JP3025054B2 - バルコニー手摺と建物外壁間のシール構造 - Google Patents

バルコニー手摺と建物外壁間のシール構造

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JP3025054B2
JP3025054B2 JP13895091A JP13895091A JP3025054B2 JP 3025054 B2 JP3025054 B2 JP 3025054B2 JP 13895091 A JP13895091 A JP 13895091A JP 13895091 A JP13895091 A JP 13895091A JP 3025054 B2 JP3025054 B2 JP 3025054B2
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side waterproof
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省吾 松下
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バルコニー手摺と建物
外壁間のシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】バルコニー手摺の構成としては、フレー
ム材に内壁と外壁を固定したものがある(特公昭58−
30458号公報,特公平3−6290号公報参照)。
このような構成のバルコニー手摺においてはフレーム材
が濡れるとフレーム材が錆びるなどの被害が生じるた
め、バルコニー手摺と建物外壁との間に形成される間隙
を閉塞するシール構造が重要になる。
【0003】従来、このようなバルコニー手摺と建物外
壁間の一般的シール構造としては、バルコニー手摺と建
物外壁との間に形成された間隙にシーリング材が充填さ
れたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バルコ
ニー手摺と建物外壁との間に形成された間隙にシーリン
グ材を充填する作業は、建築現場において足場を組んで
行わなければならないため、施工現場での作業が煩雑に
なり、作業効率が悪いという問題がある。また、シーリ
ング材は、経時変化により亀裂が入ったり、ひびが生じ
たりするので、防水性が低下するという問題もある。
【0005】本発明のバルコニー手摺と建物外壁間のシ
ール構造は、上記のような問題に着目し、バルコニー手
摺と建物外壁間の間隙を簡単な作業により確実に閉塞
し、間隙の防水性の向上を図ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段として、本発明のバルコニー手摺と建物外壁間の
シール構造では、フレーム材に内壁と外壁を固定してバ
ルコニー手摺が構成され、該バルコニー手摺と建物外壁
との間に形成された間隙が、バルコニー手摺の内壁に取
着されているバルコニー側防水シートと、建物外壁に取
着されている建物側防水シートを接合させることでバル
コニー内側から閉塞されていると共に、前記バルコニー
手摺の外壁に取着されているバルコニー側防水シート
と、建物外壁に取着されている建物側防水シートを接合
させることでバルコニー外側から閉塞され、かつ、前記
バルコニー側防水シートと建物側防水シートにまたがっ
て設けられたシート水切りによってバルコニー手摺の上
側から閉塞されている。尚、より水密性を高めるために
は、バルコニー手摺と建物外壁との間に形成された間隙
にバルコニー側防水シートと建物側防水シートを格納さ
せ、格納させた両防水シートの外側から前記間隙にシー
リング材を充填するとよい。
【0007】
【作用】本発明のシール構造では、バルコニー手摺の内
壁に取着されているバルコニー側防水シートと、建物外
壁に取着されている建物側防水シートを接合させること
でバルコニー手摺と建物外壁間の間隙がバルコニー内側
から閉塞され、バルコニー手摺の外壁に取着されている
バルコニー側防水シートと、建物外壁に取着されている
建物側防水シートを接合させることで前記間隙がバルコ
ニー外側から閉塞され、かつ、前記バルコニー側防水シ
ートと建物側防水シートにまたがってシート水切りを設
けることで前記間隙がバルコニー手摺の上側から閉塞さ
れる。従って、シーリング材を充填する作業なしに、バ
ルコニー手摺と建物外壁間の間隙の防水処理を完了させ
ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図5に基づい
て詳述する。まず、図5はバルコニー手摺を示す側面図
で、このバルコニー手摺Bは、バルコニー床(図示省
略)の先端に取り付けられたパラペット1と、該パラペ
ット1の上に立設された目隠しパネル2と、該目隠しパ
ネル2の上に取り付けられた笠木3とで主に構成されて
おり、前記パラペット1が建物外壁Tのコーナー部に接
合されている。なお、パラペット1は、図1〜図4に示
すように、柱11や胴縁12などのフレーム材に内壁1
3及び外壁14が固定されており、パラペット1の上端
面は、パラペット1の壁厚全体を覆うと共に、前記内壁
13の表面及び外壁14の表面に沿って折り曲げること
のできる幅に形成された防水シート15が貼られてい
る。
【0009】図1は前記バルコニー手摺と建物外壁間の
シール構造を示す斜視図、図2は図1のII−II断面図、
図3は図1の III−III 断面図、図4は図1のIV−IV断
面図で、図中4は見切り材、5はシート水切り、6a,
6bはバルコニー側防水シート、7a,7bは建物側防
水シートである。
【0010】見切り材4は、アルミなどの金属プレート
で形成されており、建物外壁Tのコーナー部に固定され
ている。尚、見切り材4と建物外壁Tとの間は、図3及
び図4に示すようにシール材8で防水処理されている。
【0011】シート水切り5は、ベース51と立ち上り
部52とで構成されており、前記ベース51がパラペッ
ト1の上端に嵌合可能な形状に形成され、前記立ち上り
部52が前記見切り材4の上端に嵌合可能な形状に形成
されている。尚、このシート水切り5は、軟質塩化ビニ
ルなどの樹脂シートで形成されている。
【0012】バルコニー側防水シート6a,6bは、パ
ラペット1の外壁14の裏面と、パラペット1の内壁1
3の表面に接着されている。また、各バルコニー側防水
シート6a,6bは、パラペット1の全幅よりも長く形
成されており、所定幅だけ建物側に余るようにパラペッ
ト1のほぼ全幅にわたって設けられている。更に、各パ
ラペット側防水シート6a,6bは、下端部がパラペッ
ト1の下方に垂下されている。
【0013】建物側防水シート7a,7bは、直角にぶ
つかる各建物外壁T,Tの裏面に接着されている。ま
た、各建物側防水シート7a,7bは、建物外壁Tの全
幅よりも長く形成されており、所定幅だけ外側に余るよ
うに建物外壁Tのほぼ全幅にわたって設けられている。
更に、各建物側防水シート7a,7bは、下端部が建物
外壁Tの下方に垂下されている。また、建物側防水シー
ト7a,7bの外側に余った部分は、前記見切り材4の
内側を通して建物外壁Tの外側に引き出されている。
【0014】尚、これらの防水シート6a,6b,7
a,7bには、例えば軟質塩化ビニルなどの樹脂シート
を使用することができる。
【0015】そして、バルコニー手摺Bのパラペットと
建物外壁Tとの間に形成された間隙は、パラペット1の
内壁13に取着されているバルコニー側防水シート6a
の余らせた部分と、建物外壁Tに取着されている建物側
防水シート7aの余らせた部分を両面粘着テープ(図示
省略)によって接合させることでバルコニー内側から閉
塞されていると共に、パラペット1の外壁14に取着さ
れているバルコニー側防水シート6bの余らせた部分
と、建物外壁Tに取着されている建物側防水シート7b
の余らせた部分をファスナー接合させることでバルコニ
ー外側から閉塞されている。更に、前記間隙は、接合さ
れた前記バルコニー側防水シート6a,6bと建物側防
水シート7a,7bにまたがってシート水切り5を設け
ることでパラペット1の上側から閉塞されている。尚、
シート水切り5の裏面にはほぼ全面的に予め粘着両面テ
ープ(図示省略)が接着されており、離型紙を剥いでベ
ース51をパラペット1に嵌合させると粘着両面テープ
によってパラペット1にベース51が接着され、同様に
立ち上り部52を見切り材4に嵌合させると粘着両面テ
ープによって見切り材4に立ち上り部52が接着される
ようになっている。更に、パラペット1の内壁13側に
設けられているバルコニー側防水シート6aと建物側防
水シート7aの一方にも予め粘着両面テープ(図示省
略)が接着されており、離型紙を剥いで接着させるだけ
で両者を接合できるようになっている。
【0016】また、パラペット1の外壁14側に設けら
れたバルコニー側防水シート6bと建物側防水シート7
bの接合部は、巻き状態でパラペット1と建物外壁Tと
の間の間隙に格納され、格納された両防水シート6b,
7bの外側から前記間隙にシーリング材9が充填されて
いる。
【0017】次に、本実施例の作用を説明する。
【0018】バルコニー手摺Bのパラペット1と建物外
壁Tとの間に形成された間隙を防水処理する場合には、
予めパラペット1にバルコニー側防水シート6a,6b
を取着させておくと共に、建物外壁Tに建物側防水シー
ト7a,7bを取着させておく。そうすれば、建物外壁
Tにバルコニーを据え付けた後、パラペット1の内壁1
3に取着されているバルコニー側防水シート6aと、建
物外壁Tに取着されている建物側防水シート7aを両面
粘着テープで接合することで前記間隙をバルコニー内側
から閉塞することができ、パラペット1の外壁14に取
着されているバルコニー側防水シート6bと、建物外壁
Tに取着されている建物側防水シート7bをファスナー
接合させることでバルコニー外側から閉塞することがで
きる。更に、前記バルコニー側防水シート6a,6bと
建物側防水シート7a,7bにまたがってシート水切り
5を設けることで前記間隙をパラペット1の上側から閉
塞することができる。従って、シーリング材を充填する
作業なしに、パラペット1と建物外壁T間の間隙の防水
処理を完了させることができる。つまり、バルコニー手
摺Bのパラペット1と建物外壁T間の間隙を簡単な作業
により確実に閉塞することができ、それによって防水性
の向上を図ることができる。
【0019】この時に、パラペット1の外壁14に取着
されているバルコニー側防水シート6bと、建物外壁T
に取着されている建物側防水シート7bを接合させる作
業を完了した後に、パラペット1の内壁13に取着され
ているバルコニー側防水シート6aと、建物外壁Tに取
着されている建物側防水シート7aを接合させる作業を
完了させると、どちらの作業もバルコニーの内側から行
なうことができる。
【0020】また、パラペット1の外壁14に取着され
ているバルコニー側防水シート6bと、建物外壁Tに取
着されている建物側防水シート7bをファスナー接合さ
せた後、この接合部を巻き状態でパラペット1と建物外
壁Tとの間の間隙に格納し、格納した両防水シート6
b,7bの外側から前記間隙にシーリング材9を充填す
る。そうすると、バルコニー手摺Bのパラペット1と建
物外壁Tとの間に形成された間隙を、バルコニー側防水
シート6b及び建物側防水シート7bと、シーリング材
9によってバルコニー外側から2重に閉塞することがで
きるので、より防水処理を確実にすることができる。
【0021】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の
変更等があっても本発明に含まれる。例えば、実施例で
は、パラペット1の内壁13に取着されているバルコニ
ー側防水シート6aと、建物外壁Tに取着されている建
物側防水シート7aを両面粘着テープで接合し、パラペ
ット1の外壁14に取着されているバルコニー側防水シ
ート6bと、建物外壁Tに取着されている建物側防水シ
ート7bをファスナー接合したが、防水シート6a,6
b,7a,7b同士の接合手段は、実施例に限られな
い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシール構
造にあっては、バルコニー手摺と建物外壁との間に形成
された間隙が、前記バルコニー手摺の内壁に取着されて
いるバルコニー側防水シートと、建物外壁に取着されて
いる建物側防水シートを接合させることでバルコニー内
側から閉塞されていると共に、バルコニー手摺の外壁に
取着されているバルコニー側防水シートと、建物外壁に
取着されている建物側防水シートを接合させることでバ
ルコニー外側から閉塞され、かつ、前記バルコニー側防
水シートと建物側防水シートにまたがって設けられたシ
ート水切りによってバルコニー手摺の上側から閉塞され
ているので、バルコニー手摺と建物外壁間の間隙を簡単
な作業により確実に閉塞することができ、それによって
防水性の向上を図ることができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のバルコニー手摺と建物外壁間のシー
ル構造を示す斜視図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図1の III−III 断面図である。
【図4】図1のIV−IV断面図である。
【図5】バルコニー手摺を示す側面図である。
【符号の説明】
B バルコニー手摺 T 建物外壁 1 パラペット 11 柱 12 胴縁 13 内壁 14 外壁 2 目隠しパネル 3 笠木 4 見切り材 5 シート水切り 6a,6b バルコニー側防水シート 7a,7b 建物側防水シート 8 シール材 9 シーリング材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム材に内壁と外壁を固定してバル
    コニー手摺が構成され、該バルコニー手摺と建物外壁と
    の間に形成された間隙が、前記バルコニー手摺の内壁に
    取着されているバルコニー側防水シートと、建物外壁に
    取着されている建物側防水シートを接合させることでバ
    ルコニー内側から閉塞されていると共に、前記バルコニ
    ー手摺の外壁に取着されているバルコニー側防水シート
    と、建物外壁に取着されている建物側防水シートを接合
    させることでバルコニー外側から閉塞され、かつ、前記
    バルコニー側防水シートと建物側防水シートにまたがっ
    て設けられたシート水切りによってバルコニー手摺の上
    側から閉塞されていることを特徴とするバルコニー手摺
    と建物外壁間のシール構造。
  2. 【請求項2】 バルコニー手摺と建物外壁との間に形成
    された間隙にバルコニー側防水シートと建物側防水シー
    トが格納され、格納された両防水シートの外側から前記
    間隙にシーリング材が充填されていることを特徴とする
    請求項1記載のバルコニー手摺と建物外壁間のシール構
    造。
JP13895091A 1991-06-11 1991-06-11 バルコニー手摺と建物外壁間のシール構造 Expired - Lifetime JP3025054B2 (ja)

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