JP2507123B2 - 外壁の防水構造 - Google Patents

外壁の防水構造

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JP2507123B2 JP5955390A JP5955390A JP2507123B2 JP 2507123 B2 JP2507123 B2 JP 2507123B2 JP 5955390 A JP5955390 A JP 5955390A JP 5955390 A JP5955390 A JP 5955390A JP 2507123 B2 JP2507123 B2 JP 2507123B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は建物の外壁の目地にガスケットを挿入する防
水構造に関する。
(従来の技術) 建物の外壁の防水構造は種々なものが提案されている
が、特開昭55-138528号公報に記載されているように、
外壁と外壁との間にガスケットを室外側から挿入する構
造が、セメントモルタル等を塗り込むよりは、施工が簡
単であり、施工後、乾燥してヒビ割れ等がないため、広
く行われている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、この外壁と外壁との間の目地部にガスケット
を挿入する構造は、防水性能が良いといっても、未だ不
十分であって、更に、防水性能の向上が必要である。
そこで、本発明は外壁の目地にガスケットを挿入する
防水構造であって、その防水性能を更に向上させる構造
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記の目的を達成するためになされたもの
であって、隣接する外壁の目地部にガスケットが室外側
から挿入され、外壁の室内側の側縁部に防水シートの長
手方向の一側縁部が接着され、この防水シートの他の側
縁部には噛合片がゴムで被覆されているファスナーが取
り付けられ、隣接する外壁に接着されているそれぞれの
防水シートをこの防水シートの側縁部に設けられたファ
スナーで接合するのである。
本発明において使用するガスケットの材質は、天然ゴ
ム、合成ゴム、軟質塩化ビニル樹脂等の合成樹脂、ある
いは、これらと金属とを併用したもの等各種あるが、EP
DM(エチレン−プロピレン−ジエンモノマー共重合体)
やブチルゴム等の耐候性の良い合成ゴムが最もよい。
本発明において使用する防水シートの材質は、天然ゴ
ム、合成ゴム、合成樹脂、紙にアスファルトを含浸させ
たもの等各種あるが、軟質塩化ビニル樹脂が最も良い。
本発明において、ファスナーとは側縁部に噛合片が取
り付けられた防水性の良い布または合成樹脂シート2枚
を、噛合片を噛み合わしながら接合できるものである。
本発明に使用するファスナーの噛合片の形状は従来使
用されているでよい。例えば、長尺の布または合成樹脂
シートの側縁部に直交する多数の凹凸小片からなる噛合
片でもよいし、この側縁部に平行な長い凹凸状の噛合片
でもよい。そしてこの噛合片の材質は金属製でもよい
し、合成樹脂製でもよい。
そして、本発明においては、特に、このファスナーの
噛合片は合成ゴムや天然ゴム等のゴムで被覆されてい
る。このようにゴムで被覆されたファスナーの噛合片は
これを噛み合わせると、水を通さなくなる。換言する
と、このファスナーは防水性能が極めて良いものであ
る。
又、ここに使用する防水性の良い布とは、水が漏れな
いようにゴムや撥水剤その他のものをコーティングした
防水性の良いものを使用する。
(作用) 本発明外壁の防水構造は外壁の目地部の室外側には通
常使用しているガスケットが挿入されていて、ここで従
来と同じ程度の防水作用があるが、更に、本発明では、
外壁の室内側の側縁部は防水性の良い防水シートおよび
ファスナーで水密に繋がっているので、ここで完全に防
水する。即ち、外壁の室外側では普通の防水し、更に、
室内側に防水シートおよびファスナーで防水するという
ように、二重に防水作用を行うから、完全に且つ確実に
防水される。
又、本発明では、防水シートをファスナーで接続して
あるから、防水シートを接続したり、あるいは接続を外
すことが極めて簡単にできる。例えば、外壁を取り付け
た後に、防水シートを接続するとき、あるいは、外壁が
汚れたり破損して取り替えるとき等に簡単にできる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について、図面を参照しなが
ら、説明する。
第1図は外壁の垂直目地部分を水平に切断した断面図
である。
図において、1は外壁であって、厚み12mmの木片セメ
ント板である。この外壁1の室外側は塗装11されてい
る。12はこの外壁1の側縁部である。
2は外壁の目地に室外側から挿入されたガスケットで
あり、室外側端部21は外壁の目地部を覆い、目地部を美
麗にしている。24はガスケット2の側面から突出された
突出片であって、これが外壁の側面に接して、或る程度
の防水作用をする。
3は防水シートであり、軟質塩化ビニル樹脂製であ
る。この防水シート3の長手方向の一側縁部31は外壁1
の側縁部12の裏面に接着されている。又この防水シート
3の他の側縁部32にはファスナー4が接着されている。
4はファスナーであり、シート41、このシート41の一
側縁部に設けられた噛合片43とからなる。このシート41
はブチルシートである。又、このファスナー4の噛合片
43はナイロン製であり、表面に合成ゴムが被覆されてい
る。このシート41の噛合片43の設けられてない側縁部42
は防水シート3に接着されている。
5は外壁1を支持する枠体である。
次に、本実施例の施工方法及び作用を説明する。
外壁1の側縁部12の室内側に防水シート3の一側縁部
32を接着する。その後、外壁1を枠体5に釘止めし、外
壁1を枠体5に取り付ける。外壁1の室外側表面を塗装
11し、外壁パネルを完成させる。
この外壁パネルを住宅に取り付ける。
次に、室内側から、隣接した外壁1、1の側縁部12、
12の裏面に接着されている防水シート3、3の側縁部
に、予め噛合片43が噛み合わされているファスナー4の
側縁部42、42を接着する。
本実施例では、防水シート3を外壁1の側縁部12に接
着し、外壁1を住宅に取り付けた後に、噛合片43を噛み
合わせたファスナー4をこの防水シート3に接着した
が、ファスナー4を予め防水シート3に接着し、これを
外壁1の側縁部12に接着し、外壁1を住宅に取り付けた
後に、ファスナー4の噛合片43を噛み合わせることもで
きる。又、一旦取り付けた外壁が作業中あるいは使用中
に、汚れたり傷付いたりしたとき、このファスナーを外
した後、外壁を取替え、その後に再びファスナーで接続
するというように、簡単に補修ができる。
次に、室外側から、ガスケット2を目地部に挿入す
る。
このように目地部を完成させると、室外側には従来と
同じように、ガスケット2があり、ここで、或る程度の
防水され、更に、室内側には防水性能の良い防水シート
3およびファスナー4があり、ここで完全に防水される
から、防水は完全且つ確実に行われる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明では、室外側は従来と同
じガスケットがあるから、ここで従来と同じ程度に防水
される。更に本発明では、室内側は外壁の側縁部に接着
された防水シートおよびファスナーが連結されていて、
室内側と室外側とは隙間なく水密に遮断されているか
ら、防水は完全に行われる。
このように、本発明では、二重に防水するので、防水
は完全且つ確実に行われ、安心である。
又、防水シートの接続にファスナーを使用するから、
外壁の取り付け時に、防水シートの接続が簡単にできる
し、又、外壁の取替えも簡単にできる。このように、防
水シートの接続や防水シートを外すことが簡単な操作で
できて、作業性が極めてよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は外壁の垂直目地部分を水平に切断した断面図で
ある。 1……外壁 12……側縁部 2……ガスケット 3……防水シート 4……ファスナー 43……噛合片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】隣接する外壁の目地部にガスケットが室外
    側から挿入され、外壁の室内側の側縁部に防水シートの
    長手方向の一側縁部が接着され、この防水シートの他の
    側縁部には噛合片がゴムで被覆されているファスナーが
    取り付けられ、隣接する外壁に接着されたそれぞれの防
    水シートをこの防水シートの側縁部に設けられたファス
    ナーで接合していることを特徴とする外壁の防水構造。
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