JPH0810115Y2 - 防水層のモルタルによる保護構造 - Google Patents

防水層のモルタルによる保護構造

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JPH0810115Y2
JPH0810115Y2 JP7941989U JP7941989U JPH0810115Y2 JP H0810115 Y2 JPH0810115 Y2 JP H0810115Y2 JP 7941989 U JP7941989 U JP 7941989U JP 7941989 U JP7941989 U JP 7941989U JP H0810115 Y2 JPH0810115 Y2 JP H0810115Y2
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vertical portion
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JP7941989U
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JPH0318316U (ja
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栄一 田島
良昭 後藤
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田島ルーフィング株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は防水層の立上り端部、詳しくは建造物の屋
上の外周壁あるいは屋上に設けられる塔屋外壁あるいは
またバルコニー等における防水層の立上り端部のモルタ
ルによる保護構造に関するものである。
[従来の技術] 建造物の屋上の外周壁、屋上塔屋壁、バルコニー壁等
において床面防水層の端部は、これら立上り端部までこ
れを延引して防水効果の万全を期する必要がある。一
方、防水層は床面の使用状況に応じて、その上部に保護
層を形成して防水機能の維持保全を図る必要がある。す
なわち、その床面の使用状況が通常の床面と同様に歩行
その他を常態とするのか、あるいは単に軽歩行程度のも
のであるのか否か等により、その状態に応じて床面にお
ける防水層上に保護層を形成しなければならない。
そして、この保護層の必要性は屋上の外周壁、屋上塔
屋壁、バルコニー壁等の立上り部位における防水層にお
いてもまったく同様で、第4図はモルタルを塗り込んで
保護層を形成する場合における従来例を示す図である。
図において1は、床面5から外周壁3内側面を経て所
定の高さまで延設される防水層である。
2は、外周壁3内側面における防水層1の保護層とし
てのモルタル層である。前記モルタル層2は、それぞれ
第6図に示すラス網を防水層1の表面に架設し、これら
を塗り込めるよにして形成される。
6は防水層1の上部にボルトによって固設されモルタ
ル層2の上端面を覆って保護するための内側アングル、
7は内側アングル6の上方に固設され、防水層1上端お
よびモルタル層2の上端面(内側アングル6により覆わ
れている)を覆っている外側アングルである。
ラス網4の架設は、第5図に示すようなトンボと通称
される係止具13を防水層1表面にアスファルトで接着
し、外方に突出する係合子13aにラス網4を係止するこ
とによってなされている。
このように、防水層1上端およびモルタル層2の上端
面(内側アングル6により覆われている)は、雨水等に
たいして二重に保護され、また、モルタル層2は、骨材
としてのラス網4の存在によって強固に形成されること
になる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記の従来技術には、次のような問題
がある。
イ.防水層1上端およびモルタル層2の上端面を内側ア
ングル6および外側アングル7により二重に覆うことに
なり施工コストが増大するうえ施工工程も煩雑なものと
なる。
ロ.防水層1上端およびモルタル層2の上端面の上方
に、外側アングル7を設ける構成であるため、防水層1
上端およびモルタル層2の上方に空間的な余裕がない場
合、あるいは狭い場合には施工が不可能となるか極めて
困難になる。
ハ.ラス網を防水層表面に架設する係止具は、単にアス
ファルトによって接着されているだけなので、工事中に
剥落しやすくこのためモルタルの塗り込め作業に支障を
来す。
ニ.コンクリート躯体である外周壁3は、寒暖等の温度
環境の変化により伸縮するが、モルタル層2はラス網の
みで支持されており、このラス網も上記のように、剥落
しやすい係止具によって保持されているのでモルタル層
2は、外周壁3の前記伸縮に従動することができす、つ
いには剥落してしまう虞れがある。
[課題を解決するための手段] この考案は、屋上、バルコニー等における周壁内側の
防水層表面にモルタルを塗り込んで形成される防水層の
保護構造において、 前記防水層の表面上部にアングルを固設し、このアン
グルを防水層の上縁部に接合する垂直部と、これの上端
から斜め下方に突出してモルタル層の上端面および外側
面上部を覆う覆部と、同じく垂直部の上端から前記覆部
と対向する斜め上方に突出して防水層の上端面をシール
材を介して覆う分離部と、 で構成するとともに、前記垂直部に設けた突起部にラ
ス網、溶接金網を係止してこれらを防水層表面に架設し
てモルタルを所定厚さに塗り込むようにして、上記問題
点を解決しようとするものである。
[作用] この考案において、 防水層の上端面とモルタル層の上端面および外側上部
は一つのアングルによって保護されることになりコスト
も低廉で施工も容易となるうえ、防水層等の上方に格別
な空間が不要となる。
また、ラス網、溶接金網は防水層を通して躯体側にボル
ト等で固定されたアングルに係止されるため防水層表面
に確実に保持され堅牢なモルタル層を得ることができる [考案の実施例] 図面に基ずいて、この考案の実施例を説明する。な
お、従来技術と同一箇所には同一符号を付して重複説明
は省略する。
第1図ないし第3図はこの考案の1実施例を示す図
で、第1図は防水層のモルタルによる保護構造の縦断面
図、第2図はアングルの一部切欠斜視図、第3図はアン
グルの連結部材の一部切欠斜視図である。
図において、8は防水層1の上端面から表面上部を覆
うように取付けられたアングルで、ボルト14により防水
層1を通して躯体側である外周壁3内側面に固定されて
いる。そして、アルミ材からなるこのアングル8は、第
2図に示すように防水層の上縁部の外側面に接合する垂
直部8aと、これの上端から斜め下方に突出してモルタル
層の上端面および外側面上部を覆う覆部8bと、同じく垂
直部8aの上端から前記覆部8bと対向する斜め上方に突出
して防水層1の上端面をシール材を介して覆う分離部8c
とがそれぞれ一体に連設される横方向長手状の部材であ
る。
そして、前記覆部8bは、モルタル層2上端面に密着す
る傾斜部8b1とモルタル層2の外側上縁を密着保護する
垂下部8b2とからなっている。
また、アングル8の垂直部8aの表面には適宜間隔でラ
ス網4、および第7図に示すような溶接金網5を係止す
るための突起部8dが設けられている。この実施例におい
て突起部8dは、垂直部8aを長方形状に打ち抜くことによ
りアングル8と一体に形成してある。なお、第1図にお
いて、10、11はそれぞれシール材、第3図において12
は、アングル8を横方向に連設する場合の連結部材であ
る。
施工にあたっては、先ず防水層1の上端面にシール材
10を塗布する。次いでアングル8の分離部8C裏面をシー
ル材10表面に圧着してアングル8を壁面に保持する。
(このように施工にあたりアングル9を簡単に仮保持で
きるので施工能率が向上する) 次に所定位置に保持されたアングル8をボルト14によ
って固定する。なお、アングル8の取付けにあたり打ち
抜かれた突起部8dをあらかじめ外方に引き出しておく。
突起部8dにラス網4、溶接金網5を係止して、これらを
防水層1表面に架設する一方、モルタルを塗込んで所定
厚のモルタル層2を形成する。
次いで分離部8c表面と外周壁3との間にシール材11を
充填する。このように、シール材10とシール材11との間
には分離部8cがあるため、各シール材が混じることがな
いので、シール材10には接着性の強いもの、シール材11
には耐侯性を重視したもの等のように、各シール材の性
能を有効に活かすことができる。
[考案の効果] この考案は以上述べた構成作用により、空間的な制約
が少なく低コストで施工し易く、しかも堅牢丈夫なモル
タル層を防水層の立上り部に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る防水層のモルタルによる保護
構造の1実施例を示す縦断面図、第2図はアングルの1
実施例を示す斜視図、第3図は、連結部材の斜視図、第
4図は従来技術を示す縦断面図、第5図は係止具、第6
図はラス網、第7図は溶接金網をそれぞれ示す斜視図で
ある。 図において、 1……防水層 2……モルタル層 3……外周壁 4……ラス網 5……溶接金網 8……アングル 8a……垂直部傾斜部 8b……覆部垂直部 8b1……傾斜部 8b2……垂下部 8c……分離部 8d……突起部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋上、バルコニー等における周壁内側の防
    水層表面にモルタルを塗り込んで形成される防水層の保
    護構造において、 前記防水層の表面上部にアングルを固設し、このアング
    ルを防水層の上縁部に接合する垂直部と、これの上端か
    ら斜め下方に突出してモルタル層の上端面および外側面
    上部を覆う覆部と、同じく垂直部の上端から前記覆部と
    対向する斜め上方に突出して防水層の上端面をシール材
    を介して覆う分離部と、 で構成するとともに、前記垂直部に設けた突起部にラス
    網、溶接金網を係止してこれらを防水層表面に架設して
    モルタルを所定厚さに塗り込むようにしてなる防水層の
    モルタルによる保護構造。
  2. 【請求項2】金属材で横方向長手状に形成される前記ア
    ングルは分離部、覆部、垂直部および突起部をそれぞれ
    一体に形成したことを特徴とする請求項1記載の防水層
    のモルタルによる保護構造。
JP7941989U 1989-07-05 1989-07-05 防水層のモルタルによる保護構造 Expired - Lifetime JPH0810115Y2 (ja)

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JP7941989U JPH0810115Y2 (ja) 1989-07-05 1989-07-05 防水層のモルタルによる保護構造

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Publication Number Publication Date
JPH0318316U JPH0318316U (ja) 1991-02-22
JPH0810115Y2 true JPH0810115Y2 (ja) 1996-03-27

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