JPH0138169Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0138169Y2
JPH0138169Y2 JP1982079597U JP7959782U JPH0138169Y2 JP H0138169 Y2 JPH0138169 Y2 JP H0138169Y2 JP 1982079597 U JP1982079597 U JP 1982079597U JP 7959782 U JP7959782 U JP 7959782U JP H0138169 Y2 JPH0138169 Y2 JP H0138169Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
edge
joint
edge material
cover plate
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982079597U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58181713U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7959782U priority Critical patent/JPS58181713U/ja
Publication of JPS58181713U publication Critical patent/JPS58181713U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0138169Y2 publication Critical patent/JPH0138169Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、建物用伸縮継手装置、すなわち建
物におけるエキスパンシヨン部のジヨイント装置
に関する。
従来の技術 図面第3図と第4図は、かかる建物用伸縮継手
装置の従来例を図示したもので、第3図は躯体1
に切段部30を形成し、これに基材31、止水板
45の端辺49および支持材42をアンカーボル
ト32をもつて固定するとともに、支持材42に
縁材43をビス33にて取付け、さらに上記縁材
43上にカバープレート44をビス34にて螺締
して覆つていたものであつて、これでは止水板4
5のセツトが面倒であるとともに、縁材43とカ
バープレート44間のタイト機能はなく、またカ
バープレート44と壁体36とのタイト機能もな
く水密性の保持に関し不備なものであつた。
また、第4図は躯体1に切段部30を形成し、
これに縁材53をアンカーボルト52をもつて固
定し、止水板55を支持材52の側端に付着し、
支持材52上にカバープレート54をビス37に
て覆い、かつ支持材52とカバープレート54と
の間にガスケツト35を介装するものであつて、
ジヨイント部のクリヤランス変化に伴い止水板5
5が外れるおそれがある。
さらに、上述第3図および第4図の場合は、躯
体1に切段部30を形成し、当該継手装置の施工
後に、躯体1上に仕上げモルタル56を塗付する
ものである。
考案が解決すべき課題 本考案の主目的とするところは、水密性を向上
し、また止水板が外れるのを防ぎ、しかも施工作
業を容易にする建物用伸縮継手装置を提供するこ
とである。
課題を解決するための手段 本考案は、間〓をあけて隣接する躯体の外方に
臨む両接合端に、縁材2をそれぞれ固定し、 各縁材2上に、外方に開口した上把持溝6を形
成し、その上把持溝6にパツキン8を嵌着し、 両縁材上にわたつて延びるカバープレート4の
躯体側の表面に、カバープレート4が摺動自在に
パツキンSが密接し、 各縁材2の前記間〓側の側面には、前記接合端
側に開口した係止片16を形成し、 この係止片16には、スプリングクリツプ3の
両端辺を係止し、そのスプリングクリツプ3によ
つてカバープレート4を縁材2に近接する方向に
付勢し、 間〓内にスプリングクリツプ3よりも前記間〓
内方に樋状に配設される帯状の止水板5の両端辺
9を、躯体の前記接合端に接面するとともに、縁
材2に接面して、前記両接合端と縁材2との間に
介在し、 両縁材2に、前記接合端側に開口した下把持溝
7を形成し、この下把持溝7に止水板5の突条1
0が嵌着し、 カバープレート4の両端には、縁材2よりも間
隔l1,l2をあけて前記間〓から外方に遠去つ
た位置で躯体の前記接合端の表面に密接するパツ
キン19を装着し、 縁材2の前記間〓から遠去つた外端には、前記
接合端から立上げた斜辺12を形成し、 前記接合端と斜辺12との間にコーキング13
を塗着し、 縁材2を斜辺12の近傍でボルト14が挿通し
て縁材2を躯体の接合端に固定することを特徴と
する建物用伸縮継手装置である。
作 用 本考案に従えば、縁材2は、間〓をあけて隣接
する躯体の外方に臨む両接合端に固定されてお
り、両縁材2上に、カバープレート4を両接合端
に沿つて摺動自在に覆い、スプリングクリツプ3
によつてカバープレート4を縁材2上に近接する
方向に付勢しており、カバープレート4の両端に
装着されているパツキン19は、縁材2よりも間
〓l1,l2をあけて前記間隔から外方に遠去か
つた位置で前記躯体の前記接合端の表面に密接し
ている。したがつて躯体が相互に変位したときに
おいても、気密性が確実に達成される。
また止水板5の両端辺9は、両接合端と縁材2
との間に介在されて両接合端に接面するとともに
縁材2に接面しており、したがつてこのことによ
つてもまた水密性が向上されるとともに、縁材2
を小形化することができ、しかも躯体が変位した
ときに止水板5が外れてしまうことはない。
さらにまた本考案に従えば、躯体の仕上げ面の
仕上げ後に施工を行うことができ、施工作業が一
度で終了するので、施工が容易である。
また本考案に従えば、各縁材2の前記間〓側の
側面には、前記接合端(第1図の下方)に開口し
た係止片16が形成されており、この係止片16
にスプリングクリツプ3の両端辺を係止するよう
にしたので、縁材2を前記間〓寄りに近接して配
置した状態で、スプリングクリツプ3の係止を確
実に行うことができる。
さらにまた本考案では、縁材2の前記間〓から
遠去つた外端には、前記接合端から立上げた斜辺
12を形成し、前記接合端と斜辺12との間にコ
ーキング13を塗着するようにしたので、水の漏
洩を確実に防ぐことができるとともに、この斜辺
12の近傍でボルト14が縁材2を挿通して縁材
2を躯体の接合端に固定するようにしたので、こ
のことによつてボルト14の位置決めが容易とな
る。
実施例 以下において、本考案の一実施例を図面に基づ
いて説明する。
第1図は壁相互のジヨイントで、第2図は第1
図における一部の分離状態図である。縁材2は金
属型材製で、中空断面形となつており、堅牢な縁
材を構成する。縁材2の下面には凹段部11が形
成されており、躯体1の間〓内に樋状に配置され
る帯状の止水板5の端辺9をこれに納め、縁材2
に対する止水板5の収まりを良好にしている。止
水板5は、スプリングクリツプ3よりも前記間〓
内方(第1図の下方)にある。止水板5の端辺9
は縁材2の下面に接面すると同時に躯体1の上面
にこれが接面し、躯体1上面との水密性をも高め
ることができる。縁材2の外端には斜辺12を立
上げ形成しており、これに対するコーキング13
の塗着状態を良好にし、躯体1上面の水密性の向
上を図ることができる。符号14は縁材2を躯体
1の上面に固定するためのボルト、15は縁材2
の下面に開口した水切溝であつて、水切溝15は
止水板5の端辺9と縁材2間に侵入することのあ
る雨水のことに毛細管現象をたち切る最終的なチ
エツクポイントとなり、上記コーキング13、止
水板5の端辺9と共に躯体1と縁材2間の水気密
性の保持を全うする。
また、符号16は縁材2の側面に突設した係止
片であり、スプリングクリツプ3の端辺をこれに
係止し、縁材2,2間にクリツプ3を張着し、ロ
ーラーナツト17およびボルト18をして縁材2
上にカバープレート4を覆う。カバープレート4
と縁材2との間の水密性は、縁材2の長手方向に
嵌着したパツキン8をもつて保持される。またカ
バープレート4の両端には躯体1の上面に密接す
るところの外パツキン19を装着しており、カバ
ープレート4と躯体1間の水気密性の保持はこれ
をもつて行うことができるもので、躯体1上にモ
ルタル外壁をあとで施工することを要しない。
さて、本件実施例において、止水板5はその端
辺9を縁材2の下面に接面すると共に、その略槍
形状の突条10を縁材2の下把持溝7に止着する
ことで、これを縁材2に先付けすることができる
ものであり、また、縁材2には上把持溝6が設け
られており、この上把持溝6にパツキン8を嵌着
しておくことで、縁材2上を覆うカバープレート
4はその取付けに伴い、その下面はパツキン8を
もつて密接に支持されるものであり、しかも、止
水板5およびパツキン8はこのことにより縁材2
に一体化されるのであり、したがつて当該継手装
置の施工を簡便ならしめること、特に止水板5の
樋設は確実かつ迅速になること、カバープレート
4を取付け易くすること、当該継手装置の水気密
性が一層向上すること、等の特徴を有するもの
で、この種継手装置の従来例の難点を解消し、し
かも構成が簡素でコンパクトであることから、実
用性に優れた継手装置であるということができ
る。
本考案の継手装置は、上述のモルタル仕上げ面
36を成すジヨイント部はもとより、むしろ躯体
1をもつてその仕上げ面とするたとえば、打放し
コンクリート、ALC版、コンクリートブロツク、
或は既設建物の各ジヨイント部に適した構成であ
る(実施例参照)。
躯体1の縁材2がそれぞれ固定される両接合端
は、外方(第1図の上方)に臨む。スプリングク
リツプ3の両端辺を係止する係止片16は、縁材
2の間〓側の側面に形成されており、接合端側
(第1図の下方)に開口している。このスプリン
グクリツプ3は、カバープレート4を縁材2に近
接する方向に付勢する。カバープレート4の両端
に装着されるパツキン19は、縁材2よりも間〓
l1,l2をあけて、間〓から外方(第1図の左
右方向)に遠去かつた位置で躯体1の両接合端の
表面に密接する。
上把持溝6は、縁材2に外方(第1図の上方)
に開口しており、断面凹状であり、縁材2の長手
方向(第1図紙面に垂直方向)に条設されてい
る。この上把持溝6に嵌着されるパツキン8は、
カバープレート4の躯体1側(第1図の下方)の
表面に密接する。縁材2にはまた、下把持溝7が
縁材2の長手方向に条設されており、この下把持
溝7は躯体1の接合端側(第1図の下方)に開口
し、断面凹状である。この下把持溝7には、止水
板5の両端辺9に前述のように形成されている突
条10が嵌着する。
考案の効果 本考案によれば、次の効果が達成される。
(a) 縁材2を、間〓をあけて隣接する躯体1の外
方に臨む両接合端にそれぞれ固定し、カバープ
レート4を、両縁材2上に両接合端に沿つて摺
動自在に覆い、スプリングクリツプ3を用いて
カバープレート4を縁材2に近接する方向に付
勢し、このカバープレート4の両端には、パツ
キン19を装着し、このパツキン19は縁材2
よりも間隔l1,l2をあけ、前記間〓から外
方に遠去かつた位置で躯体1の前記両接合端の
表面に密接している。
したがつて躯体は相互に変位することが許容
され、パツキン19は、その躯体に固定されて
いる縁材2が前記間隔l1,l2未満の変位で
あるとき、躯体の両接合端の表面に常に密接し
ており、これによつて水密性が保持される。
(b) 止水板5の両端辺9は、躯体の両接合端と縁
材2との間に介在され、躯体の両接合端に接面
するとともに縁材2に接面する。
したがつて躯体が相互に変位したときにおい
て止水板5が外れてしまうことを防ぐことがで
きる。
しかも止水板5の両端辺9が上述のように両
接合端と縁材2との間に介在しているので、両
接合端と縁材2との間から躯体の間〓側に水が
毛細管現象などによつて侵入することを防ぐこ
とができる。このことによつてもまた水密性を
向上することができる。
(c) さらにまた本考案によれば、止水板5の両端
辺9が前述のように両接合端縁材2との間に介
在されており、カバープレート4の両端に装着
されているパツキン19は、縁材2よりも間隔
l1,l2をあけて躯体の間〓から遠去かつた
位置で、両接合端の表面に密接している。
したがつて縁材2とパツキン19との間には
躯体1と縁材2とカバープレート4とによつて
空間が形成される。そのため外部からの水がそ
の空間内に侵入することがパツキン19によつ
て防がれるとともに、この空間内にたとえ水が
侵入しても、躯体の間〓への水の侵入が確実に
防がれる。このようにして水密性を格段に向上
することができる。しかも縁材2を小形化する
ことができる。
(d) さらにまた本考案によれば、躯体の仕上げ面
である接合端に仕上げ後に縁材2を固定して本
考案の建物用伸縮継手装置を構成して施工を行
うことができるので工期が短縮されて手間を削
減することができ、施工を一度で終了できる。
したがつて施工作業をきわめて簡便に行うこと
ができる。
(e) また本考案によれば、各縁材2の前記間〓側
の側面には、前記接合端側に開口した係止片1
6が形成されており、この係止片16に、スプ
リングクリツプ3の両端辺を係止するようにし
たので、両縁材2を前記間〓寄りに配置して固
定した状態でスプリングクリツプ3の両端辺を
係止片16に確実に係止することができる。た
とえ、縁材2が前記間〓から第1図の左右に遠
去つた位置に配置されたとしても、係止片16
にスプリングクリツプ3の両端辺を確実に係止
することができる。
このようにして施工が容易となる。
(f) また本考案によれば、縁材2の前記間〓から
遠去つた外端には、前記接合端から立上げた斜
辺12を形成し、前記接合端と斜辺12との間
にコーキング13を塗着するようにしたので、
水の前記間〓への漏洩を確実に防ぐことができ
る。
(g) また本考案によれば、縁材2を斜辺12の近
傍でボルト14が挿通して縁材2を躯体の接合
端に固定するようにしたので、ボルト14を挿
通する孔を形成する作業を正確に行うことがで
き、またボルト14の位置決めが行われ、こう
して作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
はその縦断面図、第2図はその斜視図、第3図と
第4図は従来例の縦断面図である。 1……躯体、2……縁材、3……スプリングク
リツプ、4……カバープレート、5……止水板、
6……上把持溝、7……下把持溝、8……パツキ
ン、9……止水板5の端辺、10……突条、19
……パツキン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 間〓をあけて隣接する躯体の外方に臨む両接合
    端に、縁材2をそれぞれ固定し、 各縁材2上に、外方に開口した上把持溝6を形
    成し、その上把持溝6にパツキン8を嵌着し、 両縁材上にわたつて延びるカバープレート4の
    躯体側の表面に、カバープレート4が摺動自在に
    パツキン8が密接し、 各縁材2の前記間〓側の側面には、前記接合端
    側に開口した係止片16を形成し、 この係止片16には、スプリングクリツプ3の
    両端辺を係止し、そのスプリングクリツプ3によ
    つてカバープレート4を縁材2に近接する方向に
    付勢し、 間〓内にスプリングクリツプ3よりも前記間〓
    内方に樋状に配設される帯状の止水板5の両端辺
    9を、躯体の前記接合端に接面するとともに、縁
    材2に接面して、前記両接合端と縁材2との間に
    介在し、 両縁材2に、前記接合端側に開口した下把持溝
    7を形成し、この下把持溝7に止水板5の突条1
    0が嵌着し、 カバープレート4の両端には、縁材2よりも間
    隔l1,l2をあけて前記間〓から外方に遠去つ
    た位置で躯体の前記接合端の表面に密接するパツ
    キン19を装着し、 縁材2の前記間〓から遠去つた外端には、前記
    接合端から立上げた斜辺12を形成し、 前記接合端と斜辺12との間にコーキング13
    を塗着し、 縁材2を斜辺12の近傍でボルト14が挿通し
    て縁材2を躯体の接合端に固定することを特徴と
    する建物用伸縮継手装置。
JP7959782U 1982-05-28 1982-05-28 建物用伸縮継手装置 Granted JPS58181713U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7959782U JPS58181713U (ja) 1982-05-28 1982-05-28 建物用伸縮継手装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7959782U JPS58181713U (ja) 1982-05-28 1982-05-28 建物用伸縮継手装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58181713U JPS58181713U (ja) 1983-12-03
JPH0138169Y2 true JPH0138169Y2 (ja) 1989-11-16

Family

ID=30088775

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7959782U Granted JPS58181713U (ja) 1982-05-28 1982-05-28 建物用伸縮継手装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58181713U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0431923Y2 (ja) * 1985-06-29 1992-07-31

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5780509U (ja) * 1980-11-04 1982-05-18

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58181713U (ja) 1983-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0138169Y2 (ja)
JPH0322964Y2 (ja)
JP2552574Y2 (ja) 外壁の目地構造
JPH0419341B2 (ja)
JPH0420081Y2 (ja)
JPH0347067Y2 (ja)
JPS6214248Y2 (ja)
JP2747229B2 (ja) エキスパンションジョイントの入隅部用施工方法
JP2572587Y2 (ja) 床 材
JPH0416828Y2 (ja)
JPS6214247Y2 (ja)
JPH0735984Y2 (ja) 建築物の壁装置
JPS6128654A (ja) 建物の面構造体
JPH0821015A (ja) 外壁の目地防水構造
JPS634143A (ja) エキスパンシヨンジヨイント
JP2555923Y2 (ja) 採光用天窓の水切構造
JPH028972Y2 (ja)
JPH0227075Y2 (ja)
JPS639684Y2 (ja)
JPH07207860A (ja) パラペット天場の防水構造
JPS6340037A (ja) 外壁パネルのシ−ル構造
JPS587878Y2 (ja) 建物の外隅部の構造
JPH0745701Y2 (ja) 溶室の内装材張設構造
JPH0322970Y2 (ja)
JPH0776887A (ja) ユニット建物の横目地防水構造