JPH05321411A - 屋根パネル接合構造及び屋根パネル接合工法 - Google Patents

屋根パネル接合構造及び屋根パネル接合工法

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JPH05321411A
JPH05321411A JP4124961A JP12496192A JPH05321411A JP H05321411 A JPH05321411 A JP H05321411A JP 4124961 A JP4124961 A JP 4124961A JP 12496192 A JP12496192 A JP 12496192A JP H05321411 A JPH05321411 A JP H05321411A
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JP
Japan
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joint
roof panel
projecting piece
panels
roof
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Application number
JP4124961A
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English (en)
Inventor
Akira Minai
顕 美奈井
Takeshi Toda
戸田  剛
Tamotsu Matsuda
保 松田
Takashi Nakamura
崇 中村
Motoaki Furuno
元昭 古野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 省力化を図り、施工時のクリアランスを確保
し、容易且つ迅速に屋根パネル接合端面間における断熱
又は防水機構を確保できる屋根パネル接合構造及び屋根
パネル接合工法を提供する。 【構成】 一対の隣接屋根パネル1,2 の接合構造であっ
て、一方の屋根パネル1の接合端面に設けた第一突出片1
5と、他方の屋根パネル2 の接合端面に設けた第二突出
片16と、前記第一突出片15又は前記第二突出片16に設け
た目地材3 とを備えており、該目地材3 が側方に膨出し
て前記両接合端面間を密封するように前記第一突出片15
と前記第二突出片16とにより上下から圧着される位置に
前記目地材3 を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、隣接屋根パネルの接合
端面間における断熱又は防水構造を提供する屋根パネル
接合構造及び屋根パネル接合工法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、工期短縮,工費節減等の目的達成
の為、種々の屋根構成部材を工場等において一体成形さ
れた屋根パネルを用いて現場施工するパネル工法によ
り、現場における施工作業数を軽減している。このパネ
ル工法によれば瓦葺き作業等を省略でき、現場作業数,
現場施工時間を大幅に短縮できるものであるが、隣接屋
根パネルの接合端面間には施工時の必要上クリアランス
(空隙)が設けられており、この接合端面間における防
水又は断熱構造をいかにするかが一つの問題となってい
る。
【0003】この問題を解決するための従来の技術とし
ては、図5に示すように、一の屋根パネル21の接合端面
に予め目地材22を貼設しておき、該目地材22を圧着する
ように他の屋根パネル23を隣接配設する工法が周知であ
る。また、図6に示すものは他の従来技術であり、屋根
パネル配設後に目地剤24を隣接屋根パネル25,26 の接合
端面間に充填していく工法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記前者の従
来技術によれば、一の屋根パネル21に対し他の屋根パネ
ル23を上方から配置するとするならば、目地材22の厚み
d によってクリアランスがなくなり、配置時に目地材22
が剥離する場合が多く、施工上不具合が生じていた。ま
た、一の屋根パネル21の側方から他の屋根パネル23をス
ライドさせて配置するとするならば施工困難かつ煩雑で
あり、屋根パネルの構造によっては施工不可能であっ
た。
【0005】また、上記後者の従来技術によれば、一物
件あたりの目地剤24総注入長さが150m程もあり、現場工
数が多くなり、現場における施工作業数を軽減し工期短
縮,工費節減を図るというパネル工法の目的が阻害され
ていた。本発明は上述の様な実情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、省力化を図り、施工時の
クリアランスを確保し、容易且つ迅速に屋根パネル接合
端面間における断熱又は防水機構を確保できる屋根パネ
ル接合構造及び屋根パネル接合工法を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明は次の様な技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、一対の隣接屋根パネル1,2 の接合構造であって、
一方の屋根パネル1 の接合端面に設けた第一突出片15
と、他方の屋根パネル2 の接合端面に設けた第二突出片
16と、前記第一突出片15又は前記第二突出片16に設けた
目地材3 とを備えており、該目地材3 が側方に膨出して
前記両接合端面間を密封するように前記第一突出片15と
前記第二突出片16とにより上下から圧着される位置に前
記目地材3 を備えていることを特徴としている。
【0007】また、本発明は、接合端面に第一突出片15
を有する一の屋根パネル1 と、接合端面に第二突出片16
を有する他の屋根パネル2 とをクリアランスl を設ける
ように隣接して両屋根パネル1,2 を接合する方法であっ
て、前記第一突出片15又は前記第二突出片16に目地材3
を設け、該目地材3 が側方に膨出して前記両接合端面間
を密封するように前記第一突出片15と前記第二突出片16
のいずれか一方に対して他方を押し付けて前記目地材3
を上下から圧着することを特徴としている。
【0008】
【作用】隣接屋根パネル1,2 の夫々の接合端面に設けら
れた第一突出片15と第二突出片16とによって目地材3 が
上下から圧着されることによって、該目地材3 が側方に
膨出して両屋根パネル1,2 の接合端面間を密封し、屋根
パネル1,2 の接合端面間における防水又は断熱を図って
いる。また、施工前には目地材3 は側方に膨出していな
いので、屋根パネル1,2 の一方に対して他方を上方から
設置していく過程においては、屋根パネル1,2 の接合端
面間にはクリアランスl が確保されている。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜図3は本発明の一実施例を示しており、図1
において、一対の屋根パネル1,2 が隣接配設されてお
り、夫々の屋根パネル1,2 の接合端面間は、弾性体から
なり且つ断熱性を有する目地材3 によって密封断熱され
ている。また、屋根パネル1,2 間には施工時の必要上、
クリアランスl が設けられており、該クリアランスl の
下側開口端を覆い隠すように目地化粧材4 が横設されて
いる。
【0010】前記屋根パネル1,2 は、工場等において種
々の屋根構成部材が一体成形されており、以下構成を説
明する。野地板5 の上面にアスファルトルーフィング等
の防水シート6 を介して葺材7が葺設されている。野地
板5 の下面には角材8 が軒棟方向略全長に亘って横設さ
れており、この角材8 によって通気層9 が設けられてい
る。角材8 下面には屋根パネル略全面に亘って張設され
た透湿性防水シート10を介して垂木11が適当な間隔をお
いて軒棟方向略全長に亘って横設されている。夫々の垂
木11間には断熱材12が設けられており、その下面に防湿
シート13を介して化粧板14が着設されている。
【0011】さらに、一方の屋根パネル1 の接合端面下
部には第一突出片15が軒棟方向略全長に亘って横設され
ており、他方の屋根パネル2 の接合端面上部には第二突
出片16が軒棟方向略全長に亘って横設されている。ま
た、第一突出片15上部には、第一突出片15上面と屋根パ
ネル1 接合端面とに面接するように設置され且つ角部分
17においてのみ接着された目地材3 が軒棟方向略全長に
亘って設けられている。なお、第一突出片15と第二突出
片16は略同一形状を呈しており、断面方形状の棒状体と
されている。さらに、目地材3 は通常の状態では第一突
出片15及び第二突出片16と略同一幅で且つ第一突出片15
上面に対する第二突出片16下面の高さh よりも少し背高
とされている。
【0012】施工の際には、接合端面下部に第一突出片
15を設けた一の屋根パネル1 に対し、接合端面上部に第
二突出片16を設けた他の屋根パネル2 を、両接合端面が
対面するように上方から配置する(図2参照)。その
際、目地材3 は第一突出片15及び第二突出片16と略同一
幅とされているのでクリアランスl を確保でき、さら
に、目地材3 は第一突出片15上面に対する第二突出片16
下面の高さh よりも背高とされているので、第一突出片
15と第二突出片16とにより上下方向に圧縮され、目地材
3 は弾性体であるので側方に膨出され、両接合端面間を
密封し断熱機構を確保する。ここで、目地材3 は角部分
17においてのみ接着されているので、上下方向の圧縮及
び側方への膨張が抑制されることがない。なお、屋根パ
ネル2 の配置後に、屋根パネル1,2 の接合部分上面に防
水シート6aを増し張りし、現場施工用瓦材7aを葺設し
て、屋根パネル1,2 の接合部分の施工が完了する。
【0013】図3に示すものは、本実施例において使用
する屋根パネルの一例であり、一方の接合端面下部に第
一突出片18を横設しており、他方の接合端面上部に第二
突出片19を横設しており、第一突出片18上部に目地材20
を取着している。この屋根パネルによれば、多種多様の
構成の屋根パネルを用意する必要がなく、一様に屋根パ
ネルを接合していくことができ、屋根パネルの管理面に
おいても煩雑となることが少ない。
【0014】上記実施例によれば、目地材3 は工場等に
おいて予め屋根パネル1 に設けられており、現場におい
ては断熱効果を得るための特別な作業を必要とせず、現
場において施工する際にはクリアランスl を確保しつつ
屋根パネル1,2 を隣接配設するのみで、接合端面間の断
熱機構を確保できるので、容易且つ迅速に作業でき、ま
た、現場における作業数を軽減することができる。
【0015】図4に示すものは本発明の他の実施例であ
り、上記実施例と異なるところは、屋根パネル2 の接合
端面上部に設けた第二突出片16下部に目地材3 を取着し
ている点であり、他の構成, 作用効果については同様で
あるので、同符号を付し、詳細説明を省略する。本発明
は、上記実施例に制限されず、例えば、目地材3 は変形
を阻害されない程度であればどのように取着されていて
もよい。さらに、上記実施例では、断熱効果のみについ
て言及しているが、そのままの構成で防水又は結露防止
効果をも得ることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、隣接屋根パネル1,2 の
夫々の接合端面に設けられた第一突出片15及び第二突出
片16によって上下より圧着され側方に膨出した目地材3
により断熱又は防水をしているので、現場においては断
熱又は防水効果を得るための特別な作業を必要とせず、
作業数を軽減することができ、また、施工の際にはクリ
アランスl を確保しているので、容易且つ迅速に作業を
進行でき、ひいては、現場施工時間の短縮及び工費節減
をも図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる実施例の断面図である。
【図2】図1の分解断面図である。
【図3】同実施例における屋根パネルの一例を示す側面
図である。
【図4】他の実施例の分解断面図である。
【図5】従来の屋根パネル接合構造を示す断面図であ
る。
【図6】従来の屋根パネル接合構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 屋根パネル 2 屋根パネル 3 目地材 15 第一突出片 16 第二突出片 l クリアランス
フロントページの続き (72)発明者 中村 崇 大阪府大阪市浪速区敷津東1丁目2番47号 株式会社クボタ内 (72)発明者 古野 元昭 大阪府大阪市浪速区敷津東1丁目2番47号 株式会社クボタ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の隣接屋根パネル(1),(2) の接合構
    造であって、一方の屋根パネル(1) の接合端面に設けた
    第一突出片(15)と、他方の屋根パネル(2) の接合端面に
    設けた第二突出片(16)と、前記第一突出片(15)又は前記
    第二突出片(16)に設けた目地材(3) とを備えており、該
    目地材(3) が側方に膨出して前記両接合端面間を密封す
    るように前記第一突出片(15)と前記第二突出片(16)とに
    より上下から圧着される位置に前記目地材(3) を備えて
    いることを特徴とする屋根パネル接合構造。
  2. 【請求項2】 接合端面に第一突出片(15)を有する一の
    屋根パネル(1) と、接合端面に第二突出片(16)を有する
    他の屋根パネル(2) とをクリアランス(l) を設けるよう
    に隣接して両屋根パネル(1),(2) を接合する方法であっ
    て、前記第一突出片(15)又は前記第二突出片(16)に目地
    材(3) を設け、該目地材(3) が側方に膨出して前記両接
    合端面間を密封するように前記第一突出片(15)と前記第
    二突出片(16)のいずれか一方に対して他方を押し付けて
    前記目地材(3) を上下から圧着することを特徴とする屋
    根パネル接合工法。
JP4124961A 1992-05-18 1992-05-18 屋根パネル接合構造及び屋根パネル接合工法 Pending JPH05321411A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH066556U (ja) * 1992-06-23 1994-01-28 鐘淵化学工業株式会社 屋根構造
JP2007132025A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Daiwa House Ind Co Ltd 断熱屋根の構造
JP7039755B1 (ja) * 2021-07-26 2022-03-22 健司 松井 空気流通パネル

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