)を曲面に形成し、前記支持部材(6) は、 底材(1) の両端部(2) に側材(3) を連設してなり、該側材(3) は内方屈曲した屈 曲部(4) を有し、該屈曲部(4) は中間屈折部(5) を他の部分より薄肉に形成した ことを特徴とする目地シール材である。
【0011】 また、並列したボード(18)の所定目地(25)内に嵌挿できる細長い弾性変形可能 なシール材において、目地内に挿通可能で、かつ前記目地(25)の深さ方向に弾性 変形できる支持部材(6) の上部に、前記目地幅より幅が広くかつ前記ボード(18) の目地側端面に設けた圧接溝の溝壁(22)に圧接できるシール部材(7) を連設し、 該シール部材(7) の中央部(8a)に下方屈曲部を有すると共に、前記シール部材(7 ) の上面に目地側端面(20)に圧接できる中空シール部(10)を連設し、前記中空シ ール部(10)は、断面略方形とし、上面(11)の両端部に夫々表装溝(27)を形し、前 記支持部材(6) は、底材(1) の両端部(2) に側材(3) を連設してなり、該側材(3 ) は内方屈曲した屈曲部(4) を有し、該屈曲部(4) は中間屈折部(5) を他の部分 より薄肉に形成したことを特徴とする目地シール材である。
【0012】 また、下地(15)に、所定幅の目地(25)を介して、目地側端面(19)に沿って圧接 溝(21)を設けたボード(18)を並列して固定し、前記目地(25)内に、前記ボード(1 8)の表装溝(21)の内壁の一部又は全部及び該表装溝上方のボード(18)の端面に圧 接できるシール材(18)を挿入してなることを特徴としたボードの目地シール装置 である。
【0013】 更に、下地(15)に、所定幅の目地(25)を介して、目地側端面(19)に沿って圧接 溝(21)を設けたボード(18)を並列して固定し、前記目地(25)内に、前記ボード(1 8)の圧接溝(21)の内壁の一部又は全部及び該圧接溝上方のボード(18)の側壁に圧 接できるシール材(18)を挿入してなる目地シール装置で、前記シール材の上面は 、ボード(18)の表面(23)と略面一に形成され、該シール材の上面の両端部に溝(2 7)を形成したボードの目地シール装置である。
【0014】 前記における下地とは、建造物の主に壁の表装板を固定する為の下地を指すが 、天井、床等の他の部分の表装板の下地でも可能である。
【0015】
【作用】
目地の深さ方向の押圧により、支持部材は深さ方向の弾性を有する。支持部材 の弾性によりシール部材の上面及び中空シール部をボードの溝壁及びボードの端 面に圧接できる。支持部材の側材に内方屈曲した屈曲部を設けたので、目地シー ル材を押圧した際に支持部材の側材は内方に屈曲する。
【0016】 シール部材に中央部に下方屈曲部を設け、かつシール部材の上部に中空シール 部を連設したので、ボードの伸び縮みに追随できる。
【0017】
【実施例1】 図1乃至図5に基づきこの考案の実施例を説明する。
【0018】 ゴム材(弾性材)からなり、所定の目地の幅D1 より短い幅D2 を有する底材 1の両端部2、2に内方に屈曲した屈曲部4を有する側材3、3を連設して、支 持部材6を構成する。前記側材3は屈曲部4の中間屈折部5を、他の部分の材厚 に比べて肉薄に形成してある。また、前記支持部材6は屈曲して目地内に挿入可 能である。
【0019】 前記支持部材6の上端に、支持部材6の両側に突出した断面形状のシール部材 7を連設する。前記シール部材7の幅D3 は目地の幅D1 より広く、また、中央 部8aが厚肉で、両端部8、8が薄肉に形成されると共に、該両端部は夫々水平 方向より上向きに角度を付けて形成されている。また、前記シール部材7の両端 部8、8はボードの圧接溝に挿入でき、かつ目地内に挿入した際に、両端部上面 9、9がボードの圧接溝の溝壁に圧接できるようになっている。また、前記シー ル部材7の中央部8aは下方に屈曲形成されている。
【0020】 前記シール部材7の上面に略半円形の中空シール部10を連設する。前記中空 シール部10は上面11が曲面に形成され、目地幅D1 とほぼ同一の幅D4 で形 成されている。また、中空シール部10は目地内に挿入した際に、下部周壁12 、12が、ボードの目地側の端面に圧接できるように形成されている。
【0021】 以上のようにして、目地シール材13を構成する(図1、図2(a))。前記 目地シール材13は使用予定のボード表面の色あるいはボードの模様目地の色に 対応した色で着色してある。
【0022】 次に前記実施例に基づきこの考案の目地シール材13の使用、即ち目地シール 装置について説明する。
【0023】 壁外装材を取付ける為の取付下地15の所定位置(目地形成位置)にハット型 の敷目ジョイナー16をその突条17を外側(取付予定のボード側)に向けて取 り付ける。前記取付下地15に外壁用のボード(表装板)18、18を並列して 架設設置して、ボード18、18を取付下地15に固定し、隣接するボード18 、18の端面19、19及び敷目ジョイナー16の突条17とで囲まれる部分で 目地25を構成する(図2(a))。
【0024】 前記ボード18は目地25側の端面19に、目地25の長さ方向に沿って略V 字状の圧接溝21を形成してあり、該圧接溝21はボード25の表面23側の圧 接溝の溝壁22が、前記ボード18の端面19と垂直(ボード18の表面23と 平行)に形成されている。目地25内で対向する(隣接する)ボード18、18 では、前記圧接溝21、21が対称な位置で対向している(図2(a))。
【0025】 目地25に、目地シール材13を底材1側から挿入する。この際、支持部材6 は目地25内に挿入され、シール部材13は両端部が屈曲した状態で押し込まれ る(図2(a)の鎖線図示13a)。底材1が敷目ジョイナー16の突条17に 当接した状態で、目地シール材13を更に押し込み、シール部材7の両端部8、 8が圧接溝21付近に位置したならば、両端部8、8は変形前の形状に戻り、圧 接溝21内に挿入される。この状態で、支持部材6の弾性力及び両端部8、8が 斜め上向きなっている為にシール部材7は上方に押圧され、シール部材7の両端 部の上面9は夫々圧接溝21のボード18の表面23側の溝壁22に圧接し、か つ中空シール部10の周壁下部12、12が前記ボード18の端面19で圧接溝 の上方に位置する端面20に圧接する。従って、目地シール材13により目地2 5内を密封する(図2(b))。
【0026】 以上のようにして、目地シール装置24を構成する(図2(b))。この際、 支持部材6は、側材3に内方する屈曲部4を有するので、支持部材5は目地20 の深さ方向の押圧によって側材3、3が内方屈曲し、目地25内への挿入の前後 で支持部材5の幅はほとんど変化していない。
【0027】 また、ボード18が収縮し目地幅D1 が多少広がった場合には、中空シール部 10の変形及びシール部材7の屈曲した中央部8aの変形によりボードの縮み( 目地の伸び)を吸収できるので、中空シール部の下部周壁12がボード18の端 面20に圧接し、かつシール部材7の上面9がボード18の圧接溝21の表面側 の側壁22に圧接した状態で、ボード18の変形に追随して目地シール材13が 一体に変形するので、目地5の密封が破壊されない。
【0028】 また、前記実施例において、目地シール材13の全体を所定の色で着色したが 、少なくとも目地25から表面側に露出する中空シール部10の上面が着色して あればよい。また、着色は、所定の色の弾性材から形成する、あるいは表面を所 定の色で塗装することにより形成する。
【0029】 また、前記実施例において、目地シール材3はゴム材から構成したが、弾性を 有する材質であれば、他の合成樹脂材などを使用することもできる。
【0030】 また、前記実施例において、壁のボード18について説明したが、天井ボード 、内壁ボードあるいは床版等の目地にも同様に適用できる。
【0031】 また、前記実施例において、ハット型の敷目ジョイナー16は省略することも できる(図示していない)。また、敷目ジョイナー16に代わり、平板状の亜鉛 鉄板等の不燃材料からなる薄板を用いて、取付下地11とボード14との間に介 装することもできる(図示していない)。
【0032】 また、前記実施例において、ボード18の圧接溝21の断面形状をV字状とし たが、ボード18の表面23側の溝壁22が表面23とほぼ平行に形成されてい れば、圧接溝の断面形状はU字状等他の形状とすることもできる(図示していな い)。また、溝壁22が表面23とほぼ平行に形成されていることが望ましいが 、溝壁22が傾斜している場合には、それに応じて、目地シール材13のシール 部7の両端部8、8の傾斜を変える必要がある(図示していない)。
【0033】
【実施例2】 次に、図3に基づき、この考案の他の実施例について説明する。この実施例は 実施例1の中空シール部10の形状を断面半円形から断面略方形に代えた実施例 である。
【0034】 前記実施例1と同様に、目地の幅D1 より短い幅D2 を有する底材1の両端部 2、2に内方に屈曲した屈曲部4を有する側材3、3を連設して構成した支持部 材6の上面に該支持部材6の両側に、斜め上向きに突出した形状のシール部材7 を連設する。
【0035】 前記側材3は屈曲部4の中間屈折部5を、他の部分の材厚に比べて肉薄に形成 してある。また、前記支持部材6は屈曲して目地25内に挿入可能である。また 、前記シール部材7の幅D3 は目地25の幅D1 より広く、また、中央部8aが 厚肉で、両端部8、8が薄肉に形成され、該両端部8、8がボード18の圧接溝 21に挿入でき、かつ目地25内に挿入した際に、先端部上面9、9がボード1 8の圧接溝21の溝壁に圧接できるようになっている。また、前記シール部材7 の中央部8aは下方に屈曲形成されている。
【0036】 前記シール部材7の上面に略方形の中空シール部10を連設する。前記中空部 シール部10は目地25の幅D1 とほぼ同一の幅D4 で形成されている。
【0037】 シール材を目地内に挿入した際に、中空シール部10の側壁28、28が、ボー ドの目地側端面に圧接できるように形成されている。また、中空シール部10の 上面11が平坦でかつ目地25内に設置した際にボード18、18の表面23、 23とほぼ面一に形成できるようになっている。また、前記中空シール部10の 上面11の両端部(ボード18の端面に当接する側)に表装溝27、27を形成 してある。
【0038】 以上のようにして、目地シール材29を構成する(図3(a))。前記目地シ ール材29は使用予定のボード表面の色あるいはボードの模様目地の色に対応し た色で着色してある。
【0039】 前記実施例に基づく目地シール材29の使用は実施例1と同様である。
【0040】 ハット型の敷目ジョイナー16を固定した取付下地15に外壁用のボード18 、18を並列して取付下地15に固定し、隣接するボード18、18の端面19 、19及び敷目ジョイナー16の突条17とで囲まれる部分で目地25を構成す る(図3(a))。前記ボード18には、V字状の圧接溝21を設けてあり、該 圧接溝21はボード25の表面23側の圧接溝の溝壁22が、前記ボード18の 端面19と垂直(ボード18の表面23と平行)に形成されている。目地25で 対向するボード18、18では、前記圧接溝21、21が対称に対向している( 図3(a))。
【0041】 前記目地25に、目地シール材13を底材1側から挿入する。この際、支持部 材6は目地25内に挿入され、シール部材13は屈曲した状態で押し込まれる( 図3(a)の鎖線図示29a)。更に押し込むと底材1が敷目ジョイナー16の 突条17に当接し、シール部材7の先端部8、8が圧接溝21内で変形前の形状 に戻り、圧接溝21内に挿入される。この状態で、支持部材6の弾性力及び両端 部8、8が斜め上向きに形成されている為にシール部材7は上方に押圧され、シ ール部材7の先端部の上面9は夫々圧接溝21の表面側の溝壁22に圧接し、か つ中空シール部10の側壁28が前記ボード18の圧接溝の上方に位置する端面 20に圧接する。従って、目地シール材29により目地25内を密封する(図3 (b))。また、この状態で、目地シール材29の中空シール部10の上面11 は前記ボード18の表面23と面一に形成される。
【0042】 以上のようにして、目地シール装置30を構成する(図3(b))。
【0043】 前記実施例1と同様に、この際、支持部材6は、屈曲部4により内方屈曲し、 支持部材5の幅は、目地25内への挿入の前後で上下方向の長さはほとんど変化 していない。また、ボード18が収縮した際には、中空シール部10の変形及び シール部材7の屈曲した中央部8aの変形により吸収できるので、ボード18の 変形に追随して目地シール材29が一体に変形するので、目地5の密封が破壊さ れない。
【0044】 前記実施例において、中空部シール部10は表面23、23と面一に形成でき るように形成したが、表面と平行であれば、面一でなくてもよい。この場合には 溝は不要とすることもできる。
【0045】 また、前記実施例における着色、材質、壁以外の構造への適用、敷目ジョイナ ーの不使用などは前記実施例1と同様である。
【0046】
【考案の効果】
支持部材は深さ方向の弾性を有するので、目地シール材を目地内に挿入するだ けで、シール部材の上面及び中空シール部の周壁をボードの溝壁及び端面に圧接 でき、目地内が高い密閉防水性能を有する効果がある。また、シール部材に中央 部に下方屈曲部を設け、かつシール部材の上部に中空シール部を連設したので、 ボードの伸び縮みに追随して変形するので、ボードの乾燥等によっても目地内の 高い密閉防水性能を維持できる効果がある。
【0047】 また、容易に目地のシールができ、施工効率を高めることができる効果がある 。支持部材は目地の深さ方向の弾性を有するので、目地シール材は目地の深さ方 向の長さが長くならないので、比較的薄い材厚のボードでも使用できる効果があ る。また、ボードの表面と面一でかつ溝を有する目地を形成できるので、従来に は無い新規の外観で、外観上の見栄えが良い目地を形成できる効果がある。
【提出日】平成6年8月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】
【考案の効果】
支持部材は深さ方向の弾性を有するので、目地シール材を目地内に挿入するだ けで、シール部材の上面及び中空シール部の周壁をボードの溝壁及び端面に圧接 でき、目地内が高い密閉防水性能を有する効果がある。また、シール部材に中央 部に下方屈曲部を設け、かつシール部材の上部に中空シール部を連設したので、目地シール材は ボードの伸び縮みに追随して変形するので、目地が伸びた場合で 目地内の高い密閉防水性能を維持できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の目地シール材の拡大縦断面
図である。
【図2】この考案の実施例の使用状態の縦断面図で、
(a)はシール材挿入前、(b)はシール材挿入後(目
地シール装置)を夫々表す。
【図3】この考案の他の実施例の使用状態の縦断面図
で、(a)はシール材で目地に挿入前、(b)はシール
材挿入後(目地シール装置)を夫々表す。
【図4】従来例で、(a)はシーリング剤を使用した目
地構造の断面図、(b)はシール材の断面図、(c)は
シール材の使用状態の断面図である。
【符号の説明】
1 底材 2 (底材の)端部 3 側材 4 屈曲部 5 中間屈折部 6 支持部材 7 シール部材 8 (シール部材の)先端部 8a (シール部材の)中央部 9 (シール部材の)上面 10 中空シール部 11 (中空シール部の)下部周壁 13 目地シール材 15 取付下地 18 ボード 19 (ボードの)端面 21 (ボードの)圧接溝 22 (圧接溝の)溝壁 23 (ボードの)表面 24 目地シール装置 25 目地 27 表装溝 28 (中空シール部の)側壁 29 目地シール材 30 目地シール装置

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】並列したボード(18)の所定目地(25)内に嵌
    挿できる細長い弾性変形可能なシール材において、目地
    内に挿通可能で、かつ前記目地(25)の深さ方向に弾性変
    形できる支持部材(6) の上部に、前記目地幅より幅が広
    くかつ前記ボード(18)の目地側端面に設けた圧接溝の溝
    壁(22)に圧接できるシール部材(7) を連設し、該シール
    部材(7) の中央部(8a)に下方屈曲部を有すると共に、前
    記シール部材(7) の上面に目地側端面(20)に圧接できる
    中空シール部(10)を連設したことを特徴とする目地シー
    ル材。
  2. 【請求項2】並列したボード(18)の所定目地(25)内に嵌
    挿できる細長い弾性変形可能なシール材において、目地
    内に挿通可能で、かつ前記目地(25)の深さ方向に弾性変
    形できる支持部材(6) の上部に、前記目地幅より幅が広
    くかつ前記ボード(18)の目地側端面に設けた圧接溝の溝
    壁(22)に圧接できるシール部材(7) を連設し、該シール
    部材(7) の中央部(8a)に下方屈曲部を有すると共に、前
    記シール部材(7) の上面に目地側端面(20)に圧接できる
    中空シール部(10)を連設し、中空シール部(10)は、断面
    略半円形とし、上側(11)を曲面に形成し、前記支持部材
    (6) は、底材(1) の両端部(2) に側材(3) を連設してな
    り、該側材(3) は内方屈曲した屈曲部(4) を有し、該屈
    曲部(4) は中間屈折部(5) を他の部分より薄肉に形成し
    たことを特徴とする目地シール材。
  3. 【請求項3】並列したボード(18)の所定目地(25)内に嵌
    挿できる細長い弾性変形可能なシール材において、目地
    内に挿通可能で、かつ前記目地(25)の深さ方向に弾性変
    形できる支持部材(6) の上部に、前記目地幅より幅が広
    くかつ前記ボード(18)の目地側端面に設けた圧接溝の溝
    壁(22)に圧接できるシール部材(7) を連設し、該シール
    部材(7) の中央部(8a)に下方屈曲部を有すると共に、前
    記シール部材(7) の上面に目地側端面(20)に圧接できる
    中空シール部(10)を連設し、前記中空シール部(10)は、
    断面略方形とし、上面(11)の両端部に夫々表装溝(27)を
    形し、前記支持部材(6) は、底材(1) の両端部(2) に側
    材(3) を連設してなり、該側材(3) は内方屈曲した屈曲
    部(4) を有し、該屈曲部(4) は中間屈折部(5) を他の部
    分より薄肉に形成したことを特徴とする目地シール材。
  4. 【請求項4】下地(15)に、所定幅の目地(25)を介して、
    目地側端面(19)に沿って圧接溝(21)を設けたボード(18)
    を並列して固定し、前記目地(25)内に、前記ボード(18)
    の表装溝(21)の内壁の一部又は全部及び該表装溝上方の
    ボード(18)の端面に圧接できるシール材(18)を挿入して
    なることを特徴としたボードの目地シール装置。
  5. 【請求項5】下地(15)に、所定幅の目地(25)を介して、
    目地側端面(19)に沿って圧接溝(21)を設けたボード(18)
    を並列して固定し、前記目地(25)内に、前記ボード(18)
    の圧接溝(21)の内壁の一部又は全部及び該圧接溝上方の
    ボード(18)の側壁に圧接できるシール材(18)を挿入して
    なる目地シール装置で、前記シール材の上面は、ボード
    (18)の表面(23)と略面一に形成され、該シール材の上面
    の両端部に溝(27)を形成したボードの目地シール装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180002369A (ko) * 2016-06-29 2018-01-08 권중곤 스크린 가이드장치 및 이를 포함하는 블라인드

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