JP2000045406A - 開口部周囲の防水構造 - Google Patents

開口部周囲の防水構造

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JP2000045406A
JP2000045406A JP21376698A JP21376698A JP2000045406A JP 2000045406 A JP2000045406 A JP 2000045406A JP 21376698 A JP21376698 A JP 21376698A JP 21376698 A JP21376698 A JP 21376698A JP 2000045406 A JP2000045406 A JP 2000045406A
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Akihiro Fujiwara
章洋 藤原
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防水性を維持しながら、簡単かつ短期間に施
工を完結することができる開口部周囲の防水構造を提供
することにある。 【解決手段】 開口部(5)周囲の目地(15)の底部
に配設され、かつ、水切片(3)を有するベース目地部
材(13)、および、このベース目地部材(13)に一
部が係合して目地(15)の外面部を塞ぐトップ目地部
材(6)を設け、さらに、上記ベース目地部材(13)
どうしを上記開口部(5)周囲のコーナー部分で突き付
けて施工する際に、この突き付け部分の裏面に防水テー
プ(21)を貼着してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開口部周囲の防水
構造に関し、具体的には、サイディングなどの壁材と軒
天井部分や窓枠部分などの開口部周囲との継ぎ目に形成
される目地を埋めるのに有用な開口部周囲の防水構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の開口部周囲の防水構造としては、
例えば、図4に示すごとく、開口部(5)周囲に形成さ
れる目地(15)にシーリング(19)を充分に配設し
て、このシーリング(19)にて同開口部(5)周囲を
納めていたものが知られていた。
【0003】ちなみに、同図4に示すごとく、壁材どう
しの間に形成される目地(15)においては、同目地
(15)の底部にベース目地部材を配設し、このベース
目地部材に一部が係合して目地(15)の外面部を塞ぐ
ようにしてトップ目地部材が配設された乾式目地材(2
0)が用いられていたものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような開口部周囲の防水構造においては、シーリング
(19)にて開口部(5)周囲の防水性は高く維持され
るものの、同シーリング(19)による施工が湿式であ
るために、施工としては時間のかかるものであり、施工
者としても効率が悪いものであった。
【0005】本発明は、上述の問題を解決するためにな
されたものであって、その目的とするところは、防水性
を維持しながら、簡単かつ短期間に施工を完結すること
ができる開口部周囲の防水構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
開口部周囲の防水構造は、開口部(5)周囲の目地(1
5)の底部に配設され、かつ、水切片(3)を有するベ
ース目地部材(13)、および、このベース目地部材
(13)に一部が係合して目地(15)の外面部を塞ぐ
トップ目地部材(6)を設け、さらに、上記ベース目地
部材(13)どうしを上記開口部(5)周囲のコーナー
部分で突き付けて施工する際に、この突き付け部分の裏
面に防水テープ(21)を貼着してなることを特徴とす
る。
【0007】本発明の請求項2に係る開口部周囲の防水
構造は、上記ベース目地部材(13)のうち、水平方向
に配設される同ベース目地部材(13)が、上記水切片
(3)の端部分を切断して折り返された折返片(2)を
有するものであることを特徴とする。
【0008】本発明の請求項3に係る開口部周囲の防水
構造は、上記ベース目地部材(13)が、平面視略L字
型に一体成形されたものであることを特徴とする。
【0009】本発明の請求項4に係る開口部周囲の防水
構造は、上記ベース目地部材(13)が、平面視略T字
型に一体成形されたものであることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態に係る図
面に基づいて詳しく説明する。
【0011】図1の(a)は、本発明の開口部周囲の防
水構造に用いられる一実施形態に係るベース目地部材を
示した斜視図であり、図1の(b)は、図1の(a)の
ベース目地部材を用いて形成された本発明の開口部周囲
の防水構造を示す要部の斜視図である。図2は、図1の
ベース目地部材を示した上面図である。図3は、本発明
の開口部周囲の防水構造に用いられる他の一実施形態に
係るベース目地部材を示した上面図である。
【0012】本発明の開口部周囲の防水構造は、図1な
いし図3に示すごとく、開口部(5)周囲の目地(1
5)の底部に配設され、かつ、水切片(3)を有するベ
ース目地部材(13)、および、このベース目地部材
(13)に一部が係合して目地(15)の外面部を塞ぐ
トップ目地部材(6)を設け、さらに、上記ベース目地
部材(13)どうしを上記開口部(5)周囲のコーナー
部分で突き付けて施工する際に、この突き付け部分の裏
面に防水テープ(21)を貼着してなっているものであ
る。
【0013】上記開口部(5)としては、サッシなどの
窓枠やドア枠、さらには、軒天井付近の開口などであ
り、例えば、開口部分にはガラス戸などが取り付けられ
ているといったものである。
【0014】上記ベース目地部材(13)は、図1ない
し図3に示すごとく、水切片(3)を有しているもので
あって、上記開口部(5)周囲の目地(15)の底部に
配設されているものである。このベース目地部材(1
3)としては、一般にはガルバリュウム鋼板が用いられ
たりするが、その他様々なものが用いられ、例えば、単
にアルミニウム、ステンレス、スチール、鉄などの金属
のみで構成されていたり、単にアクリロニトリル、ポリ
塩化ビニル、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピ
レンなどの樹脂を用いて、単独の成形で得られるもので
あったり、または、内部に一連に内蔵された芯材と、こ
の芯材を被覆する樹脂層とからなっているものなどが用
いられているが、特に、限定されるものではない。
【0015】なお、上記目地(15)の底部には、必要
に応じて、図1の(b)に示すごとく、合板などの壁下
地(9)が形成されているものである。
【0016】上記芯材としては、アルミニウム、ステン
レス、スチール、鉄などの金属製のものが用いられ、上
記樹脂層としては、アクリロニトリル、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレンなど
の樹脂が用いられているものである。
【0017】具体的には、上記ベース目地部材(13)
としては、図1ないし図3に示すごとく、上記目地(1
5)の底部に直に接触する基板(16)、および、この
基板(16)の片端部から若干の間隔をおいた位置で同
基板(16)から外方に延設され、かつ、上記目地(1
5)に位置して上記トップ目地部材(6)の一部と係合
する一対のスペーサ片(11)を有しているものであ
る。
【0018】なお、上記一対のスペーサ片(11)の部
分においては、上記トップ目地部材(6)の一部と係合
するために、他の部分のベース目地部材(13)と同一
の材質のものでなくてもかまわないものである。この一
対のスペーサ片(11)として用いられる具体的な材質
は、後述に譲るものとする。
【0019】上記トップ目地部材(6)は、図1の
(b)に示すごとく、上記ベース目地部材(13)に一
部が係合して目地(15)の外面部を塞いでいるもので
ある。この目地(15)の外面部を塞ぐものとしては、
例えば、同図に示すごとく、化粧片(7)を設けるもの
である。特に、この化粧片(7)がゴムであると、壁材
(1)の側面と開口部(5)の周囲側面とにそれぞれさ
らに良く当接することができる点で好ましいものであ
る。
【0020】また、必要に応じて、上記化粧片(7)よ
り内方に目地(15)の外面部を塞ぐとともに防水性を
高めるために、図1の(b)に示すごとく、防水片
(8)が設けられていてもかまわないものである。この
防水片(8)は、同図に示すごとく、上記壁材(1)の
側面と開口部(5)の周囲側面とにそれぞれ当接してい
るものである。この防水片(8)が、例えば、ゴムであ
ると、壁材(1)の側面とさらに良く当接でき、より一
層確実に壁材(1)と開口部(5)の周囲の継ぎ目に形
成される目地(15)の幅に対応して目地(15)を埋
めることができる点で好ましいものである。
【0021】上記トップ目地部材(6)としては、様々
なものが考えられるが、例えば、ゴムが用いられ、具体
的には、ジエン系、多硫化物系、オレフィン系、シリコ
ン系、フッ素化合物系、ウレタン系、ビニル系などの合
成ゴムや天然ゴムがあるが、その他ゴムと同等に機能で
きる柔軟な物質を用いてもよいものである。また、この
トップ目地部材(6)は、単にアクリロニトリル、ポリ
塩化ビニル、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピ
レンなどの樹脂を用いて、単独の成形で得られるもので
あってもかまわないものである。
【0022】それから、上記一対のスペーサ片(11)
は、この基板(16)の端部から若干の間隔をおいた位
置で同基板(16)から外方に延設されており、上記目
地(15)に位置して上記トップ目地部材(6)の一部
と係合しているものである。
【0023】例えば、この一対のスペーサ片(11)間
の底部(12)に向かって垂下する係合片(10)を上
記トップ目地部材(6)が備えていると、この係合片
(10)が一対のスペーサ片(11)で挟持係合される
ものである。
【0024】なお、上記一対のスペーサ片(11)と係
合片(10)との間にコーキング剤を介在させている
と、一対のスペーサ片(11)と係合片(10)との間
に生じやすい隙間を充分に埋めて、一対のスペーサ片
(11)でつくられる谷部に雨水などが浸入することを
阻止できるものである。また、この一対のスペーサ片
(11)のうち、上記開口部(5)の周囲側面に当接す
るスペーサ片(11)は、その外側側面部分に図1の
(b)に示すごとき両面テープ(14)が貼り付けられ
て上記開口部(5)の周囲側面との間の防水性が高めら
れているものである。
【0025】なお、上記係合片(10)の脚部の形状
が、樹木の先端様であればスペーサ片(11)に一層挿
着しやすいものであるが、特にこれらの点に限定される
ものではない。
【0026】上記一対のスペーサ片(11)としては、
ポリ塩化ビニルなどの樹脂を用いて、単独の成形で得ら
れるものであってもかまわないものであるが、その他に
も、アクリロニトリル、ポリエチレン、ポリスチレン、
ポリプロピレンなどの樹脂を用いて、単独の成形で得ら
れるものであってもかまわないし、ジエン系、多硫化物
系、オレフィン系、シリコン系、フッ素化合物系、ウレ
タン系、ビニル系などの合成ゴムや天然ゴムが用いられ
たり、その他ゴムと同等に機能できる柔軟な物質を用い
てもよいものである。
【0027】上記基板(16)の端部には、図1ないし
図3に示すごとき水切片(3)が形成されているもので
ある。特に、壁材(1)が外壁として使用されている場
合などでは、夜間の冷え込みなどによって同壁材(1)
と基板(16)の間に結露してできた水滴や目地(1
5)に浸入してきた雨水などをこの水切片(3)にて水
切りできる点で好ましいものである。そして、必要に応
じて、この水切片(3)よりも内側で上記基板(16)
上に、水切片(3)の補助的な役割を果たす水切りリブ
(4)が1本ないし複数本設けられていてもかまわない
ものである。
【0028】上記壁材(1)としては、上面に複数の凸
部と複数の凹部とが並行して交互に繰り返されて形成さ
れたものであってもよいし、単に平板状であってもよ
く、意匠上で自由な形状を選択できるものである。壁材
(1)の材質としては、例えば、無機窯業系のものなど
が用いられるが、特にこれに限定されるものではない。
また、この壁材(1)が上記目地(15)に開口する複
数の空洞を備えていると、壁材(1)の重量を軽量化で
きる点で好ましいものである。
【0029】本発明においては、図1の(a)、図2お
よび図3に示すごとく、さらに、上記ベース目地部材
(13)どうしを上記開口部(5)周囲のコーナー部分
で突き付けて施工する際に、この突き付け部分の裏面に
防水テープ(21)を貼着してなっているものである。
この防水テープ(21)としては、一般に用いられてい
るものでかまわず、特に制限されるものではないもので
ある。同防水テープ(21)は、ベース目地部材(1
3)どうしの突き付け部分の裏面であれば、その範囲の
広さなどは特に制限されるものではないが、例えば、図
示のごとき点線部分(17)に囲まれた範囲に取り付け
られるものである。
【0030】本発明は、このような構成をとることによ
って、トップ目地部材(6)にて目地(15)の外面部
を塞ぐことで埋められるとともに、外観上での見栄えも
良くなるものであり、トップ目地部材(6)に目地(1
5)の底部に配設されるベース目地部材(13)の一部
が係合して目地(15)を納めることができるものであ
る。すなわち、この乾式であるベース目地部材(13)
とトップ目地部材(6)にて防水性が高くなるものであ
り、施工としても簡単かつ短期間に完結することができ
るものであり、その上、仕上がり後の耐久性が高いもの
である。そして、ベース目地部材(13)どうしを開口
部(5)周囲のコーナー部分で突き付けて施工する際
に、この突き付け部分の裏面に防水テープ(21)を貼
着しているために、開口部(5)周囲のコーナー部分で
ベース目地部材(13)どうしが簡単に接続されるとと
もに、防水テープ(21)にてこの接続された部分の防
水性も低下することなく、確実に維持されるものであ
る。
【0031】以上のことから、本発明は、防水性を維持
しながら、簡単かつ短期間に施工を完結することができ
るものである。
【0032】特に、図1の(a)および図2に示すごと
く、上記ベース目地部材(13)のうち、水平方向に配
設される同ベース目地部材(13)が、上記水切片
(3)の端部分を切断して折り返された折返片(2)を
有するものであると、水平方向に配設されるベース目地
部材(13)の水切片(3)の端部分を切断して折り返
すだけで簡単に折返片(2)が形成されるものであり、
しかも、この折返片(2)にて水切片(3)の端部分か
ら水が漏れて、同水が目地(15)の底部である壁下地
(9)などに達するのを防止することができるものであ
り、結果的に、防水性をより一層確実に向上させること
ができるものとなる。
【0033】また、図3に示すごとく、上記ベース目地
部材(13)が、平面視略L字型に一体成形されたもの
であると、開口部(5)周囲のコーナー部分にこの平面
視略L字型に一体成形されたベース目地部材(13)を
単に配設固定し、他の開口部(5)周囲の部分に直線状
のベース目地部材(13)を繋げるだけで、開口部
(5)周囲の防水性が高く維持されるように施工が完結
するものであり、結果として、防水性を確実に維持しな
がら、より一層簡単かつ短期間に施工を完結することが
できるものとなる。
【0034】さらに、図1の(a)および図2に示すご
とく、上記ベース目地部材(13)が、平面視略T字型
に一体成形されたものであると、開口部(5)周囲のコ
ーナー部分にこの平面視略T字型に一体成形されたベー
ス目地部材(13)を単に配設固定し、他の開口部
(5)周囲の部分に直線状のベース目地部材(13)を
繋げるだけで、開口部(5)周囲の防水性が高く維持さ
れるように施工が完結するものであり、結果として、防
水性を確実に維持しながら、より一層簡単かつ短期間に
施工を完結することができるものとなる。
【0035】なお、上記平面視略L字型に一体成形され
たベース目地部材(13)と上記平面視略T字型に一体
成形されたベース目地部材(13)との使い分けとして
は、例えば、上記開口部(5)周囲において、上から下
まで垂直方向に一直線に目地(15)が形成されている
場合に平面視略T字型に一体成形されたベース目地部材
(13)が用いられ、同開口部(5)周囲において、垂
直方向に一直線に目地(15)が形成されていないよう
な場合には、平面視略L字型に一体成形されたベース目
地部材(13)が用いられるものである。
【0036】そして、上記平面視略L字型に一体成形さ
れたベース目地部材(13)と上記平面視略T字型に一
体成形されたベース目地部材(13)とは、いわゆる1
つの部材として存在するものであるが、それ以外にも、
図1の(a)、図2および図3に示すごとく、ばらばら
で直線状のベース目地部材(13)を組み合わせて接合
部分(18)で接合されて形成されたようなものであっ
てもかまわないものである。
【0037】本発明の開口部周囲の防水構造によると、
図1ないし図3に示すごとく、開口部(5)周囲の目地
(15)の底部に配設され、かつ、水切片(3)を有す
るベース目地部材(13)、および、このベース目地部
材(13)に一部が係合して目地(15)の外面部を塞
ぐトップ目地部材(6)を設け、さらに、上記ベース目
地部材(13)どうしを上記開口部(5)周囲のコーナ
ー部分で突き付けて施工する際に、この突き付け部分の
裏面に防水テープ(21)を貼着してなるので、トップ
目地部材(6)にて目地(15)の外面部を塞ぐことで
埋められるとともに、外観上での見栄えも良くなるもの
であり、トップ目地部材(6)に目地(15)の底部に
配設されるベース目地部材(13)の一部が係合して目
地(15)を納めることができるものである。すなわ
ち、この乾式であるベース目地部材(13)とトップ目
地部材(6)にて防水性が高くなるものであり、施工と
しても簡単かつ短期間に完結することができるものであ
り、その上、仕上がり後の耐久性が高いものである。そ
して、ベース目地部材(13)どうしを開口部(5)周
囲のコーナー部分で突き付けて施工する際に、この突き
付け部分の裏面に防水テープ(21)を貼着しているた
めに、開口部(5)周囲のコーナー部分でベース目地部
材(13)どうしが簡単に接続されるとともに、防水テ
ープ(21)にてこの接続された部分の防水性も低下す
ることなく、確実に維持されるものである。
【0038】以上のことから、本発明は、防水性を維持
しながら、簡単かつ短期間に施工を完結することができ
るものである。
【0039】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る開口部周囲の防
水構造によると、トップ目地部材(6)にて目地(1
5)の外面部を塞ぐことで埋められるとともに、外観上
での見栄えも良くなるものであり、トップ目地部材
(6)に目地(15)の底部に配設されるベース目地部
材(13)の一部が係合して目地(15)を納めること
ができるものである。すなわち、この乾式であるベース
目地部材(13)とトップ目地部材(6)にて防水性が
高くなるものであり、施工としても簡単かつ短期間に完
結することができるものであり、その上、仕上がり後の
耐久性が高いものである。そして、ベース目地部材(1
3)どうしを開口部(5)周囲のコーナー部分で突き付
けて施工する際に、この突き付け部分の裏面に防水テー
プ(21)を貼着しているために、開口部(5)周囲の
コーナー部分でベース目地部材(13)どうしが簡単に
接続されるとともに、防水テープ(21)にてこの接続
された部分の防水性も低下することなく、確実に維持さ
れるものである。
【0040】以上のことから、本発明は、防水性を維持
しながら、簡単かつ短期間に施工を完結することができ
るものである。
【0041】本発明の請求項2に係る開口部周囲の防水
構造によると、請求項1記載の場合に加えて、水平方向
に配設されるベース目地部材(13)の水切片(3)の
端部分を切断して折り返すだけで簡単に折返片(2)が
形成されるものであり、しかも、この折返片(2)にて
水切片(3)の端部分から水が漏れて、同水が目地(1
5)の底部である壁下地などに達するのを防止すること
ができるものであり、結果的に、防水性をより一層確実
に向上させることができるものとなる。
【0042】本発明の請求項3に係る開口部周囲の防水
構造によると、請求項1または請求項2記載の場合に加
えて、開口部(5)周囲のコーナー部分にこの平面視略
L字型に一体成形されたベース目地部材(13)を単に
配設固定し、他の開口部(5)周囲の部分に直線状のベ
ース目地部材(13)を繋げるだけで、開口部(5)周
囲の防水性が高く維持されるように施工が完結するもの
であり、結果として、防水性を確実に維持しながら、よ
り一層簡単かつ短期間に施工を完結することができるも
のとなる。
【0043】本発明の請求項4に係る開口部周囲の防水
構造によると、請求項1または請求項2記載の場合に加
えて、開口部(5)周囲のコーナー部分にこの平面視略
T字型に一体成形されたベース目地部材(13)を単に
配設固定し、他の開口部(5)周囲の部分に直線状のベ
ース目地部材(13)を繋げるだけで、開口部(5)周
囲の防水性が高く維持されるように施工が完結するもの
であり、結果として、防水性を確実に維持しながら、よ
り一層簡単かつ短期間に施工を完結することができるも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の開口部周囲の防水構造に用
いられる一実施形態に係るベース目地部材を示した斜視
図であり、(b)は、(a)のベース目地部材を用いて
形成された本発明の開口部周囲の防水構造を示す要部の
斜視図である。
【図2】図1のベース目地部材を示した上面図である。
【図3】本発明の開口部周囲の防水構造に用いられる他
の一実施形態に係るベース目地部材を示した上面図であ
る。
【図4】従来例に係る開口部周囲の防水構造を示した概
略図である。
【符号の説明】
2 折返片 3 水切片 5 開口部 6 トップ目地部材 13 ベース目地部材 15 目地 21 防水テープ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部周囲の目地の底部に配設され、か
    つ、水切片を有するベース目地部材、および、このベー
    ス目地部材に一部が係合して目地の外面部を塞ぐトップ
    目地部材を設け、さらに、上記ベース目地部材どうしを
    上記開口部周囲のコーナー部分で突き付けて施工する際
    に、この突き付け部分の裏面に防水テープを貼着してな
    ることを特徴とする開口部周囲の防水構造。
  2. 【請求項2】 上記ベース目地部材のうち、水平方向に
    配設される同ベース目地部材が、上記水切片の端部分を
    切断して折り返された折返片を有するものであることを
    特徴とする請求項1記載の開口部周囲の防水構造。
  3. 【請求項3】 上記ベース目地部材が、平面視略L字型
    に一体成形されたものであることを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の開口部周囲の防水構造。
  4. 【請求項4】 上記ベース目地部材が、平面視略T字型
    に一体成形されたものであることを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の開口部周囲の防水構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012001967A (ja) * 2010-06-16 2012-01-05 Asahi Tostem Gaiso Kk 開口部装置と外壁材の間の目地工法
JP2015094180A (ja) * 2013-11-13 2015-05-18 トヨタホーム株式会社 建物の壁構造
JP2015098778A (ja) * 2015-01-28 2015-05-28 旭トステム外装株式会社 開口部装置と外壁材の間の隙間部の目地工法
JP2015155608A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 旭トステム外装株式会社 開口部装置と外壁材間の目地構造に用いる複数のベース部材、及び、その施工方法

Cited By (4)

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