JPH0633084Y2 - 陸屋根等における防水装置 - Google Patents
陸屋根等における防水装置Info
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- JPH0633084Y2 JPH0633084Y2 JP356888U JP356888U JPH0633084Y2 JP H0633084 Y2 JPH0633084 Y2 JP H0633084Y2 JP 356888 U JP356888 U JP 356888U JP 356888 U JP356888 U JP 356888U JP H0633084 Y2 JPH0633084 Y2 JP H0633084Y2
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- adjacent
- side edges
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、陸屋根等における防水装置に関する。
従来の技術 従来、人が歩行し得る陸屋根の防水には、例えば強度の
大きいポリ塩化ビニル被覆鋼板(以下、塩ビ鋼板と記
す)よりなる防水シートが使用されており、陸屋根の防
水すべき壁の表面に、所要数の矩形防水シートが隣接す
るもの同志相互間に所定幅の間隙をあけて敷き並べら
れ、間隙にシール材が充填されるとともに、各防水シー
トの4つの側縁部が開脚釘等の固定具によってそれぞれ
防水すべき壁に固定され、隣接防水シートの互い連結す
べき側縁部の上側に、間隙を跨いでポリ塩化ビニル製帯
状連結シートがのせられて、帯状連結シートが接着剤を
介して隣接防水シートの側縁部にそれぞれ接合されてい
た(特開昭59−187946号公報参照)。
大きいポリ塩化ビニル被覆鋼板(以下、塩ビ鋼板と記
す)よりなる防水シートが使用されており、陸屋根の防
水すべき壁の表面に、所要数の矩形防水シートが隣接す
るもの同志相互間に所定幅の間隙をあけて敷き並べら
れ、間隙にシール材が充填されるとともに、各防水シー
トの4つの側縁部が開脚釘等の固定具によってそれぞれ
防水すべき壁に固定され、隣接防水シートの互い連結す
べき側縁部の上側に、間隙を跨いでポリ塩化ビニル製帯
状連結シートがのせられて、帯状連結シートが接着剤を
介して隣接防水シートの側縁部にそれぞれ接合されてい
た(特開昭59−187946号公報参照)。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、一般に塩ビ鋼挾が、金属である鋼板を芯
材とするため、昼夜の温度差あるいは季節の変化に基づ
く温度差によって膨脹収縮の非常に大きいものであり、
従ってこのような温度差によって防水シートにいわゆる
脹れが生じて、人の歩行が困難になったり、また外観が
非常に悪くなり、あるいはまた防水シートの収縮によっ
て固定具が外れて、防水性が損われるとう問題があっ
た。また隣接防水シートの連結側縁部同志の間の間隙に
充填されたシート材並びにこれに被覆された帯状連結シ
ートは、いずれも可燃性物質であるため、不燃基準に適
合する陸屋根の不燃防水施工ができないという問題があ
った。
材とするため、昼夜の温度差あるいは季節の変化に基づ
く温度差によって膨脹収縮の非常に大きいものであり、
従ってこのような温度差によって防水シートにいわゆる
脹れが生じて、人の歩行が困難になったり、また外観が
非常に悪くなり、あるいはまた防水シートの収縮によっ
て固定具が外れて、防水性が損われるとう問題があっ
た。また隣接防水シートの連結側縁部同志の間の間隙に
充填されたシート材並びにこれに被覆された帯状連結シ
ートは、いずれも可燃性物質であるため、不燃基準に適
合する陸屋根の不燃防水施工ができないという問題があ
った。
この考案の目的は、上記の問題を解決し、強度の大きい
塩ビ鋼板等合成樹脂被覆金属板よりなる防水シートを用
いて陸屋根等の壁を防水施工することができ、しかも該
防水シートの温度差による膨脹収縮を阻害することな
く、すぐれた防水性を長期間保持することができるうえ
に、外観が非常にきれいであり、さらに不燃防水施工が
可能である陸屋根等における防水装置を提供しようとす
るにある。
塩ビ鋼板等合成樹脂被覆金属板よりなる防水シートを用
いて陸屋根等の壁を防水施工することができ、しかも該
防水シートの温度差による膨脹収縮を阻害することな
く、すぐれた防水性を長期間保持することができるうえ
に、外観が非常にきれいであり、さらに不燃防水施工が
可能である陸屋根等における防水装置を提供しようとす
るにある。
課題を解決するための手段 上記の目的を達成するために、この考案による陸屋根等
における防水装置は、陸屋根等の防水すべき壁の表面
に、合成樹脂被覆金属板よりなる所要数の矩形防水シー
トが隣接するもの同志相互に所定間隙をあけて敷き並べ
られ、各防水シートの4つの側縁部のうち一側縁部また
は直角に配された2つの側縁部が固定具によって壁に固
定され、隣接防水シートの互いに連結すべき側縁部の上
側に、間隙を跨いで伸縮性を有する帯状連結シートが配
置されて、帯状連結シートの両側縁部が隣接防水シート
の互いに連結すべき側縁部に接合されていることを特徴
とするものである。
における防水装置は、陸屋根等の防水すべき壁の表面
に、合成樹脂被覆金属板よりなる所要数の矩形防水シー
トが隣接するもの同志相互に所定間隙をあけて敷き並べ
られ、各防水シートの4つの側縁部のうち一側縁部また
は直角に配された2つの側縁部が固定具によって壁に固
定され、隣接防水シートの互いに連結すべき側縁部の上
側に、間隙を跨いで伸縮性を有する帯状連結シートが配
置されて、帯状連結シートの両側縁部が隣接防水シート
の互いに連結すべき側縁部に接合されていることを特徴
とするものである。
またこの考案は、上記陸屋根等の防水装置において、さ
らに隣接防水シートの互いに連結すべき側縁部の上側
に、伸縮性帯状連結シートを跨いで不燃性帯状被覆シー
トが配置され、該不燃性帯状被覆シートの一側縁部が隣
接防水シートの同側縁部に接合されることにより、陸屋
根等の防水装置が不燃施工せられていることを特徴とす
るものである。
らに隣接防水シートの互いに連結すべき側縁部の上側
に、伸縮性帯状連結シートを跨いで不燃性帯状被覆シー
トが配置され、該不燃性帯状被覆シートの一側縁部が隣
接防水シートの同側縁部に接合されることにより、陸屋
根等の防水装置が不燃施工せられていることを特徴とす
るものである。
実施例 つぎに、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
この明細書において、前後および左右は第2図を基準と
し、前とは第2図下側、後とは同上側、左とは同図左
側、右とは同右側をいうものとする。
し、前とは第2図下側、後とは同上側、左とは同図左
側、右とは同右側をいうものとする。
この考案の第1実施例を示す1図と第2図において、陸
屋根の防水すべき壁(1)の表面に、例えば長さ2mおよ
び幅1mを有しかつポリ塩化ビニルまたはフッ素樹脂等
によって被覆せられた鋼板等の合成樹脂被覆金属板より
なる所要数の矩形防水シート(2)が隣接するもの同志相
互に所定間隙(3)をあけて敷き並べられている。
屋根の防水すべき壁(1)の表面に、例えば長さ2mおよ
び幅1mを有しかつポリ塩化ビニルまたはフッ素樹脂等
によって被覆せられた鋼板等の合成樹脂被覆金属板より
なる所要数の矩形防水シート(2)が隣接するもの同志相
互に所定間隙(3)をあけて敷き並べられている。
ここで間隙(3)は、温度差による防水シート(2)の膨脹収
縮を許容し得る例えば30〜60mmの幅を有するもので
ある。
縮を許容し得る例えば30〜60mmの幅を有するもので
ある。
各防水シート(2)の4つの側縁部(2a)のうち、後側縁部
(2a)が開脚釘、カール・プラグ等の固定具(6)によって
壁(1)に固定されるとともに、残りの側縁部(2a)は壁(1)
に固定されていない。
(2a)が開脚釘、カール・プラグ等の固定具(6)によって
壁(1)に固定されるとともに、残りの側縁部(2a)は壁(1)
に固定されていない。
そして隣接防水シート(2)(2)の互いに連結すべき側縁部
(2a)(2a)の上側に、間隙(3)を跨いで伸縮性を有する帯
状連結シート(4)が配置され、該帯状連結シート(4)の両
側縁部(4a)(4a)が隣接防水シート(2)(2)の互いに連結す
べき側縁部(2a)(2a)に接着剤(7)を介してそれぞれ接合
されている。
(2a)(2a)の上側に、間隙(3)を跨いで伸縮性を有する帯
状連結シート(4)が配置され、該帯状連結シート(4)の両
側縁部(4a)(4a)が隣接防水シート(2)(2)の互いに連結す
べき側縁部(2a)(2a)に接着剤(7)を介してそれぞれ接合
されている。
上記陸屋根の防水すべき壁(1)は、通常コンクリート製
であるが、その他プレキヤストコンクリート板、軽量気
泡コンクリート板および合板等によりつくられていても
よい。
であるが、その他プレキヤストコンクリート板、軽量気
泡コンクリート板および合板等によりつくられていても
よい。
上記帯状連結シート(4)としては、軟質ポリ塩化ビニル
等の熱可塑性合成樹脂製シート、あるいは非加硫ゴム系
シート等を使用するが、とくに接着性の点で軟質ポリ塩
化ビニル製シートを使用するのが好ましい。この帯状連
結シート(4)は、例えば幅50〜100m、厚さ約1.
0〜2.0mmである。
等の熱可塑性合成樹脂製シート、あるいは非加硫ゴム系
シート等を使用するが、とくに接着性の点で軟質ポリ塩
化ビニル製シートを使用するのが好ましい。この帯状連
結シート(4)は、例えば幅50〜100m、厚さ約1.
0〜2.0mmである。
防水シート(2)と帯状連結シート(4)を接合する接着剤と
しては、シリコーン系、ウレタン系およびゴム系接着剤
等を使用し得るが、とくに防水シート(2)と連結シート
(4)の接合面が共に塩化ビニル樹脂からなる場合には、
塩化ビニル樹脂、または塩化ビニルと酢酸ビニル、エチ
レンもしくはプロピレンとの共重合物を、テトラヒドロ
フラン、メチルイソブチルケトン、トルエンおよびシク
ロヘキサノン等の単独ないし混合溶剤で溶解し、その粘
度が1500〜5000cps、好ましくは2000〜4
000cpsである溶液型接着剤を使用するのが望まし
い。この接着剤の塗布量は、100〜600g/m2、好
ましくは300〜400g/m2である。
しては、シリコーン系、ウレタン系およびゴム系接着剤
等を使用し得るが、とくに防水シート(2)と連結シート
(4)の接合面が共に塩化ビニル樹脂からなる場合には、
塩化ビニル樹脂、または塩化ビニルと酢酸ビニル、エチ
レンもしくはプロピレンとの共重合物を、テトラヒドロ
フラン、メチルイソブチルケトン、トルエンおよびシク
ロヘキサノン等の単独ないし混合溶剤で溶解し、その粘
度が1500〜5000cps、好ましくは2000〜4
000cpsである溶液型接着剤を使用するのが望まし
い。この接着剤の塗布量は、100〜600g/m2、好
ましくは300〜400g/m2である。
上記塩化ビニル樹脂またはその共重合物を含む溶液型接
着剤の粘度が1500cps未満であれば、隙間充填性が
悪く、接着後に充分な水密性が得られない。また500
0cpsを越えると、粘性が高すぎて、塗布作業性が悪く
なるので好ましくない。
着剤の粘度が1500cps未満であれば、隙間充填性が
悪く、接着後に充分な水密性が得られない。また500
0cpsを越えると、粘性が高すぎて、塗布作業性が悪く
なるので好ましくない。
また同接着剤の塗布量が100g/m2未満であれば、充
分な接着強度が得られないばかりか、水密性が充分でな
く、漏水のおそれがある。また600g/m2を越えると
接着剤中の溶剤により塩ビ鋼板表面の塩化ビニル樹脂被
覆層が膨潤して巻き上がり、これが剥がれてくるので、
好ましくない。
分な接着強度が得られないばかりか、水密性が充分でな
く、漏水のおそれがある。また600g/m2を越えると
接着剤中の溶剤により塩ビ鋼板表面の塩化ビニル樹脂被
覆層が膨潤して巻き上がり、これが剥がれてくるので、
好ましくない。
第3図は、この考案の第2実施例を示すものである。こ
こで、上記第1実施例の場合と異なる点は、陸屋根の防
水すべき壁(1)の表面に敷設された各防水シート(2)の直
角に配された2つの後側縁部(2a)と右側縁部(2a)が固定
具(6)によって壁(1)に固定されている点にある。
こで、上記第1実施例の場合と異なる点は、陸屋根の防
水すべき壁(1)の表面に敷設された各防水シート(2)の直
角に配された2つの後側縁部(2a)と右側縁部(2a)が固定
具(6)によって壁(1)に固定されている点にある。
この第2実施例のその他の点は、上記第1実施例の場合
と同様であるので、図面において同一のものには同一の
符号を付した。
と同様であるので、図面において同一のものには同一の
符号を付した。
上記2つの実施例において、この考案による防水装置に
よれば、合成樹脂被覆鋼板よりなる防水シート(2)の一
側縁部(2a)または直角に配された2つの側縁部(2a)が、
固定具(6)により陸屋根の防水すべき壁(1)に止められて
おり、防水シート(2)の残りの三方の側縁部(2a)または
二方の側縁部(2a)はいわばフリーの状態となされている
から、環境に温度差が生じても防水シート(2)の鋼板よ
りなる芯材が充分に膨脹収縮することができて、膨脹に
より防水シート(2)が脹れ上がったり、あるいは収縮に
より固定具(6)が外れたりするようなことが全くないも
のである。
よれば、合成樹脂被覆鋼板よりなる防水シート(2)の一
側縁部(2a)または直角に配された2つの側縁部(2a)が、
固定具(6)により陸屋根の防水すべき壁(1)に止められて
おり、防水シート(2)の残りの三方の側縁部(2a)または
二方の側縁部(2a)はいわばフリーの状態となされている
から、環境に温度差が生じても防水シート(2)の鋼板よ
りなる芯材が充分に膨脹収縮することができて、膨脹に
より防水シート(2)が脹れ上がったり、あるいは収縮に
より固定具(6)が外れたりするようなことが全くないも
のである。
第4図は、この考案を陸屋根の不燃性防水施工に適用し
た第3実施例を示すものである。この第3実施例におい
ては、上記第1実施例の陸屋根の防水装置において、さ
らに隣接防水シート(2)(2)の互いに連結すべき側縁部(2
a)(2a)の上側に、伸縮性帯状連結シート(4)を跨いで両
面がポリ塩化ビニルまたはフッ素樹脂等によって被覆せ
られた合成樹脂被覆鋼板よりなる不燃性帯状被覆シート
(5)が配置され、該不燃性帯状被覆シート(5)の一側縁部
(5a)が隣接防水シート(2)(2)の同側縁部(2a)に接着剤
(7)を介して接合されているものである。従ってこの場
合、伸縮性帯状シート(4)が陸屋根の表面に表われない
ので、陸屋根全体が建物の不燃基準に適合するものとな
る。
た第3実施例を示すものである。この第3実施例におい
ては、上記第1実施例の陸屋根の防水装置において、さ
らに隣接防水シート(2)(2)の互いに連結すべき側縁部(2
a)(2a)の上側に、伸縮性帯状連結シート(4)を跨いで両
面がポリ塩化ビニルまたはフッ素樹脂等によって被覆せ
られた合成樹脂被覆鋼板よりなる不燃性帯状被覆シート
(5)が配置され、該不燃性帯状被覆シート(5)の一側縁部
(5a)が隣接防水シート(2)(2)の同側縁部(2a)に接着剤
(7)を介して接合されているものである。従ってこの場
合、伸縮性帯状シート(4)が陸屋根の表面に表われない
ので、陸屋根全体が建物の不燃基準に適合するものとな
る。
また不燃性帯状被覆シート(5)は、その一側縁部(5a)が
隣接防水シート(2)(2)の同側縁部(2a)に接合せられてい
るだけで、同被覆シート(5)の他側縁部(5b)は隣接防水
シート(2)(2)の他側縁部(2a)に接合されていないので、
上記防水シート(2)(2)の温度差による膨脹収縮は、全く
同様に自由に行なわれるものである。
隣接防水シート(2)(2)の同側縁部(2a)に接合せられてい
るだけで、同被覆シート(5)の他側縁部(5b)は隣接防水
シート(2)(2)の他側縁部(2a)に接合されていないので、
上記防水シート(2)(2)の温度差による膨脹収縮は、全く
同様に自由に行なわれるものである。
なお、不燃性帯状被覆シート(5)は、上記防水シート(2)
と同様の素材よりなり、その幅は例えば80〜150mm
である。また図示の帯状被覆シート(5)はその両側縁部
が下側に折り込まれているが、これに限らず、帯状被覆
シート(5)の形状はその他適宜のものであってもよい。
と同様の素材よりなり、その幅は例えば80〜150mm
である。また図示の帯状被覆シート(5)はその両側縁部
が下側に折り込まれているが、これに限らず、帯状被覆
シート(5)の形状はその他適宜のものであってもよい。
この第3実施例のその他の点は、上記第1実施例の場合
と同様であるので、図面において同一のものには同一の
符号を付した。
と同様であるので、図面において同一のものには同一の
符号を付した。
また第4図に示す第3実施例においては、陸屋根の防水
すべき壁(1)の中央部分に配置された防水シート(2)が図
示されているが、陸屋根周縁部の防水すべき壁(1)には
防水シート(2)が次のようにして取り付けられる。
すべき壁(1)の中央部分に配置された防水シート(2)が図
示されているが、陸屋根周縁部の防水すべき壁(1)には
防水シート(2)が次のようにして取り付けられる。
すなわち、まず第5図に示すように、陸屋根の周縁部に
おいては、通常の防水シート(2)と同素材よりなりかつ
先端に水切り部(14)を有する垂下壁(11a)および水平壁
(11b)によって構成された横断面略L形の端末用防水シ
ート(11)が用いられて、これの水平壁(11b)が、固定具
(6)によって防水すべき壁面(1)に固定され、この端末用
防水シート(11)に隣接する通常の平たい防水シート(2)
の側縁部(2a)が端末用防水シート(11)との間に所定の間
隙(3)をあけて同様に固定具(6)によって防水すべき壁面
(1)に固定され、両シート(11)(2)の連結側縁部に、間隙
(3)を跨いで配置せられた伸縮性を有する帯状連結シー
ト(4)の両側縁部(4a)(4a)が接着剤を介して接合されて
いる。
おいては、通常の防水シート(2)と同素材よりなりかつ
先端に水切り部(14)を有する垂下壁(11a)および水平壁
(11b)によって構成された横断面略L形の端末用防水シ
ート(11)が用いられて、これの水平壁(11b)が、固定具
(6)によって防水すべき壁面(1)に固定され、この端末用
防水シート(11)に隣接する通常の平たい防水シート(2)
の側縁部(2a)が端末用防水シート(11)との間に所定の間
隙(3)をあけて同様に固定具(6)によって防水すべき壁面
(1)に固定され、両シート(11)(2)の連結側縁部に、間隙
(3)を跨いで配置せられた伸縮性を有する帯状連結シー
ト(4)の両側縁部(4a)(4a)が接着剤を介して接合されて
いる。
そして隣接防水シート(11)(2)の連結側縁部の上側に伸
縮性帯状連結シート(4)を跨いで不燃性帯状被覆シート
(5)が被せられて、帯状被覆シート(5)の両側縁部が接着
剤を介して隣接防水シート(11)(2)の連結側縁部に接合
されているものである。
縮性帯状連結シート(4)を跨いで不燃性帯状被覆シート
(5)が被せられて、帯状被覆シート(5)の両側縁部が接着
剤を介して隣接防水シート(11)(2)の連結側縁部に接合
されているものである。
なお、平たい防水シート(2)の他側縁部(2a)はいわばフ
リーの状態となされていて、これに隣接する通常の防水
シート(2)の連結縁部(2a)が、さらに伸縮性帯状連結シ
ート(4)と、これを跨ぐ不燃性帯状被覆シート(5)とによ
って上記第3実施例の場合と同様に連結せられているも
のである。
リーの状態となされていて、これに隣接する通常の防水
シート(2)の連結縁部(2a)が、さらに伸縮性帯状連結シ
ート(4)と、これを跨ぐ不燃性帯状被覆シート(5)とによ
って上記第3実施例の場合と同様に連結せられているも
のである。
つぎに第6図に示すように、陸屋根のパラペット部(10)
を有する周縁部においては、上記端末用防水シート(11)
の水平部(11b)がパラペット部(10)の上端部に固定具(6)
によって固定されるとともに、通常の防水シート(2)と
同素材よりなりかつ上部水平部(12a)と垂直部(12B)と下
部水平部(12c)とによって構成された立上がり壁用防水
シート(12)がパラペット部(10)の内側に沿わせられ、そ
の上部水平部(12a)が端末用防水シート(11)との間に所
定の間隙(3)をあけて上記パラペット部(10)の上端部に
やはり固定具(6)によって固定され、両シート(11)(12)
の連結側縁部に、間隙(3)を跨いで配置せられた伸縮性
を有する帯状連結シート(4)の両側縁部(4a)(4a)が接着
剤を介して接合されている。
を有する周縁部においては、上記端末用防水シート(11)
の水平部(11b)がパラペット部(10)の上端部に固定具(6)
によって固定されるとともに、通常の防水シート(2)と
同素材よりなりかつ上部水平部(12a)と垂直部(12B)と下
部水平部(12c)とによって構成された立上がり壁用防水
シート(12)がパラペット部(10)の内側に沿わせられ、そ
の上部水平部(12a)が端末用防水シート(11)との間に所
定の間隙(3)をあけて上記パラペット部(10)の上端部に
やはり固定具(6)によって固定され、両シート(11)(12)
の連結側縁部に、間隙(3)を跨いで配置せられた伸縮性
を有する帯状連結シート(4)の両側縁部(4a)(4a)が接着
剤を介して接合されている。
そして隣接防水シート(11)(12)の連結側縁部の上側に伸
縮性帯状連結シート(4)を跨いで不燃性帯状被覆シート
(5)が被せられて、帯状被覆シート(5)の両側縁部がそれ
ぞれ接着剤を介して隣接防水シート(11)(12)の連結側縁
部に接合されている。
縮性帯状連結シート(4)を跨いで不燃性帯状被覆シート
(5)が被せられて、帯状被覆シート(5)の両側縁部がそれ
ぞれ接着剤を介して隣接防水シート(11)(12)の連結側縁
部に接合されている。
一方、立上がり壁用防水シート(12)の下部水平部(12c)
はいわばフリーの状態となされていて、これに隣接する
通常の平たい防水シート(2)の連結縁部(2a)が、さらに
伸縮性帯状連結シート(4)と、これを跨ぐ不燃性帯状被
覆シート(5)とによって上記第3実施例の場合と同様に
連結せられているものである。
はいわばフリーの状態となされていて、これに隣接する
通常の平たい防水シート(2)の連結縁部(2a)が、さらに
伸縮性帯状連結シート(4)と、これを跨ぐ不燃性帯状被
覆シート(5)とによって上記第3実施例の場合と同様に
連結せられているものである。
また第7図に示すように、建物の2階等の側壁(15)と交
わった陸屋根の周縁部においては、通常の防水シート
(2)と同素材よりなりかつ垂直部(13a)と水平部(13b)と
によって構成された横断面略L形の立上がり壁用防水シ
ート(13)が側壁(15)の内側に沿わせられ、その垂直部(1
3a)が側壁(15)に固定具(6)によって固定されている。固
定具(6)の頭部と垂直部(13a)の上端部にはシート材(17)
が被覆されており、またこれらは全体として合成樹脂被
覆金属板等よりなる水切りカバー(16)によって覆われて
いる。
わった陸屋根の周縁部においては、通常の防水シート
(2)と同素材よりなりかつ垂直部(13a)と水平部(13b)と
によって構成された横断面略L形の立上がり壁用防水シ
ート(13)が側壁(15)の内側に沿わせられ、その垂直部(1
3a)が側壁(15)に固定具(6)によって固定されている。固
定具(6)の頭部と垂直部(13a)の上端部にはシート材(17)
が被覆されており、またこれらは全体として合成樹脂被
覆金属板等よりなる水切りカバー(16)によって覆われて
いる。
また立上がり壁用防水シート(13)の水平部(13b)はいわ
ばフリーの状態となされていて、これに隣接する通常の
防水シート(2)の連結縁部(2a)が、さらに伸縮性帯状連
結シート(4)と、これを跨ぐ不燃性帯状被覆シート(5)と
によって上記第3実施例の場合と同様に連結せられてい
るものである。
ばフリーの状態となされていて、これに隣接する通常の
防水シート(2)の連結縁部(2a)が、さらに伸縮性帯状連
結シート(4)と、これを跨ぐ不燃性帯状被覆シート(5)と
によって上記第3実施例の場合と同様に連結せられてい
るものである。
なお、上記第6図と第7図の場合には、立上がり壁用防
水シート(12)(13)は中間で屈曲しているので、温度差に
よる膨脹収縮はそれらの屈曲部で吸収され、大きな変形
が生じないものであるから、上記実施例に限らず、立上
がり壁用防水シート(12)(13)の上下両側縁部を、固定具
(6)によってパラペット部(10)あるいは側壁(15)、およ
び防水すべき壁(1)にそれぞれ固定する場合もある。
水シート(12)(13)は中間で屈曲しているので、温度差に
よる膨脹収縮はそれらの屈曲部で吸収され、大きな変形
が生じないものであるから、上記実施例に限らず、立上
がり壁用防水シート(12)(13)の上下両側縁部を、固定具
(6)によってパラペット部(10)あるいは側壁(15)、およ
び防水すべき壁(1)にそれぞれ固定する場合もある。
上記第5図〜第7図のその他の点は、上記第4図に示す
第3実施例の場合と同様であるので、図面において同一
のものには同一の符号を付した。
第3実施例の場合と同様であるので、図面において同一
のものには同一の符号を付した。
なお、これら第5図〜第7図に示す防水シート(2)の端
末処理方法は、不燃性帯状被覆シート(5)を用いなけれ
ば、上記第1図〜第3図に示す第1実施例および第2実
施例にも全く同様に適用されるものである。
末処理方法は、不燃性帯状被覆シート(5)を用いなけれ
ば、上記第1図〜第3図に示す第1実施例および第2実
施例にも全く同様に適用されるものである。
また上記各実施例においては、この考案による防水装置
を陸屋根に適用した場合について説明したが、この考案
は、その他建物の通常の屋根、外壁、あるいはまたプー
ル、受水槽もしくは蓄熱槽の内壁等にも適用されるもの
である。
を陸屋根に適用した場合について説明したが、この考案
は、その他建物の通常の屋根、外壁、あるいはまたプー
ル、受水槽もしくは蓄熱槽の内壁等にも適用されるもの
である。
考案の効果 この考案は、上述のように構成されているので、つぎの
ような効果を奏する。
ような効果を奏する。
請求項1の陸屋根等における防水装置は、陸屋根等の防
水すべき壁(1)の表面に、合成樹脂被覆金属板よりなる
所要数の矩形防水シート(2)が隣接するもの同志相互に
所定間隙(3)をあけて敷き並べられ、各防水シート(2)の
4つの側縁部(2a)のうち一側縁部(2a)または直角に配さ
れた2つの側縁部(2a)(2a)が固定具(6)によって壁(1)に
固定され、隣接防水シート(2)(2)の互いに連結すべき側
縁部(2a)(2a)の上側に、間隙(3)を跨いで伸縮性を有す
る帯状連結シート(4)が配置されて、帯状連結シート(4)
の両側縁部(4a)(4a)が隣接防水シート(2)(2)の互いに連
結すべき側縁部(2a)(2a)に接合されているもので、強度
の大きい塩ビ鋼板等合成樹脂被覆金属板よりなる防水シ
ート(2)を用いて陸屋根等の壁(1)を防水施工することが
でき、しかも昼夜の温度差あるいは季節の変化に素づく
温度差により防水シート(2)の膨脹収縮を阻害すること
がないから、防水シートにいわゆる脹れが生じて、人の
歩行が困難になったり、あるいはまた防水シート(2)の
収縮によって固定具(6)が外れて、防水性が損われたり
するおそれが全くなく、従って外観が非常にきれいで、
すぐれた防水性を長期間保持することができる。
水すべき壁(1)の表面に、合成樹脂被覆金属板よりなる
所要数の矩形防水シート(2)が隣接するもの同志相互に
所定間隙(3)をあけて敷き並べられ、各防水シート(2)の
4つの側縁部(2a)のうち一側縁部(2a)または直角に配さ
れた2つの側縁部(2a)(2a)が固定具(6)によって壁(1)に
固定され、隣接防水シート(2)(2)の互いに連結すべき側
縁部(2a)(2a)の上側に、間隙(3)を跨いで伸縮性を有す
る帯状連結シート(4)が配置されて、帯状連結シート(4)
の両側縁部(4a)(4a)が隣接防水シート(2)(2)の互いに連
結すべき側縁部(2a)(2a)に接合されているもので、強度
の大きい塩ビ鋼板等合成樹脂被覆金属板よりなる防水シ
ート(2)を用いて陸屋根等の壁(1)を防水施工することが
でき、しかも昼夜の温度差あるいは季節の変化に素づく
温度差により防水シート(2)の膨脹収縮を阻害すること
がないから、防水シートにいわゆる脹れが生じて、人の
歩行が困難になったり、あるいはまた防水シート(2)の
収縮によって固定具(6)が外れて、防水性が損われたり
するおそれが全くなく、従って外観が非常にきれいで、
すぐれた防水性を長期間保持することができる。
また請求項2の陸屋根等における防水装置は、上記請求
項1の防水装置において、さらに隣接防水シート(2)(2)
の互いに連結すべき側縁部(2a)(2a)の上側に、伸縮性帯
状連結シート(4)を跨いで塩ビ鋼板あるいはフッ素樹脂
鋼板等よりなる不燃性帯状被覆シート(5)が配置され
て、該不燃性帯状被覆シート(5)の一側縁部(5a)が隣接
防水シート(2)(2)の同側縁部(2a)に接合されているもの
であるから、温度差による防水シート(2)の膨脹収縮を
阻害することなく、陸屋根が全体として建物の不燃基準
に適合するものとなり、不燃防水施工が可能である。
項1の防水装置において、さらに隣接防水シート(2)(2)
の互いに連結すべき側縁部(2a)(2a)の上側に、伸縮性帯
状連結シート(4)を跨いで塩ビ鋼板あるいはフッ素樹脂
鋼板等よりなる不燃性帯状被覆シート(5)が配置され
て、該不燃性帯状被覆シート(5)の一側縁部(5a)が隣接
防水シート(2)(2)の同側縁部(2a)に接合されているもの
であるから、温度差による防水シート(2)の膨脹収縮を
阻害することなく、陸屋根が全体として建物の不燃基準
に適合するものとなり、不燃防水施工が可能である。
第1図はこの考案による第1実施例の防水装置を適用し
た陸屋根の要部斜視断面図で、これは第2図I−I線に
沿うものである。第2図は同部分切欠き平面図、第3図
はこの考案の第2実施例を示す部分切欠き平面図で、こ
れは第2図に対応するものである。第4図はこの考案に
よる第3実施例の防水装置を適用した陸屋根の要部斜視
断面図で、これは第1図に対応するものである。第5図
〜第7図は第3実施例における防水シートの端末処理の
例をそれぞれ示す陸屋根の要部断面図である。 (1)…陸屋根の防水すべき壁、(2)…防水シート(合成樹
脂被覆金属板)、(2a)…側縁部、(3)…間隙、(4)…伸縮
性帯状連結シート、(4)…側縁部、(5)…不燃性帯状被覆
シート、(5a)…一側縁部、(6)…固定具、(7)…接着剤
層、(10)…パラペット部、(11)…端末用防水シート、(1
2)(13)…立上がり壁用防水シート。
た陸屋根の要部斜視断面図で、これは第2図I−I線に
沿うものである。第2図は同部分切欠き平面図、第3図
はこの考案の第2実施例を示す部分切欠き平面図で、こ
れは第2図に対応するものである。第4図はこの考案に
よる第3実施例の防水装置を適用した陸屋根の要部斜視
断面図で、これは第1図に対応するものである。第5図
〜第7図は第3実施例における防水シートの端末処理の
例をそれぞれ示す陸屋根の要部断面図である。 (1)…陸屋根の防水すべき壁、(2)…防水シート(合成樹
脂被覆金属板)、(2a)…側縁部、(3)…間隙、(4)…伸縮
性帯状連結シート、(4)…側縁部、(5)…不燃性帯状被覆
シート、(5a)…一側縁部、(6)…固定具、(7)…接着剤
層、(10)…パラペット部、(11)…端末用防水シート、(1
2)(13)…立上がり壁用防水シート。
Claims (2)
- 【請求項1】陸屋根等の防水すべき壁(1)の表面に、合
成樹脂被覆金属板よりなる所要数の矩形防水シート(2)
が隣接するもの同志相互に所定間隙(3)をあけて敷き並
べられ、各防水シート(2)の4つの側縁部(2a)のうち一
側縁部(2a)または直角に配された2つの側縁部(2a)(2a)
が固定具(6)によって壁(1)に固定され、隣接防水シート
(2)(2)の互いに連結すべき側縁部(2a)(2a)の上側に、間
隙(3)を跨いで伸縮性を有する帯状連結シート(4)が配置
されて、帯状連結シート(4)の両側縁部(4a)(4a)が隣接
防水シート(2)(2)の互いに連結すべき側縁部(2a)(2a)に
接合されている、陸屋根等における防水装置。 - 【請求項2】陸屋根等の防水すべき壁(1)の表面に、合
成樹脂被覆金属板よりなる所要数の矩形防水シート(2)
が隣接するもの同志相互に所定間隙(3)をあけて敷き並
べられ、各防水シート(2)の4つの側縁部(2a)のうち一
側縁部(2a)または直角に配された2つの側縁部(2a)(2a)
が固定具(6)によって壁(1)に固定され、隣接防水シート
(2)(2)の互いに連結すべき側縁部(2a)(2a)の上側に、間
隙(3)を跨いで伸縮性を有する帯状連結シート(4)が配置
されて、帯状連結シート(4)の両側縁部(4a)(4a)が隣接
防水シート(2)(2)の側縁部(2a)(2a)に接合され、隣接防
水シート(2)(2)の互いに連結すべき側縁部(2a)(2a)の上
側に、伸縮性帯状連結シート(4)を跨いで不燃性帯状被
覆シート(5)が配置されて、該不燃性帯状被覆シート(5)
の一側縁部(5a)が隣接防水シート(2)(2)の同側縁部(2a)
に接合されている、陸屋根等における防水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP356888U JPH0633084Y2 (ja) | 1988-01-14 | 1988-01-14 | 陸屋根等における防水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP356888U JPH0633084Y2 (ja) | 1988-01-14 | 1988-01-14 | 陸屋根等における防水装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01109518U JPH01109518U (ja) | 1989-07-25 |
JPH0633084Y2 true JPH0633084Y2 (ja) | 1994-08-31 |
Family
ID=31205318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP356888U Expired - Lifetime JPH0633084Y2 (ja) | 1988-01-14 | 1988-01-14 | 陸屋根等における防水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0633084Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-01-14 JP JP356888U patent/JPH0633084Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01109518U (ja) | 1989-07-25 |
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