JP3862221B2 - 断熱気密構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅等の建築物の断熱及び気密構造、特に玄関周りの基礎の上面において乾式工法により構築される断熱気密構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、住宅には、計画的な換気による住宅の快適性の向上や、冷暖房の効率を高めて省エネルギー化を図るために、断熱性及び気密性が求められるようになってきている。住宅等の建物の断熱気密構造には、従来より種々のものがあるが、これらは主に、建物の内部空間全体を囲むように断熱及び気密を行うものである。
【0003】
図8は、従来の断熱気密構造を示したものであるが、図に示すように、建物91の屋内の壁、天井、及び床の内部に気密面及び断熱面を設け、各気密面及び断熱面を連続させることにより断熱気密ライン92を構築して、建物の内部空間の断熱性及び気密性を確保するものである。この場合、床下については、通常は換気等が図られているため、断熱性や気密性については何ら考慮されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、省エネルギーや環境問題への配慮が高まるとともに、更なる冷暖房効率の向上等を図るために、住宅の断熱性及び気密性も高いレベルが要求されている。例えば寒冷地においては、図に示すように、基礎93の外周にも断熱材を配設することにより、基礎93の外側に断熱ライン94を形成し、基礎93のコンクリートがヒートブリッジとなることを抑制して、床下の断熱性の向上が図られている。このように、基礎93に断熱ライン94を確保する場合には、気密ラインも断熱ラインと同じ箇所に設けることが断熱及び気密の確実性や施工効率の観点から好ましい。
【0005】
また、寒冷地仕様の住宅でなくとも、床下収納や地下室が設けられた箇所、玄関の土間、浴室の床のように、通常の床より低い位置にある箇所では、床下空間との接触面積の大きくなるので、床下空間の冷気等の影響を受けやすい。また、このような箇所は形状が複雑なため、気密面及び断熱面を形成するための施工が煩雑となり、特に乾式工法では気密面に隙間が生じ易い。一方、ウレタン等を吹き付ける湿式工法では隙間が生じ難いものの、塩素系ガスの発生や、養生期間が必要等の問題がある。
【0006】
本発明は、これらの点に鑑みてなされたものであり、住宅等の玄関周りの基礎上面において、簡易且つ確実に断熱気密ラインを構築することが可能な断熱気密構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る断熱気密構造は、玄関周りの基礎の上部における断熱気密構造であって、シート状の気密部材が、基礎上部の内縁部を覆い、且つ、軸組に沿って起立して、その上端部が内壁枠下端に至るように設けられ、前記気密部材と玄関枠とが当接する位置に、端部用気密部材が、該気密部材と玄関枠との隙間を密封するように設けられ、前記気密部材の下端部と基礎の内側面とがシール部材により密封され、前記気密部材と軸組との間に断熱部材が介設され、前記気密部材の上端部が、内壁枠受け下地と内壁枠とによって挟着されたものである。
【0008】
また、前記端部用気密部材は、水平方向の基部の一縁から下端部が下方へ略直角に曲折されて垂下されるとともに、該一縁と反対側の他縁から起立部が上方へ略直角に曲折されて立ち上がり、該起立部から上端部が前記下端部側ヘ略直角に曲折され、前記基部、起立部、及び上端部と略直交する垂直方向の側端部により、その一端側が封止されてなるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき具体的に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る玄関周りの基礎上面における断熱気密構造を示すものである。本断熱気密構造100が施工される基礎1の上部には、C型鋼を組み合わせてなる軸組2が組まれ、該軸組2の屋内側には断熱性及び気密性を有する内壁枠3が立設され、該内壁枠3の表面に内壁ボード4が配設されている。一方、屋外側には外壁ボード5が配設されて、前記内壁枠3、内壁ボード4、及び外壁ボード5により建物の壁が構築されている。また、基礎1の外周面には、発泡合成樹脂からなる基礎断熱部材6が配設されて基礎1の断熱が施されている。一方、基礎1の内周面側には土間コンクリート7が打設され、内壁ボードの下端には付け框8が配設されている。また、図1には示されていないが、玄関口には玄関枠9が配設されている。
【0010】
このような玄関周りの基礎1の上部において、本断熱気密構造100は、気密部材11と断熱部材12とが一体となった断熱気密部材10が基礎1の上部に配設されて、該気密部材11が基礎1の内縁部を覆い、その下端部が11bと基礎1の内側面とが防水気密テープ40により密封されるとともに、その上端部11dが内壁枠受け下地43と内壁枠3とにより挟着され、該気密部材11と軸組2との間に断熱部材12が介設され、前記気密部材11と玄関枠9とが当接する位置に、端部用気密部材20L、20Rが、該気密部材11と玄関枠9との隙間を密封するように設けられたものである。これにより、基礎1の上面から軸組2、内壁枠3へと断熱気密ラインが形成されるとともに、気密部材11と玄関枠9との間の気密が確保される。
【0011】
図2は、前記断熱気密部材10の一例を示すものであるが、断熱気密部材10は、気密部材11の背面、即ち屋外側となる面に柱状の断熱部材12が固定され、気密部材11の一側端部に気密テープ13が貼設されてなるものである。該断熱気密部材10の長手方向の長さは任意であるが、成形加工の容易性や施工の便宜を考慮すれば約1000mm程度が好適である。
【0012】
前記気密部材11は薄板状の合成樹脂であって、図に示すように、水平方向の基部11aから下端部11bが下方へ略直角に曲折されて垂下され、他方、起立部11cが上方へ略直角に曲折されて立ち上がり、さらに上端部11dが起立部11cから水平方向手前側へ略直角に曲折された形状のものである。このように形成された断熱気密部材10が基礎1の上部に配置されることにより、基部11a及び下端部11dが基礎1の内縁部、即ち基礎1の上面及び内側面の一部を覆い、起立部11c及び上端部11dが内壁枠受け下地43を覆うものとなる。また、気密部材11を断熱気密ラインを形成すべき構造部位、即ち基礎1の上部から内壁枠受け下地43の上面を覆う形状に予め曲折等されているので、現場で断熱気密部材10を折り曲げ等する必要がなくなり、施工作業が容易となるとともに、施工ミス等による隙間が生じ難くなり、所望の気密性が確保される。なお、気密部材11を構成する合成樹脂は、例えばポリエチレン等の気密性能及び防水性能に優れたものが好適である。
【0013】
前記断熱部材12は、前記気密部材11と略同長さの柱状の発泡合成樹脂であり、図に示すように、前記気密部材11の起立部11cの背面に固定されている。断熱部材12を構成する発泡合成樹脂は、例えば発泡ポリスチレン等の断熱性能に優れ、且つ成形加工性にも優れたものが好適である。気密部材11と断熱部材12との固定は周知の方法が採用でき、例えばエポキシ樹脂系等の接着剤を用いて貼着しても、断熱部材12の発泡成形時に気密部材11と熱圧着してもよい。
【0014】
前記気密テープ13は、所謂粘着テープであって、例えばポリエチレンフィルムやポリエチレン−アルミニウムのラミネートフィルム等の気密性能及び防水性能に優れたものが好適である。該気密テープ13の裏面には接着剤が塗布されて離形紙が貼着されており、該気密テープ13の略半分程度は離形紙が剥がされて、前記気密部材11の一端の内面に、気密部材11の形状に沿って貼り付けられており、残りの半分程度は離形紙が付いたまま、気密部材11から側方に突出した状態となっている。従って、断熱気密部材10を連結する際には、気密テープ13の離形紙を剥がして、側方に突出した部分の気密テープ13を連結すべき断熱気密部材10の気密部材11の内面に貼着すればよい。
【0015】
なお、気密部材11に気密テープ13を貼設する位置は、気密部材11の右側端又は左側端のいづれでもよいが、断熱気密部材10を右方向へ連結させていくように施工する場合には、図に示すように気密部材11の左側端に気密テープ13を貼設することとすれば、該気密テープ13を既に配設された断熱気密部材10A等に手前側から貼り付けることとなり作業性がよい。
【0016】
このように、断熱気密部材10は、基礎1、軸組2、及び内壁枠受け下地43の形状に合せて成形された気密部材11と、該気密部材11と軸組2との間に介設される断熱部材12とが予め一体として固定されているので、本断熱気密構造100の施工が簡便となり、また、気密部材11の一端には気密テープ13が予め貼着されているので、断熱気密部材10を基礎1の上部に連設していく際に、断熱気密部材10同士を密着させて連結することが容易となり、該連結部の気密性も確保される。
【0017】
なお、前記断熱気密部材10は一例であり、気密部材11と断熱部材12、気密テープ13を予め一体とせずに、施工現場において夫々を所定の位置に配設することも勿論可能である。また、断熱部材12の素材として、グラスウールやロックウール等の周知の断熱部材を使用することもできる。
【0018】
また、前記断熱気密部材10は、図1に示すように、基礎1の上部に配設されて、その気密部材11の下端部11bと基礎1の内側面とが防水気密テープ(シール部材)40により密封されている。該防水気密テープ40は、例えば、合成樹脂とアルミニウムのラミネートフィルムに接着剤が塗布されたもの等、乾式気密工法に使用される周知のものである。一方、気密部材11の上端部11dは内壁枠受け下地43の上面を覆っており、該上端部11dは内壁枠受け下地43と内壁枠3とにより挟着されている。これにより、基礎1の上面から内壁枠3への断熱気密ラインが形成され、該断熱気密ラインが、内壁枠3の表面に形成される断熱気密ラインへと接続される。
【0019】
また、基礎1の上面と軸組2の内側面との隙間には、防水スペーサ(シール部材)41が貼着されて密封されている。該防水スペーサ41は、軟質発泡合成樹脂や耐老化性ゴム等が好適であり、密封は接着剤等により直接貼りつけても、その上端及び下端等に前記防水気密テープ40を貼り付けることとしてもよい。このように防水スペーサ41で基礎1と軸組2との隙間を密封することにより、前記断熱気密ラインの気密性及び断熱性が一層高められ、また、該隙間から雨水等が滲入することが防止される。
【0020】
なお、図1に示した基礎1の上部の建築物の構造は一例であり、本発明に係る断熱気密構造が図示の建築物構造に限定されないことは当然である。従って、例えば基礎1は布基礎、ベタ基礎等の種類を問わず、軸組2もC型鋼に限定されるものではない。
【0021】
端部用気密部材20Lは、図3に示すように、前記気密部材11と同様に薄板状の合成樹脂が所定形状に成形された気密部材21Lと、該気密部材21Lの両側に夫々貼設された気密テープ22、23とからなるものである。気密部材21Lは、図に示すように、水平方向の基部21aの手前側から下端部21bが下方へ略直角に曲折されて垂下され、他方、奥側から起立部21cが上方へ略直角に曲折されて立ち上がり、上端部21dが起立部21cから水平方向手前側へ略直角に曲折されている。さらに、前記基部21a、起立部21c、及び上端部21dの各右側端と直交するように、垂直方向に側端部21eが形成され、該側端部21eにより、気密部材21Lの右側端が封止されたようになっている。
【0022】
気密テープ22は、前記気密テープ13と同様の所謂粘着テープであり、気密テープ22は前記気密部材21Lの左側端の内面に、気密部材21Lの形状に沿って貼り付けられており、気密テープ13と同様に、略半分程度は離形紙が付いたまま気密部材21Lから左側方に突出した状態となっている。一方、気密テープ23は両面粘着テープであり、気密部材21Lの側端部21eの外面全体に貼設されている。
【0023】
このように形成された端部用気密部材20Lは、前記断熱気密部材10の右端に内接し、且つ玄関枠9とも密接するように配設されて、断熱気密部材10と玄関枠9との隙間を密封する。なお、端部用気密部材20Rについては詳細に説明しないが、前記端部用気密部材20Lと鏡対象の形状となっており、前記気密部材21Lと鏡対象の形状の気密部材21Rの右側端に気密テープ22が貼設され、且つ、側端部21eの外面に気密テープ23が貼設されてなるものであり、断熱気密部材10の右端に配設されて、同様に、断熱気密部材10と玄関枠9との隙間を密封する。
【0024】
以下、本断熱気密構造100の施工方法について説明する。
図4に示すように、まず、基礎1の上面と軸組2の内側面とに渡って防水スペーサ41を貼り付け、基礎1と軸組2との隙間を密封する。防水スペーサ41を貼り付ける際には、基礎1の上面等は十分に清掃して埃等を除去しておく。また、防水スペーサ41の継目は防水気密テープ40で密封する。つぎに、玄関口Aの両側の基礎1の上部に断熱気密部材10を配設する。詳細には、前記断熱気密部材10の気密部材11の基部11a及び下端部11bが基礎1上部の内縁部Iを覆うように夫々配置する。必要であれば、下端部11bの一部と基礎1の内側面に防水気密テープ40を貼り付けて断熱気密部材10を仮止めしておく。
【0025】
なお、玄関口Aには、図に示すように、玄関枠9が配設されている。該玄関枠9は、後に玄関扉を設置するためのものであり、基礎1と内壁ボード4や外壁ボード5等との形状に合致した所定の枠体が玄関口の左右に設けられてなる。また、本発明では、図に点線で示すように、後に額縁9aとして配設されるものをも玄関枠として含む。勿論、本実施の形態で示した玄関枠9は一例であり、玄関口Aに枠体として配設される所望の玄関枠において本発明が実施可能である。
【0026】
断熱気密部材10を配設した後、図5に示すように、端部用気密部材20L、20Rを、玄関枠9と当接する各断熱気密部材10の右端又は左端に内接し、且つ玄関枠9とも当接するように夫々配設する。即ち、端部用気密部材20L、20Rの基部21a、下端部21b、起立部21c、及び上端部21d(図3参照)が、断熱気密部材10の気密部材11の基部11a、下端部11b、起立部11c、及び上端部11d(図2参照)と夫々内接するように配置して、その接続部分を気密テープ22により密封し、且つ、端部用気密部材20L、20Rの側端部21eと玄関枠9とを当接するように配置して、気密テープ23により接着する。これにより、断熱気密部材10の気密部材11と玄関枠9との隙間が端部用気密部材20L、20Rにより密封される。なお、玄関枠9に後から額縁9aを配設するような場合は、額縁9aの配設時に、前記端部用気密部材20Rの側端部21eと額縁9aとを気密テープ23により接着してもよい。
【0027】
端部用気密部材20L、20Rを配設した後、図6に示すように、断熱気密部材10の気密部材11及び端部用気密部材20L、20Rの各下端部11b、21bと基礎1の内側面とを密封するように防水気密テープ40を貼り付ける。防水気密テープ40を途中で継ぐ場合には、防水気密テープ40を十分に重ねて継目に隙間が生じないようにする。
【0028】
その後、図7に示すように、床帯板42及び内壁枠受け下地43を、基礎1の上部に配設する。床帯板42は、基礎1の内縁部Iから気密部材11の起立部11cまでと略同幅の平板であり、気密部材11の基部11a及び端部用気密部材20L、20Rの基部21a上に配置してコンクリート釘やコンクリート用タッピングビス等により基礎1に固定する。一方、内壁枠受け下地43は、前記床帯板42と略同幅の角柱であり、底面に床用弾性接着剤を塗布してから床帯板42上に載置して接着し、更に、気密部材11の上端部11d上から内壁枠受け下地43に木ネジやタッカー等を打ち込んで、該上端部11dを内壁枠受け下地43に固定する。
【0029】
その後、図1に示したように、内壁枠3が立設されることにより、気密部材11の上端部11dが前記内壁枠受け下地43と内壁枠3とに挟着される。更に、基礎1の屋内側に土間コンクリートを打設し、内壁ボード4及び付け框8を配設する。
【0030】
このようにして本断熱気密構造100が施工され、玄関周りの基礎1の上部に配設された断熱気密部材10及び端部用気密部材20L、20Rにより、基礎1の上面から内壁枠3、玄関枠9に渡って断熱気密ラインが形成される。また、周知のように、内壁枠3の表面には気密防湿シートが貼設され、内部及び裏面にはグラスウール等の断熱材が配設されて、断熱気密ラインが形成されており、本断熱気密構造100により形成された基礎上部の断熱気密ラインが、内壁に形成された断熱気密ラインと連続し、建物全体の断熱気密ラインの一部をなすものとなる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る断熱気密構造によれば、シート状の気密部材が、基礎上部の内縁部を覆い、且つ、軸組に沿って起立して、その上端部が内壁枠下端に至るように設けられ、前記気密部材と玄関枠とが当接する位置に、端部用気密部材が、該気密部材と玄関枠との隙間を密封するように設けられ、前記気密部材の下端部と基礎の内側面とがシール部材により密封され、前記気密部材と軸組との間に断熱部材が介設され、前記気密部材の上端部が、内壁枠受け下地と内壁枠とによって挟着されたので、玄関周りの基礎の上面から内壁枠、玄関枠に渡って断熱気密ラインを簡易且つ確実に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【符号の説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る断熱気密構造100の構成を示す断面図である。
【図2】断熱気密部材10の構成を示す斜視図である。
【図3】気密部材20Lの構成を示す分解斜視図である。
【図4】断熱気密構造100の施工手順を説明するための概略斜視図である。
【図5】断熱気密構造100の施工手順を説明するための概略斜視図である。
【図6】断熱気密構造100の施工手順を説明するための概略斜視図である。
【図7】断熱気密構造100の施工手順を説明するための概略斜視図である。
【図8】従来の気密構造を説明するための模式図である。
【符号の説明】
100 断熱気密構造
10 断熱気密部材
11 気密部材
11a、21a 基部
11b、21b 下端部
11c、21c 起立部
11d、21d 上端部
12 断熱部材
1 基礎
20L、20R 端部用気密部材
21e 側端部
2 軸組
3 内壁枠
40 防水気密テープ(シール部材)
42 内壁枠受け下地
9 玄関枠

Claims (2)

  1. 玄関周りの基礎の上部における断熱気密構造であって、
    シート状の気密部材が、基礎上部の内縁部を覆い、且つ、軸組に沿って起立して、その上端部が内壁枠下端に至るように設けられ、
    前記気密部材と玄関枠とが当接する位置に、端部用気密部材が、該気密部材と玄関枠との隙間を密封するように設けられ、
    前記気密部材の下端部と基礎の内側面とがシール部材により密封され、
    前記気密部材と軸組との間に断熱部材が介設され、
    前記気密部材の上端部が、内壁枠受け下地と内壁枠とによって挟着されたことを特徴とする断熱気密構造。
  2. 前記端部用気密部材は、水平方向の基部の一縁から下端部が下方へ略直角に曲折されて垂下されるとともに、該一縁と反対側の他縁から起立部が上方へ略直角に曲折されて立ち上がり、該起立部から上端部が前記下端部側ヘ略直角に曲折され、前記基部、起立部、及び上端部と略直交する垂直方向の側端部により、その一端側が封止されてなるものであることを特徴とする請求項1に記載の断熱気密構造。
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