JPH0558701U - 床 材 - Google Patents

床 材

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JPH0558701U
JPH0558701U JP216592U JP216592U JPH0558701U JP H0558701 U JPH0558701 U JP H0558701U JP 216592 U JP216592 U JP 216592U JP 216592 U JP216592 U JP 216592U JP H0558701 U JPH0558701 U JP H0558701U
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floor
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良太 喜多河
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】接合にボルト・ナットの締めつけ作業や工具が
不要で、床パネルの接合の際にも床パネルを立て起こす
必要がなく組立作業性が向上するとともに、床材全体の
幅方向の寸法調整も簡単に行うことができる床材を提供
する。 【構成】複数の床パネル2,3,4が接合して形成され
ている床材1であって、隣合う床パネルのうち一方の床
パネルは、所定幅の底を挟んで第1壁72と第2壁73
が対面して設けられるとともに両端部を閉鎖壁によって
閉鎖された樋7が、床面を構成する床パネル本体の端縁
から前記第1壁72が垂下するように設けられており、
他方の床パネルは、床面を構成する床パネル本体の端縁
から垂下する垂下壁を備えるとともに前記底の幅より幅
の狭い係止部が設けられていて、両床パネルが一方の床
パネルの前記樋7内に他方の床パネルの前記係止部を上
方から臨ませることで接合されている構成とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、バルコニーやテラス等の床を形成するのに用いられる床材に関する 。
【0002】
【従来の技術】
バルコニーやテラス等の床は、一般に根太等の基礎を組み立てたのち、根太の 上に予め工場で生産された既成の床材を敷設することによって形成されているが 、広い面積の床を必要とする場合、その床に対応する面積の大きな床材を用いる のでは、運搬や敷設作業に多くの人員が必要で大変である。
【0003】 そこで、大きな床材の場合には、図6に示すように、床材を複数の床パネル1 01に分割しておき、現場で各床パネル101の端部に設けた接合壁102をシ ール材103を介して接合し、ボルト104とナット105との締めつけて接合 部から水が漏れないように接合するようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このような床材の構造では、床パネル101と床パネル101とを接 合する場合、治具等を用いてボルトおよびナットを締め込んだりする作業を行わ なければならず、作業性が悪いとともに、不慣れな作業者などが作業してボルト 104とナット105の締めつけ状態が悪かったりすると、充分にシールできず 接合部から階下へ漏水する虞がある。しかも、気温の変化等による床パネル10 1の膨張収縮などでボルト104が緩んだりすることもあり、シールが恒久的で はない。
【0005】 また、幅方向の寸法の微調整等を行うことができないため、現場での根太等の 基礎の施工精度が悪いと、床材の幅と根太との幅があわず、床の見栄えが悪くな ることがある。 本考案は、このような事情に鑑みて、接合にボルト・ナットの締めつけ作業や 工具が不要で、床パネルの接合の際にも床パネルを立て起こす必要がなく組立作 業性が向上するとともに、床材全体の幅方向の寸法調整も簡単に行うことができ る床材を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案にかかる床材は、このような目的を達成するために、複数の床パネルが 接合して形成されている床材であって、隣合う床パネルのうち一方の床パネルは 、所定幅の底を挟んで第1壁と第2壁が対面して設けられるとともに両端部を閉 鎖壁によって閉鎖された樋が、床面を構成する床パネル本体の端縁から前記第1 壁が垂下するように設けられており、他方の床パネルは、床面を構成する床パネ ル本体の端縁から垂下する垂下壁を備えるとともに前記底の幅より幅の狭い係止 部が設けられていて、両床パネルが一方の床パネルの前記樋内に他方の床パネル の前記係止部を上方から臨ませることで接合されている構成とした。
【0007】 上記構成において、床パネルの材質としては、特に限定されず、たとえば、F RP,硬質塩化ビニル,ABS等の合成樹脂系材料や石綿セメント等の無機質硬 化物などを挙げることができる。 また、接合時に底および閉鎖壁に沿う折曲部および側壁を垂下壁の下端縁およ び側端縁から延出させておき、底と折曲部との間および閉鎖壁と側壁との間にシ ール材を充填し、床面構成部から樋に流れ込んだ雨水等が垂下壁と第2壁との間 の隙間に回り込まないようにしておくことが好ましい。
【0008】 さらに、接合によって床パネル本体と床パネル本体との間に形成される隙間は 、枯れ葉止め等によって蓋しておくことが好ましい。 また、枯れ葉止め等の蓋は、床パネルと同色・同パターンの模様のものにする ことが好ましく、材質は、アルミニウム等が好ましい。
【0009】
【作用】 上記構成によれば、まず、一方の床パネルを根太等の上に載置する。つぎに、 他方の床パネルを係止部が一方の床パネルの樋内に臨むように根太等の上に載置 する。そして、少なくとも一方の床パネルを根太等に沿って水平方向に移動させ て床パネルの位置決めを行う。すなわち、樋の底の幅が樋内に臨む係止部より大 きいため、幅の差分だけ床パネル間の接合部における重なり幅を調整することが でき、床材の幅の微調整を行うことができる。
【0010】 また、樋の底の所望位置に孔を設け、この孔に縦樋を連結させておく。このよ うにすることで、床材表面に降った雨は、垂下壁あるいは立上壁を伝って樋内に 流れ込むが、樋内に流れ込んだ雨水はこの縦樋を通って排出されて、樋に溜まっ たり、樋から溢れでたりすることがなくなる。
【0011】
【実施例】
以下に、本考案を、その実施例をあらわす図面を参照しつつ詳しく説明する。 図1は本考案にかかる床材を斜め上から見てあらわしている。 図にみるように、この床材1は、3つの床パネル2,3,4から構成されてい る。
【0012】 第1の床パネル2は、床面を構成する床パネル本体5の第2の床パネル3側を 除く周囲に囲壁6が形成されていて、第2の床パネル3側の床パネル本体5端縁 に沿って樋(排水溝)7を備えている。 第2の床パネル3は、床パネル本体5の第1の床パネル2側および第3の床パ ネル4側を除く周囲に囲壁6が形成されていて、第1の床パネル1側の床パネル 本体5端縁に沿って係止部8を、第3の床パネル4側の床パネル本体5端縁に沿 って樋7をそれぞれ備えている。
【0013】 第3の床パネル4は、床パネル本体5の第2の床パネル3側を除く周囲に囲壁 6が形成されていて、第2の床パネル3側の床パネル本体5端縁に沿って係止部 8を備えている。 そして、第1の床パネル2の樋7内に第2の床パネル3の係止部8が、第2の 床パネル3の樋7内に第3の床パネルの係止部8がそれぞれ嵌挿された状態で各 床パネル2,3,4が接合されている。
【0014】 樋7は、図2にみるように、底71を挟んで第1壁72および第2壁73が対 面するように設けられ、第1壁72が床パネル2(3)の床パネル本体5の端縁 から垂下されるように設けられていて、図3にみるように両側部が床パネル本体 5から外側へはみ出ている。また、はみ出た部分では、第1壁72および第2壁 73が囲壁6と同じ高さまで立ち上がり、囲壁6と一体化されている。そして、 両端部が閉鎖壁74で閉鎖されている。さらに、パッキン75が一方の閉鎖壁7 4から底71を通って他方の閉鎖壁74まで壁面に沿って固着されている。
【0015】 係止部8は、図2にみるように床パネル本体5の端縁から垂下する垂下壁81 と、この垂下壁81の下端から折れ曲って延出する前記底71より幅の狭い折曲 部82とを備えている。垂下壁81および折曲部82は、図3にみるように床パ ネル本体5より外側へはみ出ていて、はみ出た部分で、垂下壁81が囲壁6と同 じ高さまで立ち上がっていて囲壁6と一体化されている。また、このはみ出し部 において垂下壁81の側端縁から前記閉鎖壁74に沿うように側壁83が延出し ているとともに、折曲部82を挟んで垂下壁81に対面するように立上壁84が 設けられている。
【0016】 そして、樋7内に係止部8が嵌挿されることによって、側壁83および折曲部 82の外壁面がパッキン75に密着している。 なお、図1〜3中、91は縦樋、18は側溝、92(図1では第2床パネル3 と第3床パネル4の接合部側にしか図示していないが、第1床パネル2と第2床 パネルの接合部にも設けてある)は枯れ葉止め、99は根太であって、縦樋91 は、床パネル本体5よりはみ出た部分の樋7の底71に孔(図示せず)を穿設し 、この孔に臨むように底裏面に接続されている。
【0017】 この実施例の床材1は、上記のようになっており、まず、図2にみるように、 根太94の所望位置に第1の床パネル2を載置しビス等公知の方法で固定する。 つぎに、図4にみるように係止部8が第1の床パネル2の樋7内に臨むように 第2の床パネル3を第1の床パネル2の上方に配置し、係止部8を図5のように 樋7内に嵌挿するとともに、根太99上に載置する。そして、根太99に沿って 第1の床パネル2方向に前後させて位置決めしたのち、根太99に固定する。す なわち、図2にみるように、係止部8の幅が底71の幅より小さいため、その差 分だけ第2の床パネル3を前後方向に自由に動かすことができる。なお、樋7に 係止部8を嵌挿することによってパッキン75が折曲部82および側壁83に水 密に密着する。
【0018】 床パネル本体5よりはみ出た部分の樋7の底71に所望の孔(図示せず)を設 け、この孔に縦樋91を接続する。 そして、第3の床パネル4を同様にして第2の床パネル3と接合し縦樋91を 接続すると、根太99の上に床となる床材1を床パネル2,3,4を立て起こし たり、ボルト,ナットの締め込み作業を行わなくても設置することができる。床 材1を根太99上に載置して床を形成することができる。
【0019】 しかも、床材1の上に降った雨水等は、床パネル本体5から第1壁72或いは 垂下壁81を伝って樋7内に流れ込み、縦樋91を通って下水へ排出されるため 、接合部から階下に雨水等が漏れたりすることがない。 さらに、本実施例では、パッキン75によって樋7に流れ込んだ雨水等が垂下 壁81と第2壁73との隙間19へ回り込まないようになっているので、大雨で も第2壁73の上端縁から溢れたりすることがなくなり止水性よく接合できるよ うになっている。また、樋7が床パネル本体5から側方へはみ出るように設けて あるので、たとえば、床パネル本体5が根太等で下側から完全に受けられたり、 床パネル本体5の下側に建物があっても、このはみ出た部分が根太等や建物の外 側にはみ出る。したがって、このはみ出た部分の底71に縦樋91を接続するこ とで、床パネル本体5の下側に根太等や建物があっても縦樋91を簡単に接続す ることができる。
【0020】 なお、各床パネル2,3,4の根太99への固定は、3つの床パネル2,3, 4を全て接合したのち行うようにしても構わない。 本考案にかかる床材は、上記の実施例に限定されない。たとえば、床パネルは 、2つでも構わないし、4つ以上でも構わない。また、上記の実施例では、他の 床パネル2,4で挟まれる第2の床パネル3に樋7と係止部8をそれぞれ1つず つ設けていたが、両側に樋7或いは係止部8を設けるようにしても構わない。
【0021】 さらに、上記の実施例では、パッキン75を予め樋7の内壁面に沿って設けて いたが、パッキン75の代わりに防水テープなどを用いるようにしても構わない 。 また、上記実施例では、樋7が床パネル本体5の側方へはみ出ていたが、はみ 出さなくても構わないし、下側に根太や建物等の障害物がなければ、縦樋91を 樋7の所望の位置に接続することもできる。
【0022】
【考案の効果】
本考案にかかる床材は、以上のように構成されているので、接合の際にボルト やナットを締めつけると言う面倒な作業や床パネルを立て起こすと言うこともな く、上方から樋に係止部を嵌挿係止させるだけで接合でき、接合作業性が向上す る。
【0023】 また、樋の底に縦樋を接続することによって接合部から排水するようにしたの で、接合部か水漏れしたりすることがなくなる。 しかも、床材の幅調整もできるので、根太の施工精度が悪くても、床材と根太 の幅を正確に合わせることができ、床の仕上がりも綺麗になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる床材の1実施例を組み立てた状
態をあらわす斜視図である。
【図2】その接合部の断面図である。
【図3】その接合部のはみ出し部を上方から見た平面図
である。
【図4】樋と係止部とを接合する前の状態をあらわす斜
視図である。
【図5】樋と係止部とを接合した後の状態をあらわす斜
視図である。
【図6】従来の床材の接合部をあらわす断面図である。
【符号の説明】
1 床材 2 床パネル 3 床パネル 4 床パネル 5 床パネル本体 7 樋 8 係止部 71 底 72 第1壁 73 第2壁 81 垂下壁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の床パネルが接合して形成されている
    床材であって、隣合う床パネルのうち一方の床パネル
    は、所定幅の底を挟んで第1壁と第2壁が対面して設け
    られるとともに両端部を閉鎖壁によって閉鎖された樋
    が、床面を構成する床パネル本体の端縁から前記第1壁
    が垂下するように設けられており、他方の床パネルは、
    床面を構成する床パネル本体の端縁から垂下する垂下壁
    を備えるとともに前記底の幅より幅の狭い係止部が設け
    られていて、両床パネルが一方の床パネルの前記樋内に
    他方の床パネルの前記係止部を上方から臨ませることで
    接合されていることを特徴とする床材。
JP1992002165U 1992-01-24 1992-01-24 床 材 Expired - Lifetime JP2572587Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0620601U (ja) * 1992-08-18 1994-03-18 タキロン株式会社 防水床パネル
JP2006193961A (ja) * 2005-01-13 2006-07-27 Takiron Co Ltd 防水構造体
KR20150108808A (ko) * 2015-09-08 2015-09-30 유지씨 주식회사 건물 천장 보수용 클린 수단 및 그 클린 수단을 이용한 천장의 보수 방법

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