JP2570176Y2 - 床パネル - Google Patents

床パネル

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JP2570176Y2
JP2570176Y2 JP370692U JP370692U JP2570176Y2 JP 2570176 Y2 JP2570176 Y2 JP 2570176Y2 JP 370692 U JP370692 U JP 370692U JP 370692 U JP370692 U JP 370692U JP 2570176 Y2 JP2570176 Y2 JP 2570176Y2
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JP
Japan
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floor
floor panel
panel
rising wall
rising
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JP370692U
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JPH0562629U (ja
Inventor
良太 喜多河
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、バルコニーやテラス等
の床を形成するのに用いる床パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バルコニーやテラス等の床は、根
太等の基礎の上に床パネルを敷設することによって形成
されているが、大きな面積の床を形成する場合、大きな
1枚ものの床パネルでは、重量があり施工性が非常に悪
いので、図6または図7にみるように小さな床パネルを
組み合わせて床を構成するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記図6およ
び図7の床の構造では、つぎのような問題があった。す
なわち、図6の床の構造は、床パネル本体101の周囲
を立上壁102で囲繞した小さな床パネル103を並設
したのち、床パネル103と床パネル103との間にカ
バー材104を掛け渡して隙間105から階下に雨水等
が漏れないようになっているのであるが、カバー材10
4を掛け渡した部分が床面より高くなっているため、こ
の部分が歩行の障害になったりすると言う問題がある。
【0004】一方、図7の床の構造は、床パネル本体2
01がその連結部202側を除いて立上壁203で囲ま
れた床パネル204を、図8にみるように、連結部20
2側に設けられた接合壁205をパッキン206を介し
て密着させ、ボルト207およびナット208で固定す
ることによって各床パネル204を連結するようになっ
ており、連結部202が平らで床面に障害物がない。
【0005】しかし、床パネル同士を連結するには、床
パネル204を立て起こしてボルト207およびナット
208を螺合させなければならないので、組立作業性が
非常に悪い。しかも、不慣れな作業者などが作業してボ
ルト207とナット208の締め込みが悪かったりする
と、連結部202から水漏れの恐れがある。また、充分
に締め込んでいたとしても気温の変化による床パネル2
04の膨張収縮によってボルト207が緩んできて、シ
ール性が悪くなることもある。
【0006】さらに、この構造では、床の幅方向の長さ
の微妙な調整ができないと言う問題もある。本考案は、
このような事情に鑑みて、連結時の組立作業性がよく、
しかも、連結部に障害となる凸部がなく、連結部からの
水漏れの心配がない床を形成することができる床パネル
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案にかかる床パネル
は、このような目的を達成するために、床面を構成する
矩形の床部と、この床部の両側に連続して設けられ、床
部より少し低くなっている段部とを備え、この段部に床
部の端縁と平行に排水溝となる凹部が形成されている床
パネル本体が、前記段部を設けていない側の床部端縁に
平行な立上壁で両側から囲まれている構成とした。
【0008】上記構成において、床パネルの材質として
は、特に限定されないが、たとえば、硬質塩化ビニル、
ABS樹脂、FRP、セメント材料などの無機硬化材料
などが挙げられる。また、立上壁に沿って横溝を両側の
溝と連通するように設けるようにすることが好ましい。
【0009】
【作用】上記構成によれば、まず、床パネルに加えて、
底部の厚みが床部と段部との高低差と略同じで、底部の
両側に立上壁が立設していて、その立上壁間の幅が床パ
ネルの立上壁の内壁面間と略同じに形成された所望長さ
の連結部材、および、底部の厚みが床部と段部との高低
差と略同じで、底部を3方から囲むように立上壁が立設
していて、立上壁が対面している側の幅が床パネルの立
上壁内壁面間と略同じに形成された端部材を用意する。
【0010】そして、各床パネルを根太の上に配置した
のち、連結部材を、その底部で、床パネルとの接合部の
隙間を上方から覆うように被せる。この時、底部の両端
部は、凹部を塞ぐように段部に受けられ、底部表面と床
部表面とが略面一となり、連結部材の底部と床パネルの
床部とによってフラットな床面が形成される。また、連
結部材の立上壁は、床パネルの立上壁内壁面に密着す
る。
【0011】一方、隣に床パネルが設けられない側の床
パネル端部は、端部材を、その端部材の底部が、凹部を
塞ぐとともに、床パネルの段部で受けられるようにして
装着する。なお、この時、底部表面と床部表面とが略面
一となり、端部材の底部と床パネルの床部とによってフ
ラットな床面が形成される。また、端部材の対面する立
上壁は、床パネルの立上壁内壁面に密着する。
【0012】そして、凹部の底に縦樋を連結して床が形
成される。このようにして形成された床は、床パネル、
連結部材、端部材のそれぞれの立上壁によって周囲が囲
まれるとともに、床面がフラットになる。また、床パネ
ルの立上壁に沿って横溝を設けてある場合は、床面に降
った雨水等は、横溝から凹部に流れ込んで縦樋から排出
され、連結部から階下に雨水等が漏れることがない。
【0013】一方、横溝が設けられていない場合は、連
結部材および端部材の凹部を臨む位置にスリットや小孔
を設けておけば、床面に降った雨水等は、このスリット
や小孔から凹部に流れ込んで縦樋から排出され、連結部
から階下に雨水等が漏れることがない。
【0014】
【実施例】以下に、本考案を、その実施例をあらわす図
面を参照しつつ詳しく説明する。図1は本考案にかかる
床パネルの1実施例を斜め上から見てあらわし、図2は
平面で見てあらわしている。図にみるように、この床パ
ネル1は、床パネル本体2を両側から囲むように立上壁
3,3が設けられている。
【0015】床パネル本体2は、中央に床面を構成する
矩形の床部21が設けられていて、床部21を挟んで床
部21より少し低くなった段部22,22が形成されて
いる。段部22,22には、床部21の端縁に平行に排
水溝となる凹部23が形成されている。
【0016】また、床部21の一方の立上壁3側に沿っ
て横溝24が形成されている。横溝24は、両凹部23
と連通している。なお、図1中、25は縦樋を連結する
排水孔、4は床パネル本体2を裏面から受ける補強材で
ある。補強材4は、合板等で形成されている。この床パ
ネル1は、上記のようになっており、図3にみるよう
に、各床パネル1を根太5上の所望位置に固定するとと
もに、縦樋6を凹部23の底に設けた排水孔25に連結
する。そして、床パネル1の床の端を構成する部分に端
部材7を、床パネル1と床パネル1との連結部分に連結
部材8をそれぞれ装着することで床面91がフラットで
連結部から階下へ水漏れなどのない床9を完成すること
ができるようになっている。
【0017】すなわち、端部材7は、図3および図4に
みるように、床部21と段部22との高低差と略同じ厚
みの底部71の3方を囲むように断面コ字形の立上壁7
2が形成されているとともに、底部71の裏面から平行
に脚部73,73が垂設されている。そして、この端部
材7を、脚部73,73を凹部23内に挿入しつつ、底
部71を段部22に受けられるように装着することで、
立上壁72の対面する部分の外壁面が床パネル1の立上
壁3内壁面とが密着し、床パネル1の内側に嵌合一体化
される。しかも、底部71の表面と床部21の表面とが
面一となって底部71と床部21とによってフラットな
床面が形成されるとともに、脚部73の先端が凹部23
の底面に当接して底部71に人等の重量物が載っても底
部71が撓んだりしないようになっている。
【0018】一方、連結部材8は、図3および図5にみ
るように、床部21と段部22との高低差と略同じ厚み
の底部81の両側に立上壁82,82が形成されている
とともに、底部81の裏面から平行に脚部83,83が
垂設されている。そして、この連結部材8を、脚部8
3,83を隣合う床パネル1,1の凹部23内にそれぞ
れ挿入しつつ、底部81の両端部を隣合う床パネル1,
1の段部22に受けられるように装着することで、重な
り合う部分で立上壁82,82の外壁面が床パネル1の
立上壁21の内壁面とそれぞれ密着し、床パネル1,1
に跨がって嵌合一体化される。しかも、底部81の表面
と各床パネル1の床部21とが面一になり、底部81と
床部21とによってフラットな床面が形成されるととも
に、脚部83の先端が凹部23の底面に当接して底部8
1に人等の重量物が載っても底部81が撓んだりしない
ようになっている。
【0019】したがって、この床パネル1は、端部材7
および連結部材8と組み合わせることで、周囲を壁で囲
まれたフラットな床面を有する床を根太5上に敷設する
ことができるとともに、床部21,底部71,81に降
った雨水は、横溝24から凹部23に流れ込み、縦樋6
から排水されるので、床パネル1,1の連結部或いは床
パネルの端部から階下へ水漏れなどすることがない。
【0020】なお、端部材7および連結部材8と床バネ
ル1との接合面は、両面テープなどを用いて水密にシー
ルしておくことが好ましい。本考案にかかる床パネル
は、上記の実施例に限定されない。たとえば、上記の実
施例では、端部材7および連結部材8の底部71(8
1)に脚部73(83)を設けていたが、端部材7およ
び連結部材8を強度のある材質で形成した場合、脚部7
3(83)は無くても構わない。
【0021】
【考案の効果】本考案にかかる床パネルは、以上のよう
に構成されているので、端部材および連結部材と組み合
わせることによってフラットな床面を持ち使い勝手のよ
い床を提供することができる。しかも、現場での組立に
工具等を用いる必要がないとともに、床パネル同士の連
結作業も立て起こしたりする必要もなく、施工が非常に
簡単でだれにでも連結部から水漏れのないようにするこ
とができる。
【0022】また、隣合う床パネルを取り除かなくても
1つの床パネルのみを交換することができる。さらに、
床パネルが左右対称で、1つの形式の床パネルを用いて
いろいろな大きさの床を形成することができ経済的であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる床パネルの1実施例をあらわす
斜視図である。
【図2】その平面図である。
【図3】その施工した状態の1例をあらわす断面図であ
る。
【図4】その端部材の取付け方法を説明する斜視図であ
る。
【図5】その連結部材の取付け方法を説明する斜視図で
ある。
【図6】従来の床パネルの連結構造の1例をあらわす斜
視図である。
【図7】従来の床パネルの連結構造の別の1例をあらわ
す斜視図である。
【図8】図7の床パネルの連接部の固定構造をあらわす
断面図である。
【符号の説明】
1 床パネル 2 床パネル本体 3 立上壁 21 床部 22 段部 23 凹部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床面を構成する矩形の床部と、この床部の
    両側に連続して設けられ、床部より少し低くなっている
    段部とを備え、この段部に床部の端縁と平行に排水溝と
    なる凹部が形成されている床パネル本体が、前記段部を
    設けていない側の床部端縁に平行な立上壁で両側から囲
    まれていることを特徴とする床パネル。
JP370692U 1992-02-04 1992-02-04 床パネル Expired - Lifetime JP2570176Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP370692U JP2570176Y2 (ja) 1992-02-04 1992-02-04 床パネル

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Publication Number Publication Date
JPH0562629U JPH0562629U (ja) 1993-08-20
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