JPH049377Y2 - - Google Patents

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JPH049377Y2
JPH049377Y2 JP1985007180U JP718085U JPH049377Y2 JP H049377 Y2 JPH049377 Y2 JP H049377Y2 JP 1985007180 U JP1985007180 U JP 1985007180U JP 718085 U JP718085 U JP 718085U JP H049377 Y2 JPH049377 Y2 JP H049377Y2
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は瓦葺屋根と外壁パネルとの境界部分
における壁際水切構造に関するものである。
(従来の技術) 従来、波型瓦葺き屋根の壁ぎわ部の納まり構造
として、実開昭57−93514号公報記載の考案が知
られている。
この納まり構造は、波型瓦葺き屋根の壁ぎわ部
に敷設せる波型瓦の凹部にグラウト材を充填固着
せしめると共に該グラウト材と壁面を被装するよ
うに折曲自在の雨押え板を固着して成るものであ
る。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、この従来の場合、波型瓦の凹部に充
填固着するグラウト材は、現場にてセメント、
砂、水などの各材料を発泡混練して用いるのであ
る。
したがつて、現場作業を必要とし、この作業は
手や衣服が汚れ、わずらわしいものであつた。
また、雨押え板でグラウト材を被装しているも
のの、壁パネルとこの雨押え板との納まりが十分
でなく、この部分の雨仕舞に問題があつた。
雨押え板の下片に波型瓦の波型形状に沿つた波
部を必要とするが、この形状加工はとても困難な
ものであつた。
さらに、雨押え板が露出し、この部分の外観が
とてもわるかつた。
本考案壁際水切構造はこのような問題点を鑑み
て創作されたものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案の壁際水切構造は、瓦葺屋根と外壁パネ
ルの桁行き側の境界部分における水切構造であ
り、瓦葺屋根の上端に位置する瓦の上縁部上面
に、底面が瓦の桁行方向の上面に対応して波型と
なされた断面矩形状の発泡弾性材料で形成した面
戸材が載置され、先端部が直角に下方へ折曲げら
れて係止片が形成されるとともに後端部が上方へ
折曲げられて取付片が形成された断面がほぼ鉤形
の押え鉄板でこの面戸板が瓦上に押圧固定される
が、押え鉄板の取付片は壁側に設けた立上げ下地
に取付ビスで固定され、押え鉄板の係止片で面戸
材の前側面が係止されたもので、階段状の断面形
状を有する水切部材の後端部が前記した壁側の立
上げ下地に固定され、この水切部材の先端部で前
記した面戸材の上部と押え鉄板とが覆い隠され、
しかも、この水切部材の後端固定部を被覆する断
面がほぼ鉤形の化粧敷板が外壁パネルの下端部に
取付られているものである。
(作用) あらかじめ製作されている面戸材が乾式施工さ
れ、工事の作業性の向上を図る。
面戸材の上部と押え鉄板が水切部材で覆い隠さ
れ、この水切部材の後端固定部も化粧敷板で被覆
されているから、外観のよい壁際水切構造とな
る。
(実施例) 以下、本考案に係る壁際水切構造の実施例を図
面に基いて説明する。
水切構造1は1階部分の瓦葺屋根2と、2階部
分の外壁パネル3との境界部分の構造である。こ
の境界部分は桁行き側のものである。
瓦葺屋根2は、野地坂4の上に流れ桟5を介し
て瓦桟6が設けられ、これに瓦7が掛止して葺か
れてなる。また、外壁パネル3は薄型材8を枠組
みしてなる軸組9に張設されている。なお、10
は立上げ下地、11は立上げ下地10から野地坂
4にかけて張設された水切シートである。
水切構造1は主要部として面戸材12と水切部
材13と化粧敷板21とを備えている。
面戸材12は耐候性に優れて、劣化が少ない弾
性材料からなり、例えば高発泡のエプトシーラー
(EPTゴム)で形成されている。面戸材12はあ
らかじめ工場で断面矩形状に形成されるととも
に、第2図に示すように、底面12aが瓦葺屋根
2の上縁部2aつまり瓦尻における桁行方向の上
面14の形状に対応して、波形状となされてい
る。面戸材12の上面12bは押え鉄板15で固
定される。面戸材12はあらかじめ工場で製作さ
れている。
押え鉄板15は、面戸材12を瓦葺屋根2の上
端に位置する瓦の上縁部2a上面に押し付けて固
定するためのもので、鉄板を第2図に示すよう
に、断面がほぼ鉤形に折曲形成してなるととも
に、面戸材12に対応する長さを有している。す
なわち、押え鉄板15の先端部は下方へ向けて直
角に折曲され、この折曲部が係止片15aとなさ
れている。後端部は上方へ向けて所定の角度で折
曲され、この折曲部が取付け片15bとなされて
いる。符号15cは面戸材12の上面12bを押
える押え片である。
この所定の角度とは第1図に示すように、瓦葺
屋根2の上面14と立上げ下地10とのなす角度
θに対応するものである。押え鉄板15の係止片
15aに面戸材12の前側面12cが係止され、
押え片15cで面戸材12の上面12bを押圧固
定する。
押え鉄板15の押圧で面戸材12の底面12a
が瓦葺屋根2の上面14に沿つて密着される。押
え鉄板15の後端部に形成した取付け片15bが
立上げ下地10に取付ビス16により取付け固定
される。なお、立上げ下地10には、押え鉄板1
5の取付位置を規定するための位置決め材18が
取付けられている。
水切部材13は第1図に示すような階段状の断
面形状を有するアルミニウム押出型材であつて、
上面13aが段付きの下向き傾斜状とされて、水
切作用が円滑に行われるようにされているととも
に、押え鉄板15に対応した長さとされている。
水切部材13の先端部13bは面戸材12よりも
やや前方に突出するとともに、下方へ向けて垂下
されて面戸材12の上部と押え鉄板15とを覆い
隠している。一方、後端部13cは上方へ向けて
立上げられ、これが立上げ下地10に取付ビス1
9により取付け固定されている。
なお、20は水切部材13の後端部13cに連
続するように設けられた壁際水切であり、上端部
20aが外壁パネル3と軸組9の間に挟持される
とともに、下端部20bが上記後端部13cと立
上げ下地10の間に挾持されている。
また、外壁パネル3の下端縁3aには、断面が
ほぼ鉤形の化粧敷板21が設けられており、化粧
敷板21は上端部21aが外壁パネル3と軸組9
の間に挾持されて取付けられている。化粧敷板2
1は、前面21bが外壁パネル3の前面3bと略
面一にされるとともに、下端縁21cが水切部材
13の後端部13cの上端縁22よりも下方へ伸
びて、上端縁22を被覆するように内側へ折曲形
成されている。
しかして、瓦葺屋根2の上端に位置する瓦の上
端部(瓦尻)2aの上面は面戸材12により密封
されて、水密性が確保されるとともに、面戸材1
2の上側に水切部材13が被覆状に設けられ、水
切部材13の上端縁22に外壁パネル3の下端縁
3aが化粧敷板21を介して係合されている。
(考案の効果) 本考案によれば、あらかじめ工場で製作された
面戸材を用いるため、現場で材料を混練したりす
る汚い危険な作業は不要で、熟練を要することな
く簡単かつ迅速に工事が行え、工事費を低く抑え
ることができる。
面戸材の上部と押え鉄板が水切部材で覆い隠さ
れ、この水切部材の後端固定部も化粧敷板で被覆
されているから、外観のよい壁際水切構造をつく
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の壁際水切構造を示す縦断面
図、第2図は同構造の主要部である面戸材と押え
鉄板を示す斜視図、第3図は本考案の水切構造を
備えた建物の壁際を示す斜視図である。 1……水切構造、2……瓦葺屋根、2a……上
縁部(瓦葺屋根)、3……外壁パネル、10……
立上げ下地、12……面戸材、13……水切部
材、15……押え鉄板、15a……係止片、15
b……取付片、21……化粧敷板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 瓦葺屋根と外壁パネルの桁行き側の境界部分に
    おける水切構造であり、瓦葺屋根の上端に位置す
    る瓦の上縁部上面に、底面が瓦の桁行方向の上面
    に対応して波形となされた断面矩形状の発泡弾性
    材料で形成した面戸材が載置され、先端部が直角
    に下方へ折曲げられて係止片が形成されるととも
    に後端部が上方へ折曲げられて取付片が形成され
    た断面がほぼ鉤形の押え鉄板でこの面戸板が瓦上
    に押圧固定されるが、押え鉄板の取付片は壁側に
    設けた立上げ下地に取付ビスで固定され、押え鉄
    板の係止片で面戸材の前側面が係止されたもの
    で、階段状の断面形状を有する水切部材の後端部
    が前記した壁側の立上げ下地に固定され、この水
    切部材の先端部で前記した面戸材の上部と押え鉄
    板とが覆い隠され、しかも、この水切部材の後端
    固定部を被覆する断面がほぼ鉤形の化粧敷板が外
    壁パネルの下端部に取付けられたことを特徴とす
    る壁際水切構造。
JP1985007180U 1985-01-21 1985-01-21 Expired JPH049377Y2 (ja)

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