JPH11159047A - 住宅用屋根パネル及びその施工方法 - Google Patents

住宅用屋根パネル及びその施工方法

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JPH11159047A
JPH11159047A JP9343827A JP34382797A JPH11159047A JP H11159047 A JPH11159047 A JP H11159047A JP 9343827 A JP9343827 A JP 9343827A JP 34382797 A JP34382797 A JP 34382797A JP H11159047 A JPH11159047 A JP H11159047A
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JP
Japan
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roof panel
house
roof
heat insulating
recess
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Withdrawn
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JP9343827A
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English (en)
Inventor
Yutaka Sato
豊 佐藤
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Toyo Plywood Co Ltd
Original Assignee
Toyo Plywood Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Plywood Co Ltd filed Critical Toyo Plywood Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 敷設作業が容易で、かつ接合部における密閉
性に優れた住宅用屋根パネル10及びその施工方法を提
供すること。 【解決手段】 木質面材11の縦端縁に沿って段差部1
0aを形成し、屋根パネル10を木造住宅の躯体20上
部に敷設したとき隣接する屋根パネル10間の接合部に
両屋根パネル10の縦の段差部10aによって溝形の凹
部23を区画形成する。この凹部23の底面に気密シー
ト24を被せ、その上に断熱材のスペーサ25を嵌合
し、垂木28で気密シート24とスペーサ25を凹部2
3の底面に圧着して、屋根パネル10の接合部における
隙間を密閉する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は住宅用屋根パネル及
びその施工施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】木造住宅における屋根の施工方法の一形
式として、実開平6−8540号公報には、木質面材の
端縁に枠材を固定し、枠材の間に発泡ウレタン、発泡ポ
リスチレン、発泡ポリプロピレン等の断熱材を固定した
屋根パネルを木造住宅の躯体上部に敷設して屋根面を施
工する方法が開示されている。かかる従来の施工方法で
は、隣接する屋根パネル間の接合部に生じた隙間により
住宅の気密性が損なわれるのを防止するため、屋根の傾
斜に沿って上下に敷設した屋根パネル間の接合部を躯体
の勾配桁上に配置し、勾配桁上面に設けたシール部材で
接合部の隙間を密閉している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の施工方法では隣接する屋根パネルの接合部の隙
間を密閉するシール部材が勾配桁上に取り付けられてい
るので、屋根パネルの接合部が勾配桁上に配置されるよ
うに屋根パネルを敷設しなければならず、敷設作業が甚
だ面倒である。本発明はかかる点に鑑み、敷設作業が容
易で、かつ屋根パネルの接合部における密閉性に優れた
住宅用屋根パネル及びその施工方法を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、補強用の枠材を固定した木質面材の表面に断熱材を
貼着した住宅用屋根パネルであって、隣接する屋根パネ
ルの接合部に溝形の凹部が区画されるように前記木質面
材の端縁に段差部を形成したことを特徴とする。請求項
2に記載の発明は、補強用の枠材を固定した木質面材の
表面に断熱材を貼着した住宅用屋根パネルを住宅の躯体
上部に敷設して屋根面を施工する住宅用屋根パネルの施
工方法であって、前記木質面材の端縁に段差部を形成
し、隣接する屋根パネルの段差部を接合して両段差部に
より溝形の凹部を区画形成し、該凹部の底面を気密シー
トで覆うと共に該凹部に断熱材から成るスペーサを嵌合
し、該スペーサの上に垂木等を載置してビス等で躯体に
固定することを特徴とする。
【0005】
【発明の作用・効果】本発明によれば、屋根パネルの断
熱材端面に沿って段差部を形成したので、屋根パネルを
住宅の躯体上部に敷設したとき隣接する屋根パネル間の
接合部に両屋根パネルの段差部によって溝形の凹部が区
画形成される。この凹部の底面に気密シートを被せ、そ
の上に断熱材のスペーサを嵌合し、垂木等で気密シート
とスペーサを凹部の底面に圧着することにより、屋根パ
ネルの接合部における隙間を密閉することができる。し
かして本発明によれば、屋根パネルを敷設したとき屋根
パネル間の接合部に気密シートを取り付けるための溝形
凹部が区画形成されるので、気密シートの取り付け作業
が容易になるとともに、凹部にスペーサを嵌合して垂木
等で圧着するので接合部の密閉性が高く、住宅の気密性
が向上する。また従来の施工方法のように屋根パネルの
接合部を密閉する気密部材の設置箇所が勾配桁等の特定
箇所に限定されないので、屋根パネルの敷設作業が容易
になる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面に基づき説明
するに、図1及び図2には本発明の一実施形態に係る住
宅用屋根パネル10の構造が示されている。また、図3
及び図4には当該屋根パネル10の施工方法が示されて
いる。住宅用屋根パネル10は合板、パーティクルボー
ド、硬質繊維板、あるいは細長い木片に方向性を与えて
耐水性の接着剤で固めたOSB等を長方形に加工した木
質面材11、木質面材11の両側の長辺端縁と中間部に
固定した3本の補強用枠材12〜14及び面材11表面
に貼着した上下2層の発泡プラスチック製断熱材15,
16を備えている。下層の断熱材16は補強用枠材12
〜14の高さとほぼ同寸法の厚みを有し、木質面材11
表面のほぼ全面を覆うように貼着されている。上層の断
熱材15は下層の断熱材16の上下両端が所定寸法だけ
露出するように下層の断熱材16より短くされている。
住宅用屋根パネル10は以上の構造を有するので、木質
面材11の縦の端縁に沿って上層の断熱材15の端面と
補強用枠材12,14で区画される縦の段差部10aが
形成されている。また、上層の断熱材15の横の端縁に
沿って上層の断熱材15の端面と下層の断熱材16で区
画される横の段差部10bが形成されている。
【0007】住宅用屋根パネル10の構造は以上の通り
であって、図3及び図4に示すように木造住宅の躯体2
0上部の軒桁21と勾配桁22上に断熱材15,16を
上にして屋根パネル10を敷設し、棟方向に並べて屋根
を施工する。横に隣接する屋根パネル10の接合部には
両屋根パネル10の縦の段差部10aにより溝形の凹部
23が区画形成されるので、この凹部23の底面に帯状
の気密シート24を被せ、その上から凹部23に断熱材
15,16と同材質のスペーサ25を嵌合する。一方、
隣接する屋根パネル10の横の段差部10bは横方向に
連続するので、幅広の気密シート26を横の段座部10
bに被せ、その上から断熱材と同材質のスペーサ27を
載置する。垂木28をスペーサ25の上に載せてビス2
9で軒桁21と勾配桁22に固定し、気密シート24を
凹部23の底面に圧着させると共に気密シート26を横
の段差部10bに圧着させる。そして、垂木25に野地
板30を固定する。なお、気密シート24,26の端部
は軒桁21から垂れ下げておき、住宅壁面を覆う気密シ
ート31に重ねることで、屋根と壁面の境界部の気密を
保持する。また、図示しないが、屋根パネル10の棟側
の横の段差部10bにも同様に気密シート26を被せて
スペーサ27を載置し、垂木28で圧着する。
【0008】本実施形態に係る屋根パネル10によれ
ば、木質面材11の縦端縁に沿って段差部10aを形成
したので、屋根パネル10を木造住宅の躯体20上部に
敷設したとき隣接する屋根パネル10間の接合部に両屋
根パネル10の縦の段差部10aによって溝形の凹部2
3が区画形成される。この凹部23の底面に気密シート
24を被せ、その上に断熱材のスペーサ25を嵌合し、
垂木28で気密シート24とスペーサ25を凹部23の
底面に圧着して、屋根パネル10の接合部における隙間
を密閉するので、屋根パネル10間の接合部を高度に密
閉でき、気密シート24の取り付け作業も容易になる。
また、木質面材11の横端面に沿って段差部10bを形
成し、その上に気密シート26を被せてスペーサ27と
垂木28で圧着し、壁面を覆う気密シート31に重ねる
ので、屋根と壁面の境界部の気密性も高く、木造住宅の
気密性がより向上する。さらに、屋根パネル10を発泡
プラスチック製の断熱材15,16の貼着面側を上にし
て敷設するので、気密シート24,26や垂木28等の
取り付け作業時に足が滑りにくく、作業がし易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る住宅用屋根パネル
を示す平面図である。
【図2】 図1の2−2線から切断した断面図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係る住宅用屋根パネル
の施工方法を示す説明図である。
【図4】 同住宅用屋根パネルの施工方法を示す説明図
である。
【符号の説明】
10…住宅用屋根パネル、10a,10b…段差部、1
1…木質面材、12,13,14…枠材、15,16…
断熱材、20…躯体、21…軒桁、22…勾配桁、23
…溝形の凹部、24,26…気密シート、25,27…
スペーサ,28…垂木。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補強用の枠材を固定した木質面材の表面
    に断熱材を貼着した住宅用屋根パネルであって、隣接す
    る屋根パネルの接合部に溝形の凹部が区画されるように
    前記木質面材の端縁に段差部を形成したことを特徴とす
    る住宅用屋根パネル。
  2. 【請求項2】 補強用の枠材を固定した木質面材の表面
    に断熱材を貼着した住宅用屋根パネルを住宅の躯体上部
    に敷設して屋根面を施工する住宅用屋根パネルの施工方
    法であって、前記木質面材の端縁に段差部を形成し、隣
    接する屋根パネルの段差部を接合して両段差部により溝
    形の凹部を区画形成し、該凹部の底面を気密シートで覆
    うと共に該凹部に断熱材から成るスペーサを嵌合し、該
    スペーサの上に垂木等を載置してビス等で躯体に固定す
    ることを特徴とする住宅用屋根パネルの施工方法。
JP9343827A 1997-11-28 1997-11-28 住宅用屋根パネル及びその施工方法 Withdrawn JPH11159047A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013010044A1 (en) * 2011-07-13 2013-01-17 White Arthur Paul Green star panel system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013010044A1 (en) * 2011-07-13 2013-01-17 White Arthur Paul Green star panel system

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