JP2572587Y2 - 床 材 - Google Patents

床 材

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JP2572587Y2
JP2572587Y2 JP1992002165U JP216592U JP2572587Y2 JP 2572587 Y2 JP2572587 Y2 JP 2572587Y2 JP 1992002165 U JP1992002165 U JP 1992002165U JP 216592 U JP216592 U JP 216592U JP 2572587 Y2 JP2572587 Y2 JP 2572587Y2
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JP
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floor panel
floor
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gutter
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JP1992002165U
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良太 喜多河
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、バルコニーやテラス等
の床を形成するのに用いられる床材に関する。
【0002】
【従来の技術】バルコニーやテラス等の床は、一般に根
太等の基礎を組み立てたのち、根太の上に予め工場で生
産された既成の床材を敷設することによって形成されて
いるが、広い面積の床を必要とする場合、その床に対応
する面積の大きな床材を用いるのでは、運搬や敷設作業
に多くの人員が必要で大変である。
【0003】そこで、大きな床材の場合には、図6に示
すように、床材を複数の床パネル101に分割してお
き、現場で各床パネル101の端部に設けた接合壁10
2をシール材103を介して接合し、ボルト104とナ
ット105との締めつけて接合部から水が漏れないよう
に接合するようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このような床
材の構造では、床パネル101と床パネル101とを接
合する場合、治具等を用いてボルトおよびナットを締め
込んだりする作業を行わなければならず、作業性が悪い
とともに、不慣れな作業者などが作業してボルト104
とナット105の締めつけ状態が悪かったりすると、充
分にシールできず接合部から階下へ漏水する虞がある。
しかも、気温の変化等による床パネル101の膨張収縮
などでボルト104が緩んだりすることもあり、シール
が恒久的ではない。
【0005】また、幅方向の寸法の微調整等を行うこと
ができないため、現場での根太等の基礎の施工精度が悪
いと、床材の幅と根太との幅があわず、床の見栄えが悪
くなることがある。本考案は、このような事情に鑑み
て、接合にボルト・ナットの締めつけ作業や工具が不要
で、床パネルの接合の際にも床パネルを立て起こす必要
がなく組立作業性が向上するとともに、床材全体の幅方
向の寸法調整も簡単に行うことができる床材を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案にかかる床材は、
このような目的を達成するために、複数の床パネルが接
合して形成されている床材であって、隣合う床パネルの
うち一方の床パネルは、所定幅の底を挟んで第1壁と第
2壁が対面して設けられるとともに両端部を閉鎖壁によ
って閉鎖された樋が、床面を構成する床パネル本体の端
縁から前記第1壁が垂下するように設けられており、他
方の床パネルは、床面を構成する床パネル本体の端縁か
ら垂下する垂下壁を備えるとともに前記底の幅より幅の
狭い係止部が設けられていて、両床パネルが一方の床パ
ネルの前記樋内に他方の床パネルの前記係止部を上方か
ら臨ませることで接合されている構成とした。
【0007】上記構成において、床パネルの材質として
は、特に限定されず、たとえば、FRP,硬質塩化ビニ
ル,ABS等の合成樹脂系材料や石綿セメント等の無機
質硬化物などを挙げることができる。また、接合時に底
および閉鎖壁に沿う折曲部および側壁を垂下壁の下端縁
および側端縁から延出させておき、底と折曲部との間お
よび閉鎖壁と側壁との間にシール材を充填し、床面構成
部から樋に流れ込んだ雨水等が垂下壁と第2壁との間の
隙間に回り込まないようにしておくことが好ましい。
【0008】さらに、接合によって床パネル本体と床パ
ネル本体との間に形成される隙間は、枯れ葉止め等によ
って蓋しておくことが好ましい。また、枯れ葉止め等の
蓋は、床パネルと同色・同パターンの模様のものにする
ことが好ましく、材質は、アルミニウム等が好ましい。
【0009】
【作用】上記構成によれば、まず、一方の床パネルを根
太等の上に載置する。つぎに、他方の床パネルを係止部
が一方の床パネルの樋内に臨むように根太等の上に載置
する。そして、少なくとも一方の床パネルを根太等に沿
って水平方向に移動させて床パネルの位置決めを行う。
すなわち、樋の底の幅が樋内に臨む係止部より大きいた
め、幅の差分だけ床パネル間の接合部における重なり幅
を調整することができ、床材の幅の微調整を行うことが
できる。
【0010】また、樋の底の所望位置に孔を設け、この
孔に縦樋を連結させておく。このようにすることで、床
材表面に降った雨は、垂下壁あるいは立上壁を伝って樋
内に流れ込むが、樋内に流れ込んだ雨水はこの縦樋を通
って排出されて、樋に溜まったり、樋から溢れでたりす
ることがなくなる。
【0011】
【実施例】以下に、本考案を、その実施例をあらわす図
面を参照しつつ詳しく説明する。図1は本考案にかかる
床材を斜め上から見てあらわしている。図にみるよう
に、この床材1は、3つの床パネル2,3,4から構成
されている。
【0012】第1の床パネル2は、床面を構成する床パ
ネル本体5の第2の床パネル3側を除く周囲に囲壁6が
形成されていて、第2の床パネル3側の床パネル本体5
端縁に沿って樋(排水溝)7を備えている。第2の床パ
ネル3は、床パネル本体5の第1の床パネル2側および
第3の床パネル4側を除く周囲に囲壁6が形成されてい
て、第1の床パネル1側の床パネル本体5端縁に沿って
係止部8を、第3の床パネル4側の床パネル本体5端縁
に沿って樋7をそれぞれ備えている。
【0013】第3の床パネル4は、床パネル本体5の第
2の床パネル3側を除く周囲に囲壁6が形成されてい
て、第2の床パネル3側の床パネル本体5端縁に沿って
係止部8を備えている。そして、第1の床パネル2の樋
7内に第2の床パネル3の係止部8が、第2の床パネル
3の樋7内に第3の床パネルの係止部8がそれぞれ嵌挿
された状態で各床パネル2,3,4が接合されている。
【0014】樋7は、図2にみるように、底71を挟ん
で第1壁72および第2壁73が対面するように設けら
れ、第1壁72が床パネル2(3)の床パネル本体5の
端縁から垂下されるように設けられていて、図3にみる
ように両側部が床パネル本体5から外側へはみ出てい
る。また、はみ出た部分では、第1壁72および第2壁
73が囲壁6と同じ高さまで立ち上がり、囲壁6と一体
化されている。そして、両端部が閉鎖壁74で閉鎖され
ている。さらに、パッキン75が一方の閉鎖壁74から
底71を通って他方の閉鎖壁74まで壁面に沿って固着
されている。
【0015】係止部8は、図2にみるように床パネル本
体5の端縁から垂下する垂下壁81と、この垂下壁81
の下端から折れ曲って延出する前記底71より幅の狭い
折曲部82とを備えている。垂下壁81および折曲部8
2は、図3にみるように床パネル本体5より外側へはみ
出ていて、はみ出た部分で、垂下壁81が囲壁6と同じ
高さまで立ち上がっていて囲壁6と一体化されている。
また、このはみ出し部において垂下壁81の側端縁から
前記閉鎖壁74に沿うように側壁83が延出していると
ともに、折曲部82を挟んで垂下壁81に対面するよう
に立上壁84が設けられている。
【0016】そして、樋7内に係止部8が嵌挿されるこ
とによって、側壁83および折曲部82の外壁面がパッ
キン75に密着している。なお、図1〜3中、91は縦
樋、18は側溝、92(図1では第2床パネル3と第3
床パネル4の接合部側にしか図示していないが、第1床
パネル2と第2床パネルの接合部にも設けてある)は枯
れ葉止め、99は根太であって、縦樋91は、床パネル
本体5よりはみ出た部分の樋7の底71に孔(図示せ
ず)を穿設し、この孔に臨むように底裏面に接続されて
いる。
【0017】この実施例の床材1は、上記のようになっ
ており、まず、図2にみるように、根太94の所望位置
に第1の床パネル2を載置しビス等公知の方法で固定す
る。つぎに、図4にみるように係止部8が第1の床パネ
ル2の樋7内に臨むように第2の床パネル3を第1の床
パネル2の上方に配置し、係止部8を図5のように樋7
内に嵌挿するとともに、根太99上に載置する。そし
て、根太99に沿って第1の床パネル2方向に前後させ
て位置決めしたのち、根太99に固定する。すなわち、
図2にみるように、係止部8の幅が底71の幅より小さ
いため、その差分だけ第2の床パネル3を前後方向に自
由に動かすことができる。なお、樋7に係止部8を嵌挿
することによってパッキン75が折曲部82および側壁
83に水密に密着する。
【0018】床パネル本体5よりはみ出た部分の樋7の
底71に所望の孔(図示せず)を設け、この孔に縦樋9
1を接続する。そして、第3の床パネル4を同様にして
第2の床パネル3と接合し縦樋91を接続すると、根太
99の上に床となる床材1を床パネル2,3,4を立て
起こしたり、ボルト,ナットの締め込み作業を行わなく
ても設置することができる。床材1を根太99上に載置
して床を形成することができる。
【0019】しかも、床材1の上に降った雨水等は、床
パネル本体5から第1壁72或いは垂下壁81を伝って
樋7内に流れ込み、縦樋91を通って下水へ排出される
ため、接合部から階下に雨水等が漏れたりすることがな
い。さらに、本実施例では、パッキン75によって樋7
に流れ込んだ雨水等が垂下壁81と第2壁73との隙間
19へ回り込まないようになっているので、大雨でも第
2壁73の上端縁から溢れたりすることがなくなり止水
性よく接合できるようになっている。また、樋7が床パ
ネル本体5から側方へはみ出るように設けてあるので、
たとえば、床パネル本体5が根太等で下側から完全に受
けられたり、床パネル本体5の下側に建物があっても、
このはみ出た部分が根太等や建物の外側にはみ出る。し
たがって、このはみ出た部分の底71に縦樋91を接続
することで、床パネル本体5の下側に根太等や建物があ
っても縦樋91を簡単に接続することができる。
【0020】なお、各床パネル2,3,4の根太99へ
の固定は、3つの床パネル2,3,4を全て接合したの
ち行うようにしても構わない。本考案にかかる床材は、
上記の実施例に限定されない。たとえば、床パネルは、
2つでも構わないし、4つ以上でも構わない。また、上
記の実施例では、他の床パネル2,4で挟まれる第2の
床パネル3に樋7と係止部8をそれぞれ1つずつ設けて
いたが、両側に樋7或いは係止部8を設けるようにして
も構わない。
【0021】さらに、上記の実施例では、パッキン75
を予め樋7の内壁面に沿って設けていたが、パッキン7
5の代わりに防水テープなどを用いるようにしても構わ
ない。また、上記実施例では、樋7が床パネル本体5の
側方へはみ出ていたが、はみ出さなくても構わないし、
下側に根太や建物等の障害物がなければ、縦樋91を樋
7の所望の位置に接続することもできる。
【0022】
【考案の効果】本考案にかかる床材は、以上のように構
成されているので、接合の際にボルトやナットを締めつ
けると言う面倒な作業や床パネルを立て起こすと言うこ
ともなく、上方から樋に係止部を嵌挿係止させるだけで
接合でき、接合作業性が向上する。
【0023】また、樋の底に縦樋を接続することによっ
て接合部から排水するようにしたので、接合部か水漏れ
したりすることがなくなる。しかも、床材の幅調整もで
きるので、根太の施工精度が悪くても、床材と根太の幅
を正確に合わせることができ、床の仕上がりも綺麗にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる床材の1実施例を組み立てた状
態をあらわす斜視図である。
【図2】その接合部の断面図である。
【図3】その接合部のはみ出し部を上方から見た平面図
である。
【図4】樋と係止部とを接合する前の状態をあらわす斜
視図である。
【図5】樋と係止部とを接合した後の状態をあらわす斜
視図である。
【図6】従来の床材の接合部をあらわす断面図である。
【符号の説明】
1 床材 2 床パネル 3 床パネル 4 床パネル 5 床パネル本体 7 樋 8 係止部 71 底 72 第1壁 73 第2壁 81 垂下壁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の床パネルが接合して形成されている
    床材であって、隣合う床パネルのうち一方の床パネル
    は、所定幅の底を挟んで第1壁と第2壁が対面して設け
    られるとともに両端部を閉鎖壁によって閉鎖された樋
    が、床面を構成する床パネル本体の端縁から前記第1壁
    が垂下するように設けられており、他方の床パネルは、
    床面を構成する床パネル本体の端縁から垂下する垂下壁
    を備えるとともに前記底の幅より幅の狭い係止部が設け
    られていて、両床パネルが一方の床パネルの前記樋内に
    他方の床パネルの前記係止部を上方から臨ませることで
    接合されていることを特徴とする床材。
JP1992002165U 1992-01-24 1992-01-24 床 材 Expired - Lifetime JP2572587Y2 (ja)

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JP2583965Y2 (ja) * 1992-08-18 1998-10-27 タキロン株式会社 防水床パネル
JP4391951B2 (ja) * 2005-01-13 2009-12-24 タキロン株式会社 防水構造体
KR101633604B1 (ko) * 2015-09-08 2016-06-27 유지씨 주식회사 건물 천장 보수용 클린 수단 및 그 클린 수단을 이용한 천장의 보수 방법

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