JP2594586Y2 - 幕板の取り付け構造 - Google Patents

幕板の取り付け構造

Info

Publication number
JP2594586Y2
JP2594586Y2 JP1992068465U JP6846592U JP2594586Y2 JP 2594586 Y2 JP2594586 Y2 JP 2594586Y2 JP 1992068465 U JP1992068465 U JP 1992068465U JP 6846592 U JP6846592 U JP 6846592U JP 2594586 Y2 JP2594586 Y2 JP 2594586Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
curtain plate
wall panel
base
outdoor
semi
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1992068465U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0625437U (ja
Inventor
五郎 鴨田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP1992068465U priority Critical patent/JP2594586Y2/ja
Publication of JPH0625437U publication Critical patent/JPH0625437U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2594586Y2 publication Critical patent/JP2594586Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、住宅の半土台又は胴差
しの室外側表面に取り付けられる幕板の取り付け構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の幕板の取り付け構造を示
す図である。
【0003】パネル工法における住宅では、基礎200
の上に台輪210を介して床パネル300が敷き込ま
れ、床パネル300端面に半土台500が取り付けられ
た後、床パネル300の周縁部上に芯合わせした状態で
壁パネル400が立設される。
【0004】このとき、半土台500の厚さは、半土台
500の室外側表面(図の左側)が壁パネル400の室
外側表面と面一になるようなものに設定されている。
【0005】そして、この半土台500の室外側表面に
平板状の幕板100が釘打ち等により取り付け固定され
る。なお、符号600は壁パネル400に取り付けられ
た外装材である。
【0006】最後に、幕板100の周囲をパテ800等
でシーリング処理して、雨水等の防水を図っていた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかし、現場で行われ
るシーリング作業には、作業上、シーリングミスが生じ
ることが多く、矢印で示すように雨水等がパテ800の
隙間を通って、壁パネル400と半土台500方向に向
かう場合がある。
【0008】このような場合に、前述した従来の幕板の
取り付け構造では、壁パネル400の室外側面と半土台
500の室外側面とが面一になっているので、幕板10
0と半土台500間の隙間700、壁パネル400と半
土台500間の隙間710の2つの隙間があり、雨水等
が侵入する経路が2つあることになる。
【0009】このような構造では雨水等の壁パネル40
0や半土台500への侵入確率が非常に高く、短期間で
雨水の侵入による木質系建材の腐れが生じ易いという問
題がある。
【0010】本考案は、前記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、木質系建材に至る雨水等の侵
入経路が構造上1箇所になるようにして、防水処理の完
全化を図った幕板の取り付け構造を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本考案の幕板の取り付け構造は、基礎又は階下壁パ
ネルの上に半土台又は胴差しを介して壁パネルを立設
し、前記半土台又は胴差しの室外側表面に幕板を取り付
ける幕板の取り付け構造において、前記半土台又は胴差
しの室外側表面が前記壁パネルの室外側表面よりも室内
側に位置するように前記半土台又は胴差しの厚さを設定
することにより、前記壁パネルと基礎又は階下壁パネル
との間に室内側に奥まった凹部を形成し、前記幕板の室
内側端部の上面に、前記凹部に納まる大きさをなして室
内側を室外側より高くする段部を形成し、前記壁パネル
の室外側表面に外装材を取り付け、前記幕板の室内側端
部を前記凹部に嵌め込んで、前記段部の上面を前記壁パ
ネルの下面に対面させた状態で前記幕板が前記外装材の
下面と対面するように、前記幕板を前記半土台又は胴差
しの室外側表面に取り付け、前記幕板と前記外装材の下
面との間の隙間を防水用のシールで塞ぐことを特徴とす
る。
【0012】
【作用】前記構成の本考案においては、室外側段面が凹
部内に位置し、かつ幕板の段部が幕板上面の室内側縁部
から壁パネル側に突出して当接しているので、雨水等が
シールを通過した場合でも、幕板上面を伝わる雨水等の
大部分は段部で侵入が阻止される。
【0013】また、壁パネルや半土台又は胴差し方向へ
の雨水の侵入経路は段部と壁パネルとの当接部分の隙間
だけなので、これら木質系建材への雨水等の侵入確率は
非常に低くなり、壁パネルや半土台又は胴差しの耐久性
が長期間保持される。
【0014】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0015】図1は、本考案の第一実施例に係る幕板の
取り付け構造を示す図である。
【0016】本実施例は従来例と同様に一階部の半土台
に取り付ける幕板の取り付け構造であり、図1におい
て、符号200は一階の基礎で、基礎200の上に台輪
210を介して床パネル300が敷き込まれ、床パネル
300端面に半土台30が取り付けられた後、床パネル
300の周縁部上に芯合わせした状態で壁パネル400
が立設されている。
【0017】このとき、半土台30の室外側面31が壁
パネル400の室外側面401よりも室内側(図の右方
向)に位置するように、半土台30の厚さが設定されて
おり、これにより、壁パネル400と基礎200の間に
室内側に奥まった凹部B(例えば高さ99mmで奥行き
8mm)が形成されている。
【0018】符号1は、この凹部Bに嵌め込まれる幕板
で、例えばケイ酸カルシウム等からなる押し出し成型部
材により形成されている。
【0019】幕板1は室内側背面において軽量化のため
の肉抜きがされており、室外側面においては、下側半部
を室外側に突出させる段差部2と、段差部2の下端部に
延出した水切り部3とが形成されている。
【0020】この幕板1の室内側端部4は凹部Bの高さ
と略同高(例えば高さ99mm)に形成され、この室内
側端部4の上部には、凹部Bの奥行きより小幅の段部5
(例えば幅5〜6mmで高さ4mm)が形成されてい
る。
【0021】また、幕板1の室内側の両側部には、図2
に示すように、高さ方向に沿ってコーキング停止用の顎
部8が形成されている。
【0022】このような幕板1が複数、互いの顎部8を
当接させた状態で凹部Bの長さ方向に連接され(図2参
照)、各幕板1が、図1に示すように、室内側端部4を
凹部Bに嵌め込んだ状態で、半土台30に釘打ち等され
て半土台室外側端面31に固定される。この結果、段部
5の段面6は壁パネル400の室外側面401よりも凹
部B側にずれて位置され、半土台30や床パネル300
が最大限太った場合においても、段面6が壁パネル40
0と面一になるようになっている。なお、符号600は
壁パネル400に取り付けられた外装材である。
【0023】そして、各幕板1の周囲が室外側からシー
ルされる。
【0024】具体的には、幕板1の上側部においては、
段部5上面と壁パネル400下面との当接部分の隙間C
に対して幕板1上面と外装材600下面との隙間Dから
パテ等のコーキング材10を詰め、その外側から上下に
複数のひだを有した帯状の定型シール11を嵌め込む。
【0025】幕板1の両側部においては、図2に示すよ
うに、顎部8、8当接面に生じる縦目地Eに対して幕板
1、1両側部の隙間Fにコーキング材10を詰め、その
外側から定型シール11を嵌め込む。
【0026】幕板1の下側部においては、図1に示すよ
うに、室内側端部4の下面と基礎200の上面の間にコ
ーキング材10を詰める。
【0027】次に、本実施例の作用について説明する。
【0028】図1において、コーキング材10及び定型
シール11の詰め込み作業にミスがなければ、コーキン
グ材10及び定型シール11の防水作用によって、雨水
等が室外側で阻止されるので、雨水等が幕板1の周囲か
ら床パネル300や壁パネル400等の木質系建材に侵
入することはない。
【0029】これに対して、シール処理が不十分で、雨
水等が幕板1上面と外装材600下面との隙間D内に入
ってきた場合には、雨水等の大部分は矢印Hで示すよう
に、下方向から隙間Cに向かい、一部分が矢印Gで示す
ように上方向から隙間Cに向かう。
【0030】しかし、矢印H方向に侵入した雨水等は半
土台30前方の段部5によって阻止されるので、隙間C
に入ることはない。
【0031】一方、矢印G方向に侵入した雨水等は隙間
Cに入る可能性があるが、隙間Cが例えば5〜6mmと
いう長い距離を有し、しかも、隙間Cにコーキング材1
0が詰め込まれているので、雨水等は隙間Cを通過して
半土台30側に侵入することは少ない。
【0032】また、半土台30や壁パネル400方向へ
の雨水等の侵入経路は隙間Cだけで、他に侵入経路がな
いので、半土台30や壁パネル400への雨水等の侵入
確率は非常に低くなり、半土台30や壁パネル400の
耐久性が長期間保持される。
【0033】幕板1の両側部においても同様に、長い距
離でコーキング材10が詰め込まれた縦目地Eの間を雨
水等が通過して半土台30側に侵入することは少ない。
【0034】幕板1の下側部においては、雨水等は水切
り3を伝わって落ちてしまうので、雨水等が水切り3の
裏面を上ってコーキング材10に至ることはほとんどな
い。
【0035】図3は、本考案の第二実施例に係る幕板の
取り付け構造を示す図である。
【0036】本実施例は階上部の胴差し50に取り付け
る幕板40の取り付け構造である点が第一実施例と異な
る。
【0037】図3において、符号220は階下の壁パネ
ルで、階下壁パネル220の上に床パネル310が敷き
込まれ、床パネル310端面に胴差し50が取り付けら
れた後、床パネル310の周縁部上に芯合わせした状態
で壁パネル400が立て付けされている。
【0038】このとき、胴差し50の室外側面51が壁
パネル400の室外側面401よりも室内側に位置する
ように、胴差し50の厚さが設定されており、これによ
り、壁パネル220、400間に室内側に奥まった凹部
I(例えば高さ180mmで奥行き8mm)が形成され
ている。
【0039】この凹部Iにはめ込まれる幕板40は、室
外側面の上下部分に、室外側に突出する段差部42、4
2を有し、凹部Iの高さと略同高(例えば高さ180m
m)に形成された室内側端部44の上、下部に、凹部I
の奥行きより小幅の段部45、46(例えば幅5〜6m
mで高さ4mm)を有している。
【0040】そして、これらの段部45、46に対し
て、第一実施例と同様に、幕板40と外装材600、6
00の上下の隙間K、Lにコーキング材10、定型シー
ル11が嵌め込れている。
【0041】このようにして、本実施例では、幕板40
の下側部の防水処理を行うことにより、階下壁パネル2
20に対する防水をも完全にしている。
【0042】その他の構成、作用、効果については前記
第一実施例の取り付け構造と同様であるので、その記載
は省略する。
【0043】
【考案の効果】以上明したように、本考案の幕板の取り
付け構造においては、雨水等がシールを通過した場合で
も、幕板上面を伝わる雨水等の大部分は段部で侵入が阻
止され、また、壁パネルや半土台又は胴差しへの雨水等
の侵入確率が非常に低いので、雨水等に対する防水処理
の完全化を図ることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例に係る幕板の取り付け構造
を示す断面図である。
【図2】図1の矢視A−A線断面図である。
【図3】本考案の第二実施例に係る幕板の取り付け構造
を示す断面図である。
【図4】従来の幕板の取り付け構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1、40 幕板 4、44 室内側端部 5、45 段部 6 段面 11 定型シール 30 半土台 31、51、401 室外側面 50 胴差し 200 基礎 220 階下壁パネル 300 床パネル 400 壁パネル 600 外装材 B、I 凹部 C 隙間

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎又は階下壁パネルの上に半土台又は
    胴差しを介して壁パネルを立設し、前記半土台又は胴差
    しの室外側表面に幕板を取り付ける幕板の取り付け構造
    において、 前記半土台又は胴差しの室外側表面が前記壁パネルの室
    外側表面よりも室内側に位置するように前記半土台又は
    胴差しの厚さを設定することにより、前記壁パネルと基
    礎又は階下壁パネルとの間に室内側に奥まった凹部を形
    成し、 前記幕板の室内側端部の上面に、前記凹部に納まる大き
    さをなして室内側を室外側より高くする段部を形成し、前記壁パネルの室外側表面に外装材を取り付け、 前記幕板の室内側端部を前記凹部に嵌め込んで、前記段
    部の上面を前記壁パネルの下面に対面させた状態で前記
    幕板が前記外装材の下面と対面するように、前記幕板を
    前記半土台又は胴差しの室外側表面に取り付け、前記幕
    板と前記外装材の下面との間の隙間を防水用のシールで
    塞ぐことを特徴とする幕板の取り付け構造。
JP1992068465U 1992-09-03 1992-09-03 幕板の取り付け構造 Expired - Fee Related JP2594586Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992068465U JP2594586Y2 (ja) 1992-09-03 1992-09-03 幕板の取り付け構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992068465U JP2594586Y2 (ja) 1992-09-03 1992-09-03 幕板の取り付け構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0625437U JPH0625437U (ja) 1994-04-08
JP2594586Y2 true JP2594586Y2 (ja) 1999-04-26

Family

ID=13374471

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992068465U Expired - Fee Related JP2594586Y2 (ja) 1992-09-03 1992-09-03 幕板の取り付け構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2594586Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0625437U (ja) 1994-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5379561A (en) External wall panel and mounting structure thereof
US5697189A (en) Lightweight insulated concrete wall
KR20010012388A (ko) 모듈라 샌드위치 패널과 주택건축방법
JP2594586Y2 (ja) 幕板の取り付け構造
US3699736A (en) Building component and system
US2027883A (en) Building construction
JPH02292438A (ja) 木造家屋の建築構造
JPS6145046A (ja) 建築構造物の防火外装構造
JPH11324498A (ja)
JPS6210327Y2 (ja)
JPH0643305Y2 (ja) 外壁の外装構造
JPH0518405Y2 (ja)
JP2755892B2 (ja) ユニット式カーテンウォールの水密構造
JPH0996167A (ja) サッシ枠の防水構造
JPH0681410A (ja) 木造建築物の軸組通しパネル
JPH06306982A (ja) 外壁パネルのシール構造
JP2004225360A (ja) 外壁パネルにおける開口の形成方法
JPH0558701U (ja) 床 材
JPH0425456Y2 (ja)
JPH0519509Y2 (ja)
JPH09158365A (ja) 建物外壁の施工方法
JPH0243121Y2 (ja)
WO1997012099A1 (en) Joint connector device and method for assembling prefabricated building panels
JPS6322243Y2 (ja)
JPH11324247A (ja) 天 窓

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990216

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees