JPH10152932A - 屋 根 - Google Patents

屋 根

Info

Publication number
JPH10152932A
JPH10152932A JP8311830A JP31183096A JPH10152932A JP H10152932 A JPH10152932 A JP H10152932A JP 8311830 A JP8311830 A JP 8311830A JP 31183096 A JP31183096 A JP 31183096A JP H10152932 A JPH10152932 A JP H10152932A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
receiving
roof panel
curved
skeleton
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8311830A
Other languages
English (en)
Inventor
Isamu Matsubara
勇 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK AP Inc
Original Assignee
YKK AP Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YKK AP Inc filed Critical YKK AP Inc
Priority to JP8311830A priority Critical patent/JPH10152932A/ja
Publication of JPH10152932A publication Critical patent/JPH10152932A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多様な形状の屋根面を容易に形成できる屋根
を提供すること。 【解決手段】 建物の躯体に取り付けられた受け材20
の受け部25を凸状に設けるとともに、この受け部25
の表面25Aを曲面とし、屋根パネル30を構成する枠
材32の係止部35を凹状に設けるとともに、この係止
部35の受け部25が当接する内上面35Aを平坦面と
し、これら受け部25と係止部35とを互いに凹凸係合
させて角度調整自在にし、これにより、屋根パネル30
を受け材20に対して回動できるようにした。こうすれ
ば、各屋根パネル30の角度を任意に調整することによ
り、一種類の屋根パネル30および受け材20を用いて
平面状の平面屋根部11と曲面状の曲面屋根部12との
両方を容易に施工できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根に係り、複数
の屋根パネルを建物の躯体に取り付けることで形成され
る、例えば、ビル等の屋根に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、複数の屋根パネルを組み合わせ
ることで平面状の屋根を形成することが行われている。
また、近年、ビル等の建物では、屋根面を曲面状とする
ことで建物全体の美観を向上させることが行われてお
り、このような曲面状の屋根面を形成する場合にも、屋
根パネルを用いることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、曲面状の屋根
面を屋根パネルを用いて形成する場合には、屋根パネル
および躯体において、互いの接合部を屋根面の曲面状態
に対応させた特別な形状にする必要があった。このた
め、屋根パネルや躯体に設けられる部材としては、平面
状の屋根面を形成するのに用いられるものと、曲面状の
屋根面を形成するのに用いられるものとの二種類が存在
することになり、部材の種類が増えることで屋根面の施
工が煩雑になるという問題があった。
【0004】また、曲面状の屋根面の中でも、箇所によ
って曲面形状(曲率)を変化させたい場合には、その箇
所毎に接合部分の部材を専用に設けなければならず、部
材の種類が一層多くなるという問題が生じる。
【0005】本発明の目的は、多様な形状の屋根面を容
易に形成できる屋根を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の屋根は、建物の
躯体に複数の屋根パネルを取り付けることで形成される
屋根であって、建物の躯体に屋根パネルを受ける受け部
を設け、屋根パネルに躯体の受け部に係止される係止部
を設け、これら躯体の受け部と屋根パネルの係止部とを
角度調整自在に係合させることを特徴とするものであ
る。
【0007】このような本発明では、躯体の受け部と屋
根パネルの係止部とを角度調整自在に係合させるから、
各屋根パネルを水平に角度調整することで平面状の屋根
面が形成され、また、各屋根パネル間に角度を付けるこ
とで曲面状の屋根面が形成される。このため、躯体に設
ける受け部の形状や屋根パネルに設けられる係止部の形
状は一種類でよく、屋根パネルおよび受け部の種類が少
なくなることで、平面状の屋根面や曲面状の屋根面が容
易に形成されるようになる。なお、曲面形状に変化を持
たせるためには、屋根パネルの角度を任意に設定するこ
とで対応すればよく、部材の種類の増加を招くこともな
い。
【0008】また、本発明の屋根において、躯体の受け
部および屋根パネルの係止部の互いの当接面のうち少く
とも一方の当接面を曲面とし、これら躯体の受け部と屋
根パネルの係止部とを凹凸係合させて角度調整自在にし
てもよい。このような場合には、躯体の受け部および屋
根の係止部のうち一方を凹状にし、他方を凸状とするこ
とで、受け部および係止部の構造が簡略化され、それら
の製作が容易となる。
【0009】さらに、本発明の屋根では、屋根パネルを
ハニカムコア材を含んで構成してもよく、このような場
合には、屋根パネルの軽量化が図られるうえ、その強度
が大きくなる。
【0010】また、本発明の屋根では、屋根パネルに透
光性を付与してもよく、このような場合には、各屋根パ
ネルで形成される屋根が天窓(スカイライト)となり、
採光を効率よく採り入れることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は、本実施の形態に係る屋
根10を備えた建物1を示す全体斜視図、図2は、図1
の矢印II−IIから見た断面図、図3は、図1の矢印III
−IIIから見た断面図、図4は図1の矢印IV−IVから見
た断面図である。
【0012】図1において、建物1の屋根10は、平面
状に施工された平面屋根部11と、全体的に曲面状(半
円筒状)に施工された曲面屋根部12とから形成されて
おり、これらの屋根部11,12は、それぞれ同じ大き
さとされた平面矩形の複数の屋根パネル30から形成さ
れている。
【0013】平面屋根部11では、図2に示すように、
建物の図示しない躯体に螺合された角ボルト21を介し
て受け材20が取り付けられている。この受け材20の
下部側には、角ボルト21の頭部が嵌合されたリップ溝
22が設けられており、角ボルト21にナット23が螺
合して受け材20が固定されている。また、受け材20
には上方に突出した二条の突辺部24が設けられ、各突
辺部24の上端には、表面25Aが曲面とされかつ中空
とされた受け部25が設けられている。また、各突辺部
24の内側には別のリップ溝26が設けられており、こ
のリップ溝26の位置には、ボルト孔27が穿設されて
いる。さらに、各突辺部24間には、ボルト孔27の位
置に対応して溶接等により補強用のリブ28が形成され
ている。
【0014】このような受け材20は、例えば、アルミ
の押出成形により製作された形材を所定寸法で切断した
ピース部材であり、屋根パネル30の配置箇所に対応し
て所定間隔で躯体に取り付けられている。なお、受け材
20では、ボルト21の躯体に対するねじ込み量を調節
することで、受け材20の突出方向の位置を微調整でき
るようになっている。
【0015】一方、屋根パネル30は、長辺側に配置さ
れた枠材32を含んで構成されたフレーム31を備えて
おり、このフレーム31内には、シール材33を介して
面材34が嵌め込まれている。フレーム31を構成する
枠材32の下部側には、下方に開いた断面凹状の係止部
35が設けられ、この係止部35と受け材20の受け部
25とが凹凸係合されている。
【0016】すなわち、係止部35の平坦な内上面35
Aと、受け部25の曲面とされた表面25Aとが当接
し、これにより、係止部35が受け部25に対して角度
調整自在とされ、屋根パネル30全体が回動するように
なっている。そして、この平面屋根部11では、各屋根
パネル30は、受け材20とこの受け材20に隣接する
図示しない他の受け材とに跨ってそれぞれ係合されて互
いに水平配置され、この際、ボルト21のねじ込み量を
調節して受け材20の高さが微調整され、これにより、
各屋根パネル30間の水平度が正確に得られた状態とさ
れている。
【0017】また、枠材32では、係止部35を形成し
ている一方の垂下辺部36にはボルト孔36Aが穿設さ
れ、このボルト孔36Aと受け材20のボルト孔27と
には水平なボルト37が挿通され、このボルト37にリ
ップ溝26内のナット38が螺合して、屋根パネル30
が受け材20に固定されている。なお、図中の符号29
は、ゴム等の弾性部材からなるブッシュである。
【0018】各屋根パネル30のうち、一方の屋根パネ
ル30Aの面材34Aは、2枚のガラス板39からなる
複層ガラスとされ、高い透光性を有している。これに対
し、他方の屋根パネル30Bの面材34Bは、図5にも
示すように、中央部分に配置されたアルミ製のハニカム
コア材40と、このハニカムコア材40の四周を囲むよ
うに枠組されたサブフレーム41と、サブフレーム41
の側面側に配置されたシール材42と、これらハニカム
コア材40、サブフレーム41、およびシール材42を
表裏両面側から挟み込むように接着剤等で固定されたガ
ラス板43とで構成され、同様に透光性を有している。
【0019】図2に示す各屋根パネル30間の目地50
において、内部にはシール材51、ガスケット52、お
よびガスケット52と当接するステンレス製等のL状部
材53が配置されている。また、目地50は、各屋根パ
ネル30の上部間に跨って設けられた防水(水密)ファ
スナー60、およびこの防水ファスナー60を覆うよう
に配置されたカバー部材70で塞がれている。
【0020】この防水ファスナー60は、枠材32の上
部にボルト65、ナット66で取り付けられたテープ6
1と、これらのテープ61に設けられた複数のエレメン
ト(咬合子、務歯)62とからなる一対のテープストリ
ンガー63で構成され、図示しないスライダーで各エレ
メント62を咬み合わせることにより形成されるように
なっている。また、カバー部材70は、例えば、ステン
レス板の折り曲げ加工により製作されたものであり、開
口側の弾性力によって各枠材32の上端間に係止される
ようになっている。
【0021】図3には、曲面屋根部12での屋根パネル
30の設置状態が示されている。この曲面屋根部12で
は、各屋根パネル30は、平面屋根部11(図2)で用
いられたものと同形状の受け材20と、この受け材20
に隣接する図示しない他の受け材とに跨ってそれぞれ係
合されることで、係止部25に対して同じ角度分だけ回
動した状態で配置され、この状態でボルト37、ナット
38により受け材20に固定されている。つまり、各屋
根パネル30によって角度の付いた屋根面が形成され、
屋根面全体としては、図1に示すように、曲面状の曲面
屋根部12が形成されるようになっている。
【0022】図4には、鉛直な外壁80(図1)を構成
するカーテンウォールユニット110の設置状態が示さ
れている。図4および図1において、外壁80は、水平
な横材90にブラケット100を介して取り付けられた
複数のカーテンウォールユニット110から形成されて
いる。
【0023】横材90に取り付けられたブラケット10
0は、横材90に当接される当接辺部101およびカー
テンウォールユニット110が取り付けられる取付片部
102からなる断面L字状の本体部103と、本体部1
03から室内側(図中下側)に延びて横材90の上下を
挟持するように設けられた挟持部104とを備えてお
り、本体部103の当接辺部101にはボルト孔101
Aが穿設されている。また、挟持部104の先端側は、
スリットを有するスリーブ状とされ、その内部が別のボ
ルト孔104Aとなっている。
【0024】このようなブラケット100は、横材90
の第1鉛直面部91に当接された後、横材90の第2鉛
直面部92を貫通してボルト孔101Aに挿通される水
平なボルト105およびこれに螺合されるナット106
と、横材90内部の第1水平面部93および外側の第2
水平面部94を貫通してボルト孔104Aに螺合される
鉛直なボルト107とにより取り付けられている。
【0025】一方、各カーテンウォールユニット110
は、枠材112を含んで構成されたフレーム111を備
えており、枠材112の室内側がブラケット100の取
付片部102に溶接等されて取り付けられている。そし
て、各カーテンウォールユニット110間において、互
いの対向面にはガスケット113が取り付けられ、目地
50のシールが行われている。なお。これらのカーテン
ウォールユニット110(110A,110B)を構成
する他の部材は、図3に示した屋根パネル30と同じで
あり、従って、ここでは、それら構成部材には同一符号
を付し、各構成部材の詳細な説明を省略する。
【0026】このような本実施の形態においては、以下
のようにして屋根10を施工する。先ず、工場等で予め
屋根パネル30を製作しておき、建設現場へトラック等
で輸送する。この際、屋根パネル30に、ガスケット5
2、L状部材53、および防水ファスナー60を構成す
る各ファスナーストリンガー63を予め取り付けてお
く。
【0027】建設現場では、図示しない建物躯体にボル
ト21およびナット23を用いて受け材20を取り付
け、この後、隣接する受け材20の受け部25間に屋根
パネル30の係止部35を係合させ、これにより、各屋
根パネル30を順次配置するとともに、ボルト37で受
け材20に固定してゆく。
【0028】最後に、シール材51を各屋根パネル30
間に下方から挿入し、上方において、各ファスナースト
リンガー62をスライダーを用いて咬み合わせ、カバー
部材70を配置し、目地50の止水処理を行う。
【0029】このような本実施の形態によれば以下のよ
うな効果がある。すなわち、躯体に取り付けられた受け
材20の受け部25に対し、屋根パネル30の枠材32
に設けられた係止部35が角度調整自在に係合されてい
るため、各屋根パネル30を水平に角度調整することで
平面状の平面屋根部11を形成でき、また、各屋根パネ
ル30間に角度を付けることで曲面状の曲面屋根部12
を形成でき、各屋根部11,12を施工する際の屋根パ
ネル13や受け材20を共用できる。従って、部材の種
類が多いことによる煩雑さを解消して、各屋根部11,
12を容易に施工することができ、ひいては、屋根10
全体の施工を簡単に行える。
【0030】そして、各屋根部11,12において、屋
根パネル13および受け材20を共用できることによ
り、金型代等を節約して各部材の生産コストを削減で
き、施工費用を安価にできる。
【0031】また、受け部25の表面25Aが曲面とさ
れ、係止部35の内上面35Aが平坦面とされ、これれ
ら受け部25と係止部35とを凹凸係合させるだけで角
度調整自在になっているため、受け部25および係止部
35の構造を簡単にでき、受け材20、枠材32を一層
安価に製作できる。
【0032】そして、躯体に取り付けられる受け材20
と屋根パネル30とは、ボルト37およびナット38で
互いに固定されているため、屋根パネル30を躯体に対
して確実に設置することができる。
【0033】さらに、屋根パネル30は、ガラス板3
9,43を含んで構成されて透光性を有しているため、
各屋根部11,12を天窓(スカイライト)とすること
ができ、建物1内に効率よく採光を採り入れることがで
きる。
【0034】また、屋根パネル30のち屋根パネル30
Bは、ハニカムコア材40を備えているため、屋根パネ
ル30Bの重量を軽減しつつ、屋根面の強度を向上させ
ることができる。そして、ハニカムコア材40は、ガラ
ス板43を通して目視可能とされているから、各屋根部
11,12の意匠性も良好である。
【0035】さらにまた、受け材20は、ボルト21の
ねじ込み量を調節することで、突出方向の位置が微調整
可能に設けられているため、各屋根パネル30間の角度
をより正確に設定することができ、不陸の少ない屋根面
を形成できる。
【0036】そして、目地50は、シール材51、ガス
ケット52、およびL状部材53の他、防水ファスナー
60およびカバー部材70で止水処理されているため、
目地50からの雨水等の漏れを確実に防止できる。この
際、各屋根部11,12において、シール材41、ガス
ケット52、防水ファスナー60は、各屋根パネル30
がある程度の角度であれば各屋根部11,12で共用で
き、カバー部材70のみを角度に応じた幅寸法を有する
ものにすればよいから、部材の共用化をさらに促進でき
る。
【0037】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではい。例えば、前記実施の形態において、屋根
パネル30Aでは、面材34Aが二枚のガラス板39か
らなる複層ガラスとされ、また、面材34Bが二枚のガ
ラス板43を含んで構成されていたが、このようなガラ
ス板の代わりに、単層のガラス板を用いたり、あるいは
透明なアクリル板等の樹脂板を用いてもよい。また、透
光性が要求されない場合には、透明でない樹脂板を用い
たり、あるいは金属板等を用いることができる。特に、
面材34Bのように、アルミ製のハニカムコア材40を
備えている場合には、金属板として、アルミ製の板材を
設けるのがよく、そうすることで、ハニカムコア材40
と板材との相性が良好となり、互いをろう付け等により
確実に固着できる。
【0038】また、前記実施の形態では、目地50の内
部において、ガスケット52およびこのガスケット52
に当接するL状部材53が設けられていたが、例えば、
図6および図7に示すように、互いに当接される断面略
三角形の一対のガスケット120を設けたり、あるいは
カーテンウォールユニット110(図4)で使用された
ものと同じ断面形状のガスケット113を設けてもよ
く、目地50においては、要求される止水性や各屋根パ
ネルの回動状態に応じて任意の断面形状のガスケットを
利用することができる。また、本発明では、以上の各部
材52,53,113,120の他、目地50の止水処
理用に設けられた防水ファスナー60、カバー部材70
の形状等も、その実施にあたって任意に決められてよ
い。さらに、前記実施の形態で用いられたシール材51
は、必要に応じて配置されればよく、省略可能である。
【0039】そして、前記実施の形態において、曲面屋
根部12では、各屋根パネル30が受け部25に対して
各々同じ角度で回動されていたが、箇所によっては、図
6、図7に示すように、屋根パネル30A、230Aと
屋根パネル30B,230Bとを各々異なる角度に設定
して曲面屋根部を形成してもよい。すなわち、各パネル
30の角度調整を任意に行ってよく、このような場合に
は、一様な曲面とされた曲面屋根部12とは異なり、様
々な曲面を備えた曲面屋根部を容易に形成できるという
効果がある。なお、屋根10が平面屋根部11と曲面屋
根部12とから形成されていたが、本発明の屋根として
は、全てが平面状であってもよく、反対に、全てが曲面
状であってもよく、要するに、躯体の受け部と屋根パネ
ルの係止部とが角度調整自在に設けられた屋根であれば
よい。
【0040】さらに、前記実施の形態では、枠材32に
設けられた垂下辺部36が受け材20の二条の突辺部2
4の外側に配置されるようになっていたが、このような
垂下辺部は、例えば、図7に示す枠材232の垂下辺部
236のように、受け材220の各突辺部224の内側
に配置されるようにしてもよい。
【0041】そして、前記実施の形態では、受け材20
の受け部25が凸状とされ、屋根パネル30の係止部3
5が凹状に設けられていたが、例えば、図7に示すよう
に、受け材220の受け部225を凹状に設け、屋根パ
ネル230の係止部235を凸状に設けてもよい。ま
た、本発明の受け材および係止部としては、一方の当接
面を曲面とするのみならず、これら受け部225、係止
部235のように、各々の当接面を曲面としてもよい。
なお、本発明では、受け部25,225、係止部35,
235のように、凹凸係合により角度調整自在に設ける
他、受け部と係止部とが、例えば、回動軸となる部材を
介して互いに角度調整自在に係合される場合も含まれ
る。しかしながら、本実施の形態および図7に示すよう
に、凹凸係合により角度調整自在とすることで、受け部
および係止部の構造を簡単にできるという効果があるの
でよい。
【0042】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、躯
体の受け部と屋根パネルの係止部とが角度調整自在に係
合されているため、各屋根パネルを水平に角度調整する
ことで平面状の屋根面を形成でき、また、各屋根パネル
間に任意な角度を付けることで様々な曲面の屋根面を形
成できる。このため、躯体に設ける受け部の形状や屋根
パネルに設けられる係止部の形状は一種類でよく、屋根
パネルおよび受け部の種類を少なくして、多様な形状の
屋根面を容易に形成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る屋根が形成された
建物を示す全体斜視図である。
【図2】図1の矢印II−IIから見た断面図である。
【図3】図1の矢印III−IIIから見た断面図である。
【図4】図1の矢印IV−IVから見た断面図である。
【図5】前記実施の形態の構成部材を示す斜視図であ
る。
【図6】本発明の変形例を示す断面図である。
【図7】本発明の他の変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…建物、10…屋根、12…曲面屋根部、20,22
0…受け材、25,225…受け部、25A,35A…
当接面である表面および内上面、30,230…屋根パ
ネル、35,235…係止部、40…ハニカムコア材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の躯体に複数の屋根パネルを取り付
    けることで形成される屋根であって、前記建物の躯体に
    は前記屋根パネルを受ける受け部が設けられ、前記屋根
    パネルには前記躯体の受け部に係止される係止部が設け
    られ、これら躯体の受け部と屋根パネルの係止部とが角
    度調整自在に係合していることを特徴とする屋根。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の屋根において、前記躯
    体の受け部および前記屋根パネルの係止部の互いの当接
    面のうち少なくとも一方の当接面は曲面とされ、これら
    躯体の受け部と屋根パネルの係止部とが凹凸係合して角
    度調整自在になっていることを特徴とする屋根。
  3. 【請求項3】 請求項1〜2のいずれかに記載の屋根に
    おいて、前記屋根パネルは、ハニカムコア材を含んで構
    成されていることを特徴とする屋根。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の屋根に
    おいて、前記屋根パネルは、透光性を有していることを
    特徴とする屋根。
JP8311830A 1996-11-22 1996-11-22 屋 根 Pending JPH10152932A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8311830A JPH10152932A (ja) 1996-11-22 1996-11-22 屋 根

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8311830A JPH10152932A (ja) 1996-11-22 1996-11-22 屋 根

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10152932A true JPH10152932A (ja) 1998-06-09

Family

ID=18021922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8311830A Pending JPH10152932A (ja) 1996-11-22 1996-11-22 屋 根

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10152932A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2374882A (en) * 2001-03-16 2002-10-30 Eurocell Profiles Ltd Roof support
JP2010095934A (ja) * 2008-10-17 2010-04-30 Agc Glass Kenzai Co Ltd ガラス支持構造体
CN110965688A (zh) * 2019-12-21 2020-04-07 武金峰 一种轻型钢结构厂房建造型钢搭建处理方法
JP2020066950A (ja) * 2018-10-25 2020-04-30 神鋼ノース株式会社 軒樋付き屋根構造体

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2374882A (en) * 2001-03-16 2002-10-30 Eurocell Profiles Ltd Roof support
GB2374882B (en) * 2001-03-16 2005-01-26 Eurocell Profiles Ltd Improvements in roof supports
JP2010095934A (ja) * 2008-10-17 2010-04-30 Agc Glass Kenzai Co Ltd ガラス支持構造体
JP2020066950A (ja) * 2018-10-25 2020-04-30 神鋼ノース株式会社 軒樋付き屋根構造体
CN110965688A (zh) * 2019-12-21 2020-04-07 武金峰 一种轻型钢结构厂房建造型钢搭建处理方法
CN110965688B (zh) * 2019-12-21 2021-03-16 佛山市粤驰建工科技有限公司 一种轻型钢结构厂房建造型钢搭建处理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2015033342A2 (en) Structure assembly system and method
HU224116B1 (hu) Tetőfedő elem, ilyen tetőfedő elemekből épített tetőfedő rendszer, valamint ilyen tetőfedő elemek alkalmazása tetőfedés készítéséhez
JPH10152932A (ja) 屋 根
US5003738A (en) Article and method of improving exterior building appearance
JPS5838815Y2 (ja) 建築物又は構築物の面構造
JPH09111960A (ja) 断熱屋根構造
KR200215058Y1 (ko) 벽체마감용 사이딩패널
JPH072879Y2 (ja) 補助組立建物の角度可変屋根の取付装置
JPH0311292Y2 (ja)
JP2599296Y2 (ja) 化粧サッシ
JPH0412935Y2 (ja)
JP2806275B2 (ja) パネル体
JPH034656Y2 (ja)
JPH0227075Y2 (ja)
JPS6332302Y2 (ja)
JPH044081Y2 (ja)
JPH0240173Y2 (ja)
JPH04146361A (ja) 軒先構造
JPS6328726Y2 (ja)
JPH0236879Y2 (ja)
JPS6116351Y2 (ja)
JPH0427993Y2 (ja)
JPH031932Y2 (ja)
JP2812234B2 (ja) パネル体
JPS597991Y2 (ja) 組子付小窓の組立構造

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030107