JP2518572Y2 - 陸屋根等における防水装置 - Google Patents

陸屋根等における防水装置

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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、陸屋根等における防水装置に関する。
従来の技術 従来、例えば陸屋根の防水装置として、陸屋根の防水
すべきコンクリート壁の表面にポリ塩化ビニル樹脂被覆
鋼板(以下塩ビ鋼板と記す)よりなる屋根板が敷き並べ
られて、各屋根板の所要箇所が固定具によってコンクリ
ート壁に固定され、隣り合う屋根板の側縁部同志の間に
1枚の軟質ポリ塩化ビニル樹脂製シートよりなる帯状連
結シートが渡されて、これらの両側縁部が隣り合う屋根
板の側縁部にそれぞれ接着剤を介して接合されたものが
既に知られている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、従来の陸屋根の防水装置によれば、帯
状連結シートが1枚の軟質ポリ塩化ビニル樹脂シートよ
りなるものであり、該シートには通常可塑剤が含まれて
いて、長期の使用によりこの可塑剤が雨水により溶出
し、あるいは該シートは太陽光線とりわけ紫外線にさら
されることから、シートの表面劣化とともに可塑剤が分
解して、この分解物質が雨水により簡単に溶出し、結
局、連結シートが次第に硬くなって、シートの物性(と
くに伸び率)が低下し、例えばコンクリート壁に亀裂が
生じて、連結シートに集中的に応力がかゝったり、また
昼夜の温度差や季節の変化に基づく温度差による膨脹収
縮の繰返しにより連結シートに応力がかゝって、シート
に疲労が生じた場合には、連結シートに亀裂が発生し、
ひどい場合には連結シートが破れてしまい、防水性が損
なわれて、耐久性に劣るという問題があった。
この考案の目的は、上記の従来技術の問題を解決し、
隣り合う屋根材の側縁部同志の間に渡された帯状連結部
材の寿命をほゞ倍増することができて、すぐれた防水性
を長期間維持することができる、陸屋根等における防水
装置を提供しようとするにある。
課題を解決するための手段 この考案は、上記の目的を達成するために、陸屋根等
の防水すべき壁の表面に敷き並べられた合成樹脂被覆金
属板よりなる屋根材と、隣り合う屋根材の側縁部同志の
間に渡されてこれらを連結する軟質合成樹脂または合成
ゴム製帯状連結部材と、各屋根材を壁に固定する固定具
とを備えている陸屋根等における防水装置において、帯
状連結部材が、シート状下部層とこれを覆うシート状上
部層とよりなり、シート状下部層の両側縁部とシート状
上部層の両側縁部とが相互に結合されるとともに、下部
層と上部層との間の幅中央部に隔離部が形成されている
ことを特徴とする、陸屋根等における防水装置を要旨と
している。
作用 上記陸屋根等における防水装置によれば、隣り合う屋
根材の側縁部同志を連結する軟質合成樹脂または合成ゴ
ム製の帯状連結部材が、シート状下部層とこれを覆うシ
ート状上部層とよりなり、両層の間の幅中央部に、隔離
部が形成されている。
従って、帯状連結部材が例えば軟質合成樹脂製である
場合、この帯状連結部材の長期の使用により連結部材の
シート状上部層の可塑剤が雨水や紫外線の作用により溶
出して、シート状上部層の物性が低下しても、下側のシ
ート状下部層はこれらの雨水や紫外線の影響をほとんど
受けないため、その物性は低下せず、また、帯状連結部
材が例えば軟質合成ゴム製である場合、この帯状連結部
材の長期の使用により、シート状上部層が雨水が紫外線
の作用により劣化して、シート状上部層の物性が同様に
低下しても、下側のシート状下部層はこれらの雨水や紫
外線の影響をほとんど受けないため、その物性は低下せ
ず、結局、帯状連結部材のすぐれた柔軟性と伸びとを持
続することができる。
従って、例えば帯状連結部材が、防水すべき陸屋根の
コンクリート壁に亀裂が生じることによって、あるいは
温度差による屋根材の膨脹収縮の繰返しによって、帯状
連結部材に集中的に応力がかゝた場合、連結部材のシー
ト状上部層に亀裂が生じたり、あるいはシート状上部層
が破れたりしても、シート状下部層は上部層により保護
されているため、下部層には亀裂を生じることなく、勿
論破れたりするようなことがない。
これによって全体として帯状連結部材による防水機能
が長期間損なわれず、帯状連結部材の寿命はほゞ倍増さ
れ、すぐれた防水性を長期間維持することができて、耐
久性にすぐれているものである。
ちなみに、帯状連結部材のシート状上部層が破れた後
に、下側のシート状下部層が破れると仮定すれば、帯状
連結部材の耐久性は約2倍となる。しかし破れた後も、
シート状上部層はシート状下部層の上になお残っている
から、シート状下部層は雨水や紫外線の影響を受け難
く、実際的には帯状連結部材の耐久性は2倍以上となる
ものである。
上記において、屋根材としては、例えばポリ塩化ビニ
ル樹脂被覆鋼板あるいはフッソ樹脂被覆鋼材を用いる。
このような屋根材の形態は、 (i)通常の平たい屋根板状である場合、 (ii)横断面略U形の樋状である場合などがある。屋根
材が樋状である場合には、樋状屋根材の両側鍔部に、合
成樹脂製もしくは合成ゴム製防水シートの連結側縁部が
接着剤を介して直接接合される。
また帯状連結部材としては、軟質ポリ塩化ビニル等の
軟質合成樹脂、または塩素化ポリエチレン、クロロスル
ホン化ポリエチレン等の軟質合成ゴムよりなるものを使
用するが、とくに接着性の点で軟質ポリ塩化ビニルより
なるものを使用するのが好ましい。この帯状連結部材
は、例えば幅50〜150mm、全体厚さ約2.0〜4.5mmを有し
ている。
帯状連結部材は、シート状下部層と、これを覆うシー
ト状上部層とよりなり、両層の間の幅中央部に、シート
状下部層に含まれる可塑剤の移行を防止する隔離部が形
成されている。
このような帯状連結部材には、 例えば厚さ1.0〜2.0mmの軟質ポリ塩化ビニルシート製
シート状下部層の両側縁部に、これを覆う同じく厚さ1.
0〜2.0mmの軟質ポリ塩化ビニルシート製シート状上部層
の両側縁部が、接着剤を介して張り合わせられ、両シー
ト層の間の幅中央部に可塑剤の移行を防止する隔離部と
して厚さ0.5〜1.0mmの空隙部が形成されているもの、 シート状下部層とこれを覆うシート状上部層とが軟質
ポリ塩化ビニルの押出し成形により一体につくられ、両
層の間の幅中央部に隔離部として厚さ0.5〜1.0mmの空隙
部が形成されているもの、とがある。
上記およびのいずれの帯状連結部材の場合にも、
シート状下部層とシート状上部層との間の幅中央部に、
クラフト紙等よりなるいわゆる離型性を有する非接合用
芯材を入れて、隔離部を形成することもある。
また帯状連結部材のシート状下部層と上部層との間の幅
中央部に、隔離部として空隙部を形成した場合、この空
隙部の上面もしくは下面を、横断面波形としたり、ある
いは空隙部の上面もしくは下面に、所要数の間隔保持用
凸条を設けることもある。
なお、帯上連結部材は隣り合う屋根材側縁部に渡され
て接合されるものであるが、通常、片面に粘着材を塗布
したクラフト紙等よりなる例えば5〜50mm幅の非接合用
目地テープを、隣り合う屋根材の側縁部同志の間に予め
張り合わせて渡しておき、この目地テープの上から帯上
連結部材を被せて、連結部材の両側縁部を接着剤を介し
て屋根材に接合する。
このような目地テープの存在により、連結部材中央の
非接合部の幅が充分に広くかつ一定となり、連結部材の
伸びが大きくなって、コンクリート壁の亀裂や屋根材の
膨脹収縮に追従し易いという利点がある。
屋根材と帯状連結部材を接合する接着剤、あるいはま
た帯状連結部材のシート状下部層とこれを覆うシート状
上部層とがそれぞれ軟質ポリ塩化ビニルシートよりなる
場合(上記参照)であって、両層の側縁部同志を接合
する接着剤としては、テトラヒドロフラン単独、あるい
はテトラヒドロフランに少量の塩化ビニル樹脂、または
塩化ビニルと酢酸ビニルとの共重合物などの樹脂を溶解
した溶液型接着剤、並びにエポキシ系、ウレタン系およ
びゴム系接着剤等を使用する。
各屋根材を陸屋根のコンクリート壁に固定する固定具
としては、例えば開脚釘、カール・プラグ等を使用す
る。
また隣り合う屋根材の側縁部の連結には、つぎの2つ
の態様がある。
第1に、隣り合うもの同志相互に所定間隙をあけて敷
き並べられ、両屋根材の連結すべき側縁部が固定具によ
ってそれぞれ壁に固定されたのち、間隙を跨いで伸縮性
を有する軟質合成樹脂または合成ゴム製の帯状連結部材
が配置され、該連結部材の両側縁部が、隣り合う屋根材
の側縁部に接着剤を介してそれぞれ接合されることによ
り、隣り合う屋根材が帯状連結部材を介して連結される
場合。
第2に、隣り合う屋根材の側縁部同志のうち、一方の
屋根材の側縁部が固定具によって壁に固定され、他方の
屋根材の側縁部がフリーとなされて、先に固定された屋
根材側縁部の上に重ね合わせられ、重ね合わせ状態にお
いて上側のフリーの側縁部と、下側の固定側縁部寄り部
分とに帯状連結部材が被せられて接合されることによ
り、隣り合う屋根材が帯状連結部材を介して連結される
場合。
なお、隣り合う屋根材同志の間に間隙をあける場合、
この間隙は、温度差による屋根材の膨脹収縮を許容し得
る例えば2〜5mm程度の幅を有するものである。
実施例 つぎに、この考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
この考案の第1実施例を示す1図と第2図において、
陸屋根の防水すべきコンクリート壁(1)の表面に、例
えば長さ2mおよび幅1mを有する塩ビ鋼板よりなる所要数
の矩形屋根板(2)が隣り合うもの同志相互に2mm幅の
間隙(9)をあけて敷き並べられ、両屋根板(2)
(2)の側縁部(2a)(2a)が開脚釘よりなる固定具
(3)によってコンクリート壁(1)に固定されてい
る。ここで間隙(9)には、シリコン系シール材(10)
が充填されている。
そして隣り合う屋根板(2)(2)の互いに連結すべ
き側縁部(2a)(2a)の上側に、片面に粘着剤を塗布し
たクラフト紙よりなる20mm幅の非接合用目地テープ(1
1)を、間隙(9)を跨いで渡して、この目地テープ(1
1)の両側縁部を隣り合う屋根板(2)(2)の側縁部
(2a)(2a)同志の間に予め張り合わせておき、この目
地テープ(11)の上から帯状連結部材(4)を被せて、
連結部材(4)の両側縁部を接続剤(8)(8)を介し
て屋根板(2)(2)の両側縁部(2a)(2a)に接合し
た。
ここで、帯状連結部材(4)としては、厚さ1.0mmの
軟質ポリ塩化ビニルシート製のシート状下部層(5)の
両側縁部(5a)(5a)に、これを覆う同じく厚さ1.0mm
の軟質ポリ塩化ビニルシート製のシート状上部層(6)
の両側縁部(6a)(6a)が、接着剤(8)(8)を介し
て張り合わせられ、両シート層(5)(6)の間の幅中
央部に可塑剤の移行を防止する隔離部として厚さ0.5mm
の空隙部(7)が形成されたものを使用した。
屋根板(2)と帯状連結部材(4)をを接合する接着
剤(8)、あるいはまた帯状連結部材(4)のシート状
下部層(5)とこれを覆うシート状上部層(6)との側
縁部同志(5a)(6a)を接合する接着剤(8)として、
テトラヒドロフランに少量の塩化ビニル樹脂を溶解した
溶液型接着剤を使用した。
上記防水装置によれば、長期の使用により連結部材
(4)のシート状上部層(6)の可塑剤が雨水や紫外線
の作用により溶出して、シート状上部層(6)の物性が
低下しても、下側のシート状下部層(5)はこれらの雨
水や紫外線の影響をほとんど受けないため、その物性は
低下せず、すぐれた柔軟性と伸びと持続していた。
従って、例えば防水すべき陸屋根のコンクリート壁
(1)に亀裂が生じることによって、帯状連結部材
(4)に集中的に応力がかゝった場合には、これのシー
ト状上部層(6)に亀裂が生じたり、あるいはシート状
上部層(6)が破れたりしても、シート状下部層(5)
は上部層(6)により保護されているため、下部層
(5)には亀裂を生じることなく、勿論破れたりするよ
うなことがない。
これによって、帯状連結部材(4)による防水機能が
全体として長期間損なわれることなく、帯状連結部材
(4)の寿命はほゞ倍増され、すぐれた防水性を長期間
維持することができ、非常に耐久性にすぐれていた。
第3図は、この考案の第2実施例を示すものである。
ここで上記第1実施例の場合と異なる点は、隣り合う屋
根板(2)(2)の側縁部(2a)(2a)同志のうち、一
方の屋根板(2)の側縁部(2a)が固定具(3)によっ
て壁に固定され、他方の屋根板(2)の側縁部(2a)が
フリーとなされて、先に固定された屋根板(2)の側縁
部(2a)上に重ね合わせられ、重ね合わせ状態において
上側のフリーの屋根板(2)の側縁部(2a)と、下側の
固定側縁部(2a)寄り部分とに帯状連結部材(4)が被
せられて接合されることにより、隣り合う屋根板(2)
(2)が帯状連結部材(4)を介して連結されている点
にある。
第4図は、この考案の第3実施例を示すものである。
ここで、上記第1実施例の場合と異なる点は、帯状連結
部材(4)のシート状下部層(5)と上部層(6)との
間の幅中央部に、隔離部として空隙部(7)が形成さ
れ、この空隙部(7)の上面が横断面波形となされてい
る点にある。
第5図は、この考案の第4実施例を示すものである。
この実施例は上記第3実施例の場合とほゞ同様である
が、帯状連結部材(4)のシート状下部層(5)と上部
層(6)との間の幅中央部に、隔離部として空隙部
(7)が形成され、この空隙部(7)の上面に、多数の
間隔保持用凸条(13)が設けられている点が、上記第1
実施例の場合と異なっている。
第6図は、この考案の第5実施例を示すものである。
ここで、上記第1実施例の場合と異なる点は、帯状連結
部材(4)のシート状下部層(5)とこれを覆うシート
状上部層(6)とが軟質ポリ塩化ビニル樹脂の押出し成
形により一体につくられ、両層(5)(6)の間の幅中
央部に隔離部として空隙部(7)が形成されている点に
ある。
第7図は、この考案の第6実施例を示すものである。
この実施例は上記第5実施例の場合とほゞ同様である
が、軟質ポリ塩化ビニル樹脂の押出し成形により一体に
つくられた帯状連結部材(4)のシート状下部層(5)
と上部層(6)との間の幅中央部に、隔離部としてクラ
フト紙よりなるいわゆる離型性を有する非接合用芯材
(17)が入れられている点にある。従って両層(5)
(6)の間の幅中央部には、空隙部は存在しない。
第8図は、この考案の第7実施例を示すものである。
ここで、上記第1実施例の場合と異なる点は、横断面略
U形の樋状の屋根状(2)(2)の連結すべき側縁部
(2a)(2a)同志を、この考案による上記実施例1の帯
状連結部材(4)用いて相互に連結している点にある。
なお、樋状屋根材(2)の両側鍔(13)(13)には、
ポリ塩化ビニル樹脂製の防水シート(14)の連結側縁部
(14a)(14a)が接着剤を介して直接に接合されてい
る。
また、帯状連結部材(4)と防水シート(14)との重
なり部分においては、連結部材(4)の両側部分の隙間
を防ぐために、シール材を充填するのが望ましい。この
ようなシール材としては、例えば塩化ビニル樹脂と溶剤
とを含む上記溶液型接着剤と同素材よりなるものであっ
て、さらに粘度の高いものを使用すればよい。
上記各実施例の陸屋根の防水すべき壁(1)は、通常
コンクリート製であるが、これはその他、プレキヤスト
コンクリート板、軽量気泡コンクリート板および木材等
によりつくられていてもよい。
また上記実施例においては、この考案による防水装置
を陸屋根に適用した場合について説明したが、この考案
はその他、建物の通常の屋根、あるいは外壁等にも適用
されるものである。
考案の効果 この考案は、上述のように、陸屋根等の防水すべき壁
の表面に敷き並べられた合成樹脂被覆金属板よりなる屋
根材と、隣り合う屋根材の側縁部同志の間に渡されてこ
れらを連結する軟質合成樹脂または合成ゴム製帯状連結
部材と、各屋根材を壁に固定する固定具とを備えている
陸屋根等における防水装置において、帯状連結部材が、
シート状下部層とこれを覆うシート状上部層とよりな
り、シート状下部層の両側縁部とシート状上部層の両側
縁部とが相互に結合されるとともに、下部層と上部層と
の間の幅中央部に隔離部が形成されているものであるか
ら、隣り合う屋根材の側縁部同志の間に渡された帯状連
結部材の寿命をほゞ倍増することができて、すぐれた防
水性を長期間維持することができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の各種実施例を示すもので、第1図はこ
の考案の第1実施例の防水装置を適用した陸屋根の要部
拡大断面図、第2図は同部分斜視図、第3図はこの考案
の第2実施例の防水装置を適用した陸屋根の要部拡大断
面図、第4図はこの考案の第3実施例の防水装置を適用
した陸屋根の要部拡大断面図、第5図はこの考案の第4
実施例の防水装置を適用した陸屋根の要部拡大断面図、
第6図はこの考案の第5実施例の防水装置を適用した陸
屋根の要部拡大断面図、第7図はこの考案の第6実施例
の防水装置を適用した陸屋根の要部拡大断面図、第8図
はこの考案の第7実施例の防水装置を適用した陸屋根の
樋部分の要部拡大断面図である。 (1)……陸屋根の防水すべき壁、(2)……屋根材
(塩ビ鋼板)、(2a)(2a)……両側縁部、(3)……
固定具、(4)……軟質合成樹脂または合成ゴム製帯状
連結部材、(5)……シート状下部層、(5a)(5a)…
…両側縁部、(6)……シート状上部層、(6a)(6a)
……両側縁部、(7)……空隙部(隔離部)、(17)…
…非接合用芯材(隔離部)。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】陸屋根等の防水すべき壁(1)の表面に敷
    き並べられた合成樹脂被覆金属板よりなる屋根材(2)
    と、隣り合う屋根材(2)(2)の側縁部(2a)(2a)
    同志の間に渡されてこれらを連結する軟質合成樹脂また
    は合成ゴム製帯状連結部材(4)と、各屋根材(2)を
    壁(1)に固定する固定具(3)とを備えている陸屋根
    等における防水装置において、帯状連結部材(4)が、
    シート状下部層(5)とこれを覆うシート状上部層
    (6)とよりなり、シート状下部層(5)の両側縁部
    (5a)(5a)とシート状上部層(6)の両側縁部(6a)
    (6a)とが相互に結合されるとともに、下部層(5)と
    上部層(6)との間の幅中央部に隔離部(7)が形成さ
    れていることを特徴とする、陸屋根等における防水装
    置。
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