JPH0227075Y2 - - Google Patents

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JPH0227075Y2
JPH0227075Y2 JP4867984U JP4867984U JPH0227075Y2 JP H0227075 Y2 JPH0227075 Y2 JP H0227075Y2 JP 4867984 U JP4867984 U JP 4867984U JP 4867984 U JP4867984 U JP 4867984U JP H0227075 Y2 JPH0227075 Y2 JP H0227075Y2
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【考案の詳細な説明】 本考案は、左右方向に延びる山部及び谷部が折
曲形成された横貼外装板の端部を、外壁の出隅部
又は入隅部に立設された出隅材又は入隅材に隣接
して取り付けるための構造に関するものである。
従来より知られているこの種の取付構造は、出
隅部を例にとつて説明すると、次の通りである。
即ち、第8図イ,ロに示すように、外壁の出隅部
に横貼外装板aと同じ断面形状に形成された出隅
材bを立設し、両者a,bをそれらの山部同士及
び谷部同士が相対向した状態に、かつ、両者a,
bの端面同士を突き合わせた状態に配置すると共
に、両者a,bの裏側に、それらと同じ断面形状
に形成された水切板cを当て付け、水切板cと横
貼外装板a、出隅材bとを各々ビス止めし、横貼
外装板aと出隅材bとの突合せ間隙にコーキング
材dを充填していたものである。
しかし乍らこの従来構造では、コーキング材d
が外部に露出しているため、コーキング材dの変
質、ひび割れ等が早期に現われて雨水の漏水が生
じやすいのみならず、コーキング材dの退色、ひ
び割れ等によつて、縦目地の見栄えが悪くなり、
殊に突合せ部分の間隙が数ミリメートルにもなる
と尚更コーキング材dの劣化等による欠陥が生じ
やすくなる欠点があつた。
本考案は、これらの従来欠点を一掃せんとする
ものであつて、冒頭に述べた構造において前記出
隅材又は入隅材の主体の側方に水切板部を形成
し、この水切板部を縦胴縁等の下地材に取り付
け、さらに、前記横貼外装板の端部と前記出隅材
又は入隅材の主体との間に所望間隙をあけて前記
横貼外装板を前記下地材に取り付け、前記横貼外
装板の各山部の端部と前記水切板部との間隙を防
水面戸で閉塞することを特徴としている。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は建物外壁の一部を示し、第2図及び第
3図は外壁の出・入隅部を示す。
図において、1は現場打ちコンクリート又はコ
ンクリートブロツクと仕上げモルタルとによつて
築造された布基礎であり、その上面には横貼外装
板、出隅材、入隅材等を取り付ける下地材、例え
ば断面C型の軽量型鋼等よりなる縦胴縁2……が
立設され、縦胴縁2……間には、同様なC型軽量
型鋼等よりなる横胴縁3が架設されている。4は
腰水切、5は縦目地用の水切板、6は横貼外装
板、7は外壁の出隅部に立設された出隅材、8は
外壁の入隅部に立設された入隅材である。これら
腰水切4、水切板5、横貼外装板6、出隅材7、
入隅材8は、いずれも塗装鋼板製である。
前記横貼外装板6には、第1図、第4図乃至第
6図に示すように、左右方向に延びる山部6a…
…及び谷部6b……が折曲形成され、上下両端に
は、谷部6b……から立ち上つた短寸の、つま
り、山部6aの高さhよりも立上り量の小さい立
上り片6c……が折曲形成されている。
尚、1枚の横貼外装板6の上下幅は約70cm、山
部6aの高さhは約6.6cmである。横貼外装板6
の長さ(左右方向での長さ)は、任意に設定でき
るが、作業者2名で施工する場合には、約6m以
内にとどめることが施工上望ましい。
前記出隅材7及び入隅材8は、主体7a,8a
とその両側方に一体に折曲形成された方向におい
て平坦に形成されている水切板部7b……,8b
……とによつて構成されており、水切板部7b…
…,8b……と主体7a,8aとの折曲げ角は約
90度である。また、各水切板部7b,8bの先端
部7b′……,8b′……は外側に折り返えされてい
る。これは、コーキング材の劣化等により万が一
雨水が浸入しても先端部7b′……,8b′以上に浸
入しないように配慮したものである。
前記横貼外装板6は、上下方向においては、下
段の横貼外装板6における上端側の谷部6bの外
側に、上段の横貼外装板6における下端側の谷部
6bが重なる状態に、順次下から上へと接続され
るものであり、左右方向においては、左右の横貼
外装板6……の山部6a……同士及び谷部6b…
…同士が夫々相対向する状態に、つまり、水平か
つ直線状に並んだ状態に接続されるものである。
横貼外装板6と出隅材7及び入隅材8との取付
部の構造を施工手順に従つて説明すると次の通り
である。
出隅材7及び入隅材8の主体7a,8aの両
側方に形成されている水切板部7b……,8b
……を出・入隅部の縦胴縁2……に所要本数の
タツピングビス(図示せず)で取り付けること
により、出隅材7及び入隅材8を、縦胴縁2…
…間の隙間が閉塞された状態に立設する。これ
らのタツピングビスによる取付けは、横貼外装
板6の山部6aに対応する位置、つまり山部6
aの内側に来る位置において行なわれる。ま
た、水切板部7b……,8b……の下端部は、
前記腰水切4の垂直板部4aの外側に重ね合わ
せてある。
一方、各横貼外装板6の左右両端部には、第
4図に示すように、谷部6b……にビス孔9…
…を穿設すると共に、上端側の立上り片6cの
左右両端部には、後述する防水面戸10の取付
用板部10aよりもわずかに幅の広い切欠6d
を形成しておく。これは、現場作業によつて行
なわれるが、予め工場加工しておいてもよい。
そして、各横貼外装板6の左右両端部には塗
装鋼板製の防水面戸10を取り付けると共に、
防水面戸10と横貼外装板6との重なり合い部
分には、コーキングを施す。この工程は工場で
行なつてもよいが、多数枚の横貼外装板6を積
み重ねて運搬できるようにするためには、現場
作業によつて行なうことが望ましい。
防水面戸10の具体的な構造及び防水面戸1
0と横貼外装板6の取付構造の一例を以下に説
明する。
防水面戸10は、第4図に示すように平坦な
取付用板部10aとそれから外側へ直角に折り
曲げられた2個の面戸部10b……と各面戸部
10b……の端縁から面戸部折曲げ方向と同方
向へ直角に折り曲げられたフランジ部10c…
…とを有し、前記取付用板部10aには前述し
たビス孔9……に対応する取付用孔11……を
形成してある。これらの取付用孔11……はバ
ーリング加工により形成されたもので、第5図
に示す如く各取付用孔11の周囲には取付用板
部10aの表面よりも外方へ突出した筒状の立
上り部11aが形成されている。
そして、第5図に示す如く防水面戸10の横
貼外装板6と重なり合う部分、つまり、取付用
板部10aの一部とフランジ部10c……とに
コーキング材12を付着させた後、横貼外装板
6と防水面戸10とを重ね合わせ、かつ、前記
取付用孔11……の立上り部11a……を横貼
外装板6のビス孔9……に挿入すると共に、そ
の突出先端部をハンマーで打撃する等して、第
6図に示す如くハトメ状にカシメ止めすること
により、防水面戸10と横貼外装板6とを結合
し一体化する。尚、図示のようにフランジ部1
0c……同士の隙間やフランジ部10cと取付
用板部10aの隙間にも、フランジ部10cの
裏側からコーキングを施しておくことが望まし
い。
しかる後、第4図、第5図に示すように防水
面戸10の取付用板部10aに、両面粘着性と
したブチルゴム製のシールテープ13を、取付
用板部10aの上下方向全長にわたつて貼り付
ける。14は離型紙である。
次に離型紙14を剥がし、防水面戸10付き
横貼外装板6の端部を、水切板部7b……,8
b……の所定位置に前記シールテープ13にて
貼り付け、この状態でタツピングビス15……
を前記ビス孔9……及び取付用孔11……に通
して縦胴縁2……にねじ込む。これによつて、
横貼外装板6が水切板部7b……,8b……の
外側に重なり、かつ、横貼外装板6と出隅材7
及び入隅材8の主体7a,8aとの間に適当幅
(たとえば30mm程度)の縦目地S……をあけた
状態に、縦胴縁2……に取り付けられる。
尚、各横貼外装板6における上端側の立上り
片6cの左右両端部には、切欠6d……を形成
してあるのでこの切欠6d……に、上段の横貼
外装板6に結合されている防水面戸10の取付
用板部10aを嵌め込むことにより、上、下段
の横貼外装板6……の谷部6b……同士が重な
り合つた状態に、順次下から上へと横貼外装板
6……を接続できるのである。
上記の実施例によれば、出隅材7、入隅材8の
主体7a,8aの側方に水切板部7b,8bを折
曲形成し、かつ、この水切板部7b,8bは、横
貼外装板6の断面形状に合わせるのではなく、上
下方向において平坦な形状とし、横貼外装板6の
各山部6aの端部と水切板部7b,8bとの間隙
を防水面戸10で閉塞し、防水面戸10と横貼外
装板6との重なり合い部分にコーキングを施して
あるため、コーキング材12が横貼外装板6で隠
蔽され外部に露出しない。
従つてコーキング材12の変質、ひび割れ等の
発生が長期間防止されて、コーキング材12によ
る止水性能が長期にわたつて維持されるのみなら
ず、たとえコーキング材12に退色、ひび割れ等
が発生しても外観上見苦しくなる虞れがない。
しかも、防水面戸10によつて横貼外装板6の
各山部6aの端部と水切板部7b,8bとの間隙
を閉塞するので、横貼外装板6と出隅材7、入隅
材8の主体7a,8aとの間に、コーキングとは
無関係に幅広な隙間(縦目地S)を形成すること
ができ、外壁の出隅部や入隅部に幅広の縦目地S
を形成して、この部分に視覚的アクセントを付
け、これによつて外壁の意匠性を向上することが
できる。
また、横貼外装板6の端部に取り付けた防水面
戸10の取付用板部10aに両面粘着性のシール
テープ13を貼着し、このシールテープ13を介
して、防水面戸10付き横貼外装板6の端部を水
切板部7b,8bの所定位置にタツピングビス1
5……にて取り付けるため、水切板部7b,8b
と防水面戸10との界面は水密的にシールされ
る。
また、防水面戸10を、1つの取付用板部10
aに対して複数の面戸部10bが折曲形成された
形状とし、かつタツピングビス15が挿入される
取付用孔11の立上り部11aを横貼外装板6の
ビス孔9にカシメ止めして、防水面戸10と横貼
外装板6を一体化する構造としたため、両者1
0,6を一体化するための専用のビス及びビス孔
の加工が不要であり、これらによつて施工性を向
上することが可能である。
尚、上記の実施例では、防水面戸10を横貼外
装板6に取り付けた後、それらを水切板部7b,
8b上に取り付けているが、予め水切板部7b,
8b上に防水面戸10を取り付け、しかる後横貼
外装板6を取り付けるように構成して実施するこ
とも可能である。
また、図示の水切板部7b,8bは、全体がつ
まり出隅材7、入隅材8の主体7a,8aから直
角に折曲げ延設されている部分の全幅が上下方向
において平坦に形成されているが、水切板部7
b,8bのうち、少なくとも横貼外装板6と重な
る部分が上下方向において平坦であれば、上述し
た作用効果の全てを奏し得るものであり、たとえ
ば水切板部7b,8bの横貼外装板6と重なる部
分のみを平坦とし、縦目地Sの底となる部分に凹
凸模様を形成して実施することも可能である。
また、上記の実施例では出隅材7、入隅材8の
主体7a,8aの両側方に夫々水切板部7b…
…,8b……を形成して、横貼外装板6を接続し
ているが、第7図に示すように出隅部(又は入隅
部)の片側に位置する外壁をプレキヤストコンク
リート版16で構成してもよい。同図中の17は
ネオプレンゴム製のシール用ガスケツトである。
図示しないがコーキング材12に代え、両面粘
着性としたブチルゴム製のシールテープ等を用い
て実施することも可能である。
以上のように、本考案によれば左右方向に延び
る山部及び谷部が折曲形成された金属製の横貼外
装板を出隅材又は入隅材に隣接して取り付けるに
あたり、前記出隅材又は入隅材の主体の側方に水
切板部を形成し、この水切板部を縦胴縁等の下地
材に取り付け、さらに前記横貼外装板の端部と前
記出隅材又は入隅材の主体との間に所望間隙をあ
けて前記横貼外装板を前記下地材に取り付け、前
記横貼外装板の各山部の端部と前記水切板部との
間隙を防水面戸で閉塞するため、縦目地つまり横
貼外装板の端部と出隅材又は入隅材の主体との間
隙が視覚的アクセントとなつて、外壁の意匠性を
向上でき、しかも横貼外装板の各山部の端部と水
切板部との間隙が防水面戸で閉塞されるため、当
該間隙からの雨水の浸入を防止できるのである。
また、実施例のようにコーキングを施せば、コー
キング材が外部に露出せず、コーキング材の劣化
による漏水の発生やコーキング材の退色、ひび割
れ等により外観が見苦しくなることを長期にわた
つて防止できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の一実施例を説明す
るためのものであつて、第1図は外壁の一部切欠
斜視図、第2図と第3図は夫々要部の横断平面
図、第4図は横貼外装板と防水面戸の分解斜視
図、第5図は防水面戸と横貼外装板との重なり合
い部分を示す要部斜視図、第6図は防水面戸と横
貼外装板との取付部を示す断面図である。第7図
は本考案の別の実施例を示す要部の横断平面図で
ある。第8図イ,ロは従来例を示す斜視図と横断
平面図である。 2……縦胴縁、6……横貼外装板、6a……山
部、6b……谷部、7……出隅材、8……入隅
材、7a,8a……主体、7b,8b……水切板
部、10……防水面戸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右方向に延びる山部及び谷部が折曲形成され
    た金属製の横貼外装板を出隅材又は入隅材に取り
    付けた構造であつて、前記出隅材又は入隅材の主
    体の側方に水切板部を形成し、この水切板部を縦
    胴縁等の下地材に取り付け、さらに、前記横貼外
    装板の端部と前記出隅材又は入隅材の主体との間
    に所望間隙をあけて前記横貼外装板を前記下地材
    に取り付け、前記横貼外装板の各山部の端部と前
    記水切板部との間隙を防水面戸で閉塞することを
    特徴とする横貼外装板の出・入隅部における取付
    構造。
JP4867984U 1984-03-31 1984-03-31 横貼外装板の出・入隅部における取付構造 Granted JPS60162638U (ja)

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