JPS623460Y2 - - Google Patents

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JPS623460Y2
JPS623460Y2 JP17622477U JP17622477U JPS623460Y2 JP S623460 Y2 JPS623460 Y2 JP S623460Y2 JP 17622477 U JP17622477 U JP 17622477U JP 17622477 U JP17622477 U JP 17622477U JP S623460 Y2 JPS623460 Y2 JP S623460Y2
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JP
Japan
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roof
heat insulating
hanger
insulating member
roof member
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JP17622477U
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JPS54101820U (ja
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は屋根部材と断熱部材と吊子を独立的に
施工することにより断熱性が高く、省エネルギー
にマツチした屋根構造の断熱屋根に関する。
最近は省エネルギーの関係から屋根部材と野地
板間に断熱材を介在させた構造の屋根が注目され
ている。例えば○イ実公昭50−8901号、○ロ実公昭50
−9135号および○ハ実開昭50−36315号等が知られ
ている。しかしながら、○イにおいては断熱材の全
外周を金属板で被覆しているため内、外の熱伝導
が極めてよく、かつ野地板、ルーフイングもない
ため内、外の温度が直接的に影響し断熱的に欠
け、結露を生起しやすい不都合がある。また○ロに
おいては防水構造に不安があり、○ハにおいては外
被と断熱材が一体に装着されているが、下地材と
断熱材間に空間があるため外圧(人間の屋根上で
の作業)によつて容易に脱落するおそれがある。
しかも外被が空気層と接触する構造のため結露が
発生しやすく、それによつてタルキ等を腐食する
如き不都合があつた。
本考案はこのような問題を除するため屋根部材
とタルキ、野地板等からなる屋根下地との中間に
合成樹脂発泡体から断面略楔状に成形された断熱
部材を敷設し、屋根部材と屋根下地間の空隙を除
去すると共に、屋根部材を吊子を介して固定し、
かつ、隣接する屋根部材は両側端部に形成した凹
凸条の重合部を介して連結することにより、高断
熱性能、高防水性能を有する断熱屋根を提供する
ものである。
以下に図面を用いて本考案に係る断熱屋根の一
実施例について詳細に説明する。第1図は上記屋
根の一部分を示す概略斜視図であり、1は屋根部
材で長方形、または正方形の金属板を第2図に示
すように形成したものである。すなわち屋根部材
1は金属板の一端(所謂、上端)を上方に屈曲し
て立上がらせた係止片2と、他端(所謂、下端)
を下方に折り曲げ、さらにその先端を水平方向に
延長した係合片3と、左右の両側端部には所定幅
で、かつ、凹凸条に屈曲した重合部4とから形成
したものである。この重合部4は主に屋根部材1
の左右の連結部の防水性と屋根部材1の強度の強
化、およびガイドとして機能するものである。な
お、係止片2および係合片3の折曲角θ,θ
はθ≒θであり、屋根部材1の外表面1aの
傾斜に応じて任意に設定する。これは屋根勾配と
この傾斜とが対応せしめるためである。5は断熱
部材で第3図に示すように屋根部材1に対応する
外形、所謂長方形、または図示しない正方形であ
り、その縦断面は角度θとした略楔状の成形体
である。また、6は切欠部で断熱部材5の厚肉部
5bの裏面に設けると共に、薄肉部5aの形状に
応じた形状とし、下段の断熱部材5の薄肉部5a
に積層するための部分である。さらに説明する
と、断熱部材5の素材としてはすぐれた断熱性と
適宜の圧縮強度と低い吸水率と吸湿率と十分なる
防水性と耐候性と必要により付加した耐火性を具
備し、軽量なものであり、具体的には、例えばポ
リウレタンフオーム、ポリイソシアヌレートフオ
ーム、ポリウレアフオーム、ポリスチレンフオー
ム、エポキシフオーム、塩化ビニルフオーム等で
ある。また耐火性あるいは圧縮強度、吸音性等を
より強化するためにホウ砂、メタホウ酸ソーダ、
ケイ酸ソーダ(粉末)、パーライト粒、バーミキ
ユライト、水酸化アルミニウムを樹脂成分100に
対し、10〜30位添加(混合)したものを用いるこ
ともできる。なお、断熱部材5の耐熱性としては
盛夏の直射日光を受けた屋根部材1の裏面が80゜
〜90℃になつても溶融しない程度の性能を有する
ものである。さらに、断熱部材5は第1図に示す
ように、屋根部材1の係止片2より外方に突出す
る寸法L6に形成する。すなわち、第2図に示す
屋根部材1の外表面1aの長さL1とは、L6≒L1
+Wの関係にある。この断熱部材5は屋根下地上
に間隙なく敷設するため高断熱性能を付与すると
共に、切欠部6を介する連結と、素材自体の低吸
水率、低吸湿率により、屋根部材1と共に防水性
能をも付与するものである。しかも、L6≒L1
Wの関係にあると共に、後述する吊子7の平面端
縁9が全て薄肉部5aの上に載置するような寸法
とするため、屋根部材1、吊子7が熱橋となるの
を阻止し、より断熱性を向上するのに役立つもの
である。また7は吊子で第4図に示すように、少
なくとも一側縁にコ字状に形成した下はぜ構造部
8と他側縁に形成した固定用の平面端縁9とこの
間に形成したストツパー部10とからなり、スト
ツパー部10は毛細管現象の阻止と防水および吊
子7に弾性を付与するものである。なお曲げ角θ
,θは屋根部材1の折曲角θ,θに依存
するものであり、θ≒θ,θ≒180゜−θ
の関係にある。
ここで第1図から第4図に示すように、屋根部
材1、断熱部材5、吊子7の各部の寸法関係につ
いてまとめると次のようになる。W≒W1≦L8
H1≒H7≦H2,H3≒H3′,H2≒H5−H4,L1≒L6
W,L4≒L9であり、またL3は重合部4の凹凸の
本数に応じた長さ、H6,L10は屋根部材1の板厚
遊合代、L7≒W+L4で、例えば、l1=10〜100mm
位、L4=5〜20mm位、L5=10〜50mm位、H1=10
〜30mm位、H3=10〜30mm位、H4=5〜30mm位、
H5=20〜130mm位である。なお、L2,L5は各々任
意長に設定できるが、L2≒L5であることが好ま
しい。
次に、第1図、第5図、第6図を用いて断熱屋
根の構造を施工の順に従つて説明する。まず、タ
ルキA上に野地板Bを固設し、その上に防水紙、
例えばアスフアルトルーフイングCを積層して屋
根下地を形成する。そこで断熱部材5′の薄肉部
5a′を棟に向け、厚肉部5b′を軒に向けて屋根下
地上に釘Dを介して適宜個所、固設する。次に屋
根部材1′を断熱部材5′上に載置する。次に吊子
7のストツパー部10を係止片2に係合し、断熱
部材5の薄肉部5a上の平面端縁9を釘Dを介し
て固設する。その後棟方向に隣接する断熱部材
5″の厚肉部5b″の切欠部6を下段の断熱部材
5′の薄肉部5a′に載置し、密着、一体化する。
なおこの際、屋根部材1′の係止片2の立上り面
2aと上段の断熱部材5″の後部5b″が当接する
ことが好ましい。その後で上段の屋根部材1″の
係止片2を吊子7の下はぜ構造部8に係合し、屋
根下地方向に押し倒す。これによつて吊子7と係
止片2は密に係合することになり、かつ次に屋根
部材1の位置のガイドにもなる。このような作業
を順次行うことによつて棟方向への施工が完了す
る。また桁方向には、まず断熱部材5を左右に相
互に密着して敷設する作業を各段に沿つて行う。
その後に屋根部材1の重合部4を相互に積層す
る。このように形成した屋根は例えば第5図に示
す如き平面図になる。そしてその桁方向の断面図
は第6図のようになる。なおこの際、断熱部材5
の接続部Eと屋根部材1の積層部Fとが必ずしも
一致することはない。また図示しないが軒部分の
構造部分には捨て板、捨て台を介在させるとよ
い。
以上、説明したのは本考案に係る断熱屋根の一
実施例にすぎず、第7図aに示すように重合部4
の下層に捨て板Gを介在せしめたり、断熱部材5
に硼砂、ケイ酸ソーダ、メタ硼酸ソーダ、水酸化
アルミニウム、等の高温下において発泡する無機
質11あるいはパーライト粒、バーキユライト、
シラスバルーン等の骨材12、アルミ粉、鉛粉1
3を混在させ、耐火性、防音性、熱輻射を付与し
た部材を用いることを可能である。また第7図b
に示すように屋根部材1と断熱部材5の間に防水
シート、不燃シート、防音、吸音シート、吸湿シ
ート(アスベスト紙等)、熱輻射シート(アルミ
ニウユ箔)Hを介在させることもできる。さらに
第8図aは屋根部材1の係止片2の頂点部分にア
ダ折り部2bを形成し、これが吊子7および上段
の屋根部材1との間における毛細管現象を抑制す
るようにすることもできる。また第8図bに示す
ような屋根部材1全体に凹凸条を形成することも
できる。さらに重合部4にコーキング材を介在せ
しめることもできる。また吊子7は短いものに限
らず、長尺状の通し吊子に形成することも可能で
ある。
上述したように本考案に係る断熱屋根によれ
ば、断熱部材同志を切欠部によつて積層して敷設
するため、屋根下地上に間隙なく、全面に断熱層
を形成することができ、断熱性に富んだ断熱屋根
となる利点がある。また、屋根部材、吊子は直接
屋根下地に接触しないため、熱橋が形成されず、
より断熱性が向上する特徴がある。また屋根部
材、断熱部材、吊子がそれぞれ独立した単体とな
つていると共にガイドとなるので施工が非常に容
易となる利点がある。さらに、断熱部材が屋根部
材と屋根下地との中間に間隙なく介在するため、
外圧による屋根部材の変形を防止することができ
る。その他、断熱部材は軽量であるため、作業性
にすぐれた特徴がある。しかも、断熱部材は屋根
部材によつて被覆されるため耐候的な断熱性、防
水性、特性の劣化を阻止することができる特徴が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る断熱屋根の棟方向の一部
分を示す概略斜視図、第2図、第3図、および第
4図は上記屋根の構成材の分解斜視図、第5図は
上記屋根の茸き上げの状態の一部平面図、第6図
は第5図X−X線における切断面図、第7図a,
bおよび第8図a,bはその他の実施例を示す説
明図である。 1……屋根部材、2……係止片、4……重合
部、5……断熱部材、7……吊子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長方形、または正方形の金属板の一端を上方に
    屈曲して係止片を形成し、また他端には下方に折
    り曲げ、さらに水平方向に屈曲して係合片を形成
    し、かつ、左右の両側端部には凹凸条の重合部を
    形成した屋根部材と、合成樹脂発泡体を断面略楔
    状に形成すると共に厚肉部の裏面には薄肉部の形
    状に相応した切欠部を有する断熱部材と、上部に
    コ字状に形成した下はぜ構造部と、該下はぜ構造
    部の下縁の先端に逆U字状に形成したストツパー
    部と、該ストツパー部を中心にして下はぜ構造部
    と反対側に固着用の平面端縁を有した吊子とを備
    え、屋根下地に対し前記断熱部材を複数枚水平方
    向にその側面を相互に当接し、かつ、前記断熱部
    材の厚肉部を下端として敷設すると共に、屋根勾
    配方向では切欠部を下段の薄肉部に積層して敷設
    し、また、該断熱部材上には前記屋根部材を載置
    すると共に、該屋根部材の係止片より外方に断熱
    部材の切欠部と重なる薄肉部が突出するように
    し、しかも、屋根部材の係止片を前記吊子のスト
    ツパー部に嵌合し、断熱部材の薄肉部上にある吊
    子の平面端縁を釘等で固着せしめ、さらに吊子の
    下はぜ構造部には上段の屋根部材の係合片を嵌合
    し、かつ、隣接する屋根部材の重合部を相互に重
    合して順次施工したことを特徴とする断熱屋根。
JP17622477U 1977-12-28 1977-12-28 Expired JPS623460Y2 (ja)

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JPS54101820U JPS54101820U (ja) 1979-07-18
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