JPH11229488A - 建物の屋外防水床構造およびその施工方法 - Google Patents

建物の屋外防水床構造およびその施工方法

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JPH11229488A
JPH11229488A JP3274698A JP3274698A JPH11229488A JP H11229488 A JPH11229488 A JP H11229488A JP 3274698 A JP3274698 A JP 3274698A JP 3274698 A JP3274698 A JP 3274698A JP H11229488 A JPH11229488 A JP H11229488A
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JP
Japan
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waterproof
waterproof panel
panel
alc
building
Prior art date
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Pending
Application number
JP3274698A
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English (en)
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Masaru Morimoto
賢 盛本
Misao Okamoto
美佐雄 岡本
Takashi Kawato
隆 河戸
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バルコニーなどの屋外床を簡単確実に防水す
る。 【解決手段】梁1などにALC床材3を固定した後、塩
ビ鋼板51と断熱材52を貼り合わせて形成された防水
パネル5の断熱材52もしくはALC床材3に接着剤C
を塗布して防水パネル5をALC床材3に貼着し、隣接
する防水パネル5の目地部に帯状防水シート9を貼着し
て密封する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の屋外防水床
構造およびその施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の屋外防水床構造、例えば、
バルコニーの防水床構造は、図3および図4に示すよう
に、梁1に固定されたフレーム2上に敷設されたALC
床材3と、ALC床材3に敷設された合板4と、塩ビ鋼
板51にポリスチレンフォームなどの断熱材52を貼り
合わせて形成され、合板4に断熱材52を下にして敷設
された防水パネル5と、隣接する防水パネル5の長手方
向の突き合わせ部に配置されて合板4にビス止めされ、
防水パネル5の長手方向の側端縁部を押さえ込む断面逆
ハット型のジョイナー金具6と、ジョイナー金具6に嵌
め込み可能な断面コ字状のキャップ材7と、隣接する防
水パネル5の短手方向の目地部を覆って貼着された絶縁
テープ8と、絶縁テープ8を覆って防水パネル5の短手
方向の側端縁部近傍に貼着されとともに、ジョイナー金
具6およびキャップ材7を覆って防水パネル5の長手方
向の側端縁部近傍に貼着されて、それぞれ防水パネル5
間を密封する帯状防水シート9と、から構成されてい
る。そして、防水パネル5の断熱材52は、その厚みが
建物の壁から離れるにしたがって一定割合で薄くなるよ
うに設定されており、このため、防水パネル5の表面
は、建物の壁から離れる方向に下方に向かう傾斜面に形
成されている。
【0003】このようなバルコニーの防水床を施工する
には、まず、フレーム2上にALC床材3を固定した
後、ALC床材3に合板4を敷設する。次いで、合板4
に防水パネル5をその断熱材52が下となるように敷設
するとともに、防水パネル5の長手方向の側端縁部を押
さえるように、隣接する防水パネル5の長手方向の突き
合わせ部にジョイナー金具6を配置し、ジョイナー金具
6から合板4にビスbを打ち込み、ジョイナー金具6を
固定する。その後、ジョイナー金具6にキャップ材7を
嵌め込み、絶縁テープ8を隣接する防水パネル5の短手
方向の目地部に貼着した後、絶縁テープ8を覆うように
帯状防水シート9を貼着するとともに、ジョイナー金具
6およびキャップ材7を覆うように帯状防水シート9を
貼着し、防水パネル5間をそれぞれ密封するものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した防
水床構造において、施工の簡略化とコストダウンを図る
ため、合板の敷設を廃止し、ALC床材に直接防水パネ
ルを敷設した場合、ジョイナー金具をビス止めする際、
ALC床材の端縁部にビスを打ち込むと、ALC床材が
割れて欠けることがあり、ALC床材の端縁部と防水パ
ネルの端縁部が重ならないように、ALC床材および防
水パネルを割り付ける必要がある。また、ジョイナー金
具やキャップ材を用いることから、作業が煩雑になるば
かりでなく、部品点数が増加してコストがかさむという
欠点がある。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、バルコニーの床などの建物の屋外床を簡単
かつ安価な構造で確実に防水することのできる建物の屋
外防水床構造を提供するものである。
【0006】また、本発明は、バルコニーの床などの建
物の屋外床を簡単確実に防水施工することのできる建物
の屋外防水床の施工方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の建物の屋外防水
床構造は、梁などに固定されたALC床材と、塩ビ鋼板
と断熱材を貼り合わせて形成され、ALC床材に断熱材
を下にして敷設された防水パネルと、隣接する防水パネ
ルの目地部を密封する帯状防水シートと、からなり、前
記防水パネルの断熱材は、ALC床材と接着剤を介して
貼着されていることを特徴とするものである。
【0008】また、本発明の建物の屋外防水床の施工方
法は、梁などにALC床材を固定した後、塩ビ鋼板と断
熱材を貼り合わせて形成された防水パネルの断熱材もし
くはALC床材に接着剤を塗布して防水パネルをALC
床材に貼着し、隣接する防水パネルの目地部に帯状防水
シートを貼着して密封することを特徴とするものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の形態を図
面に基づいて説明する。
【0010】なお、図3および図4に示した屋外防水床
構造の部材と同一の部材には同一の符号を用いることと
し、それらの詳細な説明を省略する。
【0011】図1および図2には、本発明の屋外防水床
構造の一実施形態であるバルコニーの防水床構造が示さ
れている。
【0012】このバルコニーの防水床構造は、図示しな
いフレーム上に固定されたALC床材3と、塩ビ鋼板5
1にポリスチレンフォームなどの断熱材52を貼り合わ
せて形成され、ALC床材3と接着剤Cを介して接着さ
れた防水パネル5と、隣接する防水パネル5の長手方向
および短手方向の目地部に貼着された絶縁テープ8と、
この絶縁テープ8を覆って防水パネル5の側端縁部に貼
着され、防水パネル5間を密封する帯状防水シート9
と、から構成されている。
【0013】なお、バルコニーの最外周に配置された防
水パネル5の外周端縁部には、該防水パネル5に帯状防
水シート9を介して一体に貼着された塩ビ鋼板製の樋部
材10が設けられている。このため、防水パネル5の表
面を流下する雨水などは、樋部材10を経て図示しない
排水口に導かれる。
【0014】この結果、防水パネル5が温度変化によっ
て伸縮したとしても、防水パネル5の全面が接着剤Cを
介して貼着されているため、防水パネル5に反り変形な
どが発生するのを防止することができるとともに、防水
パネル5の目地部は帯状防水シート9によって密封され
ていることから、断熱材52に浸水することを確実に防
止することができる。
【0015】このようなバルコニーの防水床を施工する
には、まず、図示しないフレーム上にALC床材3を固
定した後、ALC床材3もしくは防水パネル5の断熱材
52の少なくともいずれか一方に接着剤Cを塗布し、断
熱材52を下にして防水パネル5を貼着する。次いで、
隣接する防水パネル5の長手方向および短手方向の各目
地部に絶縁テープ8をそれぞれ貼着した後、絶縁テープ
8を覆うように帯状防水シート9を貼着し、防水パネル
5間を密封するものである。
【0016】この場合、接着剤Cとしては、ALC床材
3もしくは防水パネル5の断熱材52に塗布するに際し
て容器から円滑に押し出すことができ、また、防水パネ
ル5をALC床材3に貼着するに際してある程度の位置
調整が可能であるとともに、容易に移動しないような性
質を必要とすることから、粘度、オープンタイム、押し
出し性などを考慮して選択すればよい。この実施形態に
おいては、防水パネル5が風により吹き上げられて簡単
に剥離しないなどを合わせて考慮することにより、接着
剤Cとして一液変成シリコーン系弾性接着剤、具体的に
は、積水化学工業株式会社の製造販売に係るセキスイボ
ンド#62を使用したが、この接着剤に限定するもので
はなく、前述した粘度やオープンタイム、接着強度ある
いは押し出し性などを踏まえて条件が適合する任意の接
着剤を使用すればよい。
【0017】この結果、金具やビスなどを使用すること
なく接着剤Cを介してALC床材3に防水パネル5を貼
着することができることから、全体コストを大幅に引き
下げることが可能になるとともに、ALC床材3に対す
る防水パネル5の割り付けを考慮する必要がなくなり、
熟練を要することなく簡単に作業することができる。ま
た、防水パネル5全体を固定するため、温度変化に伴う
防水パネル5の反り変形の発生を抑えることができる。
【0018】なお、前述した実施形態においては、バル
コニーの防水床構造について説明したが、その他の建物
の屋外床構造、例えば、建物の屋上の防水床構造に適用
することもできる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明の建物の屋外防水床
構造によれば、金具やビスなどを用いることなくバルコ
ニーなどの屋外床を簡単確実に防水しつつ安価に形成す
ることができる。
【0020】また、本発明の建物の屋外防水床の施工方
法によれば、金具やビスなどを用いることなくバルコニ
ーなどの屋外床を簡単確実に防水施工することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建物の屋外防水床構造の一実施形態を
示す断面図である。
【図2】本発明の建物の屋外防水床構造の一実施形態を
一部破断して示す斜視図である。
【図3】従来のバルコニーの防水床構造を示す断面図で
ある。
【図4】従来のバルコニーの防水床構造を一部省略して
示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 梁 3 ALC床材 5 防水パネル 51 塩ビ鋼板 52 断熱材 9 帯状防水シート C 接着剤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 梁などに固定されたALC床材と、塩ビ
    鋼板と断熱材を貼り合わせて形成され、ALC床材に断
    熱材を下にして敷設された防水パネルと、隣接する防水
    パネルの目地部を密封する帯状防水シートと、からな
    り、前記防水パネルの断熱材は、ALC床材と接着剤を
    介して貼着されていることを特徴とする建物の屋外防水
    床構造。
  2. 【請求項2】 梁などにALC床材を固定した後、塩ビ
    鋼板と断熱材を貼り合わせて形成された防水パネルの断
    熱材もしくはALC床材に接着剤を塗布して防水パネル
    をALC床材に貼着し、隣接する防水パネルの目地部に
    帯状防水シートを貼着して密封することを特徴とする建
    物の屋外防水床の施工方法。
JP3274698A 1998-02-16 1998-02-16 建物の屋外防水床構造およびその施工方法 Pending JPH11229488A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104652621A (zh) * 2013-11-19 2015-05-27 任丘市永基建筑安装工程有限公司 装配式住房墙板缝隙处理技术
CN107489173A (zh) * 2017-09-29 2017-12-19 中国水利水电第七工程局有限公司 一种综合管廊变形缝的防水结构及其安装方法

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