JPH0615787B2 - 外壁パネルのシ−ル構造 - Google Patents

外壁パネルのシ−ル構造

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JPH0615787B2
JPH0615787B2 JP61188066A JP18806686A JPH0615787B2 JP H0615787 B2 JPH0615787 B2 JP H0615787B2 JP 61188066 A JP61188066 A JP 61188066A JP 18806686 A JP18806686 A JP 18806686A JP H0615787 B2 JPH0615787 B2 JP H0615787B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、外壁パネルのシール構造に関する。
[従来の技術] 建物の外壁構成としては、建物構造体に複数枚の外壁パ
ネルを水平方向に隣接して支持する構造のものが存在
し、これら水平方向に相互に隣接する外壁パネルは、例
えば下階側に配設される下階外壁パネルや屋根パネル、
庇、窓枠部材等の壁下部材の上方に配設される。
これらの外壁構成において、各外壁パネルの下端部と壁
下部材との間のシール構造としては、従来、特公昭58-4
6618号公報に記載されるものが提案されている。この外
壁パネルのシール構造は、各外壁パネルの下端部にパネ
ルの下縁部に沿って延びる防水シートの上端部を支持
し、さらに該防水シートの下端部を壁下部材の表面部に
垂下させて、各外壁パネルと壁下部材の間を閉塞してい
る。
上記従来の外壁パネルのシール構造において、各外壁パ
ネルの隣接部分では、隣接する各外壁パネルに支持され
る防水シートの側部同士が重ね合わされ、隣接する各外
壁パネル間の間隙部を閉塞している。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、各外壁パネルの隣接部分において、隣接
する外壁パネルのそれぞれ対応する防水シートの側部を
単に重ね合わせるだけでは、間隙部の閉塞が不充分であ
り、重ね合わされたシートの間から雨水が室内側に浸入
するおそれがあった。
本発明は、隣接する外壁パネルのそれぞれに対応する防
水シートを水平方向に隣接して設ける時、それぞれの防
水シートにより、各外壁パネルと壁下部材との間隙部を
確実に閉塞するとともに、隣接する外壁パネルの下端部
間をも確実に閉塞し、壁下部分の防水処理性の向上を図
ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明に係る外壁パネルの
シール構造は、物構造体に支持され、水平方向に隣接配
置される外壁パネルの下端裏面部に防水シートの上端部
を支持し、該防水シートの下端部を外壁パネル直下の水
平方向に隣接配置される壁下部材表面部に垂下させて、
各外壁パネルと壁下部材の間を閉塞する外壁パネルのシ
ール構造において、 水平方向に隣接する各外壁パネルに支持される防水シー
トの左右端に、パネルの左右側縁に沿って延びる係合部
を取着し、隣接する両シートの係合部を相互に結合する
ようにしたものである。
[作用] 本発明によれば、水平方向に隣接する各外壁パネルに支
持される防水シートの係合部を相互に結合することによ
り、両防水シートの側端部同士が結合される。この結
果、両防水シートが一体となって連続し、隣接する外壁
パネルの下端部間を確実に閉塞することができる。これ
により、隣接する外壁パネルのそれぞれに対応する防水
シートを水平方向に隣接して設ける時、それぞれの防水
シートにより、各外壁パネルと壁下部材との間隙部を確
実に閉塞するとともに、隣接する外壁パネルの下端部間
をも確実に閉塞し、壁下部材の防水処理性の向上を図る
ことができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明の一実施例に係る外壁パネルのシール構
造を示す斜視図、第2図は第1図に示す外壁パネルのシ
ール構造を用いるユニット住宅を示す斜視図、第3図は
各外壁パネルの固定状態を示す斜視図、第4図は第1図
のIV−IV線に沿う断面図、第5図は第1図のV−V線に
沿う断面図、第6図は係着された両防水シートを柱の間
に格納した状態を示す斜視図、第7図は第6図のVII−V
II線に沿う断面図、第8図は目地部にガスケットを挿入
し、かつ間隙部相当領域を化粧カバーにより被覆した状
態を示す斜視図、第9図は第8図のIX−IX線に沿う断面
図である。
第2図において、上下に積層され、かつ水平方向に隣接
配置される4つの各建物ユニットは、ユニット住宅の一
部を構成するものである。建物ユニットには、下階側に
配設される下階建物ユニット10Aと上階側に配設され
る上階建物ユニット10Bがあり、各建物ユニット10
Aおよび10Bは、複数の構造体を全体箱型となるよう
に接続して形成される。すなわち、各建物ユニット10
A、10Bは四隅に柱11を立設し、該ユニット10
A、10Bの下側には一対の桁梁12および妻梁13
が、また該ユニット10A、10Bの上部には一対の桁
梁14および妻梁15が配設される。桁梁12、14、
妻梁13、15のそれぞれは、端部を対応する柱11に
接続される。また、下側の一対の桁梁12の間には複数
の小梁16が配設される、各小梁16は端部を桁梁12
に接続される。また、上部の一対の桁梁14の間には複
数の小梁17が配設され、各小梁17は端部はそれぞれ
の桁梁14に接続される。
このようにして形成される各建物ユニット10A、10
Bは、ユニット住宅の外壁部を構成する部分で、各ユニ
ット10A、10Bの対応する外側面に、各々外壁パネ
ルを固定される。すなわち、水平方向に隣接する下階建
物ユニット10Aの各外側面には第2図の矢示方向から
下階外壁パネル18Aが、水平方向に隣接する上階建物
ユニット10Bの各外側面には第2図の矢印方向から上
階外壁パネル18Bがそれぞれ固定される。各外壁パネ
ル18A、18Bは、硬質木片セメント板や石こうボー
ドで形成される面材19の裏面に金属製のパネルフレー
ム20を取着して構成される(第3図参照)。
それぞれの外壁パネル18A、18Bが固定される各建
物ユニット10A、10Bの外側面には、間柱21が所
定間隔で配設される(第2図参照)。各間柱21は上端
部を桁梁14に、下端部は桁梁12に、それぞれボルト
22およびナット23を用いて結合される(第7図およ
び第9図参照)。
下階建物ユニット10Aの外側面に対する下階外壁パネ
ル18Aの固定および上階建物ユニット10Bに対する
上階外壁パネル18Bの固定は、各パネル18A、18
Bの裏面のパネルフレーム20をユニット10A、10
Bの柱11および間柱21にリベット24を用いて接合
することにより行なわれる(第7図、第9図参照)。
各ユニット10A、10Bに固定され、上下に配設され
る各外壁パネル18A、18Bのうち、水平方向(矢示
A方向)に隣接する下階外壁パネル18Aの間には、下
階目地部25Aが形成される(第3図参照)。また、水
平方向(矢示A方向)に隣接する上階外壁パネル18B
の間には、上階目地部25Bが形成される(第3図参
照)。また、各上階外壁パネル18Bの下端部と、該上
階外壁パネル18Bの壁下に配設される壁下部材として
の各下階外壁パネル18Aの上端部との間には、水平方
向(矢示A方向)に沿って延びる間隙26が形成され
る。
ところで、水平方向に隣接する各上階外壁パネル18B
のうち、一方の上階外壁パネル18B(第2図の右側の
外壁パネル18B)の下端部の裏面には、防水シート2
7Aの上端部が予め取着されている。また、他方の上階
外壁パネル18B(第2図の左側の上階外壁パネル18
B)の下端部の裏面には、防水シート27Bの上端部が
予め取着されている。各防水シート27A、27Bは、
外壁パネル18Bの下端部の長手方向(第1図A方向)
に沿って延びる長尺のものとされ、例えば柔軟性を有す
るポリエレンシート、ポリ塩化ビニルシート等の材料で
形成される。各上階外壁パネル18Bの裏面と対するそ
れぞれの防水シート27A、27Bの取着は、該シート
27A、27Bの上端部をパネル18Bの裏面に備えら
れるパネルフレーム20に両面粘着テープ28を介して
接合することにより行う(第7図参照)。
上記各防水シート27A、27Bは、上下の各目地部2
5A、25Bを臨む側端部を、パネル18Bの側端部よ
りも外方に延長している。このうち、防水シート27A
の上下の各目地部25A、25Bを臨む側端部には、上
階外壁パネル18Bの側縁に沿って上下に延びる突条2
9(係合部)を備えた雄レール部30が予め設けられて
いる(第1図および第5図参照)。一方、防水シート2
7Bの上下の各目地部25A、25Bを臨む側端部に
は、上階外壁パネル18Bの側縁に沿って上下に延びる
凹溝31(係合部)を備えた雌レール部32が予め設け
られている(第1図および第5図参照)。上記突条29
と凹溝31は、若干柔軟性を有するポリ塩化ビニル、ポ
リエチレン等の合成樹脂から形成されている。
上記各防水シート27A、27Bは、各上階外壁パネル
18Bの据付階段において、下端部を粘着テープ33を
用いてパネル18Bの面材19の表面に仮止めされる
(第2図および第3図参照)。この際、雄レール30ま
たは雌レール部32が設けられるシート27A、27B
の側端部の延長部分は、第3図に示すように折り畳まれ
た状態となる。
各上階外壁パネル18Bは、上記のように防水シート2
7A、27Bを仮止めされた状態で前述のように、上階
建物ユニット10Bの外側面に固定される(第2および
第3図参照)。なお、各上階外壁パネル18Bをそれぞ
れの上階建物ユニット10Bの外側面に固定する際、該
ユニット10Bの桁梁12のおよび桁梁12に連続する
柱11の外側面には、合成樹脂の発泡体34が貼着され
(第3図参照)、柱11および間柱21にパネルフレー
ム20を接合する状態で、各防水シート27A、27B
の上端部の長手方向(A方向)は、該発泡体34に貼着
されるようになっている。この結果、各防水シート27
A、27Bの上端部は、パネルフレーム20と桁梁12
および柱11に支持される発泡体34の間に密着状態で
挟まれることとなる(第7図参照)。
このようにして、それぞれ防水シート27A、27Bを
備えた上階外壁パネル18Bが上階建物ユニット10B
の外側面に固定され、また下階外壁パネル18Aが下階
建物ユニット10Aの外側面の固定されると、粘着テー
プ34が剥され各防水シート27A、27Bの下端部の
仮止め状態が解除される。仮止め状態が解除された後、
各防水シート27A、27Bの下端部は、第3図の2点
鎖線に示すように対応する下階外壁パネル18Aの面材
19上に垂下される。垂下された各防水シート27A、
27Bの下端部は、予め各下階外壁パネル18Aの面材
19の表面部に貼着されているブチルゴム等からなる両
面粘着テープ35に貼着され(第7図参照)、この結
果、矢示A方向に延びる間隙部26が各防水シート27
A、27Bにより閉塞される。
また、各防水シート27A、27Bの上下の各目地部2
5A、25Bを臨む側端部同士は、第1図に示すように
衝合され、雄レール部30と雌レール部32の係着が行
われる。雄レール部30と雌レール部32との係着作業
は、雄レール部30の突条29の上端部を雌レール部3
2の凹溝31の上端部に嵌合させ、さらに予め雌レール
部32の上端部に装着したスライダー36を矢示B方向
に引下げるようにして行う(第1図参照)。すなわち、
スライダー36は、第4図に示すように各レール部3
0、32を外方から保持し、突条29と凹溝31とが矢
示C方向に嵌合するような外力を両レール部30、32
に付与するものである。スライダー36の引下げは、該
スライダー36の表面に取着される引手37を矢示B方
向に引くことにより行われる。この結果、第5図に示す
相対する突条29と凹溝31が、上方から順次嵌合し、
相互に係着される。
両防水シート27A、27Bの側端部同士は、突条29
と凹溝31が上下方向に係着されることによって一体結
合して連続することとなり、これにより上階目地部25
Bと下階目地部25Aとの間の間隙部26の相当領域が
密閉される。この突条29と凹溝31とが若干柔軟性を
有する合成樹脂から形成されていると、このとき完全に
密閉が行われ好ましい。また、各防水シート27A、2
7Bの上下の幅をある程度大きくすることで上階目地部
25Bに沿う下端部および下階目地部25Aの上端部の
それぞれも密閉することが可能となる。
各レール部30、32の係着により一体化された防水シ
ート27A、27Bの側端部は、上下に連続する各目地
25A、25Bの内方において隣接する柱11の間に格
納される(第6図参照)。一体とされる両防水シート2
7A、27Bの側端部同士の格納は、棒等を用い、両シ
ート27A、27Bの結合部を柱11の間に押し込むよ
うにして行われる。この際、棒の先端部によりシート2
7A、27Bを破損しないように、先端部が鋭利でない
棒を用いるようにする。
第6図に示すように、隣接する柱11の間に両防水シー
ト27A、27Bが格納されると、さらに下階目地部2
5A、上階目地部25Bのそれぞれには、ガスケット3
8が挿入される(第3図参照)。ガスケット38は、ゴ
ム、可撓性樹脂等の材質で形成され、各目地部25A、
25Bに対応して上下方向に長尺とされる。ガスケット
38は、各目地部25A、25Bにそれぞれ挿入されて
隣接する各外壁パネル18A、18Bの側縁部に密着す
ることとなり、これにより各目地部25A、25Bはそ
れぞれ挿入されるガスケット38により閉塞される(第
8図参照)。
また、第7図に示すように各防水シート27A27Bに
より閉塞された間隙部26の相当領域と各防水シート2
7A、27Bの垂下部分には、取付具39および化粧カ
バー40が矢印方向に取付けられる(第3図および第7
図参照)。化粧カバー40は、間隙部26に沿って矢示
A方向に長尺とされ、合成樹脂被覆鋼材からなる。化粧
カバー40は、間隙部26に取付けられた状態で間隙部
26、各防水シート27A、27Bが垂下される下階外
壁パネル18Aの上方表面部、上階外壁パネル18Bの
下方表面部の間隙部相当領域を覆う。
取付具39は、上記化粧カバー40を間隙部26に支持
するためのものであり、矢示A方向に所定間隔をもって
複数個配設される。各取付具39は、裏面部の上方に位
置決め片41を備えるとともに、該位置決め片41およ
び位置決め片41の下方の裏面部に、第1取付片42、
第2取付片43、第3取付片44のそれぞれを備える。
取付具39は、位置決め片41を上階外壁パネル18B
の下端部に当接する状態で位置決めされ、この状態で第
1取付片42を取付ネジ45により上階外壁パネル18
Bの面材19に螺着し、また第2取付片43および第3
取付片44をそれぞれ取付ネジ45により下階外壁パネ
ル18Aの面材19に螺着する(第9図参照)。この結
果、取付具39が間隙部26に支持されることとなる。
なお第2取付片43は、各防水シート27A、27Bの
下端部を面材19に対して固定する機能をも備える。
上記取付具39には、該取付具39の上端部および下端
部に嵌着する状態で化粧カバー40が支持される(第9
図参照)。取付具39に支持される化粧カバー40の裏
面上方には凹部46が形成される。凹部46は、予め上
階外壁パネル18Bの下方表面部に貼着される長尺状の
シール部材47と密着し(第8図および第9図参照)、
化粧カバー40と上階外壁パネル18Bの下方表面部と
の間をシール部材47によりシールする。こうして、第
8図に示すようにユニット住宅の外壁が形成される。
次に上記実施例の作用について説明する。
上記実施例によれば、上階側に隣接する一方の上階外壁
パネル18Bに取着される防水シート27Aに備えられ
る雄レール部30の突条29と他方の上階外壁パネル1
8Bに取着される防水シート27Bに備えられる雌レー
ル部32の凹溝31とを、スライダー36の引下げによ
って相互に確実かつ容易に結合することが可能となり、
これにより両防水シート27A、27Bの側端部同士が
一体結合される。この結果、防水シート27A、27B
が一体となって連続し、上階目地部25Bと下階目地部
25Aとの間の間隙部26、上階目地部25Bの下端
部、下階目地部25Aのそれぞれを被覆し、これらの部
分を確実に閉塞することができる。これにより、隣接す
る上階外壁パネル18Bのそれぞれに、対応する防水シ
ート27A、27Bを水平方向に隣接して設ける時、そ
れぞれの防水シート27A、27Bにより、各上階外壁
パネル18Bの下端部と各下階外壁パネル18A(壁下
部材)との間隙部26を確実に閉塞するとともに、隣接
する上階外壁パネル18Bの下端部間をも確実に閉塞
し、壁下部分の防水処理性の向上を図ることが可能とな
る。
また、各防水シート27A、27Bの上端部は、垂直状
態で立設する上階外壁パネル18Bの裏面部に支持され
るため、各防水シート27A、27Bは、上階外壁パネ
ル18Bの裏面で垂直状態となり、間隙部26において
各防水シート27A、27Bと上階外壁パネル18Bの
下端部との間から水平方向に雨水が浸入することを防止
できる。
また、各防水シート27A、27Bの下端部は、下階外
壁パネル18Aの面材19の上方表面部に両面貼着テー
プ35により貼着され、さらに取付具39の第2取次片
43によって面材19に固定されるので、各防水シート
27A、27Bの下端部がまくれ上がることなく該シー
ト27A、27Bの下端部と下階外壁パネル18Aの面
材19との間から雨水が室内側に浸入することが回避さ
れる。
また、係着された防水シート27A、27Bの側端部同
士をそれぞれ下階目地部25Aおよび上階目地部25B
の内方に格納し、さらに各目地部25A、25Bにガス
ケット38を挿入することで、各目地部25A、25B
の間を両防水シート27A、27Bとガスケット38に
より二重に密閉することが可能となり、両目地部25
A、25Bの間の間隙部26の防水処理を確実にするこ
とができる。
さらに、間隙部26および防水シート27A、27Bの
垂下部分を含む間隙26の相当領域は化粧カバー40に
より覆われ、該化粧カバー40の上端部と上階外壁パネ
ル18Bとの間はシール部材47によりシールされるこ
ととなる。これにより、建物の外壁に吹付ける雨水は、
化粧カバー40により1次側のシールが行われ、さらに
上記各防水シート27A、27Bにより2次側のシール
が行われるので、室内側への雨水の浸入を完全に遮断す
ることが可能となる。
なお、上記実施例のように、突条29を備えた雄レール
部30および凹溝31を備えた雌レール部32は、対応
する防水シート27A、27Bの側端部に取着してもよ
いが、目地用防水シートの側端部にそれぞれ突条または
凹溝を一体成形してもよい。また、突条と凹溝との係着
作業には、スライダーを用いることなく、手やピンチロ
ーラを用いてもよい。
また上記実施例では、係合部を突条29と凹溝31とに
したが、係合部は双方を多数の係合歯を有するファスナ
ー状のものにして、この双方の係合歯を相互に係着する
もの等にしてもよい。
さらに、上記実施例においては壁下部材を下階外壁パネ
ル18Aとしたが、壁下部材を例えば庇、屋根パネル、
窓枠部材等としてもよい。
[発明の効果] 以上のように、本発明に係る外壁パネルのシール構造
は、物構造体に支持され、水平方向に隣接配置される外
壁パネルの下端裏面部に防水シートの上端部を支持し、
該防水シートの下端部を外壁パネル直下の水平方向に隣
接配置される壁下部材表面部に垂下させて、各外壁パネ
ルと壁下部材の間を閉塞する外壁パネルのシール構造に
おいて、 水平方向に隣接する各外壁パネルに支持される防水シー
トの左右端に、パネルの左右側縁に沿って延びる係合部
を取着し、隣接する両シートの係合部を相互に結合する
ようにしたものである。したがって、隣接する外壁パネ
ルのそれぞれに対応する防水シートを水平方向に隣接し
て設ける時、それぞれの防水シートにより、各外壁パネ
ルと壁下部材との間隙部を確実に閉塞するともに、隣接
する外壁パネルの下端部間をも確保し閉塞し、壁下部分
の防水処理性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る外壁パネルのシール構
造を示す斜視図、第2図は第1図に示す外壁パネルのシ
ール構造を用いるユニット住宅を示す斜視図、第3図は
各外壁パネルの固定状態を示す斜視図、第4図は第1図
のIV−IV線に沿う断面図、第5図は第1図のV−V線に
沿う断面図、第6図は係着された両防水シートを柱の間
に格納した状態を示す斜視図、第7図は第6図のVII−V
II線に沿う断面図、第8図は目地部にガスケットを挿入
し、かつ間隙部相当領域を化粧カバーにより被覆した状
態を示す斜視図、第9図は第8図のIX−IX線に沿う断面
図である。 18A……下階外壁パネル(壁下部材)、18B……上
階外壁パネル、26……間隙部、27A、27B……防
水シート、29……突状(係合部)、31……凹溝(係
合部)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物構造体に支持され、水平方向に隣接配
    置される外壁パネルの下端裏面部に防水シートの上端部
    を支持し、該防水シートの下端部を外壁パネル直下の水
    平方向に隣接配置される壁下部材表面部に垂下させて、
    各外壁パネルと壁下部材の間を閉塞する外壁パネルのシ
    ール構造において、 水平方向に隣接する各外壁パネルに支持される防水シー
    トの左右端に、パネルの左右側縁に沿って延びる係合部
    を取着し、隣接する両シートの係合部を相互に結合する
    ことを特徴とする外壁パネルのシール構造。
  2. 【請求項2】係合部の一方が突条とされ、係合部の他方
    が凹溝とされ、突条と凹溝とを相互に結合する特許請求
    の範囲第1項に記載の外壁パネルのシール構造。
  3. 【請求項3】左右端の係合部が、多数の係合歯からな
    り、左右端の係合歯を相互に結合する特許請求の範囲第
    1項に記載の外壁パネルのシール構造。
  4. 【請求項4】各外壁パネルの裏面部に防水シートの上端
    部を支持し、壁下部材の表面部に垂下される各防水シー
    トの下端部を壁下部材の表面部に貼着する特許請求の範
    囲第1項に記載の外壁パネルのシール構造。
JP61188066A 1986-08-11 1986-08-11 外壁パネルのシ−ル構造 Expired - Lifetime JPH0615787B2 (ja)

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