JP4658351B2 - 外壁構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外壁構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び課題】
例えば2階建て住宅などの建物において、外壁パネルを1階と2階に分けて設置する場合、外壁に横目地ができ、この横目地が、横方向において隣り合う外壁パネル間の縦目地と交差するため、この交差部を含む目地全体を、乾式にて、外観体裁良く止水状態に仕上げるのが非常に難しいという問題があった。
【0003】
本発明は、上記のような問題点に鑑み、しっかりとした止水状態に外観体裁良く仕上げることができる外壁構造を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、上下に外壁材が配設された外壁構造において、
上下の外壁材間が止水され、
化粧板が、屋外側から、上下の外壁材に横目地なしで渡すように設置されて、上下の外壁材間が隠されていることを特徴とする外壁構造によって解決される。
【0005】
この外壁構造では、化粧板が屋外側から上下の外壁材に横目地なしで渡すように設置されて、上下の外壁材間が隠されているから、外壁をこの化粧板で外観体裁良く仕上げることができる。そして、上下の外壁材間は、いかような方法で止水しても、その部分は化粧板で隠されるから、止水構造それ自体の体裁の善し悪しに左右されることはなく、しっかりとした止水状態に仕上げることができる。
【0006】
特に、階間を挟む上下に外壁材が配設された外壁構造において、
階上階下の外壁材間が止水され、
化粧板が、屋外側から、階上階下の外壁材に横目地なしで渡すように設置されて、階間部が隠されている外壁構造の場合は、外壁の階間部をしっかりとした止水状態に外観体裁良く仕上げることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0008】
図1乃至図4に示す第1実施形態の外壁構造において、2は1階外壁パネル、3は2階外壁パネル、1は胴差である。そして、4は止水のための透湿防水シート、8は化粧板である。
【0009】
胴差1は、上下のフランジ1a,1bとこれらフランジ1a,1bをつなぐウェブ1cとを備えた屋内側開放の溝形鋼からなっている。
【0010】
外壁パネル2,3はそれぞれ、外壁面材2a,3aと、外壁面材2a,3aの背面部に備えられた下地材2b,3bと、下地材2b,3bの更に背面側に備えられたパネルフレーム2c,3cとで構成されている。下地材2b,3bは、発泡ポリスチレンなどの発泡材などからなる。パネルフレーム2c,3cは、鋼製のものなどからなり、例えば溝形鋼を内向きにして方形環状に組んだものなどが用いられる。
【0011】
1階外壁パネル2は、そのフレーム2cが、その下端面を胴差1の下フランジ1bの下面に沿わせるようにして配置され、ボルト等の締結部材で胴差1に結合されており、また、1階外壁パネル2の下地材2bの上端は、外壁面材2a及びパネルフレーム2cの上端よりも上方に突出するように備えられ、下地材2bの上端が胴差1のウェブ1cの屋外側の面に沿って所定の高さ寸法立ち上がって配置されるようになっている。
【0012】
また、2階外壁パネル3は、そのフレーム3cが、その下端面を胴差1の上フランジ1aの上面に沿わせるように配置されてボルト等の締結部材で胴差1に結合されており、2階外壁パネル3の下地材3bの下端は、外壁面材3a及びパネルフレーム3cの下端よりも下方に突出するように備えられ、下地材3bの下端が胴差1のウェブ1cの屋外側の面に沿って所定の高さ寸法下がって配置されるようになっている。
【0013】
そして、1階外壁パネル2の上端部において、外壁面材2aと下地材2bの段差部分には、L字状の水切り板5が沿わされて取り付けられ、この水切り板5には、外壁面材2aの屋外側の面に若干寸法だけ垂れ下がる垂下縁部5aが備えられている。
【0014】
透湿防水シート4は、巻回及び/又は折り畳み可能なシート材からなっていて、例えば、デュポン社製のタイベック(登録商標)等などが用いられる。この透湿防水シート4は、胴差1の上フランジ1aの上面を上縁側の貼り代にして貼り付けられ、2階外壁パネル3の下地材3bの背面側に沿うようにして胴差1のウェブ1cの屋外側を垂れ下げられ、下縁側が水切り板5の垂直辺の屋外側の面及び/又は水平辺の上面に貼り付けられている。
【0015】
なお、6は階間部断熱材であり、これは発泡ポリスチレンなどの発泡材からなり、透湿防水シート4と胴差1のウェブ1cとの間に介装されている。
【0016】
また、7は押出ケイカル板などからなる化粧胴水切りであり、階間胴差部において、透湿防水シート4の外側に位置して備えられている。
【0017】
そして、この化粧胴水切り7の外側に化粧板8が取り付けられている。この化粧板8は、屋外側から、1階外壁パネル2と2階外壁パネル3とに横目地なしで渡すように設置され、1階外壁パネル2の外壁面材2aと化粧胴水切り7との間の横目地、及び、2階外壁パネル3の外壁面材3aと化粧胴水切り7との間の横目地が、化粧板8で隠されている。なお、縦目地はガスケット等で乾式にて止水されている。
【0018】
上記の外壁構造では、透湿防水シート4が、胴差1の上面と1階外壁パネル2の上端の水切り板5とに渡されて貼り付けられているので、胴差1の上端から、1階外壁パネル2の上端にわたる部分、即ち階間胴差部が、この透湿防水シート4でしっかりと止水される。なお、本実施形態では、2階外壁パネル3の下地材3bが同パネル3のフレーム3cの下端面より下方に突出し、胴差1の上端面よりも下方に突出していることで、透湿防水シート4と2階外壁パネル3との間からの水の侵入が確実に防がれる。
【0019】
しかも、透湿防水シート4で止水し、その屋外側に化粧胴水切り5の備えられた階間胴差部を化粧板8で覆い、横目地を外から視認されないようにしているから、スッキリとした体裁良い外観を得ることができる。
【0020】
図5乃至図7に示す第2実施形態の外壁構造では、透湿防水シートに替え、水切り鉄板15を用いて、階間部を止水する構造としたものである。そして、押出ケイカル板などからなる化粧胴水切り8が、階間胴差部において、水切り鉄板15の外側に位置して設置されている。この化粧胴水切り8は、本発明においていう化粧板を兼ねており、屋外側から、1階外壁パネル2と2階外壁パネル3とに横目地なしで渡すように設置され、その下縁部が1階外壁パネル2の外壁面材2aの上縁部に外側から重なるようにされると共に、その上縁部が2階外壁パネル3の外壁面材3aの下縁部に外側から重なるようにされている。なお、縦目地はガスケット等で乾式にて止水されている。
【0021】
この外壁構造においても、1階、2階の外壁パネル2,3の間は、水切り金物である鉄板15でしっかりとした止水状態を得られ、しかも、これら外壁パネル2,3間は、化粧板としての化粧胴水切り8で覆われ、横目地のないスッキリとした体裁良い外観が得られる。
【0022】
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で、各種の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、階上と階下の外壁パネル2,3間の止水構造として透湿防水シート4を用いたものと、水切り金物15を用いたものとを示しているが、止水構造それ自体はこれらに限られるものではなく、各種構造の止水手段が用いられてよい。また、本発明は、階間部への適用に限らず、要は、上下の外壁材間の処理に広く用いることができるものである。更に、化粧板によって隠される部分には、第1実施形態のように横目地が存在していてもよいし、第2実施形態のように存在していないものであってもよいことはいうまでもない。また、縦目地の有無は問わない。
【0023】
【発明の効果】
本発明は、以上のとおりのものであるから、外壁をしっかりとした止水状態に外観体裁良く仕上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】外壁構造の第1実施形態を示す断面斜視図である。
【図2】同断面図である。
【図3】同分解断面斜視図である。
【図4】透湿防水シートの設置部分を拡大して示す断面斜視図である。
【図5】外壁構造の第2実施形態を示す断面斜視図である。
【図6】同断面図である。
【図7】同分解断面斜視図である。
【符号の説明】
1…胴差
2…1階外壁パネル(階下外壁材)
3…2階外壁パネル(階上外壁材)
4…透湿防水シート
8…化粧板
15…水切り鉄板

Claims (2)

  1. 階下外壁パネルと階上外壁パネルとの間の階間胴差部において、透湿防水シートが、その上縁側を胴差の上面に貼り付け、胴差の屋外側を垂れ下げられ、下縁側を、階下外壁パネルの上端のL字状の水切り板の垂直辺の屋外側の面部及び/又は水平辺の上面に貼り付けて備えられることで、階間胴差部が止水されており、かつ、
    化粧板が、屋外側から、階上階下の外壁パネルの外壁面材に横目地なしで渡すように設置されて、階間部が隠されていることを特徴とする外壁構造。
  2. 階上外壁パネルの外壁面材背面側の下地材が、胴差の上端面よりも下方に突出し、透湿防水シートが該下地材の背面側に沿うようにして胴差のウェブの屋外側を垂れ下げられて、透湿防水シートと階上外壁パネルとの間からの水の侵入が阻止されるようになされている請求項1に記載の外壁構造。
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