JP2018009307A - 建材パネル - Google Patents
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Abstract
【課題】パネル接合部の断熱性向上が効果的に図られる建材パネルを提供する。【解決手段】接合端部1A,1Bにおける表面側金属板20の第1および第2の係合部110,150を係合させて壁パネル1の接合状態を保持する。その接合状態で芯材30の端面間に隙間9が空くが、一端側の接合端部1Aの裏面側に形成した閉塞部50でその隙間9を概ね閉塞し、閉塞部50を構成する芯材側閉塞部310によって接合部におけるパネル表裏間の熱移動を抑えて断熱性を向上させる。【選択図】図3
Description
本発明は、建物の屋根や壁等を構成する建材パネルに関する。
工場や倉庫、住宅等の建物の屋根や外壁、間仕切り壁等を、複数の矩形状のパネルを横方向に接合して構築する場合がある(特許文献1,2等)。このようなパネル工法は、簡易な施工、コスト削減および施工期間の短縮化等が可能であるという利点を有している。パネル工法に用いる建材パネルとしては、木製板、金属板、PC板等が挙げられる。また、2枚の薄い(例えば厚さ0.35mm)金属板の間に板状の断熱材を挟んだ金属サンドイッチパネルは、軽量でありながら高い強度、耐久性および断熱性を有しているため、採用が広まっている。
ところで、通常、建物においては断熱性が求められる場合が多いが、上記のような建材パネルで構成される壁や屋根にあっては、パネルどうしの接合部において断熱性が低くなるため、効果的な対策が求められていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、接合部の断熱性の向上が効果的に図られる建材パネルを提供することを目的としている。
本発明は、表面側および裏面側の2枚の金属板の間に芯材が挟まれた金属サンドイッチパネルからなり、互いに接合される一端側および他端側に、当該パネルどうしの接合端部を有する建材パネルであって、前記一端側および他端側の接合端部における前記表面側および裏面側の前記金属板のうちの少なくとも一方側の金属板は、該金属板どうしが互いに係合して当該パネルどうしの接合状態を保持させるとともに、その係合状態で前記芯材間に隙間を形成する係合部をそれぞれ有し、前記一端側および他端側の各接合端部のうちの少なくとも一方側の接合端部の前記芯材は、他方側の接合端部方向に延びて前記隙間の一部を塞する閉塞部を有することを特徴とする建材パネルである。
本発明の建材パネルは、接合端部が接合した状態で、表面側の金属板の係合部どうしが係合して接合状態が保持され、芯材間に形成される隙間の一部が芯材の閉塞部で閉塞される。芯材の閉塞部は、接合部におけるパネル表裏間の熱移動を抑え、これによって接合部の断熱性の向上が効果的に図られる。
本発明は、前記芯材の前記閉塞部と前記裏面側の金属板とが重なっており、重なったこれら芯材の閉塞部と裏面側の金属板とを貫通するねじ部材によって当該建材パネルが建物の支持部材に固定される形態を含む。この形態によれば、ねじ部材の貫通部分の長さが裏面側の金属板のみではなく芯材の閉塞部も加わるため、ねじ部材の貫通部の止水性を芯材の閉塞部によって向上させることができる。
また、本発明は、前記一端側および他端側の接合端部の少なくとも一方には、前記ねじ部材を表面側から覆う重畳部が形成されている形態を含む。この形態によれば、ねじ部材は重畳部で覆われてパネルの表面に露出せず、ねじ部材が見えない外観を得ることができる。
また、本発明は、前記係合部は、前記金属板の弾性によって弾性的に係合される形態を含む。この形態によれば、パネルの接合を容易、かつ、確実に行うことができる。また、地震等が起こり、接合されているパネルが相対移動しても、係合部が弾性変形することにより破損等の不具合の発生が抑えられるとともに、接合状態が保持される。
本発明によれば、接合部の断熱性の向上が効果的に図られる建材パネルが提供されるといった効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1および図2は、本発明の一実施形態に係る長方形状の屋根パネル(建材パネル)1を接合して屋根を構成している状態をそれぞれ示し、図3は屋根パネル1の接合部分および固定構造の断面を示している。屋根パネル1は、屋根骨組を構成する母屋材(建物の支持部材)2上に設置され、図3で左側の屋根パネル1の一端側(右側)の接合端部1Aがビス(ねじ部材)3によって母屋材2に固定される。そして右側の屋根パネル1の他端側(左側)の接合端部1Bが、一端側の接合端部1Aに接合され、固定状態が保持される。屋根は、このように屋根パネル1の一端側の接合端部1Aをビス3で固定し、その固定した屋根パネル1の一端側の接合端部1Aに他端側の接合端部1Bを接合していくことを繰り返し、所定枚数を設置することで施工される。
図1および図2は、本発明の一実施形態に係る長方形状の屋根パネル(建材パネル)1を接合して屋根を構成している状態をそれぞれ示し、図3は屋根パネル1の接合部分および固定構造の断面を示している。屋根パネル1は、屋根骨組を構成する母屋材(建物の支持部材)2上に設置され、図3で左側の屋根パネル1の一端側(右側)の接合端部1Aがビス(ねじ部材)3によって母屋材2に固定される。そして右側の屋根パネル1の他端側(左側)の接合端部1Bが、一端側の接合端部1Aに接合され、固定状態が保持される。屋根は、このように屋根パネル1の一端側の接合端部1Aをビス3で固定し、その固定した屋根パネル1の一端側の接合端部1Aに他端側の接合端部1Bを接合していくことを繰り返し、所定枚数を設置することで施工される。
屋根は所定角度で傾斜し、屋根パネル1は縦方向(長手方向)を図1の矢印Sで示す傾斜方向と平行に配して施工される。一端側および他端側の接合端部1A,1Bは、縦方向に沿っている。母屋材2は、図1の矢印Tで示す桁行方向に沿って水平に延び、図示せぬ垂木上に、傾斜方向に間隔をおいて複数設けられている。母屋材2は、木材、あるいは金属製のチャンネル等が用いられ、ビス3は母屋材2に対応したタイプのものが用いられる。以下、屋根パネル1の構成ならびに屋根パネル1による屋根構造について説明する。
[1]屋根パネル
図3に示すように、屋根パネル1は、2枚の金属板10,20の間に所定厚さの板状の断熱材からなる芯材30を挟んだ断熱機能に優れる金属サンドイッチパネルである。金属板10,20は、接合端部1A,1Bの断面形状が異なっている。金属板10は上側に配されて屋根の表面を構成し、金属板20は下側に配されて母屋材2に固定される裏面を構成する。
図3に示すように、屋根パネル1は、2枚の金属板10,20の間に所定厚さの板状の断熱材からなる芯材30を挟んだ断熱機能に優れる金属サンドイッチパネルである。金属板10,20は、接合端部1A,1Bの断面形状が異なっている。金属板10は上側に配されて屋根の表面を構成し、金属板20は下側に配されて母屋材2に固定される裏面を構成する。
金属板10,20の材質は限定されないが、鋼板が好適であり、例えば、溶融55%アルミニウム−亜鉛合金メッキ鋼板(ガルバリウム鋼板(登録商標))や亜鉛−アルミニウム6%−マグネシウム3%メッキ鋼板(例えば日新製鋼(株)製のZAM:登録商標)、あるいはカラー鋼板等が用いられる。金属板10,20は弾性変形可能な厚さ(例えば0.35〜0.5mm程度)を有している。芯材30は、例えばポリスチレン等の軽量樹脂発泡材が用いられるが、これも材質は限定されない。芯材30の厚さは、例えば25〜100mmとされる。屋根パネル1の全体寸法は任意であって施工する屋根に対応したものとされるが、例えば縦方向長さ:1800〜13000mm、幅:400〜1200mm、厚さ:25〜100mm程度のものが挙げられる。芯材30は、表面側および裏面側の金属板10,20に適宜な接着材を用いて接着されている。
[1−1]一端側の接合端部
図4を参照して屋根パネル1の一端側の接合端部1Aについて説明する。図4の左側に示すように、芯材30の端部には、表面側(図4で上側)の角部が欠損されて段部330が形成されており、裏面側(図4で下側)には、接合される右側の壁パネル1の方向すなわち側方に突出する突出部320が形成されている。突出部320の厚さは、芯材30のおよそ半分程度である。そしてこの突出部320の裏面側に、さらに側方に突出する閉塞部50が形成されている。
図4を参照して屋根パネル1の一端側の接合端部1Aについて説明する。図4の左側に示すように、芯材30の端部には、表面側(図4で上側)の角部が欠損されて段部330が形成されており、裏面側(図4で下側)には、接合される右側の壁パネル1の方向すなわち側方に突出する突出部320が形成されている。突出部320の厚さは、芯材30のおよそ半分程度である。そしてこの突出部320の裏面側に、さらに側方に突出する閉塞部50が形成されている。
閉塞部50は、裏面側の金属板20および芯材30をそれぞれ側方に延長させて形成されたもので、金属板側閉塞部210と、この金属板側閉塞部210の内面に接着された芯材側閉塞部310とによって構成されている。閉塞部50すなわち金属板側閉塞部210と芯材側閉塞部310には、ビス3が挿通される複数のビス挿通孔51が、壁パネル1の長手方向(図4で紙面表裏方向)に間隔をおいて形成されている。これらビス挿通孔51間のピッチは、複数の母屋材2間のピッチに対応している。
表面側の金属板10の端部には、芯材30の段部330を覆って突出してから断面平行四辺形状に膨らみを持ちつつ180°折り曲がった第1の係合部110が形成されている。金属板10の端部は、さらに第1の係合部110から段部330に沿って屈曲形成され、芯材30の突出部320の端面321の途中まで覆っている。また、金属板10には、第1の係合部110と段部330に沿った屈曲部分とにより、側方に開口する溝部120が形成されている。
溝部120内には、全長にわたってシール部材190が固着されている。シール部材190は、例えばEPDM(エチレン−プロピレン−ジエンゴム)等の弾性を有する密閉材が好適に用いられる。第1の係合部110は、側方に向かうにしたがって次第に内側に傾斜する互いに平行な外側傾斜面111と内側傾斜面112とを有している。
[1−2]他端側の接合端部
次に、図4を参照して屋根パネル1の他端側の接合端部1Bについて説明する。図4の右側に示すように、芯材30の他端側の端部には、裏面側の角部が欠損されて段部350が形成されている。そして接合端部1Bの表面側には、左側の壁パネル1の方向すなわち側方に突出する重畳部40が形成されている。重畳部40は、表面側および裏面側の金属板10,20と芯材30とから構成されている。
次に、図4を参照して屋根パネル1の他端側の接合端部1Bについて説明する。図4の右側に示すように、芯材30の他端側の端部には、裏面側の角部が欠損されて段部350が形成されている。そして接合端部1Bの表面側には、左側の壁パネル1の方向すなわち側方に突出する重畳部40が形成されている。重畳部40は、表面側および裏面側の金属板10,20と芯材30とから構成されている。
裏面側の金属板20の端部には、側方に突出してから断面長方形状に膨らみを持ちつつ180°折り曲がった突出部250が形成されている。裏面側の金属板20は突出部250から連続して段部350に沿って折り曲がり、段部350の下面に沿って先端付近まで延びている。突出部250と上記重畳部40との間には、溝部121が形成されている。
表面側の金属板10の端部には、重畳部40からさらに側方に突出して上記第1の係合部110に係合する第2の係合部150が形成されている。第2の係合部150は、重畳部40の芯材30の端面側に折り曲がってから側方に延び、先端に断面三角形状の膨らみ部151を有している。第2の係合部150の根元部分には、上記第1の係合部110の外側傾斜面111に当接する凸条152が形成されており、また、この凸条152と膨らみ部151間に、第1の係合部110が嵌り込んで係合する表面側に開口する溝部153が形成されている。
[2]屋根パネルの固定および接合
次いで、上記一端側および他端側の接合端部1A,1Bを有する複数の屋根パネル1を母屋材2上に固定しながら接合する手順ならびに得られる屋根パネル1の屋根構造を説明する。
次いで、上記一端側および他端側の接合端部1A,1Bを有する複数の屋根パネル1を母屋材2上に固定しながら接合する手順ならびに得られる屋根パネル1の屋根構造を説明する。
屋根パネル1を、裏面側の金属板20を下側に配し、かつ、縦方向を屋根の傾斜方向と平行にして複数の母屋材2上に載置し、裏面側の金属板20を母屋材2の上面に重ねる。そして、閉塞部50のビス挿通孔51を母屋材2に合致させる。なお、ビス挿通孔51は、母屋材2間のピッチに合わせて現場で穿孔してもよい。
次に、閉塞部50をビス3で母屋材2に固定するが、固定にあたっては閉塞部50上に吊子4をセットし、この吊子4とともに閉塞部50を母屋材2に固定する。
図3および図5を参照して吊子4を説明する。吊子4は、長方形状の板材を断面略ハット状に折り曲げ加工して形成されたもので、中央に上記閉塞部50上に載置されるベース部41を有している。ベース部41には、ビス挿通孔411が形成されている。ベース部41の両側に側壁部42,44が直角にそれぞれ立ち上がって形成されており、一方(図5で左側)の側壁部42の上端からは表面側の金属板10の先端部上に重なる第1の羽根部43が斜め上方に延びている。また、他方(図5で右側)の側壁部44の上端からは、接合される壁パネル1の他端側の接合端部1Bの溝部121内に入り込む第2の羽根部45が延びている。吊子4は、例えば亜鉛メッキ鋼板等からなる厚さが例えば0.5〜3.5mm程度の剛性を有する板材を加工して形成される。
吊子4のベース部41の裏面のほぼ全面には、例えばブチルゴム等からなる気密シール49が接着される。気密シール49の外面は接着剤が付着されており、その接着剤は剥離紙でカバーされている。
さて、裏面側の金属板20を母屋材2に固定するには、まず気密シール49の上記剥離紙を剥がし、吊子4のビス挿通孔411を閉塞部50のビス挿通孔51に合致させた状態で、気密シール49の接着面を芯材側閉塞部310の表面に接着させる。この状態で吊子4の第1の羽根部43は表面側の金属板10の先端部上に重なる。次いで、ビス3をビス挿通孔411,51に通し、さらに気密シール49を貫通させて母屋材2に締め込む。この作業を複数の母屋材2上で行い、1枚の屋根パネル1を複数の母屋材2上に固定する。吊子4は、屋根パネル1を母屋材2に固定するにあたっての補強部材として機能する。
なお、ビス3の頭部の裏面側に止水用のパッキンを装着しておくと、止水性向上の点で好ましい。また、気密シール49は、芯材側閉塞部310に接着させるための接着剤が予め付着されていないものであってもよく、さらには、予め吊子4に接着されていないものであってもよい。すなわち、接着剤の有無にかかわらず、気密シール49は、施工後において吊子4のベース部41と閉塞部50との間に圧着状態で挟まれる構造となる。
続いて、母屋材2に固定した屋根パネル1に並列して接合させる次の屋根パネル1の他端側の接合端部1Bを、固定した屋根パネル1の一端側の接合端部1Aに対し次のようにして接合する。
はじめに、接合する側の屋根パネル1の、第2の係合部150の溝部153にコーキング材5を充填する。そして、図3に示すように、表面側においては、接合端部1Aの溝部120に接合端部1Bの第2の係合部150の膨らみ部151を挿入するとともに第1の係合部110を第2の係合部150の溝部153に嵌め込んで、第1の係合部110に第2の係合部150を係合させる。また、裏面側においては、接合端部1Bの溝部121内に吊子4の第2の羽根部45を入り込ませる。
図3に示すように、この接合状態で、接合端部1A,1B双方の芯材30の端面間にはジグザグ状の隙間9が形成されるが、この隙間9は、第1の係合部110に第2の係合部150が係合することで形成される。隙間9は、両係合部110,150の突出長さに応じた距離となる。また、接合端部1Aの閉塞部50上に、接合端部1Bの重畳部40が表面側から重畳し、重畳部40によってビス3の頭部が覆われる。
表面側においては、第2の係合部150が第1の係合部110の下側に入り込むが、その際、両係合部110,150は互いに弾性変形して係合する。また、第2の係合部150の膨らみ部151の先端は、シール部材190に圧着する状態で気密的に当接する。さらに、凸条152が外側傾斜面111に当接することで金属板10間に隙間は空かず、第1の係合部110と第2の係合部150との間にコーキング材5が介在し、このコーキング材5によって隙間がシールされる。
一方、裏面側においては、吊子4の第2の羽根部45の上面が、溝部121を形成している裏面側の金属板20の下面に当接している。また、閉塞部50が隙間9を概ね閉塞しており、閉塞部50と突出部250との間には、図示のように僅かな隙間が形成される。なお、閉塞部50と突出部250の各先端どうしが当接して金属板20間に隙間がない状態となってもよい。される。
以上のような母屋材2への屋根パネル1の固定と固定された屋根パネル1への次の屋根パネル1の接合を繰り返し行うことで、複数の屋根パネル1が順次母屋材2に固定されて屋根が施工される。
[3]一実施形態の効果
上記一実施形態の屋根パネル1によれば、以下の効果が奏される。
上記一実施形態の屋根パネル1によれば、以下の効果が奏される。
接合端部1A,1Bが接合した状態で、表面側の金属板10の係合部110,150どうしが係合して接合状態が保持され、芯材30の端面間に形成される隙間9が閉塞部50で概ね閉塞される。閉塞部50は、特に該閉塞部50を構成する芯材側閉塞部310によって接合部における壁パネル1の表裏間の熱移動を抑え、これによって接合部の断熱性の向上が効果的に図られ、特に寒冷地に好適である。
屋根パネル1を母屋材2に固定するビス3は閉塞部50を貫通しているが、閉塞部50は芯材側閉塞部310と金属板側閉塞部210が重なって構成されている。すなわち閉塞部50のビス3の貫通部分の長さが裏面側の金属板20のみではなく芯材側閉塞部310も加わるため、ビス3の貫通部の止水性を芯材閉塞部310によって向上させることができる。
また、他端側の接合端部1Bの重畳部40でビス3が表面側から覆われ表面に露出しないため、ビス3が屋根の表面には見えない外観を得ることができる。また、ビス3は表面側の金属板10を貫通しないため、表面側の金属板10から水が浸入して漏水を招いたりビス3の周囲に塵埃が溜まったりする不具合は生じにくい。
さらに、表面側の金属板10の係合部110,150が金属板10の弾性によって弾性的に係合されるため、壁パネル1の接合を容易、かつ、確実に行うことができる。また、地震等が起こり、接合されている壁パネル1が相対移動しても、係合部110,150が弾性変形することにより破損等の不具合の発生が抑えられるとともに、接合状態が保持される。
[4]本発明の他の適用例
上記一実施形態は本発明を壁パネルに適用した例であるが、本発明は壁パネルに限定されず、外壁や間仕切り壁等、他の建材パネルにも適用することができる。
上記一実施形態は本発明を壁パネルに適用した例であるが、本発明は壁パネルに限定されず、外壁や間仕切り壁等、他の建材パネルにも適用することができる。
本発明は、例えば工場、倉庫、住宅等の建物の屋根や壁等を構成する建材パネルに適用可能である。
1…屋根パネル(建材パネル)
1A…一端側の接合端部
1B…他端側の接合端部
2…母屋材(建物の支持部材)
3…ビス(ねじ部材)
9…隙間
10…表面側の金属板
110…第1の係合部
150…第2の係合部
20…裏面側の金属板
210…金属板側閉塞部
30…芯材
310…芯材側閉塞部
40…重畳部
50…閉塞部
1A…一端側の接合端部
1B…他端側の接合端部
2…母屋材(建物の支持部材)
3…ビス(ねじ部材)
9…隙間
10…表面側の金属板
110…第1の係合部
150…第2の係合部
20…裏面側の金属板
210…金属板側閉塞部
30…芯材
310…芯材側閉塞部
40…重畳部
50…閉塞部
Claims (4)
- 表面側および裏面側の2枚の金属板の間に芯材が挟まれた金属サンドイッチパネルからなり、互いに接合される一端側および他端側に、当該パネルどうしの接合端部を有する建材パネルであって、
前記一端側および他端側の接合端部における前記表面側および裏面側の前記金属板のうちの少なくとも一方側の金属板は、該金属板どうしが互いに係合して当該パネルどうしの接合状態を保持させるとともに、その係合状態で前記芯材間に隙間を形成する係合部をそれぞれ有し、
前記一端側および他端側の各接合端部のうちの少なくとも一方側の接合端部の前記芯材は、他方側の接合端部方向に延びて前記隙間の一部を閉塞する閉塞部を有すること
を特徴とする建材パネル。 - 前記芯材の前記閉塞部と前記裏面側の金属板とが重なっており、重なったこれら芯材の閉塞部と裏面側の金属板とを貫通するねじ部材によって建物の支持部材に固定されることを特徴とする請求項1に記載の建材パネル。
- 前記一端側および他端側の接合端部の少なくとも一方には、前記ねじ部材を表面側から覆う重畳部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の建材パネル。
- 前記係合部は、前記金属板の弾性によって弾性的に係合されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の建材パネル。
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2016
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200626 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20201216 |