JPS5846618B2 - 建築物の外壁パネルの壁下水切り方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、建築物の外壁パネルと床パネルとの間隙から
の水の浸入を防ぎ、且壁下水切り施工が確実、簡単にで
きる建築物の壁下水切り方法を提供せんとするものであ
る。

以下、本発明を図面に基いて詳細に説明する。

本発明は、例えば第１図に示すように、箱形住宅のよう
な建築物を構成する上階（例えば、二階）の箱形住宅ユ
ニットの外壁パネル１と床パネル２との突き合わせ部（
結合部）に、ブタジェン系ゴムシート、ポリエチレンシ
ート、ポリ塩化ビニルシート等の柔軟性を有する防水シ
ート３の一端部を挿入挟着して下方に垂下させると共に
該防水シート３を垂下せる上階の箱形住宅ユニットを下
階（例えば、一階）の梁体４上に、第２図に示すように
、載置して固着した後、防水シート３の垂下部を矢印５
にて示すようにもち上げ、次いで上階と下階との境界部
を覆蓋する幕板６を、第３図に示すように、挿入して固
着した後、上記もち上げた防水シート３を再度垂下させ
て梁体４及び幕板６上端部を被覆し、更に該防水シート
３前面に、必要に応じて、鋼板こ塩化ビニル樹脂被覆鋼
板等の水切り板７を張設して二重水切りして水切り仕上
げすることを特徴とする建築物の外壁パネルの壁下水切
り方法に関するものである。

伺、上記本発明に釦いて、第４図に示すように防水シー
ト３の上端縁部に粘着剤８及び離型紙９を付着し、該防
水シート３を外壁パネル１と床パネル２との突き合わせ
部に挿入挟着するに際して上記離型紙９を剥離し、粘着
剤８を介して床パネル２に仮止めして挟着するようにす
ると、防水シート３の挿入挟着作業が容易に且正確に行
えるので最適である。

又、上記本発明にあ・いては、外壁パネル１の壁下に、
梁体４、幕板６等の壁下部材１０を取り付けた場合の実
施例を例示したが、外壁パネル１の壁下に屋根、庇等の
壁下部材を取付けた場合にも適用できることは勿論であ
る。

上記のように、本発明の建築物の外壁パネルの壁下水切
り方法は、建築物の外壁パネルと床パネルとの突き合わ
せ部に、柔軟性を有する防水シートの一端部を挿入挟着
して下方に垂下させると共に、該垂下せる防水シートに
て壁下部材を被覆することを特徴とするので、外壁パネ
ルと床パネルとの間隙部からの水の浸入を防水シートに
より防ぎ、且水切り施工に防水シートの一端部を挿入挟
着して垂下させて取り付ける為、壁下水切り施工が確実
、簡単にできる。

又、防水シートは柔軟性を有しているので、外壁パネル
、床パネルがどのような大きさ、形状であっても取り付
けることが可能であって汎用性があり、且この柔軟性を
有する防水シートは、金属製水切板の如く変形によって
外壁パネルと床パネルの間に隙間を生じることもなく、
水密性を確実にすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は、本発明の壁下水切り工程を示す側
視図及び断面図、第４図は本発明にあ・いて使用せる防
水シートの拡大側視図である。 １・・・外壁パネル、２・・・床パネル、３・・・防水
シート、１０・・・壁下部材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 建築物の外壁パネルと床パネルとの突き合わせ部に
   、柔軟性を有する防水シートの一端部を挿入挟着して下
   方に垂下させると共に、該垂下せる防水シートにて壁下
   部材を被覆することを特徴とする建築物の外壁パネルの
   壁下水切り方法。